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お兄様のお仕置き※

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僕を見下ろすお兄様にびっくりして見上げると、お兄様は楽しげにニッコリと微笑んだ。

「リオンにはやっぱりお仕置きしなくちゃいけないみたいだね?リオンもダメとは言わないでしょう?」

何だかお兄様の目元が赤らんでる気がしてちょっと怖い様な、ドキドキするような、なんとも言えない気持ちになってしまった。でも僕が悪かったみたいだから、やっぱりお仕置きやめてとは言えないよね。


「…お兄様、僕が悪かったみたいです。でもお仕置きはちょっぴり怖いです。」

お兄様はクスクスと笑うと僕の頬を首筋に向かって撫でながら囁いた。

「痛いことはしないよ。ちょっとしたくすぐりだけど、我慢しなきゃいけないよ?大きな声出したら、お兄様が口を塞いであげるね。」

僕はそれを聞いて元々くすぐったがりなので、まだくすぐられてもいないのに身体がビクッとしてしまった。


「んっ、あ…お兄様、イヤっ……、ダメっ」

僕の身体をそれこそ頭の上から足の先までゆっくりとなぞって行くお兄様。お顔は暗くてよく見えないけれど、時々僕の顔を見つめている気がする。

お兄様の剣だこのある硬い指先にゆっくりなぞられると、僕の皮膚は何だかゾワゾワとして我慢しきれなくて声が出ちゃう。なぞられてる間にすっかり僕のローブははだけてしまって、腰回りに巻きついてるだけだ。

「あんっ、あ、ぇ…、ああぁっ!」

何度目かのなぞられかはわからないけれど、胸のポッチに触れられた途端、痺れるような衝撃を感じて思わず大きな声が出てしまった。


「…リオン、大きな声を出したらダメだって言っただろう?私がお口を塞いだ方がいいかい?」

「ああっ、…お兄様、ぼ、ぼく、大きな声我慢できません…。お願い、塞いで…?」

お兄様はうぐっとちょっと苦しそうな表情をして動かなくなった後、急に僕の唇にお兄様の唇を強く触れ合わせた。でも重ねただけじゃ、僕の胸のポッチに触れるお兄様の指先が動く度に僕の声が漏れ出てしまう。


お兄様は喘ぐ僕の口の中に温かなぬるりとした舌先を押し込んで、ゆっくりと僕の口の中までもくすぐり始めた。お口を塞がれて、全身をじわじわとなぞられて、あまつさえ胸のポッチを執拗に撫でられてる僕は、何だかもう息も絶え絶えで。

でもどこかうっとりするような心持ちで、ゾクゾクとするような痺れるような不思議な感覚を味わっていた。僕の動きが弱くなった事に気づいたお兄様は、ゆっくりと僕の唇の中を舌でひと回しすると唇に軽く音を立てて口づけて離れていった。


僕はそんなお兄様の濡れた唇をぼんやりと見つめながら、その唇がやっぱりゆっくりと僕の胸元のポッチに向かうのを追いかけていた。

お兄様の唇はゆっくりと開くと赤い舌を覗かせながら、僕のポッチを優しく挟んで交互に一回づつ、やっぱりチュッと音を立てて軽く吸い上げた。

僕はその度にビクッと背中を逸らせてうめいたけれど、もう何だか朦朧としてぼんやりしてしまっていて、お兄様の優しい微笑みを瞼に残しながらゆっくりと暗闇に意識を埋もれさせていった。
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