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口づけ sideレオ
俺は、いつの間にかソフィア嬢と結婚しないという当初の目的より、レベッカと結婚する事が重要になっていた。
はっきり言うと、ソフィアなんてどうでも良い。存在を忘れていたぐらいだ。
俺は、恋をした事も、誰かを激しく想った事もない。だから、今のこの気持ちがなんなのか、自分でもわからない。
ただ、レベッカと居る事が楽しかった。
翌日、結婚証明書を持って俺は王都に向かう。
これを提出し、陛下からの許可を貰わなくてはいけないが、まず問題ないだろう。
きっとフィリップ殿下は腰を抜かす程、びっくりするに違いないが。
今日で、しばしレベッカとはお別れだ。
だが1週間後にはレベッカも王都に来る。急いで、レベッカを迎える準備をしよう。これからは、レベッカとずっと一緒だ。
今までの俺だったら、結婚なんて考える事も煩わしかっただろう。
でも今の俺には、嬉しさしかない。
自分でも、自分の変化についていけない。
レベッカが見送ってくれる。
俺は思わず彼女の額に口づけをしてしまった。
自分でしといて何だけど、照れる。
顔が熱い。耳まで熱い。この顔を見られたくなくて、急いで馬に乗った。
そっとレベッカの顔を伺うと、真っ赤になっていた。動揺しているみたいだ。
怒ったかな?
俺は少し心配になったが、嫌だったかなんて、聞けはしない。
誤魔化すように、馬を走らせる。振り返る事は出来なかった。
はっきり言うと、ソフィアなんてどうでも良い。存在を忘れていたぐらいだ。
俺は、恋をした事も、誰かを激しく想った事もない。だから、今のこの気持ちがなんなのか、自分でもわからない。
ただ、レベッカと居る事が楽しかった。
翌日、結婚証明書を持って俺は王都に向かう。
これを提出し、陛下からの許可を貰わなくてはいけないが、まず問題ないだろう。
きっとフィリップ殿下は腰を抜かす程、びっくりするに違いないが。
今日で、しばしレベッカとはお別れだ。
だが1週間後にはレベッカも王都に来る。急いで、レベッカを迎える準備をしよう。これからは、レベッカとずっと一緒だ。
今までの俺だったら、結婚なんて考える事も煩わしかっただろう。
でも今の俺には、嬉しさしかない。
自分でも、自分の変化についていけない。
レベッカが見送ってくれる。
俺は思わず彼女の額に口づけをしてしまった。
自分でしといて何だけど、照れる。
顔が熱い。耳まで熱い。この顔を見られたくなくて、急いで馬に乗った。
そっとレベッカの顔を伺うと、真っ赤になっていた。動揺しているみたいだ。
怒ったかな?
俺は少し心配になったが、嫌だったかなんて、聞けはしない。
誤魔化すように、馬を走らせる。振り返る事は出来なかった。
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