14 / 16
面談
しおりを挟む
「初めまして、薫様。私は三宅と申します。桐生家の教育係を務めさせて頂いております。」
目の前に座って居るのは歳の頃は50代半ばの優しげな紳士だった。
結局結婚式の後、蒼一郎が手を回してくれた仕事を在宅でやっていた薫は、無理のない範囲と言われてもついつい根を詰めてしまう。そうこうしているうちにお腹はますます大きくなって、出産や産後についても考えなくてはいけなくなっていた。
「間宮家のご家族にはもうお知らせしていらっしゃいますよね。出産後はどちらでお過ごしになるのが薫様にとって宜しいでしょうか。今日は出産に関してお話をお聞きしたいと思ってこちらに伺わせて頂きました。
蒼一郎様が急な案件で一緒にお話し出来ないのは残念ですが、多分いらっしゃられない方が薫様の本意がお聞きできるかもしれませんね。」
確かに忙しい蒼一郎があれこれ口を出してくると決まるものも決まらない可能性がある。薫を心配するせいでとかく過保護になりがちなのは、こうなってみると分かる蒼一郎の知らざれざる一面だった。
寝耳に水だった間宮家の家族は驚きと困惑と喜びが一度に来て、薫から見れば随分と混乱している様子だったけれど、流石に同じ体質の母親だけは直ぐに現実を受け止めて色々なアドバイスをくれた。
もっとも薫にとってみたら、母親とそんな風に向き合うのは何とも居心地の悪いものだった。
「実家は去年生まれた姉の子供が居て大変ですし、僕は蒼一郎の側に居たいのでこちらで産後も過ごすつもりです。」
三宅さんはにっこりと笑みを浮かべると、薫に資料の様なものを渡して来た。
「それは桐生家には有難いお話ですね。誠に間宮家は徳の高いお家柄の様です。お子様お二人がこうして子供を持つことが出来るのですからね。
ここだけの話、桐生家は三人のお子様に恵まれはしましたが、未だお世継ぎは得られていません。ご長男の飛鳥様はご婚約こそしてらっしゃいますが、お相手がまだお若い方なので結婚自体早くて一年後という感じでしょう。
そんな時にご次男の蒼一郎様にお子様がお生まれになるとお聞きして、私達は随分と喜びを感じました。薫様のお手伝いが出来ればと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。」
無駄の無いそつのなさに、プロ意識を感じる。この人達に育てられて、蒼一郎はあの様な有能な男になったのだとすれば、実績は十分な気もした。けれども一方で、日に日に身体に息づくお腹の中の赤ん坊の存在感は、薫に以前とは違う考えを生じさせ始めていた。
「三宅さん、ありがとうございます。ご存知の様に元々僕にも覚悟があって身籠った訳では無いので、毎日少しずつ実感が湧いてきている様な状況です。だから協力してくださると仰って頂き、心強いです。
実際産まれてみないと僕にもどう感じるかは分かりませんが、少なくとも今の蒼一郎の仕事ぶりでは、赤ん坊と触れる時間などない気がします。それは僕にとってもあまり良くないんじゃないかなと思うんですが…。」
お腹が大きくなるにつれて、蒼一郎の仕事の忙しさはますます酷くなっていた。連絡こそこまめにくれるけれど、広いマンションでポツンとリモートの軽い仕事をこなしている薫にとっては、寂しさが募ってくる。
元々一人で自由に過ごす方が好きだった筈なのに、すっかり蒼一郎に甘やかされたせいで女々しさが生じている自分に酷く落ち込んでしまう。
気落ちした表情を浮かべていたのだろう。三宅さんは微笑んでソファから立ち上がった。
「…新しくカフェインレスコーヒーでも淹れましょう。コーヒーは私の得意とする所ですよ。」
元々薫は明確に計画を立てて遂行する方だった。幼い頃から護身術を嗜んでいるせいもあるかもしれない。ハッキリしない事は性に合わないし、自分の力で人生を押し広げていく様な考えがある。
けれどもこの妊娠に関して言えば、自分だけでどうにかなるものでは無いのは明白だった。今は兎も角、産まれてしまえば動きの悪くなった自分と、手が掛かる赤ん坊が独立して存在する事になる。
どう考えても自分の手に余るし、計画通りとは反対の生活になりそうだった。
「私が見たところ、蒼一郎様は何かお考えがあって仕事を詰め込んでいる様に思われますよ。蒼一郎様は昔から三兄弟の中でも一歩皆から引いた位置から傍観しているような雰囲気がお有りでした。
最近薫様の件で少しお会いした時は、随分とあの頃と印象が変わったように思いました。何というか、ずっと温かみを増したご様子でしたね。薫様とご結婚なされたからでしょう。」
蒼一郎を子供の頃から知る三宅さんから昔の蒼一郎の話を聞くのは面白い。薫はクスリと笑みを浮かべて差し出されたコーヒーを手に取った。カフェインレスは物足りない気がしていたけれど、三宅さんの淹れるコーヒーは普通のものよりずっと美味しい。
「…美味しいです。蒼一郎の子供時代の話を聞くのは楽しいですね。確かに蒼一郎がここに居たら余計な事を言われないように三宅さんに口止めしそうです。
蒼一郎のご兄弟は顔合わせしたくらいですけど、随分皆さん個性が違う印象を受けました。」
「ええ。確かにそうです。蒼一郎様と三歳違いの兄の飛鳥様は、昔からとても社交的な方でした。時には激しいと言えるほど、強い印象を他人に与えます。それはある意味桐生家の後継者としては望ましい在るべき姿です。」
薫は顔合わせした時の、蒼一郎とは別の意味で印象が強かった蒼一郎の兄を思い浮かべた。派手な印象は蒼一郎とは違う大きめの人好きする垂れ目からも生じていたかもしれない。
「…蒼一郎はお父上に似てますね。」
「ええ。お姿で言えば一番似てらっしゃるのは蒼一郎様でしょう。でも性格は飛鳥様がまるで生まれ変わりのように旦那様に似てらっしゃいますよ。そのせいで衝突も多いですけど。」
あの周囲に影響が有りそうな人物が二人も存在する桐生家は、何だかゾッとすると思った自分に薫は内心苦笑してしまった。
「蒼一郎様の弟である雅様は年も離れてお生まれになったという事もあって、ある意味お二人とは違う生き方をなされています。あの方には桐生という名前の重さはあまり関係ないかもしれません。
蒼一郎様とは昔から仲が宜しいのですよ。」
肩までの長い髪の明るい眼差しの青年を思い浮かべた。モデルのような華やかな出立ちながら、美大に通っているというだけあって兄二人とは雰囲気が違って見えた。
薫は残りのコーヒーを飲み干すと、顔を上げて微笑んだ。
「蒼一郎が弟さんと仲が良いと聞いて嬉しいです。蒼一郎はところどころ人間味に欠ける所があるでしょう?一緒に仕事をしていた僕にはそんな割り切った所も頼もしい部分でしたけど、少なくとも桐生家のような名家で家族と情の通った関係があったと聞いてホッとしました。」
三宅さんはにっこりと微笑むと、頷きながら言葉を続けた。
「蒼一郎様の理解者が薫様のような方で、本当に幸いでした。蒼一郎様はあまり感情を他人に気取らせない方ですけど、薫様と一緒に居る蒼一郎様からはずっと肩の力が抜けている印象を受けますからね。…薫様、これからも蒼一郎様を宜しくお願いします。」
蒼一郎の親代わりのような三宅さんにそんな風に言われて、薫は恥ずかしくなったものの嬉しくなった。確かに蒼一郎は冷徹なやり手の若き起業家だ。桐生家とは離れた自分で立ち上げた会社で着々と成功を積み上げている。
その裏には誰よりも仕事に邁進している蒼一郎の姿がある。それは尊敬出来る一方で、身近に居る自分には心配な面でもある。蒼一郎は働きすぎなのだ。
「僕はただ蒼一郎の身体の事が心配なんです。…でも、そうですね。蒼一郎とちゃんと話をしてみます。子供が産まれるんですから、蒼一郎も今の状況を続けられないのは理解してると思いますから。」
「ええ。蒼一郎様も薫様のお言葉には耳を傾けられるでしょう。蒼一郎様は薫様を心から愛してらっしゃいますから。」
目の前に座って居るのは歳の頃は50代半ばの優しげな紳士だった。
結局結婚式の後、蒼一郎が手を回してくれた仕事を在宅でやっていた薫は、無理のない範囲と言われてもついつい根を詰めてしまう。そうこうしているうちにお腹はますます大きくなって、出産や産後についても考えなくてはいけなくなっていた。
「間宮家のご家族にはもうお知らせしていらっしゃいますよね。出産後はどちらでお過ごしになるのが薫様にとって宜しいでしょうか。今日は出産に関してお話をお聞きしたいと思ってこちらに伺わせて頂きました。
蒼一郎様が急な案件で一緒にお話し出来ないのは残念ですが、多分いらっしゃられない方が薫様の本意がお聞きできるかもしれませんね。」
確かに忙しい蒼一郎があれこれ口を出してくると決まるものも決まらない可能性がある。薫を心配するせいでとかく過保護になりがちなのは、こうなってみると分かる蒼一郎の知らざれざる一面だった。
寝耳に水だった間宮家の家族は驚きと困惑と喜びが一度に来て、薫から見れば随分と混乱している様子だったけれど、流石に同じ体質の母親だけは直ぐに現実を受け止めて色々なアドバイスをくれた。
もっとも薫にとってみたら、母親とそんな風に向き合うのは何とも居心地の悪いものだった。
「実家は去年生まれた姉の子供が居て大変ですし、僕は蒼一郎の側に居たいのでこちらで産後も過ごすつもりです。」
三宅さんはにっこりと笑みを浮かべると、薫に資料の様なものを渡して来た。
「それは桐生家には有難いお話ですね。誠に間宮家は徳の高いお家柄の様です。お子様お二人がこうして子供を持つことが出来るのですからね。
ここだけの話、桐生家は三人のお子様に恵まれはしましたが、未だお世継ぎは得られていません。ご長男の飛鳥様はご婚約こそしてらっしゃいますが、お相手がまだお若い方なので結婚自体早くて一年後という感じでしょう。
そんな時にご次男の蒼一郎様にお子様がお生まれになるとお聞きして、私達は随分と喜びを感じました。薫様のお手伝いが出来ればと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。」
無駄の無いそつのなさに、プロ意識を感じる。この人達に育てられて、蒼一郎はあの様な有能な男になったのだとすれば、実績は十分な気もした。けれども一方で、日に日に身体に息づくお腹の中の赤ん坊の存在感は、薫に以前とは違う考えを生じさせ始めていた。
「三宅さん、ありがとうございます。ご存知の様に元々僕にも覚悟があって身籠った訳では無いので、毎日少しずつ実感が湧いてきている様な状況です。だから協力してくださると仰って頂き、心強いです。
実際産まれてみないと僕にもどう感じるかは分かりませんが、少なくとも今の蒼一郎の仕事ぶりでは、赤ん坊と触れる時間などない気がします。それは僕にとってもあまり良くないんじゃないかなと思うんですが…。」
お腹が大きくなるにつれて、蒼一郎の仕事の忙しさはますます酷くなっていた。連絡こそこまめにくれるけれど、広いマンションでポツンとリモートの軽い仕事をこなしている薫にとっては、寂しさが募ってくる。
元々一人で自由に過ごす方が好きだった筈なのに、すっかり蒼一郎に甘やかされたせいで女々しさが生じている自分に酷く落ち込んでしまう。
気落ちした表情を浮かべていたのだろう。三宅さんは微笑んでソファから立ち上がった。
「…新しくカフェインレスコーヒーでも淹れましょう。コーヒーは私の得意とする所ですよ。」
元々薫は明確に計画を立てて遂行する方だった。幼い頃から護身術を嗜んでいるせいもあるかもしれない。ハッキリしない事は性に合わないし、自分の力で人生を押し広げていく様な考えがある。
けれどもこの妊娠に関して言えば、自分だけでどうにかなるものでは無いのは明白だった。今は兎も角、産まれてしまえば動きの悪くなった自分と、手が掛かる赤ん坊が独立して存在する事になる。
どう考えても自分の手に余るし、計画通りとは反対の生活になりそうだった。
「私が見たところ、蒼一郎様は何かお考えがあって仕事を詰め込んでいる様に思われますよ。蒼一郎様は昔から三兄弟の中でも一歩皆から引いた位置から傍観しているような雰囲気がお有りでした。
最近薫様の件で少しお会いした時は、随分とあの頃と印象が変わったように思いました。何というか、ずっと温かみを増したご様子でしたね。薫様とご結婚なされたからでしょう。」
蒼一郎を子供の頃から知る三宅さんから昔の蒼一郎の話を聞くのは面白い。薫はクスリと笑みを浮かべて差し出されたコーヒーを手に取った。カフェインレスは物足りない気がしていたけれど、三宅さんの淹れるコーヒーは普通のものよりずっと美味しい。
「…美味しいです。蒼一郎の子供時代の話を聞くのは楽しいですね。確かに蒼一郎がここに居たら余計な事を言われないように三宅さんに口止めしそうです。
蒼一郎のご兄弟は顔合わせしたくらいですけど、随分皆さん個性が違う印象を受けました。」
「ええ。確かにそうです。蒼一郎様と三歳違いの兄の飛鳥様は、昔からとても社交的な方でした。時には激しいと言えるほど、強い印象を他人に与えます。それはある意味桐生家の後継者としては望ましい在るべき姿です。」
薫は顔合わせした時の、蒼一郎とは別の意味で印象が強かった蒼一郎の兄を思い浮かべた。派手な印象は蒼一郎とは違う大きめの人好きする垂れ目からも生じていたかもしれない。
「…蒼一郎はお父上に似てますね。」
「ええ。お姿で言えば一番似てらっしゃるのは蒼一郎様でしょう。でも性格は飛鳥様がまるで生まれ変わりのように旦那様に似てらっしゃいますよ。そのせいで衝突も多いですけど。」
あの周囲に影響が有りそうな人物が二人も存在する桐生家は、何だかゾッとすると思った自分に薫は内心苦笑してしまった。
「蒼一郎様の弟である雅様は年も離れてお生まれになったという事もあって、ある意味お二人とは違う生き方をなされています。あの方には桐生という名前の重さはあまり関係ないかもしれません。
蒼一郎様とは昔から仲が宜しいのですよ。」
肩までの長い髪の明るい眼差しの青年を思い浮かべた。モデルのような華やかな出立ちながら、美大に通っているというだけあって兄二人とは雰囲気が違って見えた。
薫は残りのコーヒーを飲み干すと、顔を上げて微笑んだ。
「蒼一郎が弟さんと仲が良いと聞いて嬉しいです。蒼一郎はところどころ人間味に欠ける所があるでしょう?一緒に仕事をしていた僕にはそんな割り切った所も頼もしい部分でしたけど、少なくとも桐生家のような名家で家族と情の通った関係があったと聞いてホッとしました。」
三宅さんはにっこりと微笑むと、頷きながら言葉を続けた。
「蒼一郎様の理解者が薫様のような方で、本当に幸いでした。蒼一郎様はあまり感情を他人に気取らせない方ですけど、薫様と一緒に居る蒼一郎様からはずっと肩の力が抜けている印象を受けますからね。…薫様、これからも蒼一郎様を宜しくお願いします。」
蒼一郎の親代わりのような三宅さんにそんな風に言われて、薫は恥ずかしくなったものの嬉しくなった。確かに蒼一郎は冷徹なやり手の若き起業家だ。桐生家とは離れた自分で立ち上げた会社で着々と成功を積み上げている。
その裏には誰よりも仕事に邁進している蒼一郎の姿がある。それは尊敬出来る一方で、身近に居る自分には心配な面でもある。蒼一郎は働きすぎなのだ。
「僕はただ蒼一郎の身体の事が心配なんです。…でも、そうですね。蒼一郎とちゃんと話をしてみます。子供が産まれるんですから、蒼一郎も今の状況を続けられないのは理解してると思いますから。」
「ええ。蒼一郎様も薫様のお言葉には耳を傾けられるでしょう。蒼一郎様は薫様を心から愛してらっしゃいますから。」
500
あなたにおすすめの小説
妖精です、囲われてます
うあゆ
BL
僕は妖精
森で気ままに暮らしていました。
ふと気づいたら人間に囲まれてました。
でもこの人間のそばはとても心地いいし、森に帰るタイミング見つからないなぁ、なんて思いながらダラダラ暮らしてます。
__________
妖精の前だけはドロ甘の冷徹公爵×引きこもり妖精
なんやかんやお互い幸せに暮らします。
氷のエリート官僚アルファは、体温高めなカピバラオメガの抱き枕を手放せない〜不器用な溺愛とぽかぽか共依存〜
水凪しおん
BL
王都の隅にある薬草園で働くカピバラ獣人のルカは、のんびり屋で並外れて体温が高いオメガ。
ある寒い冬の日、極度の冷え性で倒れかけていた蛇獣人のアルファ・ヴィオを、その温かさで救ってしまう。
国家の裏側を担う冷酷な特務機関のエリート官僚であるヴィオは、ルカの温もりと甘い干し草のフェロモンに強く惹かれ、彼を「専属の抱き枕」として強引に自分の屋敷へと連れ帰った。
最初はただの暖房器具扱い。
しかし、毎晩同じベッドで抱きしめ合い、ルカの無尽蔵の熱を与えられるうちに、ヴィオの凍てついた心と身体は少しずつ溶かされていく。
毒舌の裏にある不器用な優しさと深い孤独に気づいたルカもまた、ヴィオの存在を手放せなくなっていく。
冷酷なアルファと温厚なオメガ。
氷と陽だまり。
決して交わるはずのなかった二人の体温とフェロモンが完璧に溶け合った時、単なる雇用関係は、魂の根底から惹かれ合う「究極の共依存」へと変わっていく。
これは、凍えるような孤独の中で生きてきたアルファが、無自覚に温かいオメガに出会い、永遠の春を手に入れるまでの極甘で濃密な愛の物語。
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
イケメンに育った甥っ子がおれと結婚するとか言ってるんだがどこまでが夢ですか?
藤吉めぐみ
BL
会社員の巽は、二年前から甥の灯希(とき)と一緒に暮らしている。
小さい頃から可愛がっていた灯希とは、毎日同じベッドで眠り、日常的にキスをする仲。巽はずっとそれは家族としての普通の距離だと思っていた。
そんなある日、同期の結婚式に出席し、感動してつい飲みすぎてしまった巽は、気づくと灯希に抱かれていて――
「巽さん、俺が結婚してあげるから、寂しくないよ。俺が全部、巽さんの理想を叶えてあげる」
……って、どこまで夢ですか!?
執着系策士大学生×天然無防備会社員、叔父と甥の家庭内ラブ。
悪役令息を引き継いだら、愛が重めの婚約者が付いてきました
ぽんちゃん
BL
双子が忌み嫌われる国で生まれたアデル・グランデは、辺鄙な田舎でひっそりと暮らしていた。
そして、双子の兄――アダムは、格上の公爵子息と婚約中。
この婚約が白紙になれば、公爵家と共同事業を始めたグランデ侯爵家はおしまいである。
だが、アダムは自身のメイドと愛を育んでいた。
そこでアダムから、人生を入れ替えないかと持ちかけられることに。
両親にも会いたいアデルは、アダム・グランデとして生きていくことを決めた。
しかし、約束の日に会ったアダムは、体はバキバキに鍛えており、肌はこんがりと日に焼けていた。
幼少期は瓜二つだったが、ベッドで生活していた色白で病弱なアデルとは、あまり似ていなかったのだ。
そのため、化粧でなんとか誤魔化したアデルは、アダムになりきり、両親のために王都へ向かった。
アダムとして平和に暮らしたいアデルだが、婚約者のヴィンセントは塩対応。
初めてのデート(アデルにとって)では、いきなり店前に置き去りにされてしまい――!?
同性婚が可能な世界です。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
※ 感想欄はネタバレを含みますので、お気をつけください‼︎(><)
婚約破棄されてヤケになって戦に乱入したら、英雄にされた上に美人で可愛い嫁ができました。
零壱
BL
自己肯定感ゼロ×圧倒的王太子───美形スパダリ同士の成長と恋のファンタジーBL。
鎖国国家クルシュの第三王子アースィムは、結婚式目前にして長年の婚約を一方的に破棄される。
ヤケになり、賑やかな幼馴染み達を引き連れ無関係の戦場に乗り込んだ結果───何故か英雄に祭り上げられ、なぜか嫁(男)まで手に入れてしまう。
「自分なんかがこんなどちゃくそ美人(男)を……」と悩むアースィム(攻)と、
「この私に不満があるのか」と詰め寄る王太子セオドア(受)。
互いを想い合う二人が紡ぐ、恋と成長の物語。
※諸事情により、本編、番外編「嫁溺愛大将と幼馴染み達」「イザームさんとルーカスくん」のみ再掲します。
「羽化」
「案外、短気」
「飴と鞭」
は未公開のままで失礼いたします。
身代わりの出来損ない令息ですが冷酷無比な次期公爵閣下に「離さない」と極上の愛で溶かされています~今更戻ってこいと言われてももう遅いです〜
たら昆布
BL
冷酷無比な死神公爵 × 虐げられた身代わり令息
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる