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寝る
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目が覚めた。此処は牢屋の中のようだ。あたりは薄暗く。寒い。布団に身を包み夢をみる。くるまる布団の中。鉄でできたベットの上、あたりは薄暗い、時間帯がわからない夜なのか朝なのか分からない。分かるのは暗闇のか微かに見える鉄格子。牢屋の中なのに背後に窓がある。鉄格子も嵌められていないガラスの窓が僕の背後の壁に設置されている。此処は牢屋ではないようだ。視界に広がる暗闇がだんだんと暗くなっていくのを感じた。夜のようだ。早朝ではないようだ。布団の中に身をくるんでも、周りの温度が低すぎて一向に体が暖かくならない。周りを囲むコンリートの壁が一段と寒さを引き立てているように思える。こんな薄い布団一枚じゃダメだ。肌触りは気持ちが良い。僕は一体此処にどれくらいの時間、どれくらいの日数、年数いたのであろう。記憶に残るようなことは何もない。記憶がない。食欲もない。どれくらい食べていないのであろう。食べたのであろうか。もうどうでもいいか、どうでもいいよな、そうだ夢を見よう。目を閉じて。
此処はジャングルのようだ。辺りには木々が生い茂っている。水辺もある。あちこちで動物の鳴く声が聞こえてくる。視界がゆらゆらと揺れている。象の背中の上だ。ゴツゴツとした背骨、皮膚がザラザラとした手触りだ。象はただただ歩いている。辺りに目もくれずただただ真っ直ぐ歩いている。僕はどこへいくのであろう。象に聞くつもりはない。象もきっと答えるつもりはないだろう。象は僕に気付いているのであろうか。例え僕に気付いたとしても何もリアクションはないであろう。そもそも気付いたとして僕を見るという動作ををしないであろう。木々を掻き分け歩いている。木々の葉っぱがチクチクと皮膚を刺激する。
視界が眩しい。閉じた目蓋に光がさす。不意に訪れた光の刺激に目を開けることができない。此処は砂漠だ。辺り一面砂漠だ。暑さで歪む視界の先には砂漠の山々がみえる。象は砂漠の上をただただ歩いている。どこへ向かっているのであろう。次第に額が汗をかき始めた。それと同時にシャツが濡れていってるのを感じた。砂漠の暑さを感じていた。歩くことで沈む砂の音に重み、象はただただ歩いている。歩くことに迷いがない、どこかに導かれているかのように。暑さで歪んでいる視界の片隅に映る物体に自然と視線が集中した。照りつける太陽と青空を飛ぶ一羽の鳥。体が白く、細くすらっとしている、クチバシは黒く目の周りがほのかに赤い色をしてる。あれはトキだ。一羽のトキだ。砂漠の大地の上、照りつける太陽元一羽のトキが飛んでいる。それも優雅に。周りに目もくれず、乗っている私にもなんの反応も視界でも確認も行っていないこの象の目。象の視線が変わった、象の視線がトキに移った。それは突然訪れた。背骨の近く小さな白い羽が現れた。それはあっという間に立派な翼へと形を変えた。象はトキに影響され翼をはやした。その翼が、音と共に風を起こし始めた。小さな砂つぶが舞った。象の体が何一つの違和感を与えず地面から足を離した。太陽と大きな青空が徐々に近く。それと広大に広がる砂漠、自然の力に湧き上がる感動を覚えた。象が空を飛んでいる。ゆっくりと前へと羽ばたいている。流れる砂漠、私はどこへゆくのであろう。さっきのトキはもうどこにも見当たらない。どこかへいってしまった。
遠くから何か黒いものがこちらへ近づいてくる。象は何も反応を示さない。その黒い物体は徐々に大きくなり青空を飲み込んでゆく。辺り一面暗闇だ。太陽もいつも間にやら黒い物体に飲み込まれてしまった。これはきっと夜だろう。僕の知っている夜の訪れ方とは違った。太陽は沈まなかった。さっまでの暑さはもうとっくになく、寒さに体を縮めた。象は何を考えているのだろう。暗闇に小さな光の粒が現れ始めた。星だ。夜空一面に星が現れた。さっきまでの暗闇とは違った印象を覚えた。綺麗な景色だ。大きな光の球体が現れた。月だ。見事な月だ。さっきまでの星空がまた違った姿に変わった。
此処はジャングルのようだ。辺りには木々が生い茂っている。水辺もある。あちこちで動物の鳴く声が聞こえてくる。視界がゆらゆらと揺れている。象の背中の上だ。ゴツゴツとした背骨、皮膚がザラザラとした手触りだ。象はただただ歩いている。辺りに目もくれずただただ真っ直ぐ歩いている。僕はどこへいくのであろう。象に聞くつもりはない。象もきっと答えるつもりはないだろう。象は僕に気付いているのであろうか。例え僕に気付いたとしても何もリアクションはないであろう。そもそも気付いたとして僕を見るという動作ををしないであろう。木々を掻き分け歩いている。木々の葉っぱがチクチクと皮膚を刺激する。
視界が眩しい。閉じた目蓋に光がさす。不意に訪れた光の刺激に目を開けることができない。此処は砂漠だ。辺り一面砂漠だ。暑さで歪む視界の先には砂漠の山々がみえる。象は砂漠の上をただただ歩いている。どこへ向かっているのであろう。次第に額が汗をかき始めた。それと同時にシャツが濡れていってるのを感じた。砂漠の暑さを感じていた。歩くことで沈む砂の音に重み、象はただただ歩いている。歩くことに迷いがない、どこかに導かれているかのように。暑さで歪んでいる視界の片隅に映る物体に自然と視線が集中した。照りつける太陽と青空を飛ぶ一羽の鳥。体が白く、細くすらっとしている、クチバシは黒く目の周りがほのかに赤い色をしてる。あれはトキだ。一羽のトキだ。砂漠の大地の上、照りつける太陽元一羽のトキが飛んでいる。それも優雅に。周りに目もくれず、乗っている私にもなんの反応も視界でも確認も行っていないこの象の目。象の視線が変わった、象の視線がトキに移った。それは突然訪れた。背骨の近く小さな白い羽が現れた。それはあっという間に立派な翼へと形を変えた。象はトキに影響され翼をはやした。その翼が、音と共に風を起こし始めた。小さな砂つぶが舞った。象の体が何一つの違和感を与えず地面から足を離した。太陽と大きな青空が徐々に近く。それと広大に広がる砂漠、自然の力に湧き上がる感動を覚えた。象が空を飛んでいる。ゆっくりと前へと羽ばたいている。流れる砂漠、私はどこへゆくのであろう。さっきのトキはもうどこにも見当たらない。どこかへいってしまった。
遠くから何か黒いものがこちらへ近づいてくる。象は何も反応を示さない。その黒い物体は徐々に大きくなり青空を飲み込んでゆく。辺り一面暗闇だ。太陽もいつも間にやら黒い物体に飲み込まれてしまった。これはきっと夜だろう。僕の知っている夜の訪れ方とは違った。太陽は沈まなかった。さっまでの暑さはもうとっくになく、寒さに体を縮めた。象は何を考えているのだろう。暗闇に小さな光の粒が現れ始めた。星だ。夜空一面に星が現れた。さっきまでの暗闇とは違った印象を覚えた。綺麗な景色だ。大きな光の球体が現れた。月だ。見事な月だ。さっきまでの星空がまた違った姿に変わった。
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