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精霊の使い魔 編
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依頼を終えた事を、大門さんに電話で連絡を入れて自宅に帰る事を伝える。
事後処理は内閣特殊調査課の方がしてくれるので、俺は自宅に帰る事にする。
家に戻ってドアを開けると、玄関には姫宮の靴が在るので帰宅しているのが分かる。
「ただいまぁ。」
そう言って靴を脱ぎ、自分の部屋に戻ろうとした時に、リビングに居る姫宮と目が合う。
「お帰・・・。」
言葉が途中で止まる姫宮。
そのまま、自分の部屋に行こうとすると。
姫宮に後ろ襟を掴まれる。
「ぐぇ!」
変な声が出てしまう。
「ちょ! いきなり何をするんですかね?」
「貴方こそ、何をシレっと部屋に行こうとしているのですか?」
「ああ、依頼を無事に終わらせたよ。」
「そうですか。 それは、おめでとう御座います。」
「んじゃ。そう言う事で。」
「だから! 待ちなさい!」
再び、姫宮に襟首をつかまれた。
「だから! なんなの!?」
「だから、何をシレっと部屋に行こうとしているのですか!」
「仕事を済ませて、今から報告書を纏めないといけないんですが!?」
「それは分かります! 仕事なんですから!」
「だったら、部屋に行かせてくださいませんか!?」
「その前に、私に言う事があるでしょう!」
「なにを?」
「ソレは何ですか! ソレは!?」
と言って。 俺の肩の辺りを指さす。
「俺に、取り憑いてる、霊のレイさん。」
俺の言葉に合わせて、レイさんが礼をする。
「そうですか。 霊のレイさんですか。
じゃなくて! なんで! そんな物を憑けているのか説明しなさい説明をっ!」
仕方が無いので、リビングに戻って、姫宮に説明をする。
「はぁ・・・。 非常識にも程があります・・・・。」
いや、姫宮に言われたくない。
非常識が、服を着て歩ているような人物なのだから。
「一応、言って置きますが。 レイさん。
くれぐれも、七五三さんに害意を持たない様にしてくださいね。
万が一にも、七五三さんに害意を持ったり、働いたりした場合は。
精霊たちが、貴方を駆除しに掛かりますので。」
「はい。 その事は、シーちゃんからも聞いて理解してます。」
等身大の大きさに戻り、俺の横に座ったレイさんが言う。
「シーちゃん?」
レイさんの言葉に、思わず言葉に出してしまう俺。
「はい。 シルフの精霊のシーちゃんです。」
嬉しそうに言うレイさん。
「理解しているのなら結構です。
七五三さん。 くれぐれも、彼女に変な事はしないようにしてくださいね。」
「変な事って・・・。 君の中での俺は、どういった人物像なのかな?」
「理解不可能な人。」
「酷くねっ!?」
「貴方の存在そのものが。 既に、私たちの理解を超えているのですから。
当然と言えば当然でしょうに。」
「いや、僕からしたら。 姫宮たちの方が理解できない存在だからねっ!」
「精霊の王と女王の真名を聞いた。 などと言う七五三さんに言われたくは有りませんっ!」
「あの~。 ちょっと、宜しいでしょうかぁ~?」
俺と、姫宮の会話に、レイさんが割り込んでくる。
「ええ。 どうぞ。」
姫宮が言う。
「お二人の、関係を聞いても?」
「「仕事上での関係です。」」
声が揃ってしまった。
思わず、お互いの顔を見てしまう。
「仲が良いのですねぇ~。」
「「誰がっ!?」」
また、ハモった。
と、まあ。
なんとか、姫宮の許可を得て。
自分の部屋に戻って、パソコンを開いて、報告書を纏めて、中嶋君にメールで送る。
「ふう。 終わったぁ~~。」
「お疲れ様です。」
レイさんが労いの言葉をくれる。
「ありがと。」
素直に返事を返し、カップに残っていた冷めたコーヒーを喉に流し込む。
そして。 そのまま、1階に降りてトイレに入る。
用を足そうとして、自分の息子を取り出そうとすると、息子が元気にコンニチワしている。
俗に言う。 疲れマラと言う奴だ。
「大きいですねぇ~。」
と、声が聞こえる。
ふと、横を見れば。 レイさんが、俺の元気に為った息を凝視している。
えっ!? っと思いつつも。 一度、出だすと止められないもので。
そのまま、レイさんに見られた状態で用を済ます。
ここで慌てて息子をしまおうとすると、チャックに皮を挟みかねない。
レイさんと言えば、何やら小声でブツブツと。
ブルルっと息子を揺らして露を払い。 息子をそっとしまう。
「あっ・・・。」
何やらレイさんが、小さな声を上げる。
手を洗って2階に向かい。
自分の部屋では無く、姫宮の部屋の前でドアを叩く。
「なに?」
姫宮が顔を出す。
「助けてください!」
ドアの前で、俺は姫宮に向かって土下座をする。
事後処理は内閣特殊調査課の方がしてくれるので、俺は自宅に帰る事にする。
家に戻ってドアを開けると、玄関には姫宮の靴が在るので帰宅しているのが分かる。
「ただいまぁ。」
そう言って靴を脱ぎ、自分の部屋に戻ろうとした時に、リビングに居る姫宮と目が合う。
「お帰・・・。」
言葉が途中で止まる姫宮。
そのまま、自分の部屋に行こうとすると。
姫宮に後ろ襟を掴まれる。
「ぐぇ!」
変な声が出てしまう。
「ちょ! いきなり何をするんですかね?」
「貴方こそ、何をシレっと部屋に行こうとしているのですか?」
「ああ、依頼を無事に終わらせたよ。」
「そうですか。 それは、おめでとう御座います。」
「んじゃ。そう言う事で。」
「だから! 待ちなさい!」
再び、姫宮に襟首をつかまれた。
「だから! なんなの!?」
「だから、何をシレっと部屋に行こうとしているのですか!」
「仕事を済ませて、今から報告書を纏めないといけないんですが!?」
「それは分かります! 仕事なんですから!」
「だったら、部屋に行かせてくださいませんか!?」
「その前に、私に言う事があるでしょう!」
「なにを?」
「ソレは何ですか! ソレは!?」
と言って。 俺の肩の辺りを指さす。
「俺に、取り憑いてる、霊のレイさん。」
俺の言葉に合わせて、レイさんが礼をする。
「そうですか。 霊のレイさんですか。
じゃなくて! なんで! そんな物を憑けているのか説明しなさい説明をっ!」
仕方が無いので、リビングに戻って、姫宮に説明をする。
「はぁ・・・。 非常識にも程があります・・・・。」
いや、姫宮に言われたくない。
非常識が、服を着て歩ているような人物なのだから。
「一応、言って置きますが。 レイさん。
くれぐれも、七五三さんに害意を持たない様にしてくださいね。
万が一にも、七五三さんに害意を持ったり、働いたりした場合は。
精霊たちが、貴方を駆除しに掛かりますので。」
「はい。 その事は、シーちゃんからも聞いて理解してます。」
等身大の大きさに戻り、俺の横に座ったレイさんが言う。
「シーちゃん?」
レイさんの言葉に、思わず言葉に出してしまう俺。
「はい。 シルフの精霊のシーちゃんです。」
嬉しそうに言うレイさん。
「理解しているのなら結構です。
七五三さん。 くれぐれも、彼女に変な事はしないようにしてくださいね。」
「変な事って・・・。 君の中での俺は、どういった人物像なのかな?」
「理解不可能な人。」
「酷くねっ!?」
「貴方の存在そのものが。 既に、私たちの理解を超えているのですから。
当然と言えば当然でしょうに。」
「いや、僕からしたら。 姫宮たちの方が理解できない存在だからねっ!」
「精霊の王と女王の真名を聞いた。 などと言う七五三さんに言われたくは有りませんっ!」
「あの~。 ちょっと、宜しいでしょうかぁ~?」
俺と、姫宮の会話に、レイさんが割り込んでくる。
「ええ。 どうぞ。」
姫宮が言う。
「お二人の、関係を聞いても?」
「「仕事上での関係です。」」
声が揃ってしまった。
思わず、お互いの顔を見てしまう。
「仲が良いのですねぇ~。」
「「誰がっ!?」」
また、ハモった。
と、まあ。
なんとか、姫宮の許可を得て。
自分の部屋に戻って、パソコンを開いて、報告書を纏めて、中嶋君にメールで送る。
「ふう。 終わったぁ~~。」
「お疲れ様です。」
レイさんが労いの言葉をくれる。
「ありがと。」
素直に返事を返し、カップに残っていた冷めたコーヒーを喉に流し込む。
そして。 そのまま、1階に降りてトイレに入る。
用を足そうとして、自分の息子を取り出そうとすると、息子が元気にコンニチワしている。
俗に言う。 疲れマラと言う奴だ。
「大きいですねぇ~。」
と、声が聞こえる。
ふと、横を見れば。 レイさんが、俺の元気に為った息を凝視している。
えっ!? っと思いつつも。 一度、出だすと止められないもので。
そのまま、レイさんに見られた状態で用を済ます。
ここで慌てて息子をしまおうとすると、チャックに皮を挟みかねない。
レイさんと言えば、何やら小声でブツブツと。
ブルルっと息子を揺らして露を払い。 息子をそっとしまう。
「あっ・・・。」
何やらレイさんが、小さな声を上げる。
手を洗って2階に向かい。
自分の部屋では無く、姫宮の部屋の前でドアを叩く。
「なに?」
姫宮が顔を出す。
「助けてください!」
ドアの前で、俺は姫宮に向かって土下座をする。
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