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3.モブと愉快な仲間たち、東へ
3-2.モブ、エロゲな敵にビビる ※触手注意
廃屋に戻ってマイアリーノの作ってくれたシチューとパンで夕食を済ませると、すぐに寝ることなった。廃屋には一応屋根と壁はあるけど、扉は朽ちて入り口は開けっぱなしだ。季節は秋で、森の中の夜は冷えるため、かまどの火は一晩中落とせない。交代で火の番をすることになる。最初がオレ、次がルチアーノ、その次がカレルで、最後がマイアリーノという順番に決まった。
それぞれ、なるべく風の当たらないところで毛布にくるまると、いつも通りすぐに寝息を立て始める。オレはしばらく膝を抱えて座っていたけど、みんなが寝静まったらすぐにうつ伏せに転がった。
尻が痛い。薬草を張り付けてしばらくはマシだったけど、ジッとしているとジワジワ痛くて涙が出そう。明日も再び朝からこの尻で馬に乗ることを想像すると、辛すぎて泣ける。
「……ムリ……!」
なるべく我慢してたけど、とうとう耐えられなくなったオレはもう一度薬草を採りに行くことに決めた。さっと摘んで帰ってくるまで五分もかからない。火は安定して燃えているから、しばらく目を離しても消えたりはしないだろう。
オレは痛む尻に刺激を与えないよう、そっと起き上がって小川に向かう。 空には少し欠けた月が浮かんでいて、思ったよりも明るい。川のほとりに目を凝らすと、それっぽい草が見つかった。月灯りでは流石に色は分からないけど、前に嗅いだのと同じ薬草っぽい匂いがするから、これだろ、多分。よく揉んで尻にくっつけると、やっぱりすぐに痛みが引いていく。
───多めに取っておいたら、今後も使えるかも知れないな
そう思って流れギリギリまで手を伸ばしていると、ガサガサと茂みが揺れる音がした。夕方は対岸で音がしたけど、今度はすぐ側だ。
夜行性の動物がいるのかと辺りを見回すけど、大きな生き物の気配はない。
オレはにわかに怖くなって、半脱ぎのズボンを引き上げながら立ち上がろうとした。しかし、足首を何かに掴まれて藪のほうへと引きずり込まれてしまう。
「ギャーッ! 何!? なになに何!?」
足首を掴んでいるのは、ヌメッとした冷たい何かだった。動物じゃないし、人の手でもない。冷たく濡れたモノはズボンの裾から素早く布の下に侵入し、オレの足を這い上がってくる。痛くもかゆくもないけど、ひたすら気持ち悪い。
「きもちわるぅううう!!」
ゾッとする感触を剥がそうと手を伸ばすと、待ち構えていたように手も捕らえられた。指の一本一本の間を、ヌメヌメと細い触手のようなモノが通り抜けていく。
───……って、触手!? ヌメヌメ触手ってエロゲの定番のヤツじゃん!
オレの全身は総毛立った。すっかり忘れてたけど、この世界の元はエロゲなのだ。エッチな触手もいれば、服だけ溶かすエロスライムもいる。でも普通そういうモブ敵は男には絡んでこないだろうがっ!!
「だ、ダメだろ!? こういうのは主人公の男じゃなくて、ヒロインがなるヤ……ッッ」
あっという間に触手は首元まで伸びてきて、間抜けに喋っていたオレの口にも侵入してきた。
「んぐーーーっ!」
オエェェェエ! きもちわりいいいい!!
舌で追い出そうとすると、器用に絡め取られて吸うようにされる。同時に体中に這い上ってきた触手は、絨毛で内股やら脇腹の皮膚の薄いところをさわさわと撫でさする。
くすぐったくて逃げたいのに、身体をめちゃくちゃに捩っても全然離れてくれない。口も封じられているせいで、どんどん内側に熱が籠もって苦しい。
鼻だけの呼吸では足りなくて思わず喉を開いたら、待ってましたとばかりに触手が喉奥に入り込んだ。
「ん゛っ゛……ん゛ぅ~~~!!」
何度も上顎を擦られ、涎が止まらない。身体を弄ってた触手の一部は執拗に乳首をいじってくる。
───乳首なんかイイわけねーだろ、女じゃないし!
腹立たしく思っていたのに、クッソしつこく摘まんだり弾いたりコショコショいじくり回されてると、腰の奥の方が熱くなって、ビクビク反応してしまっていた。
『く、悔しいけど感じちゃう!』状態。なんでオレがこうなってんの? 普通これはマイアリーノの役どころでしょ!? あの子乳首六個あるけどっ!
足の間に入ってきた触手達は、股の辺りで戸惑ったみたいにもぞもぞしていた。
───そうです。そこには何も無いんです。
面白いモノは何も無いので、帰ってくれませんか? お願いだからっ!
オレは口を犯されながら必死で祈ったけど、無慈悲な触手達は尻の方へと伸びてきた。
「う゛う゛~~~!」
無いって! 何にも無いから!!
傷む尻っぺたに力を入れて触手を拒んだけど、そんなことで撃退できるはずもない。ケツ穴付近をヌメヌメした感触のものが這い回ると、全身鳥肌が立った。
キモイキモイ! マジでキモイ!!
エロゲで触手プレイ受けてるヒロインが良がってるのは大ウソだー! 全然気持ち良くないーっ!
オレはもう二度と触手プレイをオカズにしない!
しないから助けて、エロ神さまっ!
祈りは虚しく、尻穴になんかニョロっと入ってきた。終わりだ。オレは童貞を捨てる前に処女を失った。
───死にたい。
オレはこれから触手の生贄になって、内側から溶かされて死ぬんだ……サヨウナラ、みんな……
ケツの中には二本目の細い触手が入ってくる。先端がバラバラに動くと、気色悪くて吐きそうになった。
尻から力が抜けて、張り付けてあった薬草がパラリと落ちる。
『落花狼藉』という奥ゆかしい単語が脳裏に浮かんで、オレは死にかけてるにも関わらず笑いそうになってしまった。狼藉されてんのは町娘じゃなくてモブ男のオレだけど。
もうどうとでもなれと全身の力を抜いた時、何者かが藪をかき分ける音がした。
好き勝手にうごめいていた触手は、警戒するようにオレの肌に張り付いたまま動きを止めた。
音はこっちに近づいてくる。
「ん゛ーっ゛! ん゛ん゛ーっ゛!!」
動物でも何でも良いから助けて欲しくて、オレは口を塞がれたままで出せる最大音量で叫んだ。触手は怒ったようにオレの鼻まで塞いでくる。それはマジで死ぬ! 死ぬってば!!
下草を踏む音が早くなり、低い灌木の上に人影が見えた。
「アキオ? そっちにいるのか?」
落ち着いた低い声はカレルのものだった。
───良かった~! 助かった!
と、安堵したのもつかの間、オレは今自分がものすごくみっともない格好で辱められていることを思い出し、こんな所を見られるわけにはいかないと全力で抵抗し始めた。最悪足だけでも閉じておきたいと四肢に力を入れると、急に得物が暴れ出した事に怒ったのか、触手はオレを締め付ける力を強くした。
「う゛ー!」
「アキオ!?」
かろうじて自由になる目だけ動かして声の方を向けると、カレルと思しき人影がこちらに走ってきていた。
低い灌木の茂みを跳び越えたカレルは、その勢いでオレに巻き付いてる一番太い触手に掴みかかり、素手で思いっきりぶっちぎった。
ブチブチィッ!
悲惨な音を立てて千切られた触手から粘液が迸り、オレの上に降りかかる。生臭く温かい液体を頭から浴びせかけられ、オレは呆然とその場にへたり込んだ。
先を千切られた触手は、時折粘液を吹き出しながら藪の奥へと這いずっていく。カレルは素早くそれを掴んで、側にあった木の幹にくくりつけた。触手は逃れようとウネウネするが、余っ程硬く縛られたようで、千切れた傷口からプシュプシュ体液を吹き出しつつ苦しんでいた。
カレルはすぐにオレの方に戻ってきて、口の中に詰まっていた触手の残りを引っ張り出してくれた。
「お゛え゛~~~ッッ! ゲェッ……ゲホッ」
オレは激しく嘔吐いてよだれをこぼしまくる。堪えようとすると鼻水と涙が止まらなくなった。
カレルは粘液でグチョグチョのオレの服を裂いて引っぺがし、未練がましくピクついて肌に絡んでいる触手の欠片を剥ぎ取っては靴底で踏み潰しながら、
「全部吐いてしまえ。その方が早く楽になる」
と助言してくれた。オレは遠慮無く胃の中身を地面にぶちまける。
ゲーゲーやって吐く物がなくなると、今度は猛烈に寒くなった。
「さ、さ、さむい……」
全裸だし、謎の粘液でびしょ濡れだし、寒くて当然だ。
「ちょっと我慢しろ」
カレルは着ていたシャツを脱ぎ、びしょ濡れのオレの身体を拭う。大雑把に拭われると寒さはかなり和らいだ。
「ごめん、服……」
「そんな事は良い。早く小屋に戻らねば」
抱え上げられて運ばれそうになったオレは、慌ててカレルの肩を叩いて止めた。
「ちょ、まって! ヤダよ! このまま戻ったら他の人にみっともないとこ見られるじゃん!」
「馬鹿。命と体面のどちらが大事なんだ?」
「ど、どっちも大事だよ!」
オレが強情に言い張ると、カレルは鋭く舌打ちし、
「服を取ってきてやる。絶対にそこを動くな」
と言い残して小屋へと駆け戻った。
それぞれ、なるべく風の当たらないところで毛布にくるまると、いつも通りすぐに寝息を立て始める。オレはしばらく膝を抱えて座っていたけど、みんなが寝静まったらすぐにうつ伏せに転がった。
尻が痛い。薬草を張り付けてしばらくはマシだったけど、ジッとしているとジワジワ痛くて涙が出そう。明日も再び朝からこの尻で馬に乗ることを想像すると、辛すぎて泣ける。
「……ムリ……!」
なるべく我慢してたけど、とうとう耐えられなくなったオレはもう一度薬草を採りに行くことに決めた。さっと摘んで帰ってくるまで五分もかからない。火は安定して燃えているから、しばらく目を離しても消えたりはしないだろう。
オレは痛む尻に刺激を与えないよう、そっと起き上がって小川に向かう。 空には少し欠けた月が浮かんでいて、思ったよりも明るい。川のほとりに目を凝らすと、それっぽい草が見つかった。月灯りでは流石に色は分からないけど、前に嗅いだのと同じ薬草っぽい匂いがするから、これだろ、多分。よく揉んで尻にくっつけると、やっぱりすぐに痛みが引いていく。
───多めに取っておいたら、今後も使えるかも知れないな
そう思って流れギリギリまで手を伸ばしていると、ガサガサと茂みが揺れる音がした。夕方は対岸で音がしたけど、今度はすぐ側だ。
夜行性の動物がいるのかと辺りを見回すけど、大きな生き物の気配はない。
オレはにわかに怖くなって、半脱ぎのズボンを引き上げながら立ち上がろうとした。しかし、足首を何かに掴まれて藪のほうへと引きずり込まれてしまう。
「ギャーッ! 何!? なになに何!?」
足首を掴んでいるのは、ヌメッとした冷たい何かだった。動物じゃないし、人の手でもない。冷たく濡れたモノはズボンの裾から素早く布の下に侵入し、オレの足を這い上がってくる。痛くもかゆくもないけど、ひたすら気持ち悪い。
「きもちわるぅううう!!」
ゾッとする感触を剥がそうと手を伸ばすと、待ち構えていたように手も捕らえられた。指の一本一本の間を、ヌメヌメと細い触手のようなモノが通り抜けていく。
───……って、触手!? ヌメヌメ触手ってエロゲの定番のヤツじゃん!
オレの全身は総毛立った。すっかり忘れてたけど、この世界の元はエロゲなのだ。エッチな触手もいれば、服だけ溶かすエロスライムもいる。でも普通そういうモブ敵は男には絡んでこないだろうがっ!!
「だ、ダメだろ!? こういうのは主人公の男じゃなくて、ヒロインがなるヤ……ッッ」
あっという間に触手は首元まで伸びてきて、間抜けに喋っていたオレの口にも侵入してきた。
「んぐーーーっ!」
オエェェェエ! きもちわりいいいい!!
舌で追い出そうとすると、器用に絡め取られて吸うようにされる。同時に体中に這い上ってきた触手は、絨毛で内股やら脇腹の皮膚の薄いところをさわさわと撫でさする。
くすぐったくて逃げたいのに、身体をめちゃくちゃに捩っても全然離れてくれない。口も封じられているせいで、どんどん内側に熱が籠もって苦しい。
鼻だけの呼吸では足りなくて思わず喉を開いたら、待ってましたとばかりに触手が喉奥に入り込んだ。
「ん゛っ゛……ん゛ぅ~~~!!」
何度も上顎を擦られ、涎が止まらない。身体を弄ってた触手の一部は執拗に乳首をいじってくる。
───乳首なんかイイわけねーだろ、女じゃないし!
腹立たしく思っていたのに、クッソしつこく摘まんだり弾いたりコショコショいじくり回されてると、腰の奥の方が熱くなって、ビクビク反応してしまっていた。
『く、悔しいけど感じちゃう!』状態。なんでオレがこうなってんの? 普通これはマイアリーノの役どころでしょ!? あの子乳首六個あるけどっ!
足の間に入ってきた触手達は、股の辺りで戸惑ったみたいにもぞもぞしていた。
───そうです。そこには何も無いんです。
面白いモノは何も無いので、帰ってくれませんか? お願いだからっ!
オレは口を犯されながら必死で祈ったけど、無慈悲な触手達は尻の方へと伸びてきた。
「う゛う゛~~~!」
無いって! 何にも無いから!!
傷む尻っぺたに力を入れて触手を拒んだけど、そんなことで撃退できるはずもない。ケツ穴付近をヌメヌメした感触のものが這い回ると、全身鳥肌が立った。
キモイキモイ! マジでキモイ!!
エロゲで触手プレイ受けてるヒロインが良がってるのは大ウソだー! 全然気持ち良くないーっ!
オレはもう二度と触手プレイをオカズにしない!
しないから助けて、エロ神さまっ!
祈りは虚しく、尻穴になんかニョロっと入ってきた。終わりだ。オレは童貞を捨てる前に処女を失った。
───死にたい。
オレはこれから触手の生贄になって、内側から溶かされて死ぬんだ……サヨウナラ、みんな……
ケツの中には二本目の細い触手が入ってくる。先端がバラバラに動くと、気色悪くて吐きそうになった。
尻から力が抜けて、張り付けてあった薬草がパラリと落ちる。
『落花狼藉』という奥ゆかしい単語が脳裏に浮かんで、オレは死にかけてるにも関わらず笑いそうになってしまった。狼藉されてんのは町娘じゃなくてモブ男のオレだけど。
もうどうとでもなれと全身の力を抜いた時、何者かが藪をかき分ける音がした。
好き勝手にうごめいていた触手は、警戒するようにオレの肌に張り付いたまま動きを止めた。
音はこっちに近づいてくる。
「ん゛ーっ゛! ん゛ん゛ーっ゛!!」
動物でも何でも良いから助けて欲しくて、オレは口を塞がれたままで出せる最大音量で叫んだ。触手は怒ったようにオレの鼻まで塞いでくる。それはマジで死ぬ! 死ぬってば!!
下草を踏む音が早くなり、低い灌木の上に人影が見えた。
「アキオ? そっちにいるのか?」
落ち着いた低い声はカレルのものだった。
───良かった~! 助かった!
と、安堵したのもつかの間、オレは今自分がものすごくみっともない格好で辱められていることを思い出し、こんな所を見られるわけにはいかないと全力で抵抗し始めた。最悪足だけでも閉じておきたいと四肢に力を入れると、急に得物が暴れ出した事に怒ったのか、触手はオレを締め付ける力を強くした。
「う゛ー!」
「アキオ!?」
かろうじて自由になる目だけ動かして声の方を向けると、カレルと思しき人影がこちらに走ってきていた。
低い灌木の茂みを跳び越えたカレルは、その勢いでオレに巻き付いてる一番太い触手に掴みかかり、素手で思いっきりぶっちぎった。
ブチブチィッ!
悲惨な音を立てて千切られた触手から粘液が迸り、オレの上に降りかかる。生臭く温かい液体を頭から浴びせかけられ、オレは呆然とその場にへたり込んだ。
先を千切られた触手は、時折粘液を吹き出しながら藪の奥へと這いずっていく。カレルは素早くそれを掴んで、側にあった木の幹にくくりつけた。触手は逃れようとウネウネするが、余っ程硬く縛られたようで、千切れた傷口からプシュプシュ体液を吹き出しつつ苦しんでいた。
カレルはすぐにオレの方に戻ってきて、口の中に詰まっていた触手の残りを引っ張り出してくれた。
「お゛え゛~~~ッッ! ゲェッ……ゲホッ」
オレは激しく嘔吐いてよだれをこぼしまくる。堪えようとすると鼻水と涙が止まらなくなった。
カレルは粘液でグチョグチョのオレの服を裂いて引っぺがし、未練がましくピクついて肌に絡んでいる触手の欠片を剥ぎ取っては靴底で踏み潰しながら、
「全部吐いてしまえ。その方が早く楽になる」
と助言してくれた。オレは遠慮無く胃の中身を地面にぶちまける。
ゲーゲーやって吐く物がなくなると、今度は猛烈に寒くなった。
「さ、さ、さむい……」
全裸だし、謎の粘液でびしょ濡れだし、寒くて当然だ。
「ちょっと我慢しろ」
カレルは着ていたシャツを脱ぎ、びしょ濡れのオレの身体を拭う。大雑把に拭われると寒さはかなり和らいだ。
「ごめん、服……」
「そんな事は良い。早く小屋に戻らねば」
抱え上げられて運ばれそうになったオレは、慌ててカレルの肩を叩いて止めた。
「ちょ、まって! ヤダよ! このまま戻ったら他の人にみっともないとこ見られるじゃん!」
「馬鹿。命と体面のどちらが大事なんだ?」
「ど、どっちも大事だよ!」
オレが強情に言い張ると、カレルは鋭く舌打ちし、
「服を取ってきてやる。絶対にそこを動くな」
と言い残して小屋へと駆け戻った。
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