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天啓
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ディエゴの父が生まれる100年ほど前、世界に天啓がおりた。
『バラを持つ器。器は儚く脆い。世界の覇者を生み出す。産み出され者は神の代行者。鏡と刀を持つ者なり』
天啓の意味を理解する者はいなかった。普段敵対している種族同士だが、この時ばかりは代表が集まり議論した。
この世界の種族は、人族、エルフ族、ドワーフ族、獣人族、妖精族、魔族で構成されている。一番数が多いのは、人族だが、魔力量は一番すくない。争いを仕掛けるのは、いつも人族。世界の中心だと自負していたが、さすがに神の意図することが解らない?『バラを持つ器』とは?そんな議論の最中、衝撃的な知らせが入った。
獣人族の領土で大規模な魔力爆発があった。獣人族の領土半分を巻き込む大惨事だ。最初、人族の仕業かと疑われたが、人族では出せない魔力だった。調査の結果、獣人族の領土のはずれの村からの魔力爆発だった。領土半分を巻き込む大惨事だが、村に一人だけ生き残りがいた。
生き残りが詳細を語った。ウサギの獣人の女の子が20歳の誕生日を迎えた日、女の子から膨大な魔力が噴出したとのことだ。生き残りは女の子の姉。爆発した瞬間、強力な結界が自分の周りを取り囲んだ。そして声が聞こえたと・・・『器は脆い。生み出さなければ砕ける』男性とも女性とも解らぬ澄んだ声。
この情報は各種族へ伝わった。そして姉からの情報はまだある。女の子は生後1ヶ月ごろ、背中にバラの痣が現れた。女の子は獣人族の平均以下の魔力量しか持たなかったとのことだ。
この情報を元に結論が出た。『器』とは、子を産むことが出来る者。そして子を産まねば内包していた魔力が暴走する。産まれた子は『神の代行者』各種族は血眼になって『器』を探した。だが『器』はいなかった。
そして時が流れ、ディエゴの父が生まれ、王が生まれた年に事件が起こった。
王都の商人の娘にバラの痣が現れた。事の詳細を詳しく知るのは、王族のみ。国民には生まれた子供の健康診断を義務付けをさせ、痣が現れてないか確認するためだ。
商人の娘はすぐ王家で保護した。ディエゴの父と王、そして商人の娘は一緒に育った。当時の王はこの二人のどちらかと娘が一緒になるよう仕向けた。そして『神の代行者』を意のままに操りたいと考えていた。
先王の思惑は、途中まで順調に進んでいた。ディエゴの父と商人の娘が、恋仲になった。次期国王は長男だろう。そして『神の外交者』が手に入ると喜んでいた矢先。
ディエゴの父と商人の娘が姿を消した。先王は激怒し国中を探しまくった。が、ディエゴの父は用として見つけることが出来なかった。それは魔力の高い村に逃げ込んだからだ。
ディエゴの父は王族当時から、各地を回り民と交流をしていた。そして見つけたのがこの村だった。ディエゴの父はゆくゆくは、この村に住みたいと村長に願い出ていた。その際、自分を探しに兵士がやってくることになるが、どうか匿ってほしいとも伝え、了承を得ていた。元々、魔力が高い者が集まった村だ。匿うことはお手の物どーとでもなる!
ディエゴの父は後に残る弟のことも考えていた。本当は仲のいい兄弟だが、自分がいなくなった後、攻められないよう、人前では兄弟仲は最悪と思わせた。嫌いな兄のことを弟が知る訳ない!と弟に被害がでないようにした。
そしてディエゴが誕生した。ディエゴが産まれると、商人の娘は息を引き取った。『器』は役目を終えると消える。儚く脆いの意味はこれであった。
ディエゴの父は、王族であった為、『器』や『神の代行者』も知っていた。だが自分の息子を国の兵器にしたくなかった。なので、なにも伝えずこの世を去ってしまったのである。
「ディエゴ・・・兄はそなたの母をとても愛していた。我も一緒に育ったので人となりは、よう知っておる。とてもやさしいく美しい女性であった。兄は母もそなたも守りたかったのだ。「一緒に平凡に暮らしていきたい」それが兄の願いであった。」
王はすべてを語り終え、ディエゴに父の願いを伝えた。そしてもうひとつ重要なことを伝えた。
「おぬしがゾグラフと名乗って確信したのだ。間違いなく兄の子だと・・・ゾグラフはそなたの母の性じゃ
商人であったが、そなたの母が生まれ、商人は貴族となった。その時、賜ったのがゾグラフだ。ゾグラフ家は貴族になったばかりの家。ゾグラフの名を知る者は少ない。そして兄たちが隠れた場所はゾグラフ家と疑われた。ゾグラフ家は取り潰し。一族すべて死罪となった。兄はゾグラフ家に被害が出ると、おもっておらなんだ。そなたの母とゾグラフ家はまったく交流していなかったからの・・・多分、先王が実家を盾にすれば、兄たちが現れるとおもったのだろう・・・惨いことをしたものだ・・・」
静まりかえる室内・・・驚愕するディエゴ。『器』と『神の代行者』の本当の意味を知ったイーサン。
「それじゃーオラは・・・その・・・『神の代行者』か?・・・・」
やっと言葉を発したディエゴ。それに答えたのはイーサンだ。
「ディエゴ『神の代行者』だからといって何かをしなきゃいけない訳じゃない!お前の父から託をたのまれていた。「普通でいい」と、亡くなる1週間前に手紙が届いた。ディエゴが真実を知った時、伝えてほしいと書いてあった。この言葉はお前の母からだそうだ・・・お前を育てることが出来ない母からの願いだ・・・
おじさんやっと本当の意味がわかったよ!親ならば、多少自分の子供に期待する。少しでも他者より秀でてほしいと願うが、お前の両親は普通を望んだんだな・・・・確かにお前は『神の代行者』だ。だけど何が何でも事を成せとは言ってない!お前が思う普通をすればいいんだよ」
項垂れていたディエゴがしっかり顔を上げイーサンと王を見つめた。
「オラは王様に王族に迎えてほしいと願ってる。理由はオラの普通を通す為だ。『神の代行』をするつもりはない!オラの村が襲われたことは知っているだろ?オラ仕返ししたいと思った。けどそれだけじゃダメだ!暴力で暴力を返しても終わらない・・・
オラは、父さんから人を傷つけちゃいけない!暴力も言葉や態度でも、もし傷つけたらちゃんと誤れ!って言われてる。大人になると素直に謝ることが出来なくなるからだって・・・ごめんなさいとありがとうをちゃんと言えって・・・オラ魔法や剣術はまったく教わらなかったけど、これだけはちゃんと教わった。オラ村を襲った奴に誤ってほしいんだ、そして話しを聞きたい。なぜ?村を襲うまでの事をしたのか・・・そいつの口からそいつの考えを聞きたい。人に流されたのか?唆されたのか?それとも自ら進んで事を起こしたのか・・・知りたい。その後どうするか決める。オラ一人じゃなく当事者のクライド・アルフ。ヒューゴで話し合う。その時は王様やイーサンさんおじさん・ロニー爺ちゃんの意見も聞きたいな」
「ディエゴおぬしには力がある!その力を振るおうとは思わぬのか?力を振るえば他者を抑えることは簡単だぞ?」
王は最大権力者だ。力の振るい方を知ってる。なのであえて意地悪な質問をした。ディエゴは目をパチパチしながら
「???オラ、権力や力にまったく興味はない!だけど理不尽は嫌いだ。いきなり力を振るえばオラが理不尽になる。そんなのやだなー!王様もオラを王族にしたくないなら、そう言ってくれ?しないからと言っても、オラ力で抑えることしないぞ!ただ理由を教えてほしいけど・・・後、王族になったらオラは次期国王候補だろ?オラの魔力無限だし全属性持ってる。けど!これもオラが相応しくないなら候補から外してくれ・・・」
人の価値は魔力量ではない!人間性だ!と、これも父からの教え。自分のことは、他者が一番よくわかる。長所も短所も、わからないのは己のみ。
王は重大な決定を下した。本当は以前から決めていたが正式に決定を下した。
「ディエゴおぬしを王族へ迎える!正式発表は1ヶ月後の我の誕生披露宴で行うとしよう。イーサン準備はお前に任せた。ディエゴと友達の分もよろしく頼むぞ」
「はは!心得ましてございます!」
ディエゴは王族に向かえ入れられた。王の独断で決めた事。大臣や貴族からの反対は怏々にしてあった。が、皮肉にも『神の代行者』と知られると手のひらを返したように人が寄ってきた。まさに魑魅魍魎。ジギスムントが言ってた通りだった。
『バラを持つ器。器は儚く脆い。世界の覇者を生み出す。産み出され者は神の代行者。鏡と刀を持つ者なり』
天啓の意味を理解する者はいなかった。普段敵対している種族同士だが、この時ばかりは代表が集まり議論した。
この世界の種族は、人族、エルフ族、ドワーフ族、獣人族、妖精族、魔族で構成されている。一番数が多いのは、人族だが、魔力量は一番すくない。争いを仕掛けるのは、いつも人族。世界の中心だと自負していたが、さすがに神の意図することが解らない?『バラを持つ器』とは?そんな議論の最中、衝撃的な知らせが入った。
獣人族の領土で大規模な魔力爆発があった。獣人族の領土半分を巻き込む大惨事だ。最初、人族の仕業かと疑われたが、人族では出せない魔力だった。調査の結果、獣人族の領土のはずれの村からの魔力爆発だった。領土半分を巻き込む大惨事だが、村に一人だけ生き残りがいた。
生き残りが詳細を語った。ウサギの獣人の女の子が20歳の誕生日を迎えた日、女の子から膨大な魔力が噴出したとのことだ。生き残りは女の子の姉。爆発した瞬間、強力な結界が自分の周りを取り囲んだ。そして声が聞こえたと・・・『器は脆い。生み出さなければ砕ける』男性とも女性とも解らぬ澄んだ声。
この情報は各種族へ伝わった。そして姉からの情報はまだある。女の子は生後1ヶ月ごろ、背中にバラの痣が現れた。女の子は獣人族の平均以下の魔力量しか持たなかったとのことだ。
この情報を元に結論が出た。『器』とは、子を産むことが出来る者。そして子を産まねば内包していた魔力が暴走する。産まれた子は『神の代行者』各種族は血眼になって『器』を探した。だが『器』はいなかった。
そして時が流れ、ディエゴの父が生まれ、王が生まれた年に事件が起こった。
王都の商人の娘にバラの痣が現れた。事の詳細を詳しく知るのは、王族のみ。国民には生まれた子供の健康診断を義務付けをさせ、痣が現れてないか確認するためだ。
商人の娘はすぐ王家で保護した。ディエゴの父と王、そして商人の娘は一緒に育った。当時の王はこの二人のどちらかと娘が一緒になるよう仕向けた。そして『神の代行者』を意のままに操りたいと考えていた。
先王の思惑は、途中まで順調に進んでいた。ディエゴの父と商人の娘が、恋仲になった。次期国王は長男だろう。そして『神の外交者』が手に入ると喜んでいた矢先。
ディエゴの父と商人の娘が姿を消した。先王は激怒し国中を探しまくった。が、ディエゴの父は用として見つけることが出来なかった。それは魔力の高い村に逃げ込んだからだ。
ディエゴの父は王族当時から、各地を回り民と交流をしていた。そして見つけたのがこの村だった。ディエゴの父はゆくゆくは、この村に住みたいと村長に願い出ていた。その際、自分を探しに兵士がやってくることになるが、どうか匿ってほしいとも伝え、了承を得ていた。元々、魔力が高い者が集まった村だ。匿うことはお手の物どーとでもなる!
ディエゴの父は後に残る弟のことも考えていた。本当は仲のいい兄弟だが、自分がいなくなった後、攻められないよう、人前では兄弟仲は最悪と思わせた。嫌いな兄のことを弟が知る訳ない!と弟に被害がでないようにした。
そしてディエゴが誕生した。ディエゴが産まれると、商人の娘は息を引き取った。『器』は役目を終えると消える。儚く脆いの意味はこれであった。
ディエゴの父は、王族であった為、『器』や『神の代行者』も知っていた。だが自分の息子を国の兵器にしたくなかった。なので、なにも伝えずこの世を去ってしまったのである。
「ディエゴ・・・兄はそなたの母をとても愛していた。我も一緒に育ったので人となりは、よう知っておる。とてもやさしいく美しい女性であった。兄は母もそなたも守りたかったのだ。「一緒に平凡に暮らしていきたい」それが兄の願いであった。」
王はすべてを語り終え、ディエゴに父の願いを伝えた。そしてもうひとつ重要なことを伝えた。
「おぬしがゾグラフと名乗って確信したのだ。間違いなく兄の子だと・・・ゾグラフはそなたの母の性じゃ
商人であったが、そなたの母が生まれ、商人は貴族となった。その時、賜ったのがゾグラフだ。ゾグラフ家は貴族になったばかりの家。ゾグラフの名を知る者は少ない。そして兄たちが隠れた場所はゾグラフ家と疑われた。ゾグラフ家は取り潰し。一族すべて死罪となった。兄はゾグラフ家に被害が出ると、おもっておらなんだ。そなたの母とゾグラフ家はまったく交流していなかったからの・・・多分、先王が実家を盾にすれば、兄たちが現れるとおもったのだろう・・・惨いことをしたものだ・・・」
静まりかえる室内・・・驚愕するディエゴ。『器』と『神の代行者』の本当の意味を知ったイーサン。
「それじゃーオラは・・・その・・・『神の代行者』か?・・・・」
やっと言葉を発したディエゴ。それに答えたのはイーサンだ。
「ディエゴ『神の代行者』だからといって何かをしなきゃいけない訳じゃない!お前の父から託をたのまれていた。「普通でいい」と、亡くなる1週間前に手紙が届いた。ディエゴが真実を知った時、伝えてほしいと書いてあった。この言葉はお前の母からだそうだ・・・お前を育てることが出来ない母からの願いだ・・・
おじさんやっと本当の意味がわかったよ!親ならば、多少自分の子供に期待する。少しでも他者より秀でてほしいと願うが、お前の両親は普通を望んだんだな・・・・確かにお前は『神の代行者』だ。だけど何が何でも事を成せとは言ってない!お前が思う普通をすればいいんだよ」
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「オラは王様に王族に迎えてほしいと願ってる。理由はオラの普通を通す為だ。『神の代行』をするつもりはない!オラの村が襲われたことは知っているだろ?オラ仕返ししたいと思った。けどそれだけじゃダメだ!暴力で暴力を返しても終わらない・・・
オラは、父さんから人を傷つけちゃいけない!暴力も言葉や態度でも、もし傷つけたらちゃんと誤れ!って言われてる。大人になると素直に謝ることが出来なくなるからだって・・・ごめんなさいとありがとうをちゃんと言えって・・・オラ魔法や剣術はまったく教わらなかったけど、これだけはちゃんと教わった。オラ村を襲った奴に誤ってほしいんだ、そして話しを聞きたい。なぜ?村を襲うまでの事をしたのか・・・そいつの口からそいつの考えを聞きたい。人に流されたのか?唆されたのか?それとも自ら進んで事を起こしたのか・・・知りたい。その後どうするか決める。オラ一人じゃなく当事者のクライド・アルフ。ヒューゴで話し合う。その時は王様やイーサンさんおじさん・ロニー爺ちゃんの意見も聞きたいな」
「ディエゴおぬしには力がある!その力を振るおうとは思わぬのか?力を振るえば他者を抑えることは簡単だぞ?」
王は最大権力者だ。力の振るい方を知ってる。なのであえて意地悪な質問をした。ディエゴは目をパチパチしながら
「???オラ、権力や力にまったく興味はない!だけど理不尽は嫌いだ。いきなり力を振るえばオラが理不尽になる。そんなのやだなー!王様もオラを王族にしたくないなら、そう言ってくれ?しないからと言っても、オラ力で抑えることしないぞ!ただ理由を教えてほしいけど・・・後、王族になったらオラは次期国王候補だろ?オラの魔力無限だし全属性持ってる。けど!これもオラが相応しくないなら候補から外してくれ・・・」
人の価値は魔力量ではない!人間性だ!と、これも父からの教え。自分のことは、他者が一番よくわかる。長所も短所も、わからないのは己のみ。
王は重大な決定を下した。本当は以前から決めていたが正式に決定を下した。
「ディエゴおぬしを王族へ迎える!正式発表は1ヶ月後の我の誕生披露宴で行うとしよう。イーサン準備はお前に任せた。ディエゴと友達の分もよろしく頼むぞ」
「はは!心得ましてございます!」
ディエゴは王族に向かえ入れられた。王の独断で決めた事。大臣や貴族からの反対は怏々にしてあった。が、皮肉にも『神の代行者』と知られると手のひらを返したように人が寄ってきた。まさに魑魅魍魎。ジギスムントが言ってた通りだった。
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