異世界に飛ばされた僕の従騎士生活

コプラ@貧乏令嬢〜コミカライズ12/26

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はじめての戦

団長の聴き取り尋問?

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「シン君、フォーカス様がお呼びだぞ。団長の幕内へ今すぐ来いってさ。」

カークさんに呼びかけられ僕は弓を置いた。
僕はフォーカス様が要人たちと会議の時は、幕内へ入れない時が多いので弓の訓練をしていることが多い。

僕が的を壊してしまうので、少し前から土嚢を積んだものを的にしている。

下僕たちには悪いけど、何度も積み上げて貰っている。申し訳なくて時々差し入れしているせいか、嫌な顔せずにやってくれるので僕も気兼ねなく取り組めるんだ。

カークさんには下僕まで虜にしなくてもとかモゴモゴ言ってたけど、何がどうしたって言うのかな?

僕は取り留めない事を考えながら、急ぎ足で団長の幕外までたどり着いた。

すっかり得意になった清浄の魔法で従騎士服を綺麗にすると、護衛の騎士様に頷いた。

「団長、シン殿が参りました。」


「シン タチバナ参りました。お呼びですか。」

僕が跪いて手を胸の下に当てて騎士の挨拶をすると、団長は楽にして席に着く様に指示した。


「シンを呼んだのは他でも無い。此度の戦での活躍の確認と少々聞きたいこともあったのでな。」

団長はそう言うとフォーカス様の方をチラリと見やった。
他にはルカ様とナルシス様が居た。そう言えば、僕は副団長に会ったことがないなとボンヤリ思いながら団長を見た。

「ククク、ワシの前でぼんやりするとは本当にシンは度胸が座っている。異世界の人間は皆そうなのか?」

僕は急に元の世界の話をされて、ハッと目を見開いた。


「大まかにはフォーカスに聞いている。今度の戦での勝利はシンの力によるところも大きいのでな。
この国、いや世界にない力の様だとルカも申しておる。シンはどう考える?」

「…元の世界で僕のお爺さんが神に仕える仕事をしていました。時々その仕事を手伝っていたんです。
もしかしたらその神へ願いを届ける儀式の経験がこちらで力を使えるきっかけになってるのかもしれません。

例えば、元の世界では魔法も有りませんでした。でもこの世界では僕も訓練すれば使える様になりました。

そう言うことなのではないでしょうか。」


「ふむ、なかなか理にかなっている。今回の戦では後方の奇襲作戦の効果が大きかったようだ。
弓隊長曰く一人を射ると、周囲の兵士も二人は倒れたと聞く。ましてやシンの矢は数人に効果があったと。

直前に鳴弦の儀式でシンの力を弓隊に広げた事も大きい。黒騎士団長として礼を言う。」

「恐れ多くも僕に出来ることをしたまでです。…僕の矢は僕の大切な人を守る矢です。」

団長はフォーカス様をチラッと見ると口元を緩めたが、直ぐに僕に真っ直ぐ向き直って言った。


「もうひとつ、シンの見える色について聞きたい。」














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