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1章 王都アルマイト
アルマイト英雄譚
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昔々、そのまた昔、様々な生き物達が自由奔放に現世を闊歩していました。
人と動物達はより良い世界を創るため、手と手を取り合いました。
しかし、神様は退屈でした。神様は『慈愛』を、悪魔は『欲望』を与え生み出した人間達はあまりにも平和過ぎたのです。
そこで考えました、ただ村を壊すだけではまた、同じことの繰り返し。
そして、ひらめきました。人間達を悍ましい姿に変えてしまおうと。
神はある十五夜の夜『天界』にある聖杯を現世に傾けてしまったのです。
天より降りし『黒水』は人間と生き物を飲み込んで行きます。
村の作物は枯れ果て建築物は壊れてしまいました。しかし『黒水』がもたらした影響はそれだけではありません。
その水は一部の人間の面をおぞましい獣の面へと変え、彼等の野生本能を剥き出しに、獣は人々を襲うよう変貌させられたのです。
獣の面を持った人間は『獣人』と呼ばれるようになりました。人間達は自分と違う者を忌嫌い、差別しました。
それが悲劇の始まりだったのです。
大洪水以降の獣人への扱いは酷いものでした。
愛されていた筈の家族からは気味が悪いと罵倒され家を出され、村を歩けば石を投げつけられる、そこはまるで生き地獄。
生きる事に意味を見いだせなくなったのです。
自分が何をしたのか、何故自分がこんな目に合わなければならないのか ……そこで彼女は思い付いたのでした。
──神を殺そう。
全ての元凶である悪い神様を殺してしまえば、全てが元通りになる、そう考えたのでした。
そして彼女は神を喰い殺したのです。
跡形も残らない様に骨の髄まで全てを捕食したのでした。
『戻ればまた、あの幸せな生活に戻れる』彼女は、期待を胸に鼻歌交じりで帰って行きました。
しかし、彼女に向けられたのは罵詈雑言の嵐でした。
『神様を殺すなんて、なんて奴だ。』
彼女は嘆き苦しみました、そして決めたのでした。
── この種を絶やそう。
この理不尽な生き物に終止符を打とう。気付けば彼女は見るも悍ましき化物になってしまいました。
『魔獣』に命令し村を飲み込み、森を焼き払い、人々を殺し続けました。
彼女が世界の三分の一を飲み込んだ時、一人の戦士が現れました。
そして戦士の手によって『神喰の魔女』は討ち取られたのでした。
悔しくもその戦士は彼女の婚約者だったのです。
彼は決めました。二度とこんなことが起こらない様にこの世界を愛と平和に満ち溢れた世界を作ると。
彼は『剣帝』と呼ばれ、未来永劫、英雄として讃えられたのでした
人と動物達はより良い世界を創るため、手と手を取り合いました。
しかし、神様は退屈でした。神様は『慈愛』を、悪魔は『欲望』を与え生み出した人間達はあまりにも平和過ぎたのです。
そこで考えました、ただ村を壊すだけではまた、同じことの繰り返し。
そして、ひらめきました。人間達を悍ましい姿に変えてしまおうと。
神はある十五夜の夜『天界』にある聖杯を現世に傾けてしまったのです。
天より降りし『黒水』は人間と生き物を飲み込んで行きます。
村の作物は枯れ果て建築物は壊れてしまいました。しかし『黒水』がもたらした影響はそれだけではありません。
その水は一部の人間の面をおぞましい獣の面へと変え、彼等の野生本能を剥き出しに、獣は人々を襲うよう変貌させられたのです。
獣の面を持った人間は『獣人』と呼ばれるようになりました。人間達は自分と違う者を忌嫌い、差別しました。
それが悲劇の始まりだったのです。
大洪水以降の獣人への扱いは酷いものでした。
愛されていた筈の家族からは気味が悪いと罵倒され家を出され、村を歩けば石を投げつけられる、そこはまるで生き地獄。
生きる事に意味を見いだせなくなったのです。
自分が何をしたのか、何故自分がこんな目に合わなければならないのか ……そこで彼女は思い付いたのでした。
──神を殺そう。
全ての元凶である悪い神様を殺してしまえば、全てが元通りになる、そう考えたのでした。
そして彼女は神を喰い殺したのです。
跡形も残らない様に骨の髄まで全てを捕食したのでした。
『戻ればまた、あの幸せな生活に戻れる』彼女は、期待を胸に鼻歌交じりで帰って行きました。
しかし、彼女に向けられたのは罵詈雑言の嵐でした。
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彼女は嘆き苦しみました、そして決めたのでした。
── この種を絶やそう。
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そして戦士の手によって『神喰の魔女』は討ち取られたのでした。
悔しくもその戦士は彼女の婚約者だったのです。
彼は決めました。二度とこんなことが起こらない様にこの世界を愛と平和に満ち溢れた世界を作ると。
彼は『剣帝』と呼ばれ、未来永劫、英雄として讃えられたのでした
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