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変わるもの、変わらないもの
涼介side 篤哉と理玖
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篤哉と理玖はお互い階の違う手術室に運ばれた事もあり、状況が分からなかった。そこに蓮が呼び出したのか、壱太が急いでやって来た。
「涼介!理玖君は⁉︎今、上の篤哉の手術室前に行って来たけど、まだ手術中だった。ご家族曰くは、篤哉は頭を強く打って、脚も怪我してるみたいだ。…理玖君は⁉︎」
俺は篤哉も酷い怪我なんだなとぼんやり感じながら、首を振って言った。
「理玖もまだ手術中だ。理玖も脚の怪我が酷くて、…出血性ショックで病院に到着した時、一瞬心臓が止まったみたいだ。ちょっとでも処置が遅れていたと思うと…。
俺たち家族は理玖の側を離れられないから、お前たちは篤哉と理玖の容態をそれぞれに伝えてくれないか。東さんもきっとこっちの状況が気になるだろうから。
兄さんがお前たちを家族扱いにしてくれて、出入り出来る様にしてくれた筈だ。頼めるか?」
蓮が俺をぎゅっと抱きしめて言った。
「…ああ、涼介は何も考えずに理玖君のことだけ見てやってくれ。壱太、理玖君の状況を伝えに、東さんのところへ行こう。」
俺がお礼を言う間も無く、強張った顔の二人は急いで待機部屋から出て行った。手術中の患者の家族が待てる様にあつらえられた部屋で、俺は憔悴した両親の側に座ると誰ともなく呟いた。
「理玖は篤哉が大好きだから、篤哉が生きてる限り絶対こっちに戻ってくるよ。今、蓮たちが篤哉の方の状況を逐一報告してくれるって言ってるから。理玖を信じよう…。」
それから何時間経ったのだろう。俺たちは待つことしか出来なかった。待機部屋の扉の前に人の気配がする度に、俺たちは顔を上げて扉が開くのを待った。
待ってる間に、篤哉の方の手術が終わった。壱太曰くは、頭を打ってるので予断は許さないが、命は助かったようだ。
俺は祈る気持ちで、神様理玖を助けてくださいと口の中でつぶやいた。
むしろ俺に出来る事はそれくらいしかなかった…。願いが聞き届けられたのか、看護師が俺たち家族をカンファレンスルームへと連れて行った。
「こちらでお待ちください。今手術を担当したドクターが説明に参りますので。」
誰も一言も無い、机と椅子しか無い真っ白な部屋で、彗がボソリとつぶやいた。
「ここに呼ばれたって事は、理玖は生きてるって事だ。私たちは理玖のために最善を尽くそう。」
俺はやっぱり彗は三好家の長男だなと、まだ現実味がない感覚の中で思った。その時ドクターが部屋に入って来た。俺は緊張で、心臓が嫌な音を立てた気がした。
「涼介!理玖君は⁉︎今、上の篤哉の手術室前に行って来たけど、まだ手術中だった。ご家族曰くは、篤哉は頭を強く打って、脚も怪我してるみたいだ。…理玖君は⁉︎」
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「理玖もまだ手術中だ。理玖も脚の怪我が酷くて、…出血性ショックで病院に到着した時、一瞬心臓が止まったみたいだ。ちょっとでも処置が遅れていたと思うと…。
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蓮が俺をぎゅっと抱きしめて言った。
「…ああ、涼介は何も考えずに理玖君のことだけ見てやってくれ。壱太、理玖君の状況を伝えに、東さんのところへ行こう。」
俺がお礼を言う間も無く、強張った顔の二人は急いで待機部屋から出て行った。手術中の患者の家族が待てる様にあつらえられた部屋で、俺は憔悴した両親の側に座ると誰ともなく呟いた。
「理玖は篤哉が大好きだから、篤哉が生きてる限り絶対こっちに戻ってくるよ。今、蓮たちが篤哉の方の状況を逐一報告してくれるって言ってるから。理玖を信じよう…。」
それから何時間経ったのだろう。俺たちは待つことしか出来なかった。待機部屋の扉の前に人の気配がする度に、俺たちは顔を上げて扉が開くのを待った。
待ってる間に、篤哉の方の手術が終わった。壱太曰くは、頭を打ってるので予断は許さないが、命は助かったようだ。
俺は祈る気持ちで、神様理玖を助けてくださいと口の中でつぶやいた。
むしろ俺に出来る事はそれくらいしかなかった…。願いが聞き届けられたのか、看護師が俺たち家族をカンファレンスルームへと連れて行った。
「こちらでお待ちください。今手術を担当したドクターが説明に参りますので。」
誰も一言も無い、机と椅子しか無い真っ白な部屋で、彗がボソリとつぶやいた。
「ここに呼ばれたって事は、理玖は生きてるって事だ。私たちは理玖のために最善を尽くそう。」
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