177 / 219
混乱の学校生活
春祭りの晩餐会
しおりを挟む
…やばい、味がしない。僕は顔を強張らせて、目の前に差し出された料理を口にした。少し離れた場所でダグラスが笑いを堪えた表情でこちらを見ているのが何とも嫌な感じだ。
「テディ、これから毎年春祭りを一緒に祝えるんだね。嬉しいよ。」
そう言いながら、ロバートは僕に食べさせた料理を自分でも美味しそうに食べた。少し伸びたオレンジの髪を撫で付けて、いつもよりグッと大人の男という雰囲気を醸し出しているせいで、僕はぼんやり見惚れてしまう。
「私も仕事をこれ以上増やさない様に騎士団長に交渉したよ。テディに会えない寂しさを仕事で紛らわす必要は無くなったからね?」
そう言って僕にグラスを傾けて、軽く弾けるお酒を飲ませてくれるのはバルトさんだ。僕の前でだけ柔らかな表情をするバルトさんは、胸までサラリと伸びた青い髪を耳に掛けて甘く微笑んだ。うっ、目が潰れそうにかっこいい。
僕の愛人たち最高じゃない?なんて現実逃避してる僕は、見ないふりをしてる周囲の空気まで感じて、もはや立っているのもやっとだった。
「あ、あのね?流石に自分で食べるから…。」
途端に二人の顔が険しくなって、次の瞬間には悲しげにため息をつかれてしまう。分かってる。給餌行為はこの世界のカップルの愛情表現のひとつだってくらいは。
だからって、こんな衆人環視の中やらなくても良いと僕は思うんだ。ほら、ダグラスがもう堪えきれなくて背中を向けて笑ってるじゃないか。
「…テディ、困らせたかった訳じゃないんだ。すまない。久しぶりに会えたから嬉しくて調子に乗ってしまった。」
そう、寂しそうに微笑むバルトさんに、思わず罪悪感が湧いてくる。
「俺はいつだってテディを甘やかしたいんだ。甘やかせてくれるだろう?ダーリン。」
一体いつからロバートはこんな甘々な男になったんだ。だ、だーりん?確かに僕がふざけてそう呼んだことはあったけど、まさか学習してたとは…。
僕はそう呼んだ時のシチュエーションを思い出させられて、思わず顔を赤らめて慌てて言った。
「そう言えば、ローズさんにちゃんと挨拶してなかった!僕、ちょっと行ってくるね!?あ、いいから、いいから。ほら、二人に挨拶したい人達も来てるでしょ?呼んでるよ?」
僕は招待客と歓談しているローズさん夫妻のところへ逃げ込んだ。
「ローズさん、先程はちゃんとした挨拶もできなくて。ご招待ありがとうございました。王都に上京したのに直ぐに寮生活になってしまって、挨拶に行けなくてすみませんでした。」
僕がそう言って頭を下げると、ローズさんは僕の手を掴んで自分の側に引き寄せた。うわ、凄い力。
「もう!姉上と呼んで頂戴な?テディはすっかり一人前になったのねぇ。あんなに可愛かったのに、今や王都でも人気の二人を侍らせて。ほほほ。」
全然遠慮のない物言いに、僕は苦笑するしかない。いや、そう言われても弁解出来ないよ。
「…僕もまさか二人が招待されてるなんて知らなくて。二人に会えたのは嬉しいですけど、ちょっとどうしたら良いか戸惑ってしまって。」
僕が恨めがましい目つきでそう言うと、ローズさんは僕をまじまじと見て悪戯っぽく言った。
「あら、テディが来るなら当然あの二人を呼ばなくちゃ。こんな素敵なテディを一人にしたら、あの二人も心配するでしょう?お父様はテディの事を心配はしても、恋の駆け引きに関しては我関せずだもの。」
僕は招待客と歓談しているパーカスを眺めて言った。
「僕のせいで、パーカスを長らく王都から遠ざけていたのですから、そろそろ子育てからは解放してあげないといけないでしょう?」
ローズさんはクスッと笑って、握った僕の手を優しく叩いた。
「どうかしら。お父様から見ればまだまだテディはお子ちゃまだもの。まだまだ解放されたく無いんじゃないかしら。テディの事が可愛くて仕方がないのよ?」
僕はローズさんと目を合わせて微笑んだ。パーカスに似た岩石色の色彩が瞳を揺らして、どこか懐かしい。この竜人と姉弟なのだと思うと、ひどく頼もしく感じる。
「ふふ、僕もパーカスからまだ離れたくはないです。でも姉上の仕打ちで困っている弟に、何かアドバイスしてくれても良いのではありませんか?愛人になってから、こんな風に二人が顔を合わせた事はなくて。」
ローズさんは嬉しそうに声を立てて笑うと、ニンマリ笑って僕に耳打ちした。僕は全然解決策じゃないと顔を赤くしたけれど、それ以外に今夜を上手く乗り切る方法を思いつかなかった。
遠目で見ても、案外あの二人は仲良さそうに話している。僕が考えるよりも顔を突き合わせても問題だった訳じゃないのかな?そう思いながら彼らの側に戻って行くと、二人は嬉しそうに僕を見つめた。
「挨拶して来たよ。あのね、明日はバルトさん、明後日はロバートと約束してたでしょう?その、姉上が今夜城の離れの客間に泊まって行けって。どうかな。二人とも帰らなくちゃダメ?」
途端に二人の空気がピリついた。あれ…。もしかして不味い事言ったかな。
ロバートが僕から一歩後ずさって、少し赤らんだ首筋を撫でて困った様子で呟いた。
「まだ晩餐会も終わってないのにそんな事を言われたら、テディを攫って行きたくなってしまうだろ?はぁ、どうしたものか。」
あ、ああ。そういう事…。僕は急にドキドキして、黙りこくって僕の側に立っているバルトさんを見上げた。バルトさんは僕の手を掬って唇を指先に押し当てると、掠れた声音で言った。
「それってロバートと三人でって事かい?…色々気持ちを抑えられるか自信がなくなったよ。目の前で見せつけられたら、テディに酷くしてしまいそうだ。」
僕は普段は優しいのに、ベッドではサドッ気があるバルトさんのあれこれを思い出して、顔が熱くなるのを自覚した。
「…お手柔らかにお願いします。ぼ、僕、ちょっとパーカスと話してくる!」
僕は甘い空気を隠そうともしない二人から、パーカスのところに逃げ込んだ。パーカスはチラッと奥に居る二人の方を見ると、僕の顔を見て言った。
「何だか殺気だっておるのう、あいつらは。テディ、大丈夫かのう?」
僕は苦笑して、パーカスに言った。
「大丈夫じゃないかも。僕自分で自分の首絞めたかも…。」
その時、聞き慣れた声が僕らの話を遮った。
「隠者様、少し早いがゲオンの事が気になるから、俺たちそろそろ退散するぜ。ローズ様にはもう挨拶したんだが。よう、テディ。今夜は面白いものを見せてくれてありがとなぁ。おかげで退屈する暇が無かったぜ。」
僕は相変わらず開けっぴろげなダグラスをジト目で見ると、ダグラスにエスコートされているシャルに言った。
「シャル、こんなに無神経な男で不満はない?」
僕に文句を言ってるダグラスに、シャルはクスクス笑って僕の耳元に唇を寄せて言った。
「今夜は頑張って?殺気立った男は甘やかすしか手立てが無いから。これ、ダグラスから。あんなこと言ってるけど、ダグラスもテディの事心配なんだよ?」
シャルが僕の手の中にこっそりと渡したのは、紫色の小瓶だった。強壮剤の一級品だ。
僕がチラッとダグラスを見上げると、ダグラスは面白そうにウインクして言った。
「まぁ、頑張れ。あまり隠者様に心配掛けるなよ?ああ、最終日は屋敷にいるだろう?ゲインを連れてくから、遊んでやってくれ。じゃあな。」
彼らを見送った後チラホラ帰る客が出て来て、パーカスが僕に言った。
「テディ、あいつらを連れて先に戻ったらどうじゃ。あまり焦らすとテディが心配じゃからな…。私はローズ達ともう少し飲んでいくから心配ないぞ。」
パーカスにそう言われて、僕はしどろもどろになりながら頷いた。居た堪れない…。
パーカスに何か言われた二人が僕の所まで足早にやって来た。僕は近づいて来る二人の圧倒的な男味にドギマギして立ち竦んでしまった。ああ、もうなるようになれ!
「テディ、これから毎年春祭りを一緒に祝えるんだね。嬉しいよ。」
そう言いながら、ロバートは僕に食べさせた料理を自分でも美味しそうに食べた。少し伸びたオレンジの髪を撫で付けて、いつもよりグッと大人の男という雰囲気を醸し出しているせいで、僕はぼんやり見惚れてしまう。
「私も仕事をこれ以上増やさない様に騎士団長に交渉したよ。テディに会えない寂しさを仕事で紛らわす必要は無くなったからね?」
そう言って僕にグラスを傾けて、軽く弾けるお酒を飲ませてくれるのはバルトさんだ。僕の前でだけ柔らかな表情をするバルトさんは、胸までサラリと伸びた青い髪を耳に掛けて甘く微笑んだ。うっ、目が潰れそうにかっこいい。
僕の愛人たち最高じゃない?なんて現実逃避してる僕は、見ないふりをしてる周囲の空気まで感じて、もはや立っているのもやっとだった。
「あ、あのね?流石に自分で食べるから…。」
途端に二人の顔が険しくなって、次の瞬間には悲しげにため息をつかれてしまう。分かってる。給餌行為はこの世界のカップルの愛情表現のひとつだってくらいは。
だからって、こんな衆人環視の中やらなくても良いと僕は思うんだ。ほら、ダグラスがもう堪えきれなくて背中を向けて笑ってるじゃないか。
「…テディ、困らせたかった訳じゃないんだ。すまない。久しぶりに会えたから嬉しくて調子に乗ってしまった。」
そう、寂しそうに微笑むバルトさんに、思わず罪悪感が湧いてくる。
「俺はいつだってテディを甘やかしたいんだ。甘やかせてくれるだろう?ダーリン。」
一体いつからロバートはこんな甘々な男になったんだ。だ、だーりん?確かに僕がふざけてそう呼んだことはあったけど、まさか学習してたとは…。
僕はそう呼んだ時のシチュエーションを思い出させられて、思わず顔を赤らめて慌てて言った。
「そう言えば、ローズさんにちゃんと挨拶してなかった!僕、ちょっと行ってくるね!?あ、いいから、いいから。ほら、二人に挨拶したい人達も来てるでしょ?呼んでるよ?」
僕は招待客と歓談しているローズさん夫妻のところへ逃げ込んだ。
「ローズさん、先程はちゃんとした挨拶もできなくて。ご招待ありがとうございました。王都に上京したのに直ぐに寮生活になってしまって、挨拶に行けなくてすみませんでした。」
僕がそう言って頭を下げると、ローズさんは僕の手を掴んで自分の側に引き寄せた。うわ、凄い力。
「もう!姉上と呼んで頂戴な?テディはすっかり一人前になったのねぇ。あんなに可愛かったのに、今や王都でも人気の二人を侍らせて。ほほほ。」
全然遠慮のない物言いに、僕は苦笑するしかない。いや、そう言われても弁解出来ないよ。
「…僕もまさか二人が招待されてるなんて知らなくて。二人に会えたのは嬉しいですけど、ちょっとどうしたら良いか戸惑ってしまって。」
僕が恨めがましい目つきでそう言うと、ローズさんは僕をまじまじと見て悪戯っぽく言った。
「あら、テディが来るなら当然あの二人を呼ばなくちゃ。こんな素敵なテディを一人にしたら、あの二人も心配するでしょう?お父様はテディの事を心配はしても、恋の駆け引きに関しては我関せずだもの。」
僕は招待客と歓談しているパーカスを眺めて言った。
「僕のせいで、パーカスを長らく王都から遠ざけていたのですから、そろそろ子育てからは解放してあげないといけないでしょう?」
ローズさんはクスッと笑って、握った僕の手を優しく叩いた。
「どうかしら。お父様から見ればまだまだテディはお子ちゃまだもの。まだまだ解放されたく無いんじゃないかしら。テディの事が可愛くて仕方がないのよ?」
僕はローズさんと目を合わせて微笑んだ。パーカスに似た岩石色の色彩が瞳を揺らして、どこか懐かしい。この竜人と姉弟なのだと思うと、ひどく頼もしく感じる。
「ふふ、僕もパーカスからまだ離れたくはないです。でも姉上の仕打ちで困っている弟に、何かアドバイスしてくれても良いのではありませんか?愛人になってから、こんな風に二人が顔を合わせた事はなくて。」
ローズさんは嬉しそうに声を立てて笑うと、ニンマリ笑って僕に耳打ちした。僕は全然解決策じゃないと顔を赤くしたけれど、それ以外に今夜を上手く乗り切る方法を思いつかなかった。
遠目で見ても、案外あの二人は仲良さそうに話している。僕が考えるよりも顔を突き合わせても問題だった訳じゃないのかな?そう思いながら彼らの側に戻って行くと、二人は嬉しそうに僕を見つめた。
「挨拶して来たよ。あのね、明日はバルトさん、明後日はロバートと約束してたでしょう?その、姉上が今夜城の離れの客間に泊まって行けって。どうかな。二人とも帰らなくちゃダメ?」
途端に二人の空気がピリついた。あれ…。もしかして不味い事言ったかな。
ロバートが僕から一歩後ずさって、少し赤らんだ首筋を撫でて困った様子で呟いた。
「まだ晩餐会も終わってないのにそんな事を言われたら、テディを攫って行きたくなってしまうだろ?はぁ、どうしたものか。」
あ、ああ。そういう事…。僕は急にドキドキして、黙りこくって僕の側に立っているバルトさんを見上げた。バルトさんは僕の手を掬って唇を指先に押し当てると、掠れた声音で言った。
「それってロバートと三人でって事かい?…色々気持ちを抑えられるか自信がなくなったよ。目の前で見せつけられたら、テディに酷くしてしまいそうだ。」
僕は普段は優しいのに、ベッドではサドッ気があるバルトさんのあれこれを思い出して、顔が熱くなるのを自覚した。
「…お手柔らかにお願いします。ぼ、僕、ちょっとパーカスと話してくる!」
僕は甘い空気を隠そうともしない二人から、パーカスのところに逃げ込んだ。パーカスはチラッと奥に居る二人の方を見ると、僕の顔を見て言った。
「何だか殺気だっておるのう、あいつらは。テディ、大丈夫かのう?」
僕は苦笑して、パーカスに言った。
「大丈夫じゃないかも。僕自分で自分の首絞めたかも…。」
その時、聞き慣れた声が僕らの話を遮った。
「隠者様、少し早いがゲオンの事が気になるから、俺たちそろそろ退散するぜ。ローズ様にはもう挨拶したんだが。よう、テディ。今夜は面白いものを見せてくれてありがとなぁ。おかげで退屈する暇が無かったぜ。」
僕は相変わらず開けっぴろげなダグラスをジト目で見ると、ダグラスにエスコートされているシャルに言った。
「シャル、こんなに無神経な男で不満はない?」
僕に文句を言ってるダグラスに、シャルはクスクス笑って僕の耳元に唇を寄せて言った。
「今夜は頑張って?殺気立った男は甘やかすしか手立てが無いから。これ、ダグラスから。あんなこと言ってるけど、ダグラスもテディの事心配なんだよ?」
シャルが僕の手の中にこっそりと渡したのは、紫色の小瓶だった。強壮剤の一級品だ。
僕がチラッとダグラスを見上げると、ダグラスは面白そうにウインクして言った。
「まぁ、頑張れ。あまり隠者様に心配掛けるなよ?ああ、最終日は屋敷にいるだろう?ゲインを連れてくから、遊んでやってくれ。じゃあな。」
彼らを見送った後チラホラ帰る客が出て来て、パーカスが僕に言った。
「テディ、あいつらを連れて先に戻ったらどうじゃ。あまり焦らすとテディが心配じゃからな…。私はローズ達ともう少し飲んでいくから心配ないぞ。」
パーカスにそう言われて、僕はしどろもどろになりながら頷いた。居た堪れない…。
パーカスに何か言われた二人が僕の所まで足早にやって来た。僕は近づいて来る二人の圧倒的な男味にドギマギして立ち竦んでしまった。ああ、もうなるようになれ!
201
あなたにおすすめの小説
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
【完結】2番目の番とどうぞお幸せに〜聖女は竜人に溺愛される〜
雨香
恋愛
美しく優しい狼獣人の彼に自分とは違うもう一人の番が現れる。
彼と同じ獣人である彼女は、自ら身を引くと言う。
自ら身を引くと言ってくれた2番目の番に心を砕く狼の彼。
「辛い選択をさせてしまった彼女の最後の願いを叶えてやりたい。彼女は、私との思い出が欲しいそうだ」
異世界に召喚されて狼獣人の番になった主人公の溺愛逆ハーレム風話です。
異世界激甘溺愛ばなしをお楽しみいただければ。
僕の、しあわせ辺境暮らし
* ゆるゆ
BL
雪のなか3歳の僕を、ひろってくれたのは、やさしい16歳の男の子でした。
ふたりの、しあわせな辺境暮らし、はじまります!
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
義弟の婚約者が私の婚約者の番でした
五珠 izumi
ファンタジー
「ー…姉さん…ごめん…」
金の髪に碧瞳の美しい私の義弟が、一筋の涙を流しながら言った。
自分も辛いだろうに、この優しい義弟は、こんな時にも私を気遣ってくれているのだ。
視界の先には
私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる