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第二章 豹変する人
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段ボールから黒いテープを取り出すと、長門はすみれの左膝を折り曲げ、二重、三重に巻きつけていく。
放心状態だったすみれは、再び悲鳴をあげた。
「いやぁぁ……お願い、縛ったりしないでぇ」
声の方には一瞥もくれず、長門は右足も同じように固定していく。
長い脚が膝で折り曲げられ、M字形に大きく開かれた。股間には、鮮やかなブルーの下着が心細そうに張り付いている。
「さて、お次はこっちだ」
長門は手錠を外すと、「痛かったか」と優しい言葉をかけ、手首をさすった。
すみれが黙っていると、頭を撫でながらあやすようにささやく。
「上も脱いじゃうか」
袖から腕を引き抜かれ、シャツがめくり上げられた。
ブラジャーとショーツだけの姿にされたすみれは、両腕で胸を覆いながら「見ないでください」と弱々しい声でつぶやく。
「こんな綺麗な身体、隠したらもったいないだろ」
バストを隠していたブラをグッとたくし上げられた。
「キャぁぁぁぁ」
長門は器用にブラを抜き取ると、すみれの両手を後ろに回し、手首にも拘束テープをグルグル巻き付けた。それは静電気でくっつく仕組みで、剥がそうとしてもびくともしない。純平の前でも、下着姿になるのはまだ抵抗がある。それが男として意識したことのないバイト先のマスターに、こんな恰好をさらさなければならないなんて。目を固く閉じて、すみれは必死に羞恥心と戦っていた。
「きれいなピンク色だ。乳輪も大きすぎず小さすぎず、まだあんまり使い込まれてないな。おっぱいも上品なんだな、すみれは」
神経を逆撫でするように、いやらしい言葉をわざと聞かせると、長門は乳房に手を伸ばした。
「あぁ、ダメぇぇ、やめてッ。お、お願い、やめて下さい。今日のことは誰にも言いませんから」
「誰にも言いません? ははは。誰にも言えません、だろ。それとも、全部ジュンペイに打ち明けてみるか? ベロチューされて、縛られて、おっぱい揉まれましたって」
ねちねちと言葉でいたぶりながら、長門は首筋をスーッと舐め上げた。美乳を揉みほぐしながら、人さし指で乳輪をゆっくりとなぞる。時折、チョン、と乳頭をつついた。
「あ、んんッ、ダメぇぇぇ」
「気持ち良かったら、いっぱい感じていいんだよ」
「か、感じてなんか、いま……あぁッ、ん、んんッ」
また乳首を突かれた
「じゃあ、なんでこんなに尖ってきてるんだ」
「そ、そんな、こんなことされて、感じるわけないじゃないですか。も、もうやめてぇ」
恥ずかしさと、気持ち悪さと、嫌なのに反応してしまう戸惑いが、ないまぜになって込み上げる。
「手のひらに吸いついてくるよ。すみれのおっぱい、ホント気持ちいいな」
耳元でいやらしい言葉をささやかれると、頭がカーッと熱くなってくる。
また不意に乳首を摘まれ、身体がピクっとはねた。
「ああン、あぁ、んッ、んんッ、やめてぇぇぇ」
抗議する声が次第に弱々しくなる。抵抗しようとしても、体に力が入らない。
三十分以上もバストをなぶられ、すみれの顔は次第に桜色に上気していった。
壁の時計は二時半を回っていた。
「おっと、もうこんな時間か」
長門が慌てたようにつぶやいた。
「悪いんだけど、少し一人で留守番しててくれるかな」
(え?)
「食器を片付けないと。食洗機に入れっぱなしだったろ。明日から店開けないよ、このままじゃ」
ああ、そういえば。今日はそのために来ていたのだ、そのために……。
テープで縛られた自分の脚が目に入る。剥がそうともがけばもがくほど、肌に食い込んでいく気がした。執拗な愛撫を受けた乳首は痛いほど尖っている。
(なんで、なんでこんなことになっちゃったんだろう。ごめんね、純平)
涙がツーッと頬を伝っていった。
朝、文彦に、バイト行ってくるね、と言って家を出たのが、すみれには遠い昔のように感じられた。
長門は段ボールをゴソゴソ探ると、何かを取り出した。
「ほら、泣かないの。おもちゃあげるから」
涙の跡を舌で辿るように舐められる。
その舌が、ゆっくりと唇に迫ってきた。
「いやッ」
首を振って拒否すると、次の瞬間、目の前が真っ暗になった。
長門はまず、アイマスクですみれの視界を奪うと、下着の上から紐状のパンツを装着した。シリコン製の中心部には、ローターがセットされている。両方の胸には、ポンプで乳房に密着するピンクのローターがあてがわれた。
「これでよし」
目隠しされたすみれは、不安でたまらない。
「あの……何したんですか」
長門はそれには答えず、代わりに頭をなでた。
「大きな声を出しても大丈夫だからね」
(声?)
「一時間くらいで戻ってくる」
「え?」
その瞬間、三つのローターが同時に蠢き出した。長門がリモコンのスイッチを入れたのだ。
クリトリスには下着越しに、乳首には直接ローターが当たっている。振動は一番弱い設定になっていたが、経験の少ないすみれにはそれでも刺激が強すぎた。
「はああぁぁぁぁ……な、何したんですか……ああンッ、あンッ、あンッ、いやぁぁ……だ、ダメぇぇぇ」
「じゃあ、いい子でお留守番してるんだよ」
ドアが閉まる音がした。
「ダメッ、と、止めてぇぇぇ。んん、はあぁぁぁ、お、お願い、やめてッ! マスター行かないでぇぇぇ。んん、あンッ、あぁぁぁ……」
ウィン、ウィン、ウィン、ウィン。
一人取り残された部屋で、自分の嬌声と無機質なモーター音が重なり合う。
絶え間ない振動が、敏感になった乳首とクリトリスを襲ってくる。
視覚を遮られたことで、かえって感覚が研ぎ澄まされているようだ。
「あンッ、んん……あンッ……あンッ……はあぁぁぁ……んあぁぁぁ」
寄せては引いていくさざ波のように、電流のような刺激が何度も何度も身体を通り抜けていった。敏感な三箇所を同時に責められ、意識が遠のきそうになる。ハッと気が付くと、また身体中に快感が走った。それが無限に繰り返される。
「はぁぁン……止めてぇぇぇ。うぅぅぅぅ、だ、ダメぇぇ。こ、こんなの、もういやあぁぁぁぁ」
ピクン、ピクン。腰が勝手に浮き上がっては、ストンと落ちる。自分の意志ではもう、どうにもならなかった。
(壊れちゃう、こんな、壊れちゃうよ……)
一時間くらいで戻ってくるーー。暗い闇の中で、長門の声が蘇る。
肉体の自由と視界を奪われたすみれには、身をくねらせることしかできなかった。
放心状態だったすみれは、再び悲鳴をあげた。
「いやぁぁ……お願い、縛ったりしないでぇ」
声の方には一瞥もくれず、長門は右足も同じように固定していく。
長い脚が膝で折り曲げられ、M字形に大きく開かれた。股間には、鮮やかなブルーの下着が心細そうに張り付いている。
「さて、お次はこっちだ」
長門は手錠を外すと、「痛かったか」と優しい言葉をかけ、手首をさすった。
すみれが黙っていると、頭を撫でながらあやすようにささやく。
「上も脱いじゃうか」
袖から腕を引き抜かれ、シャツがめくり上げられた。
ブラジャーとショーツだけの姿にされたすみれは、両腕で胸を覆いながら「見ないでください」と弱々しい声でつぶやく。
「こんな綺麗な身体、隠したらもったいないだろ」
バストを隠していたブラをグッとたくし上げられた。
「キャぁぁぁぁ」
長門は器用にブラを抜き取ると、すみれの両手を後ろに回し、手首にも拘束テープをグルグル巻き付けた。それは静電気でくっつく仕組みで、剥がそうとしてもびくともしない。純平の前でも、下着姿になるのはまだ抵抗がある。それが男として意識したことのないバイト先のマスターに、こんな恰好をさらさなければならないなんて。目を固く閉じて、すみれは必死に羞恥心と戦っていた。
「きれいなピンク色だ。乳輪も大きすぎず小さすぎず、まだあんまり使い込まれてないな。おっぱいも上品なんだな、すみれは」
神経を逆撫でするように、いやらしい言葉をわざと聞かせると、長門は乳房に手を伸ばした。
「あぁ、ダメぇぇ、やめてッ。お、お願い、やめて下さい。今日のことは誰にも言いませんから」
「誰にも言いません? ははは。誰にも言えません、だろ。それとも、全部ジュンペイに打ち明けてみるか? ベロチューされて、縛られて、おっぱい揉まれましたって」
ねちねちと言葉でいたぶりながら、長門は首筋をスーッと舐め上げた。美乳を揉みほぐしながら、人さし指で乳輪をゆっくりとなぞる。時折、チョン、と乳頭をつついた。
「あ、んんッ、ダメぇぇぇ」
「気持ち良かったら、いっぱい感じていいんだよ」
「か、感じてなんか、いま……あぁッ、ん、んんッ」
また乳首を突かれた
「じゃあ、なんでこんなに尖ってきてるんだ」
「そ、そんな、こんなことされて、感じるわけないじゃないですか。も、もうやめてぇ」
恥ずかしさと、気持ち悪さと、嫌なのに反応してしまう戸惑いが、ないまぜになって込み上げる。
「手のひらに吸いついてくるよ。すみれのおっぱい、ホント気持ちいいな」
耳元でいやらしい言葉をささやかれると、頭がカーッと熱くなってくる。
また不意に乳首を摘まれ、身体がピクっとはねた。
「ああン、あぁ、んッ、んんッ、やめてぇぇぇ」
抗議する声が次第に弱々しくなる。抵抗しようとしても、体に力が入らない。
三十分以上もバストをなぶられ、すみれの顔は次第に桜色に上気していった。
壁の時計は二時半を回っていた。
「おっと、もうこんな時間か」
長門が慌てたようにつぶやいた。
「悪いんだけど、少し一人で留守番しててくれるかな」
(え?)
「食器を片付けないと。食洗機に入れっぱなしだったろ。明日から店開けないよ、このままじゃ」
ああ、そういえば。今日はそのために来ていたのだ、そのために……。
テープで縛られた自分の脚が目に入る。剥がそうともがけばもがくほど、肌に食い込んでいく気がした。執拗な愛撫を受けた乳首は痛いほど尖っている。
(なんで、なんでこんなことになっちゃったんだろう。ごめんね、純平)
涙がツーッと頬を伝っていった。
朝、文彦に、バイト行ってくるね、と言って家を出たのが、すみれには遠い昔のように感じられた。
長門は段ボールをゴソゴソ探ると、何かを取り出した。
「ほら、泣かないの。おもちゃあげるから」
涙の跡を舌で辿るように舐められる。
その舌が、ゆっくりと唇に迫ってきた。
「いやッ」
首を振って拒否すると、次の瞬間、目の前が真っ暗になった。
長門はまず、アイマスクですみれの視界を奪うと、下着の上から紐状のパンツを装着した。シリコン製の中心部には、ローターがセットされている。両方の胸には、ポンプで乳房に密着するピンクのローターがあてがわれた。
「これでよし」
目隠しされたすみれは、不安でたまらない。
「あの……何したんですか」
長門はそれには答えず、代わりに頭をなでた。
「大きな声を出しても大丈夫だからね」
(声?)
「一時間くらいで戻ってくる」
「え?」
その瞬間、三つのローターが同時に蠢き出した。長門がリモコンのスイッチを入れたのだ。
クリトリスには下着越しに、乳首には直接ローターが当たっている。振動は一番弱い設定になっていたが、経験の少ないすみれにはそれでも刺激が強すぎた。
「はああぁぁぁぁ……な、何したんですか……ああンッ、あンッ、あンッ、いやぁぁ……だ、ダメぇぇぇ」
「じゃあ、いい子でお留守番してるんだよ」
ドアが閉まる音がした。
「ダメッ、と、止めてぇぇぇ。んん、はあぁぁぁ、お、お願い、やめてッ! マスター行かないでぇぇぇ。んん、あンッ、あぁぁぁ……」
ウィン、ウィン、ウィン、ウィン。
一人取り残された部屋で、自分の嬌声と無機質なモーター音が重なり合う。
絶え間ない振動が、敏感になった乳首とクリトリスを襲ってくる。
視覚を遮られたことで、かえって感覚が研ぎ澄まされているようだ。
「あンッ、んん……あンッ……あンッ……はあぁぁぁ……んあぁぁぁ」
寄せては引いていくさざ波のように、電流のような刺激が何度も何度も身体を通り抜けていった。敏感な三箇所を同時に責められ、意識が遠のきそうになる。ハッと気が付くと、また身体中に快感が走った。それが無限に繰り返される。
「はぁぁン……止めてぇぇぇ。うぅぅぅぅ、だ、ダメぇぇ。こ、こんなの、もういやあぁぁぁぁ」
ピクン、ピクン。腰が勝手に浮き上がっては、ストンと落ちる。自分の意志ではもう、どうにもならなかった。
(壊れちゃう、こんな、壊れちゃうよ……)
一時間くらいで戻ってくるーー。暗い闇の中で、長門の声が蘇る。
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