4 / 10
第四話 惚れ薬の効果
しおりを挟む
「ルイス様、リアンを連れてきました」
「ステラ、ありがとう。さぁ、リアンちゃん。ここに座って」
「はい! ですわ」
リアンは嬉しそうにルイス様の隣に座った。
私がそれを眺めていると、リアンは私に向かってドヤ顔をした。
「リアンちゃん、これ、さっきメイドさんに入れてもらった紅茶だよ。あと、これがオレのオススメのお菓子かな」
ルイス様が惚れ薬入りの紅茶をリアンに渡す。
「ありがとうございますわ。さすが私のルイス様」
……。
リアン、完全に惚れ薬が効いたって思ってるみたい。
というか、私が惚れ薬のことを知らない前提でリアンは動ているのよね。
私のとかいっちゃっていいの?
リアンは紅茶を口元に持っていく。
チラッとルイス様の方を見ると、目が合った。
お互いに軽くうなずく。
リアンが紅茶を飲んだ。
コクコクとどんどん飲んでいく。
緊張して喉が渇いていたのかな?
リアンは紅茶を飲み終わった。
「はぁ~、美味しかったですわ~」
まだ効いているかわからない。
ルイス様はリアンにさっきオススメしたお菓子を渡した。
その反応から効いているかを確認するのだ。
「ありがとうございますわ」
リアンは普通に受け取って食べ始めた。
まだ効いたかはわからない。
もしかして自分で飲んだら効果なしなのだろうか?
それだったらそれで別にいいのだけど……。
私は思い切ってリアンに聞いてみることにした。
「ねえ、リアン」
「なんですか、お姉さま」
「リアンが今大好きな人って……」
直球な質問だけど、リアンはたぶん普通に答える。
だってリアンからしたら、婚約者を取られちゃったお姉さまが恐る恐る確認しているって感じると思うから。
「そんなの当たり前ですわ。私はリアンのことが一番大好きよ。ああ、私って世界で一番かわいい令嬢だから自分で自分に惚れてもおかしくないわよね。ルイス様もお姉さまも私のことを好きになってもいいのよ」
……。
惚れ薬効いていた。
リアンは「私ってかわいい」ってさっきからいってる。
なんだろう。
面倒くさい。
よし、部屋に帰ってもらおう。
「リアン、今日のお茶会はもう終わりなの。リアンの貴重な時間を使わせてしまってごめんなさいね」
リアンはパッと立ち上がった。
「ええ、私はリアンを愛するのに忙しいの。早く部屋に行きたいからじゃあね」
そういってリアンは走っていった。
ルイス様と目が合う。
「ルイス様、ご協力ありがとうございます」
「いいよ、それより、リアンの対応大変になりそうだけど大丈夫?」
「ええ、なんとかしますわ。でも、惚れ薬の効果が切れたあと、反省するかしら?」
「そこはわからないよね……」
そもそも惚れ薬の効果がある間の記憶が残るのかどうかもわからない。
とりあえず今はリアンが元に戻るまでは待たないと。
「ルイス様。お茶会を再開しましょう」
「ああ、だね」
それからはリアンのことがなかったかのように、楽しいお茶会ができた。
そろそろルイス様の帰る時間になる。
「ステラ、今日はもう帰るね」
「ええ、わかりましたわ。ルイス様、また明日」
「うん。また明日」
ルイス様を見送り、一人になる。
本の続きでも読もうかしら。
そう思ったが、屋敷の中がやけに騒がしい。
リアンのことかしら?
そう思い、屋敷の中に戻った。
「ステラ、ありがとう。さぁ、リアンちゃん。ここに座って」
「はい! ですわ」
リアンは嬉しそうにルイス様の隣に座った。
私がそれを眺めていると、リアンは私に向かってドヤ顔をした。
「リアンちゃん、これ、さっきメイドさんに入れてもらった紅茶だよ。あと、これがオレのオススメのお菓子かな」
ルイス様が惚れ薬入りの紅茶をリアンに渡す。
「ありがとうございますわ。さすが私のルイス様」
……。
リアン、完全に惚れ薬が効いたって思ってるみたい。
というか、私が惚れ薬のことを知らない前提でリアンは動ているのよね。
私のとかいっちゃっていいの?
リアンは紅茶を口元に持っていく。
チラッとルイス様の方を見ると、目が合った。
お互いに軽くうなずく。
リアンが紅茶を飲んだ。
コクコクとどんどん飲んでいく。
緊張して喉が渇いていたのかな?
リアンは紅茶を飲み終わった。
「はぁ~、美味しかったですわ~」
まだ効いているかわからない。
ルイス様はリアンにさっきオススメしたお菓子を渡した。
その反応から効いているかを確認するのだ。
「ありがとうございますわ」
リアンは普通に受け取って食べ始めた。
まだ効いたかはわからない。
もしかして自分で飲んだら効果なしなのだろうか?
それだったらそれで別にいいのだけど……。
私は思い切ってリアンに聞いてみることにした。
「ねえ、リアン」
「なんですか、お姉さま」
「リアンが今大好きな人って……」
直球な質問だけど、リアンはたぶん普通に答える。
だってリアンからしたら、婚約者を取られちゃったお姉さまが恐る恐る確認しているって感じると思うから。
「そんなの当たり前ですわ。私はリアンのことが一番大好きよ。ああ、私って世界で一番かわいい令嬢だから自分で自分に惚れてもおかしくないわよね。ルイス様もお姉さまも私のことを好きになってもいいのよ」
……。
惚れ薬効いていた。
リアンは「私ってかわいい」ってさっきからいってる。
なんだろう。
面倒くさい。
よし、部屋に帰ってもらおう。
「リアン、今日のお茶会はもう終わりなの。リアンの貴重な時間を使わせてしまってごめんなさいね」
リアンはパッと立ち上がった。
「ええ、私はリアンを愛するのに忙しいの。早く部屋に行きたいからじゃあね」
そういってリアンは走っていった。
ルイス様と目が合う。
「ルイス様、ご協力ありがとうございます」
「いいよ、それより、リアンの対応大変になりそうだけど大丈夫?」
「ええ、なんとかしますわ。でも、惚れ薬の効果が切れたあと、反省するかしら?」
「そこはわからないよね……」
そもそも惚れ薬の効果がある間の記憶が残るのかどうかもわからない。
とりあえず今はリアンが元に戻るまでは待たないと。
「ルイス様。お茶会を再開しましょう」
「ああ、だね」
それからはリアンのことがなかったかのように、楽しいお茶会ができた。
そろそろルイス様の帰る時間になる。
「ステラ、今日はもう帰るね」
「ええ、わかりましたわ。ルイス様、また明日」
「うん。また明日」
ルイス様を見送り、一人になる。
本の続きでも読もうかしら。
そう思ったが、屋敷の中がやけに騒がしい。
リアンのことかしら?
そう思い、屋敷の中に戻った。
0
あなたにおすすめの小説
幼馴染、幼馴染、そんなに彼女のことが大切ですか。――いいでしょう、ならば、婚約破棄をしましょう。~病弱な幼馴染の彼女は、実は……~
銀灰
恋愛
テリシアの婚約者セシルは、病弱だという幼馴染にばかりかまけていた。
自身で稼ぐこともせず、幼馴染を庇護するため、テシリアに金を無心する毎日を送るセシル。
そんな関係に限界を感じ、テリシアはセシルに婚約破棄を突き付けた。
テリシアに見捨てられたセシルは、てっきりその幼馴染と添い遂げると思われたが――。
その幼馴染は、道化のようなとんでもない秘密を抱えていた!?
はたして、物語の結末は――?
好きな人と結婚出来ない俺に、姉が言った
しがついつか
恋愛
グレイキャット伯爵家の嫡男ジョージには、平民の恋人がいた。
彼女を妻にしたいと訴えるも、身分の差を理由に両親から反対される。
両親は彼の婚約者を選定中であった。
伯爵家を継ぐのだ。
伴侶が貴族の作法を知らない者では話にならない。
平民は諦めろ。
貴族らしく政略結婚を受け入れろ。
好きな人と結ばれない現実に憤る彼に、姉は言った。
「――で、彼女と結婚するために貴方はこれから何をするつもりなの?」
待ってるだけでは何も手に入らないのだから。
婚約者の幼馴染?それが何か?
仏白目
恋愛
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた
「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」
目の前にいる私の事はガン無視である
「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」
リカルドにそう言われたマリサは
「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」
ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・
「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」
「そんな!リカルド酷い!」
マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している
この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ
タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」
「まってくれタバサ!誤解なんだ」
リカルドを置いて、タバサは席を立った
あんなにわかりやすく魅了にかかってる人初めて見た
しがついつか
恋愛
ミクシー・ラヴィ―が学園に入学してからたった一か月で、彼女の周囲には常に男子生徒が侍るようになっていた。
学年問わず、多くの男子生徒が彼女の虜となっていた。
彼女の周りを男子生徒が侍ることも、女子生徒達が冷ややかな目で遠巻きに見ていることも、最近では日常の風景となっていた。
そんな中、ナンシーの恋人であるレオナルドが、2か月の短期留学を終えて帰ってきた。
父が再婚してから酷い目に遭いましたが、最終的に皆罪人にして差し上げました
四季
恋愛
母親が亡くなり、父親に新しい妻が来てからというもの、私はいじめられ続けた。
だが、ただいじめられただけで終わる私ではない……!
侯爵夫人は離縁したい〜拝啓旦那様、妹が貴方のこと好きらしいのですが〜
葵一樹
恋愛
伯爵家の双子姫の姉として生まれたルイ―サは、侯爵である夫との離縁を画策していた。
両家の架け橋となるべく政略結婚したものの、冷酷な軍人として名高い夫は結婚式以来屋敷に寄りつかず、たまに顔を合せても会話すらない。
白い結婚として諦めていたルイーサだったが、夫を伴い渋々出席した実家の夜会で驚くべき事態に遭遇する。
なんと夫が双子の妹に熱い視線を送り、妹の方も同じように熱い視線を夫に向けていたのだ。
夫の興味が自分に無いことは残念だったけれど、可愛い妹の恋路は応援したい!
ならば妻の座を妹と交代し、自分はひっそりと、しかし自由に生きていこうではないか。
そうひっそりと決心したルイーサは、一通の書置きと妹に宛てた書簡を残し姿を消そうと試みた。
幸いにも自分には相続した領地があり、そこに引きこもれば食うに困ることはないだろう。
いざとなれば畑でも耕して野菜でも作り、狩りをして暮らそう。
しかしいざ屋敷を抜け出そうとすると、屋敷の主である侯爵が追いかけてくる。
自分に興味もなく忙しいくせになんで邪魔をするのかと怒るルイーサ。
あの手この手で脱走を試みるルイーサだったが、次第に侯爵の不器用さに気づき始め――。
果たしてルイーサは脱走を成功させることができるのか。
じれじれ両片思いの行方はどうなるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる