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二学期

和也sideオオカミと赤ずきん

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廊下が騒ついているので何事かと目を向けると、そこには見知った顔が歩いていた。
男を煽る様な露出の多いメイドコスプレをした、うーちゃん、いやどちらかと言うとほとんどけいちゃんだ。

俺は慌てて追いかけると大声で呼びかけた。
振り向いたうーちゃんは、どこからどう見ても男子校に紛れ込んで来た女の子にしか見えなかった。

長い黒髪のうーちゃんはけいちゃんとは雰囲気は違うけど、もっと清楚な感じなのにエロいという、とんでもない仕上がりになっていた。


この動く凶器を早く野郎どもから隠したくて引っ張って行ったら痛いって言われて振り解かれてしまった。
焦るあまり、加減しないで引っ張ってしまったらしい。

痛さで目に涙を溜めたうーちゃんの破壊力は半端なくて、俺はその場でキスしそうになるのを堪えるのが大変だった。

部屋で着替えるつもりのうーちゃんを送りがてら、話を聞いてた俺は何度か血管が切れそうになった。

メイク係の高木と二人きりでしかも胸を揉まれたとか、危機管理もなく着替えをするとか、こんなに周囲の人間がうーちゃんから目を離せないのに呑気にしてるとことか。


俺は意地悪くけいちゃんの話を振ってみた。案の定動揺してたけど、あんまり言うと色々発覚して学校に居なくなりそうなので追い詰めるのはやめた。

でもこんなに呑気なうーちゃんに、男の怖さを知って欲しかった。
部屋に一緒に入ると、うーちゃんにいきなりキスするのもアレなので一応聞いてみた。

意外な事にうーちゃんは承諾してくれたけど、文化祭後みたいな事を言い出したので、聞こえないふりで口を塞いだ。


久しぶりのうーちゃんの唇はメイクをしているせいか、ヌメっとしていてそれが俺を煽った。

最近のうーちゃんに触れられなくて、我慢していた鬱憤が出てしまった。
気がつくとうーちゃんの喘ぎ声が聞こえて、俺はますます柔らかくて甘い唇を突いたり吸ったりと堪能した。

甘える様なうーちゃんの喘ぎが耳に入るともう我慢も限界だった。
俺は舌でうーちゃんの唇の合わせ目を何度か強めに撫で擦り、ため息と共に受け入れたうーちゃんの柔らかな口の中を貪った。


うーちゃんの薄い舌は俺の分厚い舌と絡んでいやらしい音がした。
俺は顔を傾けて更にグッと口を合わせるとうーちゃんの舌の付け根や上顎を優しくなぞった。

キスに弱いうーちゃんは閉じた瞼をひくつかせながら、俺とのキスに溺れていった。


この時ほど自分の今までの遊びで培ったテクニックが役に立って嬉しく思ったことはなかった。
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