38 / 40
第七章 裏切らない人
【38】
しおりを挟む
すみれは家を飛び出すと、行くあてもなく駅でタクシーを拾った。
「お客さん、どちらへ?」
後部席で押し黙っていると、運転手がしびれを切らしたように話しかける。咄嗟に口から出たのは喫茶クミンの住所だった。
深夜二時近かっただろうか。店のベルを鳴らすと、長門はジャージ姿で飛び出してきた。
「どうした、こんな時間に。今日はデートだったんじゃ……」
「サトシさん、泊めてください」
無意識にしがみついていた。広い胸板が温かかった。とめどなく涙が溢れてくる。
長門は何も言わず、ただ優しく髪を撫でている。太い腕の中で、すみれは声を上げて泣いた。
気が付くと、ベッドで毛布にくるまっていた。
(ここ、どこだっけ……)
まだ頭がぼんやりしている。サイドボードのスマホが光っていた。横になったまま確認する。着信とメッセージが山のように入っていた。チラッと見ると純平、文彦、美咲が入れ替わり立ち替わり残しているようだ。なにもかも面倒くさい。すみれはスマホの電源を切って起き上がった。
キッチンの方からジューッと何かを炒めている音が聞こえてきた。見ると長門がフライパンを振っている。時計はもうお昼を回っていた。
目が合った。
「お、起きたか、すみれ」
「……はい」
「もうすぐ昼飯できるぞ。それともシャワー、先に浴びるか」
よく見ると、純平とデートに行った服のまま寝ていたらしい。下着もそのままだ。
「あ……じゃあ、シャワー浴びてきます」
フライパンにパスタを投入していた長門が、ニヤニヤしながら続ける。
「昨日は何もしてないぞ。あんなすみれ、初めてだったからな。全部洗い流してこい」
冗談めかしてはいたが、何気ない一言は、ささくれだった心に沁みた。
バスルームから出ると、いつの間にか服と下着は片付けられており、大きめの、真っ白なTシャツがポツンと置いてあった。首元が広く開いたシャツは、取り込んだばかりのような、太陽の移り香がした。
ゆったりした裾で下半身の繁みは隠れてはいるが、それでもTシャツ1枚だけは恥ずかしい。右手で胸を、股間は左手で抑えて部屋に戻ると、どこか懐かしい匂いが鼻の奥を刺激してきた。
テーブルの上にはたっぷりのパスタが二皿並んでいた。既に座っている長門がドヤ顔で声をかける。
「俺の一番得意なイタリアンだ」
緑のピーマンと茶色のマッシュルーム、玉ねぎ、それにウインナー。ケチャップをまとった太い麺はオレンジ色に光っている。
「小学校の時な、ナポリタンはハムかウインナーかでクラスが揉めたことがあったんだ。今思うと平和だよな」
「うちもウインナーでした」
「俺のクラスは断然ハム派が多かったな。だから俺なんか異端児扱いだったよ。さ、冷めないうちに食べて」
粉チーズを振ると、すみれは左手のフォークでクルクルとスパゲティを巻いていく。口に入れるとケチャップの甘みとかすかな酸味が広がった。
「最初にニンニクをオリーブオイルで炒めて香りを移すのがポイントなんだ。あと、最後に牛乳をちょっと入れるとまろやかになるぞ」
(これ、お母さんのナポリタンとおんなじ味……)
ひと口、もうひと口と食べ進めていくうちに、涙がこぼれてきた。
「おいおい、泣くほど美味いか」
それには答えず、黙々とフォークを口に運んでいく。
「ごちそうさまでした」
最後のひと口を平らげて、ふーッと息をつくと不思議と心が落ち着いた。すみれは長門の目をしっかり見つめると、問わず語りに昨夜のことを話し始めた。
「と、泊まってくるんじゃなかったのか、すみれ」
文彦の声が上ずっていた。今まで聞いたことのないような、甲高い声だった。
下半身は繋がってるのに、慌てて美咲の尻の穴から中指を抜いているのが滑稽だった。
「何やってんのよッ、お父さん」
「すみれ、聞いて。あのね……」
ようやく体を離すと、胸を片手で隠しながら美咲が何か言いかける。それをすみれは遮った。
「いいよ。何も言わなくて」
自分でも声が震えているのが分かった。口を開けば、あらん限りの罵声を浴びせてしまいそうだ。
両手を拳にして強く握る。ぎゅっと握る。ちょっとでも力を抜けば感情が暴発しそうになるのを必死に堪えた。
どれくらいの時間がたっただろうか。
長い沈黙の後、すみれは堰を切ったように話し出した。
「最低だよ、お父さんも美咲も。二人して、私やお母さんを裏切ってたんだ」
文彦は口をパクパクさせながら言い訳しようとしていたが、言葉にならなかった。
「お母さんに悪いと思わなかったの、お父さん……。美咲だってあんまりだよ、私のお父さんなんだよ。いつからなの。ねぇ、いつからなのよッ」
言いながら涙がツーッと頬を伝っていく。
「違うんだ、すみれ。これは……」
「何が違うのよッ。こんなとこ、私だって見たくなかったよ。お母さんにだって話せないよ。もう私、お父さんを信じられない。顔も見たくない。この家にも居たくない。だから出て行くね」
叩きつけるようにドアをバタンと閉めると、すみれは階段を駆け下りた。玄関に置きっ放しだったバッグを手にして、逃げるように家を飛び出したのだった。
「なんか、ドラマみたいでしょ、こんなの。その前は純平が他の女の人と裸でいる写真まで見せられて……」
「なんだよ、それ」
「純平がね、スマホ失くしたの。それを文嘉大の先輩が拾ったんだって、手話研の部長が。そしたらその純平のスマホから私に画像が送られてきて……。純平と部長が裸でピースしてる画像を」
「ひどい嫌がらせだな」
「もう純平が信じられなくなってホテル飛び出したの。それで家に帰ってきたら……。私、ひと晩で、恋人も父親も親友も、いっぺんに失くしちゃった」
自虐的に笑いながら、すみれは独り語りを続ける。
「私、この先どうすればいいんだろう……。なんか、悪いことしたかな、私……。どうして、どうしてこんなことになっちゃったんだろう……。あのね、純平に二股かけられてたって分かった時、サトシさんのこと、恨んだんです。だって、サトシさんに襲われてから、あれから全ての歯車が狂っていった気がしたから。でもね、よく考えたら、純平が浮気してたのも、お父さんが美咲と不倫してたのも、サトシさんは全然関係ない。サトシさんが裏で糸引いてたとか、そんなんじゃ全然ないんだもん。あの人たちは、欲望に負けて、私を、私やお母さんを裏切ったんだから。でも、そうだとすると、私になんか足りないとこがあったのかなって。なんか悪いところがあったんじゃないかなって……」
まだ喋り続けようとするすみれを、長門は後ろから抱きしめた。
「俺はな、すみれ。お前を裏切ったりしない。高校一年生だったすみれを初めて見た時から、ずっと好きだった。ずーと、お前のことが好きだったんだ。今も、この先も、一生すみれを愛してる。だから裏切ったりなんかしない。それに、自分が悪かったなんて言うな。悪いのはすみれを裏切った奴らだ。お前は何にも悪くない。すみれは悪いことなんて何にもしてないよ」
すみれの目にまた涙が溢れてくる。
「ホント? ホントに私のせいじゃない?」
「ああ」
抱きしめる長門の手に涙がこぼれ落ちた。
「サトシさん、しばらくここに居てもいい? 私、家に帰りたくない」
「毎日ナポリタンでいいならな」
ちょっとはぐらかした言い方に、長門なりの優しさが滲み出ていた。
「それにしても、すみれの泣いた顔、ホント色っぽいな」
ささやきから、そのまま耳を甘噛みされた。熱い息を吹きかけられると、ジーンと頭が痺れてくる。
「はあぁぁ……。ンンン、あ、ン、ンン」
唇をついばむようなキスを何度も繰り返すと、すみれの方がもう我慢できなかった。自ら舌を絡み合わせ、ねっとりとしたディープキスをむさぼる。本格的に身体に火がついた。
「ン、ね、ねぇ、サトシさん。サトシさんは裏切らないよね」
「さっきも言ったろ。俺はすみれを裏切ったりしない」
「……嬉しい。あッ、あ、あ、ああん、はぁぁぁ……くッ」
白いTシャツの脇から乳房を鷲掴みにされ、荒々しく揉まれる。摘み上げられた乳首がピンと勃ち上がってきた。下半身にはもう熱い蜜が溢れているのが分かる。
長門はそのままひょいっとすみれを持ち上げると、ベッドに放り出した。肉棒はもうマックスに盛り上がっている。
「きょうは焦らしも縛りも言葉責めもなしだ。大サービスだぞ」
すみれは快楽の入り口で呻きながら小さく頷いた。
「お客さん、どちらへ?」
後部席で押し黙っていると、運転手がしびれを切らしたように話しかける。咄嗟に口から出たのは喫茶クミンの住所だった。
深夜二時近かっただろうか。店のベルを鳴らすと、長門はジャージ姿で飛び出してきた。
「どうした、こんな時間に。今日はデートだったんじゃ……」
「サトシさん、泊めてください」
無意識にしがみついていた。広い胸板が温かかった。とめどなく涙が溢れてくる。
長門は何も言わず、ただ優しく髪を撫でている。太い腕の中で、すみれは声を上げて泣いた。
気が付くと、ベッドで毛布にくるまっていた。
(ここ、どこだっけ……)
まだ頭がぼんやりしている。サイドボードのスマホが光っていた。横になったまま確認する。着信とメッセージが山のように入っていた。チラッと見ると純平、文彦、美咲が入れ替わり立ち替わり残しているようだ。なにもかも面倒くさい。すみれはスマホの電源を切って起き上がった。
キッチンの方からジューッと何かを炒めている音が聞こえてきた。見ると長門がフライパンを振っている。時計はもうお昼を回っていた。
目が合った。
「お、起きたか、すみれ」
「……はい」
「もうすぐ昼飯できるぞ。それともシャワー、先に浴びるか」
よく見ると、純平とデートに行った服のまま寝ていたらしい。下着もそのままだ。
「あ……じゃあ、シャワー浴びてきます」
フライパンにパスタを投入していた長門が、ニヤニヤしながら続ける。
「昨日は何もしてないぞ。あんなすみれ、初めてだったからな。全部洗い流してこい」
冗談めかしてはいたが、何気ない一言は、ささくれだった心に沁みた。
バスルームから出ると、いつの間にか服と下着は片付けられており、大きめの、真っ白なTシャツがポツンと置いてあった。首元が広く開いたシャツは、取り込んだばかりのような、太陽の移り香がした。
ゆったりした裾で下半身の繁みは隠れてはいるが、それでもTシャツ1枚だけは恥ずかしい。右手で胸を、股間は左手で抑えて部屋に戻ると、どこか懐かしい匂いが鼻の奥を刺激してきた。
テーブルの上にはたっぷりのパスタが二皿並んでいた。既に座っている長門がドヤ顔で声をかける。
「俺の一番得意なイタリアンだ」
緑のピーマンと茶色のマッシュルーム、玉ねぎ、それにウインナー。ケチャップをまとった太い麺はオレンジ色に光っている。
「小学校の時な、ナポリタンはハムかウインナーかでクラスが揉めたことがあったんだ。今思うと平和だよな」
「うちもウインナーでした」
「俺のクラスは断然ハム派が多かったな。だから俺なんか異端児扱いだったよ。さ、冷めないうちに食べて」
粉チーズを振ると、すみれは左手のフォークでクルクルとスパゲティを巻いていく。口に入れるとケチャップの甘みとかすかな酸味が広がった。
「最初にニンニクをオリーブオイルで炒めて香りを移すのがポイントなんだ。あと、最後に牛乳をちょっと入れるとまろやかになるぞ」
(これ、お母さんのナポリタンとおんなじ味……)
ひと口、もうひと口と食べ進めていくうちに、涙がこぼれてきた。
「おいおい、泣くほど美味いか」
それには答えず、黙々とフォークを口に運んでいく。
「ごちそうさまでした」
最後のひと口を平らげて、ふーッと息をつくと不思議と心が落ち着いた。すみれは長門の目をしっかり見つめると、問わず語りに昨夜のことを話し始めた。
「と、泊まってくるんじゃなかったのか、すみれ」
文彦の声が上ずっていた。今まで聞いたことのないような、甲高い声だった。
下半身は繋がってるのに、慌てて美咲の尻の穴から中指を抜いているのが滑稽だった。
「何やってんのよッ、お父さん」
「すみれ、聞いて。あのね……」
ようやく体を離すと、胸を片手で隠しながら美咲が何か言いかける。それをすみれは遮った。
「いいよ。何も言わなくて」
自分でも声が震えているのが分かった。口を開けば、あらん限りの罵声を浴びせてしまいそうだ。
両手を拳にして強く握る。ぎゅっと握る。ちょっとでも力を抜けば感情が暴発しそうになるのを必死に堪えた。
どれくらいの時間がたっただろうか。
長い沈黙の後、すみれは堰を切ったように話し出した。
「最低だよ、お父さんも美咲も。二人して、私やお母さんを裏切ってたんだ」
文彦は口をパクパクさせながら言い訳しようとしていたが、言葉にならなかった。
「お母さんに悪いと思わなかったの、お父さん……。美咲だってあんまりだよ、私のお父さんなんだよ。いつからなの。ねぇ、いつからなのよッ」
言いながら涙がツーッと頬を伝っていく。
「違うんだ、すみれ。これは……」
「何が違うのよッ。こんなとこ、私だって見たくなかったよ。お母さんにだって話せないよ。もう私、お父さんを信じられない。顔も見たくない。この家にも居たくない。だから出て行くね」
叩きつけるようにドアをバタンと閉めると、すみれは階段を駆け下りた。玄関に置きっ放しだったバッグを手にして、逃げるように家を飛び出したのだった。
「なんか、ドラマみたいでしょ、こんなの。その前は純平が他の女の人と裸でいる写真まで見せられて……」
「なんだよ、それ」
「純平がね、スマホ失くしたの。それを文嘉大の先輩が拾ったんだって、手話研の部長が。そしたらその純平のスマホから私に画像が送られてきて……。純平と部長が裸でピースしてる画像を」
「ひどい嫌がらせだな」
「もう純平が信じられなくなってホテル飛び出したの。それで家に帰ってきたら……。私、ひと晩で、恋人も父親も親友も、いっぺんに失くしちゃった」
自虐的に笑いながら、すみれは独り語りを続ける。
「私、この先どうすればいいんだろう……。なんか、悪いことしたかな、私……。どうして、どうしてこんなことになっちゃったんだろう……。あのね、純平に二股かけられてたって分かった時、サトシさんのこと、恨んだんです。だって、サトシさんに襲われてから、あれから全ての歯車が狂っていった気がしたから。でもね、よく考えたら、純平が浮気してたのも、お父さんが美咲と不倫してたのも、サトシさんは全然関係ない。サトシさんが裏で糸引いてたとか、そんなんじゃ全然ないんだもん。あの人たちは、欲望に負けて、私を、私やお母さんを裏切ったんだから。でも、そうだとすると、私になんか足りないとこがあったのかなって。なんか悪いところがあったんじゃないかなって……」
まだ喋り続けようとするすみれを、長門は後ろから抱きしめた。
「俺はな、すみれ。お前を裏切ったりしない。高校一年生だったすみれを初めて見た時から、ずっと好きだった。ずーと、お前のことが好きだったんだ。今も、この先も、一生すみれを愛してる。だから裏切ったりなんかしない。それに、自分が悪かったなんて言うな。悪いのはすみれを裏切った奴らだ。お前は何にも悪くない。すみれは悪いことなんて何にもしてないよ」
すみれの目にまた涙が溢れてくる。
「ホント? ホントに私のせいじゃない?」
「ああ」
抱きしめる長門の手に涙がこぼれ落ちた。
「サトシさん、しばらくここに居てもいい? 私、家に帰りたくない」
「毎日ナポリタンでいいならな」
ちょっとはぐらかした言い方に、長門なりの優しさが滲み出ていた。
「それにしても、すみれの泣いた顔、ホント色っぽいな」
ささやきから、そのまま耳を甘噛みされた。熱い息を吹きかけられると、ジーンと頭が痺れてくる。
「はあぁぁ……。ンンン、あ、ン、ンン」
唇をついばむようなキスを何度も繰り返すと、すみれの方がもう我慢できなかった。自ら舌を絡み合わせ、ねっとりとしたディープキスをむさぼる。本格的に身体に火がついた。
「ン、ね、ねぇ、サトシさん。サトシさんは裏切らないよね」
「さっきも言ったろ。俺はすみれを裏切ったりしない」
「……嬉しい。あッ、あ、あ、ああん、はぁぁぁ……くッ」
白いTシャツの脇から乳房を鷲掴みにされ、荒々しく揉まれる。摘み上げられた乳首がピンと勃ち上がってきた。下半身にはもう熱い蜜が溢れているのが分かる。
長門はそのままひょいっとすみれを持ち上げると、ベッドに放り出した。肉棒はもうマックスに盛り上がっている。
「きょうは焦らしも縛りも言葉責めもなしだ。大サービスだぞ」
すみれは快楽の入り口で呻きながら小さく頷いた。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる