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ミッションボス:11

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『それと、計算上では。

敵機アイツHP耐久値)が3分の1を切ったら、重力制御砲グラビティーカノンで止めを刺せる計算よ。』


どう贔屓目に見ても、俺ごと撃ち落とそうとしか思えない、地上からの援護射撃を避けながら言う。


「頼もしい限りだな。」

レイに礼を述べ、アイゼン・エンジェル目掛けて接近する。

擦れ違いざまに、ビームブレードで切り付ける。

そして、そのまま距離を取る。

攻撃の瞬間、ビームブレードの出力は最大にしているので、アイゼン・エンジェルに与えるダメージは大きい。

数回、ヒット&アウェイで、アイゼン・エンジェルのHP耐久値を削る。

「レイの計算上では、アイツのHP耐久値が4分の1くらいで、重力制御砲グラビティーカノンでの止めが可能らしい。

皆は、HP耐久値残量を見て、適当に下がってくれ。

重力制御砲グラビティーカノンでの巻き込まれは避けて欲しいから。」

一応、安全マージを考慮して、3分の1から、4ぶんの1へと言葉は変える。

「各機。今のを聞いたな。」

悠夜の言葉にアイザックが反応する。


「「「「「了解!」」」」」

更に、地上からの攻撃と、悠夜と香織の攻撃がアイゼン・エンジェルの耐久値《HP》を奪っていく。


「悠夜。エネルギー残量が、残り20%を切るわよ。』


「OK。

アイテム、、エネルギーパックを使用する。」


再び、竜騎兵《ドラグーン》のエネルギー残量が満タンに為る。


「くそっ! 弾薬切れだっ!」

健太が言う。


「ごめん。私の方も、エネルギーが危ない。」

桂子の方も、既に余裕のない状況らしい。


「2人とも良くやった。

アイラと一緒に後方に下がってくれ。」


既にアイゼン・エンジェルのHP耐久値は4分の1近くに為っている。
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