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自らの足で駆け回ることを夢見る少年
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病室から遠くを見つめる少年の先には、公園で元気いっぱいに遊ぶ子供達の姿があった。
どうやら、僕は長く生きれないらしい。
両親は病院の先生と話してくるたびに無理な笑顔を作って、きっと良くなるから頑張るんだよ と励ましてくれる。
子供だけどそんなに僕の状態がいい方向に進んでいないことは気づいてるんだ。
やりたいことなら沢山ある。
やっぱり一番はこれから中学に上がる同い年の友達とクタクタになるまで遊びたいな。
病室に置かれた千羽鶴をチラッと見ると悔しくて胸が苦しくなった。
だめだめ。暗くなってちゃ病気も治せなくなっちゃう。
お母さんが少し前に「病気は心から治せるんだから元気でいたらきっと良くなる」って言ってくれたもん。
つらくても頑張らなくちゃ。
「すぐに手術室に運んでください!準備が出来次第オペに取り掛かります!」
「お願いです。貫太をどうか助けてください。」
「ここからは立ち入り禁止となりますので」
目を覚ますと何もない真っ白な空間に一人ポツンと立っていた。
戸惑い、あたりを見渡すが限りなく真っ白な空間が広がっている。
貫太の目の前に突如として少年が現れた。
背は小学生の貫太よりも少し小さく、金髪をなびかせた少年がジロジロと体を舐めるように見ると、こう言い放った。
「君は死んだよ」
その言葉に驚きはしなかった。なぜなら自分の死期をなんとなく感づいていたからだ。
「僕はこの世界の創造主さ。訳あって君に第二の人生をギフトすることにしたんだ」
どうやらこのそうぞうしゅ?って人が言うには、僕は世界でもまだ6人しか発症したことのない珍しい病気で、科学がどんなに発展したところで治すことのできないいわゆる不治の病っていうやつだったらしい。
「僕はね、例え0.何%だとしても乗り越えられる可能性があるものしか試練として創造しないんだ。だが、君たちの病気は完全なる0%。僕としたことが少ししくじってしまったよ。
そこでだ、その詫びとして第二の人生を与えることにしたんだ。」
「おっと、喋ろうとしても無駄だよ。僕は忙しいから質問に答えている時間はないんだ。
この僕が与えるギフトだ。次の人生では逞しいものにしてあげないとっ
ちょっとあげすぎたかな。
少し制限をつけよう。
んー。これでよしっ
それじゃ行ってらっしゃーい」
真っ白な空間は暗闇に一瞬で変わり貫太の体は落下を始めた。
落下をする空間には走馬灯のようにこれまで生きてきた人生の映像が流れていた。
お父さんとお母さんとはもう会えなくなってしまうという悲しさを遥かに上回る自由な体が手に入るというワクワク感が貫太の胸を高鳴らせた。
落下を続ける暗闇の先に一筋の光が見えると、そこに吸い込まれるように光が貫太の体を包み込んだ。
気がつくと目の前には大草原が広がっていた。
目に入ったのは大草原だけでなく、鎧を纏った骸骨がウロウロしている。
その骸骨は貫太に気がつくと手に持っている槍を振り上げいきなり襲ってきた。
いきなりの展開に驚いた貫太はすぐさまにその骸骨から逃げようとした。
だが、この世界の体の扱いに慣れていないせいか走っても逃げきれそうにない。
やっと自由な体を手に入れたのにこんなところで死んでたまるか。
貫太は下に落ちていた石ころを握りしめ、思い切り骸骨めがけて投げつけた。
次の展開に貫太は拍子抜けした。
骸骨の上半身は吹っ飛び跡形もなく粉々になり、下半身は上からパラパラと塵になっていった。
「よっっっっっっわ!!!!」
物陰からどさっと物音がし、目を飛び出そうなほどに開いた冒険者のような佇まいをしたおじさんが出てきた。
「君!その敵はSランクの冒険者しか相手にすることができないスカルキングというモンスターだよ!
き、き、君は一体何者なんだ??」
どうやら僕はあのアニメとかで見たことがあった最強主人公ってやつになってる??かな?
どうやら、僕は長く生きれないらしい。
両親は病院の先生と話してくるたびに無理な笑顔を作って、きっと良くなるから頑張るんだよ と励ましてくれる。
子供だけどそんなに僕の状態がいい方向に進んでいないことは気づいてるんだ。
やりたいことなら沢山ある。
やっぱり一番はこれから中学に上がる同い年の友達とクタクタになるまで遊びたいな。
病室に置かれた千羽鶴をチラッと見ると悔しくて胸が苦しくなった。
だめだめ。暗くなってちゃ病気も治せなくなっちゃう。
お母さんが少し前に「病気は心から治せるんだから元気でいたらきっと良くなる」って言ってくれたもん。
つらくても頑張らなくちゃ。
「すぐに手術室に運んでください!準備が出来次第オペに取り掛かります!」
「お願いです。貫太をどうか助けてください。」
「ここからは立ち入り禁止となりますので」
目を覚ますと何もない真っ白な空間に一人ポツンと立っていた。
戸惑い、あたりを見渡すが限りなく真っ白な空間が広がっている。
貫太の目の前に突如として少年が現れた。
背は小学生の貫太よりも少し小さく、金髪をなびかせた少年がジロジロと体を舐めるように見ると、こう言い放った。
「君は死んだよ」
その言葉に驚きはしなかった。なぜなら自分の死期をなんとなく感づいていたからだ。
「僕はこの世界の創造主さ。訳あって君に第二の人生をギフトすることにしたんだ」
どうやらこのそうぞうしゅ?って人が言うには、僕は世界でもまだ6人しか発症したことのない珍しい病気で、科学がどんなに発展したところで治すことのできないいわゆる不治の病っていうやつだったらしい。
「僕はね、例え0.何%だとしても乗り越えられる可能性があるものしか試練として創造しないんだ。だが、君たちの病気は完全なる0%。僕としたことが少ししくじってしまったよ。
そこでだ、その詫びとして第二の人生を与えることにしたんだ。」
「おっと、喋ろうとしても無駄だよ。僕は忙しいから質問に答えている時間はないんだ。
この僕が与えるギフトだ。次の人生では逞しいものにしてあげないとっ
ちょっとあげすぎたかな。
少し制限をつけよう。
んー。これでよしっ
それじゃ行ってらっしゃーい」
真っ白な空間は暗闇に一瞬で変わり貫太の体は落下を始めた。
落下をする空間には走馬灯のようにこれまで生きてきた人生の映像が流れていた。
お父さんとお母さんとはもう会えなくなってしまうという悲しさを遥かに上回る自由な体が手に入るというワクワク感が貫太の胸を高鳴らせた。
落下を続ける暗闇の先に一筋の光が見えると、そこに吸い込まれるように光が貫太の体を包み込んだ。
気がつくと目の前には大草原が広がっていた。
目に入ったのは大草原だけでなく、鎧を纏った骸骨がウロウロしている。
その骸骨は貫太に気がつくと手に持っている槍を振り上げいきなり襲ってきた。
いきなりの展開に驚いた貫太はすぐさまにその骸骨から逃げようとした。
だが、この世界の体の扱いに慣れていないせいか走っても逃げきれそうにない。
やっと自由な体を手に入れたのにこんなところで死んでたまるか。
貫太は下に落ちていた石ころを握りしめ、思い切り骸骨めがけて投げつけた。
次の展開に貫太は拍子抜けした。
骸骨の上半身は吹っ飛び跡形もなく粉々になり、下半身は上からパラパラと塵になっていった。
「よっっっっっっわ!!!!」
物陰からどさっと物音がし、目を飛び出そうなほどに開いた冒険者のような佇まいをしたおじさんが出てきた。
「君!その敵はSランクの冒険者しか相手にすることができないスカルキングというモンスターだよ!
き、き、君は一体何者なんだ??」
どうやら僕はあのアニメとかで見たことがあった最強主人公ってやつになってる??かな?
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