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第一章
3.お勉強とポテサラと
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あの後、私の女の子らしからぬ大きなお腹の音のおかげで直ぐに解散してくれたので、やっと服を着替えることができた。・・・・・・えぇ、それはもう盛大な音ですよ。だって、一応一週間寝込んで殆ど水しか口にしてなかったんですよ。元気になったし、お腹空くでしょう?
厨房に走る人やら、狩りに行ってくる!って張り切った父。勿論、止めたけどね!? 寝込んでたのに、いきなりガッツリなんて食べれないからね! 直ぐにでも出ていきそうだった父の裾を掴み、上目遣いで「行かないで! (寂しく無いけど)寂しいから!!」ってお願いしたら、撃沈したわ・・・・・・父と周りの使用人たち。あざといとは、自分でも思ったけども。アラサーの私じゃなく、五歳のレティシアなら許されるわ。
母は淑女教育の話は忘れておらず、回復したら始めましょうねといい笑顔で出て行ったわ。撃沈した父を回収しながら・・・・・・。
出来る男は、確りと私の要望を聞いて母に続き出て行ったわ。ありがとうアルマン。
皆が出ていって直ぐ、ジゼルが出してくれた小花柄のフレアワンピースに袖を通し、鏡の前で軽く髪を纏めてもらう。聞けば、この歳で既にドリル装備だった・・・・・・。ここ一週間寝ていたために、ドリル回避出来ていたようだ。ワンピースを選んでる時に「今日は縦ロール準備しますか?」って聞かれると思わなかったわ・・・・・・。懇切丁寧に今後二度とドリル装備しないようお願いしたわ、泣きながら。この歳からガッチリ縦ロールなんて、髪に悪いわ!! それに、レティシアは縦ロールじゃない方が絶対可愛い!! ジゼルも思うところがあったようで、泣きながら喜んでた。
鏡に映る、涙が少し残った顔のレティシアは、ドリルではなくゆるふわのパーマがかった少し赤めのダークブラウンの髪を左右に軽く纏めている。うん、十分可愛い。しかも天然のパーマはゆるふわーー羨ましい!って、今は私自身か。早く慣れないとな・・・・・・。
支度が整うと、いつの間にか帰ってきてたケヴィンが食堂まで抱っこして運んでくれた。一応病み上がり出し、足挫いてたみたいだから長い距離は歩きづらいし部屋が良かったんだけどね・・・・・・またあんな状況で食べたくないしね・・・・・・。
案の定、食堂には大勢いましたよーー頬が引き攣ったわ。椅子に降ろしてもらうと、直ぐにスープとふっくら小さめの白いパンが三つ、そして念願のポテサラが並べられた。見て思い出したけど・・・・・・これじゃないんだよ! 今食べたいのは!! 日本のお弁当とかお子様ランチとかについてくる、具沢山のポテトサラダが食べたかったよー! ここのポテトサラダは、どちらかというとマッシュポテトのマヨネーズ味。まあ、今は病み上がり出し、こちらの方が弱った胃には優しそうよ。実際物凄く食べやすくて、美味しかったです。
食べられる分だけの予定が、体はエネルギーを欲していたようであっという間にパンもスープもポテサラも無くなった。
食べ終えてお茶を手にすると、やっと周りの異様な光景が目に入り、チベットスナギツネさんが顔にいらっしゃったわ。何故、父や使用人たちは涙ぐみながら胸を押さえるよーー思わず見なかったことにして、お茶を口に含んだ。「うっ」とか「あぁ」とか聞こえない聞こえない。そんな私に、母はまさかのお勉強のハードルを上げてくれたわ・・・・・・。
「あら? レティシア、食事マナーもいけそうね! これなら直ぐにでも覚えれると思うわ! 早速お義姉様に連絡して、色々見直さないといけないわね!」
レティシアー!! 今までどうやって食べてたのよ!? 前世に引っ張られすぎで、流石に思い出せないわ!! 私、普通に食べただけよ!? 小さな口なのに、わんぱくに齧り付いていたとか? スープを音を立てて飲んでないよね? まさか・・・・・・考えたって、覚えてないから仕方がない。忘れよう。
そんなことよりも! 先程は「回復してからね!」と言っていた母が、「来週から」とか「私が出来る範囲は・・・・・・」とかベルナデッドと相談しているのだが。まさか早速大叔母様とのお勉強スタートに、母とのお勉強まで増えるのでは・・・・・・。もう諦めよう・・・・・・。
聞こえなかったことにして、お茶のお代わりを入れてもらった。それにしても、ポテサラ美味しかったな・・・・・・でも、やっぱり日本のあのポテトサラダも食べたいな・・・・・・。まずは、ジゼルとアルマン、それに料理長あたりに味方になってもらうしか最速で厨房に入れないかな・・・・・・なんて思いながら、お茶を飲み干した。
***
本当に一週間後、大叔母様がいらっしゃりマナーレッスンから始まった。勿論、お母様付きで。目が憧れの王子様を見つめる少女のようにキラキラしてたわ、お母様。
大叔母様は、令嬢時代から淑女の鑑と呼ばれた社交界の華。同じ公爵家の令嬢だった母の憧れで、父との婚約が決まった時に母は泣いて喜んだと言っていた・・・・・・勿論、父の事は今も屋敷内では人目を気にせずイチャイチャするくらい好きだが、憧れの大叔母様と家族になれるのが嬉しかったのよって耳にタコができるくらい聞かされたわ。
そんな大叔母様とのレッスンは淑女の鑑なだけあってプライドが高く厳しいのも確かだが、教え方が上手いのと知らない事は細かなところまで教えていただけるので、普通に楽しかった。それに、練習のための大叔母様とのお茶会で聞くお話がとても面白くて興味深かった。
大叔母様は公爵令嬢の時に南の魔法娯楽国センパスチルの令息と恋に落ち、大恋愛の末に結婚。子供も三人生まれ順調に育ち、一昨年病気で旦那様が他界。長男に家督を譲ってからはセンパスチル国内だけではなく、この西大陸全域を少人数のお供を連れて旅しては次男が手掛けている商会の商品買付けも代わりにしているそう。凄く楽しいのよって笑ってらしたわ。
センパスチルは魔法を使った娯楽が発展して出来た国で、ミュージカルやダンス、サーカス等魅せる魔法が盛んに使われているそう。国によって魔法の使い方が違うのよと大叔母さまが旅した場所の事を実体験を交えながら教えていただけて、冒険小説や旅行記を読んでいるようで凄く楽しかった・・・・・・勿論、マナーレッスン付きだけどね!
楽しいおかげであっという間に半年が過ぎ、もうすぐ私の五歳の冬。教会で属性鑑定を受ける日が来る。
あ、ポテサラは忘れてないよ。まず厨房を使わしてもらえるように、両親を説得。やっぱり何でも我儘を聞いてくれるわけではなく、令嬢として駄目なものは駄目と確り言ってくれる親だったーー娘デレデレの父でさえ。おかげで『乙女ゲームの世界』というよりも『現実で生きている世界』と感じれて、すっかり乙女ゲームの事を忘れて普通に日々を送ってたわ。
中々手強い両親に、料理をするのはこれから魔法を扱うのに丁度いい訓練であることや、生活魔法を確りと覚えるのに最適だとか何かと魔法の制御に適していると会う度に熱く語って説得している・・・・・・が、折れてくれる気は今のところないようだ。
ジゼルや料理長は危ない事をしないと約束できて、両親の説得が叶ったらいつでも使っていいと言ってくれたし、意外にも出来る男は直ぐに許可をくれた。勿論、両親の許可が出ればだけどね。何でも、出来る男なだけあって魔法制御が後付けなのはバレていたが、私が女の子らしいことに興味を持ってくれたからって許可をくれたらしい・・・・・・私、今までどれだけ女の子っぽくない行動してたのよ。泣きそうになったわ。
そんなアルマンの援護もあり、両親はついに火を使わない・包丁持たない・危ない事をしないの三つを守るならーーと許可をくれたわ! 属性鑑定の前日にね! もう寝る前だったから流石に諦めたけど、明日の属性鑑定が終わったらまずは念願のポテサラを作りたい! 火は駄目だから、ヤンにじゃが芋を茹でてもらおう!
あ、こっちの世界のじゃが芋は『イモ』って言うよ! わかりやすくていいよね! 具材も切るのは任せないといけないけど・・・・・・作った感じが減るよね。私的には、料理は味見も入れた作る過程が楽しいのに・・・・・・よし! 乙女ゲームと同じ舞台の世界だから日本のゲームなだけにマヨネーズはあるけど、折角だからマヨネーズも手作りしよう! 火も包丁も使わないしね! あぁ、明日の午後が楽しみだわ!
この時の私は、今後の乙女ゲーム展開に割と重要?な属性鑑定がある事をすっかり忘れていたわ・・・・・・。折角、同じ舞台の世界なのをマヨネーズのおかげで思い出したのにね!
厨房に走る人やら、狩りに行ってくる!って張り切った父。勿論、止めたけどね!? 寝込んでたのに、いきなりガッツリなんて食べれないからね! 直ぐにでも出ていきそうだった父の裾を掴み、上目遣いで「行かないで! (寂しく無いけど)寂しいから!!」ってお願いしたら、撃沈したわ・・・・・・父と周りの使用人たち。あざといとは、自分でも思ったけども。アラサーの私じゃなく、五歳のレティシアなら許されるわ。
母は淑女教育の話は忘れておらず、回復したら始めましょうねといい笑顔で出て行ったわ。撃沈した父を回収しながら・・・・・・。
出来る男は、確りと私の要望を聞いて母に続き出て行ったわ。ありがとうアルマン。
皆が出ていって直ぐ、ジゼルが出してくれた小花柄のフレアワンピースに袖を通し、鏡の前で軽く髪を纏めてもらう。聞けば、この歳で既にドリル装備だった・・・・・・。ここ一週間寝ていたために、ドリル回避出来ていたようだ。ワンピースを選んでる時に「今日は縦ロール準備しますか?」って聞かれると思わなかったわ・・・・・・。懇切丁寧に今後二度とドリル装備しないようお願いしたわ、泣きながら。この歳からガッチリ縦ロールなんて、髪に悪いわ!! それに、レティシアは縦ロールじゃない方が絶対可愛い!! ジゼルも思うところがあったようで、泣きながら喜んでた。
鏡に映る、涙が少し残った顔のレティシアは、ドリルではなくゆるふわのパーマがかった少し赤めのダークブラウンの髪を左右に軽く纏めている。うん、十分可愛い。しかも天然のパーマはゆるふわーー羨ましい!って、今は私自身か。早く慣れないとな・・・・・・。
支度が整うと、いつの間にか帰ってきてたケヴィンが食堂まで抱っこして運んでくれた。一応病み上がり出し、足挫いてたみたいだから長い距離は歩きづらいし部屋が良かったんだけどね・・・・・・またあんな状況で食べたくないしね・・・・・・。
案の定、食堂には大勢いましたよーー頬が引き攣ったわ。椅子に降ろしてもらうと、直ぐにスープとふっくら小さめの白いパンが三つ、そして念願のポテサラが並べられた。見て思い出したけど・・・・・・これじゃないんだよ! 今食べたいのは!! 日本のお弁当とかお子様ランチとかについてくる、具沢山のポテトサラダが食べたかったよー! ここのポテトサラダは、どちらかというとマッシュポテトのマヨネーズ味。まあ、今は病み上がり出し、こちらの方が弱った胃には優しそうよ。実際物凄く食べやすくて、美味しかったです。
食べられる分だけの予定が、体はエネルギーを欲していたようであっという間にパンもスープもポテサラも無くなった。
食べ終えてお茶を手にすると、やっと周りの異様な光景が目に入り、チベットスナギツネさんが顔にいらっしゃったわ。何故、父や使用人たちは涙ぐみながら胸を押さえるよーー思わず見なかったことにして、お茶を口に含んだ。「うっ」とか「あぁ」とか聞こえない聞こえない。そんな私に、母はまさかのお勉強のハードルを上げてくれたわ・・・・・・。
「あら? レティシア、食事マナーもいけそうね! これなら直ぐにでも覚えれると思うわ! 早速お義姉様に連絡して、色々見直さないといけないわね!」
レティシアー!! 今までどうやって食べてたのよ!? 前世に引っ張られすぎで、流石に思い出せないわ!! 私、普通に食べただけよ!? 小さな口なのに、わんぱくに齧り付いていたとか? スープを音を立てて飲んでないよね? まさか・・・・・・考えたって、覚えてないから仕方がない。忘れよう。
そんなことよりも! 先程は「回復してからね!」と言っていた母が、「来週から」とか「私が出来る範囲は・・・・・・」とかベルナデッドと相談しているのだが。まさか早速大叔母様とのお勉強スタートに、母とのお勉強まで増えるのでは・・・・・・。もう諦めよう・・・・・・。
聞こえなかったことにして、お茶のお代わりを入れてもらった。それにしても、ポテサラ美味しかったな・・・・・・でも、やっぱり日本のあのポテトサラダも食べたいな・・・・・・。まずは、ジゼルとアルマン、それに料理長あたりに味方になってもらうしか最速で厨房に入れないかな・・・・・・なんて思いながら、お茶を飲み干した。
***
本当に一週間後、大叔母様がいらっしゃりマナーレッスンから始まった。勿論、お母様付きで。目が憧れの王子様を見つめる少女のようにキラキラしてたわ、お母様。
大叔母様は、令嬢時代から淑女の鑑と呼ばれた社交界の華。同じ公爵家の令嬢だった母の憧れで、父との婚約が決まった時に母は泣いて喜んだと言っていた・・・・・・勿論、父の事は今も屋敷内では人目を気にせずイチャイチャするくらい好きだが、憧れの大叔母様と家族になれるのが嬉しかったのよって耳にタコができるくらい聞かされたわ。
そんな大叔母様とのレッスンは淑女の鑑なだけあってプライドが高く厳しいのも確かだが、教え方が上手いのと知らない事は細かなところまで教えていただけるので、普通に楽しかった。それに、練習のための大叔母様とのお茶会で聞くお話がとても面白くて興味深かった。
大叔母様は公爵令嬢の時に南の魔法娯楽国センパスチルの令息と恋に落ち、大恋愛の末に結婚。子供も三人生まれ順調に育ち、一昨年病気で旦那様が他界。長男に家督を譲ってからはセンパスチル国内だけではなく、この西大陸全域を少人数のお供を連れて旅しては次男が手掛けている商会の商品買付けも代わりにしているそう。凄く楽しいのよって笑ってらしたわ。
センパスチルは魔法を使った娯楽が発展して出来た国で、ミュージカルやダンス、サーカス等魅せる魔法が盛んに使われているそう。国によって魔法の使い方が違うのよと大叔母さまが旅した場所の事を実体験を交えながら教えていただけて、冒険小説や旅行記を読んでいるようで凄く楽しかった・・・・・・勿論、マナーレッスン付きだけどね!
楽しいおかげであっという間に半年が過ぎ、もうすぐ私の五歳の冬。教会で属性鑑定を受ける日が来る。
あ、ポテサラは忘れてないよ。まず厨房を使わしてもらえるように、両親を説得。やっぱり何でも我儘を聞いてくれるわけではなく、令嬢として駄目なものは駄目と確り言ってくれる親だったーー娘デレデレの父でさえ。おかげで『乙女ゲームの世界』というよりも『現実で生きている世界』と感じれて、すっかり乙女ゲームの事を忘れて普通に日々を送ってたわ。
中々手強い両親に、料理をするのはこれから魔法を扱うのに丁度いい訓練であることや、生活魔法を確りと覚えるのに最適だとか何かと魔法の制御に適していると会う度に熱く語って説得している・・・・・・が、折れてくれる気は今のところないようだ。
ジゼルや料理長は危ない事をしないと約束できて、両親の説得が叶ったらいつでも使っていいと言ってくれたし、意外にも出来る男は直ぐに許可をくれた。勿論、両親の許可が出ればだけどね。何でも、出来る男なだけあって魔法制御が後付けなのはバレていたが、私が女の子らしいことに興味を持ってくれたからって許可をくれたらしい・・・・・・私、今までどれだけ女の子っぽくない行動してたのよ。泣きそうになったわ。
そんなアルマンの援護もあり、両親はついに火を使わない・包丁持たない・危ない事をしないの三つを守るならーーと許可をくれたわ! 属性鑑定の前日にね! もう寝る前だったから流石に諦めたけど、明日の属性鑑定が終わったらまずは念願のポテサラを作りたい! 火は駄目だから、ヤンにじゃが芋を茹でてもらおう!
あ、こっちの世界のじゃが芋は『イモ』って言うよ! わかりやすくていいよね! 具材も切るのは任せないといけないけど・・・・・・作った感じが減るよね。私的には、料理は味見も入れた作る過程が楽しいのに・・・・・・よし! 乙女ゲームと同じ舞台の世界だから日本のゲームなだけにマヨネーズはあるけど、折角だからマヨネーズも手作りしよう! 火も包丁も使わないしね! あぁ、明日の午後が楽しみだわ!
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