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雪豹として
三人集合
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「おはよう、ゆきちゃん!あ、もう夜になるけどね。」
そう言いながら俺の元へ駆け寄って俺を抱き締めたのは椿だった。でも直ぐに顔を顰めて言った。
「…他の男の匂いがする。聖、どんだけゆきちゃんを貪ったんだよ⁉︎ …もしかして歩けないんじゃないよね?」
俺は椿の赤裸々な物言いに、顔が熱くなって椿を突き飛ばして言った。内心、聖が着せてくれたのか、服を着ててホッとしたけど。
「お前、やだ!恥ずかしい事ばかり言うんだから!」
俺と椿が揉めてると、秋良がテーブルから椿に声を掛けた。
「椿、まだ聖のターンなんだから雪に色々言うなよ。可哀想だろ?」
椿は文句を言う割に、いつの間にか乗せられた俺を膝から離さないで、お腹に手を回して言った。
「だって、ゆきちゃんが足りない…。ね、これから毎日交代でゆきちゃん泊まらせるのどうかな?良い考えでしょ?」
俺は聖が手渡して来たカフェオレを受け取ると、ひと口飲んで言った。
「却下。俺の身が持たない。今でさえ歩けないのに…。」
秋良が呆れた様に聖を睨みつけて言った。
「お前、あんなに腰が立たなくなるほどするなって言っただろ?ただでさえ絶倫なのに、ちょっとは考えろよ。」
聖は頭をかきながら、でも口元をニヤリと歪めて二人に言った。
「悪い。でも、俺について来れるんだから、雪も相当な絶倫だと思うんだけど。というか、椿と俺で連チャンだったろ?もしかして雪って俺より絶倫て事じゃないの?それって雪豹の特徴とか?」
三人の視線が俺に集まった。
「いやいや、俺に聞かれても全然情報ないから!あー、やっぱり早めに家に戻って、母親に話聞かないと色々困りそうだよね?明日から平日だから早くて金曜日の夕方かなぁ、行けるとしたら…。あー、あのさ一応一人で話は聞くつもりなんだけど、家まで送ってくれる?…聖、頼める?」
俺の隣に、いや椿の隣か?に座った聖は甘ったるい顔で了承した。そんなやり取りを見ていた椿がまたもや俺の耳元でグチグチと文句を言ってる。俺は秋良に言っておかないといけない気がして、思い切って言った。
「秋良、母親から話を聞いたら俺、祥一朗と楓さんに会わないといけない気がするんだけど。…良いよな?」
秋良は何を考えているのか分からない無表情さで、くっついてる俺たちを眺めると言った。
「…そうだな。その方が良いと思う。じゃあ、今度の日曜日に祥一朗のマンションに集まれるように頼んでおく。ダメだったら連絡するから。雪は、実家に泊まるだろ?じゃあ、日曜日の朝10時に家に車で迎えに行くから。それでいいか?」
俺は頷くと、秋良を手招きした。俺は近づいて来た秋良の手を握ると言った。
「いつもありがと、秋良。」
秋良はいつものように、しょうがないなとでも言うように微笑んで俺に優しくキスした。
そう言いながら俺の元へ駆け寄って俺を抱き締めたのは椿だった。でも直ぐに顔を顰めて言った。
「…他の男の匂いがする。聖、どんだけゆきちゃんを貪ったんだよ⁉︎ …もしかして歩けないんじゃないよね?」
俺は椿の赤裸々な物言いに、顔が熱くなって椿を突き飛ばして言った。内心、聖が着せてくれたのか、服を着ててホッとしたけど。
「お前、やだ!恥ずかしい事ばかり言うんだから!」
俺と椿が揉めてると、秋良がテーブルから椿に声を掛けた。
「椿、まだ聖のターンなんだから雪に色々言うなよ。可哀想だろ?」
椿は文句を言う割に、いつの間にか乗せられた俺を膝から離さないで、お腹に手を回して言った。
「だって、ゆきちゃんが足りない…。ね、これから毎日交代でゆきちゃん泊まらせるのどうかな?良い考えでしょ?」
俺は聖が手渡して来たカフェオレを受け取ると、ひと口飲んで言った。
「却下。俺の身が持たない。今でさえ歩けないのに…。」
秋良が呆れた様に聖を睨みつけて言った。
「お前、あんなに腰が立たなくなるほどするなって言っただろ?ただでさえ絶倫なのに、ちょっとは考えろよ。」
聖は頭をかきながら、でも口元をニヤリと歪めて二人に言った。
「悪い。でも、俺について来れるんだから、雪も相当な絶倫だと思うんだけど。というか、椿と俺で連チャンだったろ?もしかして雪って俺より絶倫て事じゃないの?それって雪豹の特徴とか?」
三人の視線が俺に集まった。
「いやいや、俺に聞かれても全然情報ないから!あー、やっぱり早めに家に戻って、母親に話聞かないと色々困りそうだよね?明日から平日だから早くて金曜日の夕方かなぁ、行けるとしたら…。あー、あのさ一応一人で話は聞くつもりなんだけど、家まで送ってくれる?…聖、頼める?」
俺の隣に、いや椿の隣か?に座った聖は甘ったるい顔で了承した。そんなやり取りを見ていた椿がまたもや俺の耳元でグチグチと文句を言ってる。俺は秋良に言っておかないといけない気がして、思い切って言った。
「秋良、母親から話を聞いたら俺、祥一朗と楓さんに会わないといけない気がするんだけど。…良いよな?」
秋良は何を考えているのか分からない無表情さで、くっついてる俺たちを眺めると言った。
「…そうだな。その方が良いと思う。じゃあ、今度の日曜日に祥一朗のマンションに集まれるように頼んでおく。ダメだったら連絡するから。雪は、実家に泊まるだろ?じゃあ、日曜日の朝10時に家に車で迎えに行くから。それでいいか?」
俺は頷くと、秋良を手招きした。俺は近づいて来た秋良の手を握ると言った。
「いつもありがと、秋良。」
秋良はいつものように、しょうがないなとでも言うように微笑んで俺に優しくキスした。
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