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親密さとは
翼sideやらかしてるの?
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私は美那の話を聞きながら、内心仰天していた。だってあんな扇情的なコスプレした姿で、うっかりドア開けて対応するのも無防備が過ぎるけど、弟の仕打ちへの復讐めいたキスを初対面でぶちかますとか、どんな男なの?
あの食事会の店で、美那を射抜くように見つめていた、スペックの良さげなあの男を思い浮かべて私はため息をついた。確かにあの男と張り合うには、野村さんじゃちょっと役不足かもしれないわね。
あの眼差しだって、きっと美那が他の人と楽しそうにしてたから怒ってたのかもしれないし。まさかDV男⁉︎ああ、でもその後酔っ払い美那を家までちゃんと送ってったんだっけ?
よく送り狼にならなかったわね。そこは身元がしっかりしてるから、ちゃんとしてるってことかしら?それか…。そう頭の中で目まぐるしく考えていると、美那は視線を泳がせて言いにくそうにしている。私はピンときて言った。
「なぁに?まだやらかしてるの?まさか…。」
私の剣幕に慌てた美那が両手を振って言った。
「違う、違うってば!その、水族館デートの後で野村さんに送ってもらってホール前で見送ってたら、橘兄が来たのよ!それで…。」
私は片眉を上げて美那を見つめた。この子は一見小慣れてるように見えるけれど、本当のところを知ってしまったら随分隙だらけに見えるに違いない。私はそれが目に見えるようだと思いながら話の続きを促した。
「…それで?」
美那は目を逸らして話し出した。
「…それが私、また出た!って思っちゃって、思わずストーカーだって揶揄っちゃったの。ストーカー呼ばわりされて狼狽える橘さんも面白かったし。でもそしたら何故か引き寄せられて、私たちは親密な知り合いだって言って…、キスしてきて。」
私はきっとそうなんだろうと、予想通りの展開にため息をついて美那に尋ねた。
「それで、そのキスが嫌じゃなかったんでしょ?」
美那がハッとしたように私を見つめるので私はニンマリして言った。
「だって、美那の顔、そのキスを思い出してうっとりしてるんだもん。よっぽど素敵なキスだったんでしょう?」
真っ赤になった美那を眺めながら、ああ、これは無自覚の何とかだわと一人心の中で頷いた。本人は気づいてないみたいだけど。いや、気がついてるのかな?私に相談する位だから、なんとなく自分の中でもあれっと思っているに違いない。
私には美那が明らかに橘兄に惹かれているのが分かったけれど、今の時点でアドバイスするのはやめた。もっと美那とあの男が、この後どういう展開をしていくのか知りたかったし。もちろん美那は、遊んだり、簡単に落としていい女じゃない。私は美那に釘を刺すつもりで注意した。
「まぁあのハイスペな雰囲気からして、キスはうまいでしょうね。経験豊富そうだもの。美那はうぶなんだから、あんまり振り回されないように、相手をよく見てじっくり考えなさいよ?私があれこれ言うのは簡単だけど、付き合うとか決めるのは美那なんだし。」
私がそう言うと、美那は慌てて答えた。
「別に付き合ってくれって言われたわけじゃないわ!大体、野村さんともデートしてるのに、違う男の人に簡単にキスされる私ってちょっと軽いのかな…?」
私はケラケラと笑って言った。
「キスぐらいどうってことないわよ。それより、キスしたらわかる事って沢山あるのよ?どうせなら日曜日のデートで、野村さんともキスしてらっしゃいな。そうしたらハッキリすることもあるんじゃない?」
そう美那に言いながらも、まぁちょっと野村さんを利用する感じになっちゃうから、気が咎めるかもしれないと思ったのは内緒だ。でも野村さんだってキスされたら嬉しいだろうから大丈夫でしょ。私は困った顔でグラスの氷を突っついてる美那に言った。
「まぁ、あんまりくよくよしないで日曜日の野村さんとのドライブデート楽しんできて?勿論、報告はちゃんとしてね?そう言えば、あともうちょっとしたらお騒がせ従姉妹が帰ってくるわよね。どこまでこの騒動を話すか考えないといけないわ。
あとちょっと気になってるんだけど、橘弟もあなたに気があるんじゃないのかしら。だって、美那が従姉妹じゃないって気がついていたのに、美那のことを彼女扱いして振る舞っていたわけでしょう?確信犯じゃない。もし橘兄弟2人からモーションかけられたらどうするの?
…まぁ、お兄さんからも既にモーションかかってるか。…とにかく困ったことになったら、また相談して?私も奥手の美那がこんな恋愛のゴタゴタになるなんてちょっと嬉しい感じなんだけど。ふふふ。
でも大事な親友の美那が傷つくのは嫌だわ。それだけは心配かな?まぁとにかく美那の春が来たことを祝って乾杯っ!」
そう言って、困った顔の美那の手の中のグラスにカチンとグラスをぶつけた。
あの食事会の店で、美那を射抜くように見つめていた、スペックの良さげなあの男を思い浮かべて私はため息をついた。確かにあの男と張り合うには、野村さんじゃちょっと役不足かもしれないわね。
あの眼差しだって、きっと美那が他の人と楽しそうにしてたから怒ってたのかもしれないし。まさかDV男⁉︎ああ、でもその後酔っ払い美那を家までちゃんと送ってったんだっけ?
よく送り狼にならなかったわね。そこは身元がしっかりしてるから、ちゃんとしてるってことかしら?それか…。そう頭の中で目まぐるしく考えていると、美那は視線を泳がせて言いにくそうにしている。私はピンときて言った。
「なぁに?まだやらかしてるの?まさか…。」
私の剣幕に慌てた美那が両手を振って言った。
「違う、違うってば!その、水族館デートの後で野村さんに送ってもらってホール前で見送ってたら、橘兄が来たのよ!それで…。」
私は片眉を上げて美那を見つめた。この子は一見小慣れてるように見えるけれど、本当のところを知ってしまったら随分隙だらけに見えるに違いない。私はそれが目に見えるようだと思いながら話の続きを促した。
「…それで?」
美那は目を逸らして話し出した。
「…それが私、また出た!って思っちゃって、思わずストーカーだって揶揄っちゃったの。ストーカー呼ばわりされて狼狽える橘さんも面白かったし。でもそしたら何故か引き寄せられて、私たちは親密な知り合いだって言って…、キスしてきて。」
私はきっとそうなんだろうと、予想通りの展開にため息をついて美那に尋ねた。
「それで、そのキスが嫌じゃなかったんでしょ?」
美那がハッとしたように私を見つめるので私はニンマリして言った。
「だって、美那の顔、そのキスを思い出してうっとりしてるんだもん。よっぽど素敵なキスだったんでしょう?」
真っ赤になった美那を眺めながら、ああ、これは無自覚の何とかだわと一人心の中で頷いた。本人は気づいてないみたいだけど。いや、気がついてるのかな?私に相談する位だから、なんとなく自分の中でもあれっと思っているに違いない。
私には美那が明らかに橘兄に惹かれているのが分かったけれど、今の時点でアドバイスするのはやめた。もっと美那とあの男が、この後どういう展開をしていくのか知りたかったし。もちろん美那は、遊んだり、簡単に落としていい女じゃない。私は美那に釘を刺すつもりで注意した。
「まぁあのハイスペな雰囲気からして、キスはうまいでしょうね。経験豊富そうだもの。美那はうぶなんだから、あんまり振り回されないように、相手をよく見てじっくり考えなさいよ?私があれこれ言うのは簡単だけど、付き合うとか決めるのは美那なんだし。」
私がそう言うと、美那は慌てて答えた。
「別に付き合ってくれって言われたわけじゃないわ!大体、野村さんともデートしてるのに、違う男の人に簡単にキスされる私ってちょっと軽いのかな…?」
私はケラケラと笑って言った。
「キスぐらいどうってことないわよ。それより、キスしたらわかる事って沢山あるのよ?どうせなら日曜日のデートで、野村さんともキスしてらっしゃいな。そうしたらハッキリすることもあるんじゃない?」
そう美那に言いながらも、まぁちょっと野村さんを利用する感じになっちゃうから、気が咎めるかもしれないと思ったのは内緒だ。でも野村さんだってキスされたら嬉しいだろうから大丈夫でしょ。私は困った顔でグラスの氷を突っついてる美那に言った。
「まぁ、あんまりくよくよしないで日曜日の野村さんとのドライブデート楽しんできて?勿論、報告はちゃんとしてね?そう言えば、あともうちょっとしたらお騒がせ従姉妹が帰ってくるわよね。どこまでこの騒動を話すか考えないといけないわ。
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でも大事な親友の美那が傷つくのは嫌だわ。それだけは心配かな?まぁとにかく美那の春が来たことを祝って乾杯っ!」
そう言って、困った顔の美那の手の中のグラスにカチンとグラスをぶつけた。
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