psychics!

kuroroa

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少年と初めての敵

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「はぁはぁ…っ!」

「大丈夫?!」

「…はいっ!!」

光に従い走って
お互いの息遣いと
今から退治するサイキッカーへの
恐れが今の僕達をおそう

「ねぇッ…さっきあなた通り名を貰ったわよね」

不意にクロさんが
僕に話しかけた

「はぁはぁ…そうッですけどッ!?」

「こんな状況だけどッ!
よろしくねコク!!」

やっと見えてきた
いつもは鉄の四輪車が通る
広いこの道路のど真ん中で

通常の人間の倍はする
大きな物体の耳を塞ぎたくなるような
大きな雄叫びとものを壊す音がする

「っさいわねぇ!!コク!!」

「!!…はい任せてくださいクロさん!!」

「オーケー制御解除!!」

クロさんがそう叫び
指輪をはめている方の手を
上に高くあげると
また指輪が光
突然、僕に凄まじい力が湧いてくる

「コードNo.03コク行きます!
コールドブレス!」

そう呟いて僕は地面をけった
そして大きな物体に向かって
僕の能力である氷をぶつける

すると相手は少し
怯んだようで動きが少し鈍くなる

「クロさん!!」

「分かってるわ!スマッシュクロー!!」

来る途中教えてもらった
クロさんの得意技

二つの物をテニスのスマッシュのように
打ち付けながら
クロスさせ相手を攻撃する
遠距離型攻撃

「ッ!…やっつけられたかしら?」

「どうでしょうか…手応えはありましたが」

ーーーーグルルルルルルーーーー

「?……?!しまっ…」

僕は油断をして相手の攻撃を
もろに食らってしまった

「大丈夫コク?!」

「はい…ただアイツ」

「えぇ少し厄介ね」

僕の攻撃は今のところ
さっきのコールドブレスと
もう一つしかない

だがもう一つの方は
1発食らわすので今の僕は
精一杯…一体どうしたら

「困った様子だな少年よ」

「あ…イロハさん!」

高いビルの屋上で腕を組み
仁王立ちで僕達を見ている
イロハさん

敵をちらりと見てから
僕達に言った

「お前の実力はそこまでか?」
「お前にはなにか貫きたい信念が
あったのではないか?」

「それは…」

そうだ僕はあの人に会うまで
死ねないんだあの人が守った
この国をあの人が愛したこの星を
僕は…僕は

「なら今、お前は何をするべきだ
攻撃しか能がない訳では無いだろう」

「!!そうか」

そうだ相手が遠距離で
傷つかないのならば
近距離で攻撃すればいいだけのこと

物理が効かないのならば
精神的に攻撃すればいいだけのこと

ただそれだけの事じゃないか
焦って考えもまとまらないなんて
僕もまだ子供だな

「クロさん、話術はお得意ですか?」

「ん?えぇ少しくらいなら」

「なら、僕が奴を氷のきりで
絶対零度まで冷やします
その隙に彼に冷たい言葉を浴びせてください」

「良いけど…どうして?」

「氷の霧で体の芯まで冷やし
奴が生きてるのか死んでるのか
夢を見てるのか現実なのか
区別のつかないところまで凍らせます」

クロさんは相づちを打ちながら
僕の話を真剣に聞いていた

「凍らせた所でクロさんが
冷たい言葉を浴びせていく
すると彼にもし隠したい過去があるのなら
こうなった原因があるのなら
うまく引き出せるかもしれない」

「引き出した後は
暫くトラウマが蘇って
一時的だけど弱点が
出来るってわけね」

「はい…でもこれは僕の
精神的に1回しか繰り出せません
なのでチャンスは1回きりです行けますか?」

「これでもウチの課の部長様の
お兄ちゃんよ?できないわけないわよ」

「頼もしいですね」

さて、ここからは
僕の僕とクロさんの舞台だ
さぁ、敵さん?存分に楽しんでってね?
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