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初デート⑶
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土曜日は天気も良く、お祭会場の公園は、すごい人だ。公園の広場には、色々な地域や国の料理の屋台が50軒集まっていて、色々なところからいい匂いがしてくる。
「すごい人だな......。真野、迷子になるなよ」
「子どもじゃないんだから、大丈夫ですって!」
「じゃあまず、どこの屋台に行こうか?」
「ボク、食べてみたいものあるんですけど......行ってみてもいいですか?」
案内所に平積みにされていたパンフレットの地図を見ながら、目的の屋台へと向かう。その間にも、気になった屋台にも寄って、食べながら歩く。公園の入り口は、すごい人に感じられたが、中に入っていくと2人並んで歩けるほどには余裕があった。
「あ、ここです、ここ。ちくわパン」
屋台の前は数人の人が並んでいた。
「へぇー、北海道のB級グルメなんだ」
「ボクも食べたことはないいですけど、テレビで見たことがあって、食べてみたかったんです」
どこかで座って食べようと思うが、用意されていた椅子やテーブルは、人でいっぱいだ。
「今日、天気もいいし、もう少し奥に行ってみようか。椅子はないけど、芝生に座って食べれるはず」
グルメ会場から少し離れると、人はまばらになり、適当に場所を見つけて、芝生の上に直接座る。
いくつか買ってきたものを食べながら、また、この間泰輔さんに「感想を聞かせて」と言われていたので、ケータイで写真も撮った。
「真野は真面目だね~。泰輔になんて適当に言っておけばいいのに......。はぁー今日は本当に気持ちがいいなぁ」
そう言うと、先生はそのままゴロンと横になる。
「真野も横になってみなよ。すっごく気持ちいい」
ボクも先生の隣で横になると、眩しい光が降り注いできて、少し顔をしかめてしまう。でも、柔らかな暖かさに包まれているようで、本当に気持ちがよく、目をつぶっていれば寝てしまいそうだ。
「本当に気持ちいいですね」
眩しい光から目をそらすように、横を向くとジッとこっちを見ている先生がいた。
ドキドキドキ......
ボクは、金縛りにあったみたく、先生から目をそらすことができない。
ドキンドキンドキン......
さっきよりも激しく心臓が鳴り、先生にも聞こえてしまいそうだ。
「すいませーん」
小学生くらい男の子の声に、先生は起き上がって転がってきたボールを走り寄ってきた男の子に投げ返し、しばらく男の子の方を見つめていた。
「よし、次は何か甘いものがいいな。第2弾といこうか......」
先生は、何事もなかったようにしているけど、ボクの心臓は鳴り止まない。
ビックリしたぁ......先生の瞳に吸い込まれるかと思った......
「ほら、行くぞ」
まだ横になったままのボクに、先生は手を差し出す。さっきの鼓動がまだ落ち着いていないのに、また心臓が跳ね上がる。
ドキドキドキドキ......
おそるおそる手を伸ばすと、急に手をギュッと掴まれて、そのまま勢いよくグイと引っ張り上げられる。
「おわっ......」
勢いがついたボクの身体を、先生は身体で受け止める。
「あはっ、真野、軽すぎ......」
そう言うと、パッと手と身体を離して、「さて、何がいいかな。今日は暖かいし、冷たいものがいいかな」と先に歩き出す。
ボクは、うるさい心臓と顔の熱さで、顔を上げられない。でも、軽く息を吐いて呼吸を整えて、「先生!ボクも冷たいものがいいです!」と少し小走りをして先生の隣に立つ。今日1日、この心臓はうるさそうだけど、だんだんと幸せな鼓動に変わっていく気がしていた。
「すごい人だな......。真野、迷子になるなよ」
「子どもじゃないんだから、大丈夫ですって!」
「じゃあまず、どこの屋台に行こうか?」
「ボク、食べてみたいものあるんですけど......行ってみてもいいですか?」
案内所に平積みにされていたパンフレットの地図を見ながら、目的の屋台へと向かう。その間にも、気になった屋台にも寄って、食べながら歩く。公園の入り口は、すごい人に感じられたが、中に入っていくと2人並んで歩けるほどには余裕があった。
「あ、ここです、ここ。ちくわパン」
屋台の前は数人の人が並んでいた。
「へぇー、北海道のB級グルメなんだ」
「ボクも食べたことはないいですけど、テレビで見たことがあって、食べてみたかったんです」
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「今日、天気もいいし、もう少し奥に行ってみようか。椅子はないけど、芝生に座って食べれるはず」
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いくつか買ってきたものを食べながら、また、この間泰輔さんに「感想を聞かせて」と言われていたので、ケータイで写真も撮った。
「真野は真面目だね~。泰輔になんて適当に言っておけばいいのに......。はぁー今日は本当に気持ちがいいなぁ」
そう言うと、先生はそのままゴロンと横になる。
「真野も横になってみなよ。すっごく気持ちいい」
ボクも先生の隣で横になると、眩しい光が降り注いできて、少し顔をしかめてしまう。でも、柔らかな暖かさに包まれているようで、本当に気持ちがよく、目をつぶっていれば寝てしまいそうだ。
「本当に気持ちいいですね」
眩しい光から目をそらすように、横を向くとジッとこっちを見ている先生がいた。
ドキドキドキ......
ボクは、金縛りにあったみたく、先生から目をそらすことができない。
ドキンドキンドキン......
さっきよりも激しく心臓が鳴り、先生にも聞こえてしまいそうだ。
「すいませーん」
小学生くらい男の子の声に、先生は起き上がって転がってきたボールを走り寄ってきた男の子に投げ返し、しばらく男の子の方を見つめていた。
「よし、次は何か甘いものがいいな。第2弾といこうか......」
先生は、何事もなかったようにしているけど、ボクの心臓は鳴り止まない。
ビックリしたぁ......先生の瞳に吸い込まれるかと思った......
「ほら、行くぞ」
まだ横になったままのボクに、先生は手を差し出す。さっきの鼓動がまだ落ち着いていないのに、また心臓が跳ね上がる。
ドキドキドキドキ......
おそるおそる手を伸ばすと、急に手をギュッと掴まれて、そのまま勢いよくグイと引っ張り上げられる。
「おわっ......」
勢いがついたボクの身体を、先生は身体で受け止める。
「あはっ、真野、軽すぎ......」
そう言うと、パッと手と身体を離して、「さて、何がいいかな。今日は暖かいし、冷たいものがいいかな」と先に歩き出す。
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