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第一部。オリム、クロノスの人生を狂わせる
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目覚めると、
以前ヴァイオレットが浮気相手と身体を寄り添わせていたベッドの上に
オレは両手首を手枷で繋がれて、寝かされていた。
全裸で。
完全に油断していた。
魔法で抜け出そうとしたが、やはり魔法は使えなくなっていた。
魔法を使おうとするたびに、手枷が輝き、魔力が吸われていくのを感じる。
ヴァイオレットは、騎士だけれど、魔法も使える。
どちらもたいした実力はないのだと本人が言っていたし、まともに修練もしていないようだったから、オレもそう思っていたけれど、
オレの気を失わせた時の魔力量を考えると、
ヴァイオレットの魔力自体はオレが思っていたよりも強かったのだと気づいた。それこそ、オレの後輩たちなんかよりも、ずっと。
「なにする気だよ、これ外せ」
ヴァイオレットは答えなかった。
オレが頼めば、ヴァイオレットはいつだって笑って「うん」て言ったのに。
ギシリとベッドを鳴らして、ヴァイオレットがベッドに乗り上げ近づいてきた。彼も全裸だ。
少し痩せたけど、相変わらず彫刻のような非の打ち所のない身体。
「リィの浮気相手はクロノスだったんだねえ」
「はぁ?浮気したのはお前だろ」
「それは…。
そう感じさせたならごめん。
本当のこと言うと、リィとの夜の生活に我慢出来なかった。オレ後ろじゃイケないの。
でも、愛してるのはリィ、おまえだけなんだ。」
「は。なにを」
確かに、ヴァイオレットはセックスでは淡白なほうだった。頻度も少ない。
でも「ひとつになれて嬉しい」といつも言われていた。だから浮気を知るまでは、満足させられているんだと思ってた。
イッてる演技も見抜けず、
オレは、本当にセックスが下手だったんだな…。
表情からオレの気持ちを汲み取ったのか、ヴァイオレットが慰めの言葉を吐く。
「お前が下手なんじゃないよ。オレが突っ込む側じゃないとダメなだけなんだ。
でもそんな下らないことで別れたくないから、自己開発して、女役やった。
合わないのはセックスだけ。それ以外全部ぴったりだったよな。
世界一愛されてたし、愛してた。
だからずっと我慢してれば済んだのに、我慢できなくなっちゃった。
でもみんなただの性処理だったよ。
オレは、他のやつを抱くときも、ずっとリィのことだけ考えてた。
みんな茶髪のやつばっかり選んでバックで抱いた。
これがお前だったらって。リィに突っ込んでるのを想像しながら、
オレはいつだってリィの代わりを抱いてたんだ。」
「…」
「リィもでしょう?
リィが本当に愛してるのはオレだよね??
オレがお前を不安にさせちゃったから
だからクロノスにつけこまれちゃっただけだよね?
つけこまれて犯されて、身体を落とされただけでしょう?」
「ちがう、オレはクロノスを…。
それよりも。とにかく
これっ、外せ。
今なら許すから」
「だぁめ」
そのままヴァイオレットの唇が近づいてきた。
舌が入ってきたので、思い切り噛みついてやった。
血の味が口の中に広がり、彼が唇を離した。
叩かれるかもと思ったが、叩かれなかった。
ただ、叩かれたほうがマシなくらい、悲しそうな傷ついた顔をされた。
「…そんな顔、するな」思わず口をついて出た。
泣きそうな顔でヴァイオレットが言う。
「何かクロノスに吹き込まれた?」
「なんの話だ?何も知らないよ。
セックスで我慢させてたのは悪かったよ。でもお前のは浮気だし、オレたちもう別れてるんだよ。
オレはオレの意思でお前を拒んでるだけだ」
彼の指がおれの萎びたペニスに手を伸ばしてきた。
以前ヴァイオレットが浮気相手と身体を寄り添わせていたベッドの上に
オレは両手首を手枷で繋がれて、寝かされていた。
全裸で。
完全に油断していた。
魔法で抜け出そうとしたが、やはり魔法は使えなくなっていた。
魔法を使おうとするたびに、手枷が輝き、魔力が吸われていくのを感じる。
ヴァイオレットは、騎士だけれど、魔法も使える。
どちらもたいした実力はないのだと本人が言っていたし、まともに修練もしていないようだったから、オレもそう思っていたけれど、
オレの気を失わせた時の魔力量を考えると、
ヴァイオレットの魔力自体はオレが思っていたよりも強かったのだと気づいた。それこそ、オレの後輩たちなんかよりも、ずっと。
「なにする気だよ、これ外せ」
ヴァイオレットは答えなかった。
オレが頼めば、ヴァイオレットはいつだって笑って「うん」て言ったのに。
ギシリとベッドを鳴らして、ヴァイオレットがベッドに乗り上げ近づいてきた。彼も全裸だ。
少し痩せたけど、相変わらず彫刻のような非の打ち所のない身体。
「リィの浮気相手はクロノスだったんだねえ」
「はぁ?浮気したのはお前だろ」
「それは…。
そう感じさせたならごめん。
本当のこと言うと、リィとの夜の生活に我慢出来なかった。オレ後ろじゃイケないの。
でも、愛してるのはリィ、おまえだけなんだ。」
「は。なにを」
確かに、ヴァイオレットはセックスでは淡白なほうだった。頻度も少ない。
でも「ひとつになれて嬉しい」といつも言われていた。だから浮気を知るまでは、満足させられているんだと思ってた。
イッてる演技も見抜けず、
オレは、本当にセックスが下手だったんだな…。
表情からオレの気持ちを汲み取ったのか、ヴァイオレットが慰めの言葉を吐く。
「お前が下手なんじゃないよ。オレが突っ込む側じゃないとダメなだけなんだ。
でもそんな下らないことで別れたくないから、自己開発して、女役やった。
合わないのはセックスだけ。それ以外全部ぴったりだったよな。
世界一愛されてたし、愛してた。
だからずっと我慢してれば済んだのに、我慢できなくなっちゃった。
でもみんなただの性処理だったよ。
オレは、他のやつを抱くときも、ずっとリィのことだけ考えてた。
みんな茶髪のやつばっかり選んでバックで抱いた。
これがお前だったらって。リィに突っ込んでるのを想像しながら、
オレはいつだってリィの代わりを抱いてたんだ。」
「…」
「リィもでしょう?
リィが本当に愛してるのはオレだよね??
オレがお前を不安にさせちゃったから
だからクロノスにつけこまれちゃっただけだよね?
つけこまれて犯されて、身体を落とされただけでしょう?」
「ちがう、オレはクロノスを…。
それよりも。とにかく
これっ、外せ。
今なら許すから」
「だぁめ」
そのままヴァイオレットの唇が近づいてきた。
舌が入ってきたので、思い切り噛みついてやった。
血の味が口の中に広がり、彼が唇を離した。
叩かれるかもと思ったが、叩かれなかった。
ただ、叩かれたほうがマシなくらい、悲しそうな傷ついた顔をされた。
「…そんな顔、するな」思わず口をついて出た。
泣きそうな顔でヴァイオレットが言う。
「何かクロノスに吹き込まれた?」
「なんの話だ?何も知らないよ。
セックスで我慢させてたのは悪かったよ。でもお前のは浮気だし、オレたちもう別れてるんだよ。
オレはオレの意思でお前を拒んでるだけだ」
彼の指がおれの萎びたペニスに手を伸ばしてきた。
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