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世界の終わり、あるいは茜色の空
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「世界の終わりがあと二日でくるなんて、俺たち以外、誰も思ってないんだよね~」
街中の雑踏のなかで、朔(さく)が言う。
爽やかな秋空の広がる、気持ちのいい陽気だった。
「まあ、世界の終わりなんて、結局そんなもんなんじゃないかな? 誰も予想できない事態が起こって、世界は失われるんだ」
眼鏡を片手でくいっとあげながら、京(きょう)が真面目に返す。そんな二人を、私は相変わらずだなと思いながら、彼らと同じように、街を急ぐ人々の姿を眺めていた。
「なんで私たちだけなんだろうね」
私は、誰に向けるというわけでもなくつぶやく。
「どうしてこの三日間を、私たちはずっと繰り返すんだろう」
繰り返し繰り返し、世界の終わりを眺めながら、私たちは滅びゆく。そしてまた、ここに戻ってくるのだ。
世界が終わる三日前。
記憶をすべて残したままで。
正確に言えば、私たちは昨日の夕方、陽が沈んだあとに戻ってきていた。
今日はその翌日。世界が終わる二日前に当たる。
「世界を救えっていう神様の思し召しなんじゃねえの? よくアメリカの映画であるじゃん。世界が滅びそうになるのを、ヒーローが救うみたいな」
「馬鹿か。なんの特技も資格も持たないただの高校生である僕らが、どうやって世界を救うっていうんだ。だいたい三日しかないのに」
「そうよね。私たちに、あの世界の崩壊がどうにかできるわけがない。ううん。私たちじゃなくて、もっと偉い人とかにも絶対無理だわ」
「そうだな。俺たちにできることといったら、神様に祈るくらいのことか?」
「随分信心深くなったもんだな。朔は」
「ホントホント。こうなる前は、神社でも賽銭投げない罰当たり人間だったのに」
「な……っ。んなことねーよ。ちゃんと前から神様信じてたんだからな。これでも」
「えー! そうなの? 意外ー!」
私たちは声をあげて笑った。悲壮感など、そこには微塵もない。終わりゆく世界のなかで、ただ今この一瞬を楽しむ。私たちは幸せだと思いながら。
「じゃ、恒例の世界最後にやりたいこと、やりに行こうか」
私がそう言うと、朔も京も、呆れたようにこちらに目を向けた。
「またそれやんの? 飽きないよね。茜(あかね)も」
「まあ、いいんじゃないのか? 茜がやりたいっていうんなら」
「そうそう。やっぱり京は話がわかるな~。じゃ、最初はなにから行こうかな」
私は腰かけていたベンチから立ち上がると、二人に向き直って微笑んだ。
遊園地で遊んで、カラオケで歌いまくって、ケーキバイキングに行った。
それから、会いたい人に会えるだけあって、会えない人には電話をしたり、メールやLINEとかでメッセージを送った。
こうして一日は瞬く間に過ぎていった。
ザザーン。
次の日、私たちは海に来ていた。
「きゃははは!」
波打ち際で裸足になり、打ち寄せる波に足を浸して遊ぶ。寄せては返す波は絶え間なく動き続け、海が生きていることを実感する。
「おー、冷たい! 足が持ってかれそう」
朔も裸足になって、私のあとをついてきていた。
「おーい、服が濡れるぞ」
少し離れた場所で、京が私たちを見ている。
「京も来ればいいのに」
「駄目駄目。あいつ、自分が金づちだからって絶対海に近寄らねーんだ。こんな浅いところで溺れるわけないってのに」
「ね。だったらさ、朔……」
私はこしょこしょと朔に耳打ちした。朔はそれを聞いて目を大きく見開くと、うんうんとうなずいた。
私たちは波打ち際から離れると、そっと京に近づいていく。
よそ見をしていた京は、私たちがすぐ近くまで近づいてきたことに気づくのが一瞬遅れた。そのため、私たちに両腕をあっさり捕まえられることになった。
「のわっ! ななななんだ! やめろ! 離せ!」
「やだー。離さないー!」
「いいからお前も来いって」
朔と私に無理やり連行される京。抵抗するも、私たちの勢いは止まらなかった。
ザブーン!
思いきり海に突き落とされた京は、さらに盛大に波をかぶっていた。そんな姿を、私と朔は大笑いして眺めている。
「くっ……。おのれ。よくもやってくれたな! お前ら!」
京は眉間に深い皺を寄せて、眼光鋭くこちらを睨み付ける。そして、私たちに向けて勢いよく水をかけてきた。
「きゃあ!」
「うわっぷ!」
顔に思いきり海水を浴びると同時に、口のなかに塩味が広がった。朔もペッペッと辺りに唾を吐いている。
「しょっぺ! やりやがったな、京!」
すぐさま朔がやり返すと、京もまた負けじと水の掛け合いを始めた。私ももちろん参加する。
すっかりずぶ濡れとなりながらも、私は最高に楽しかった。三人でこうしていられるこの時間がいつまでも続くことを、私は笑い声をあげながら祈っていた。
そうして、世界が終わる前日の一日は過ぎていった。
その日は、世界最後の日だった。いつもと同じように朝が来て、いつもと同じように人々は動き出していた。お父さんやお母さんに挨拶を交わし、家を出る。できるだけ普通に。できるだけいつもと変わらないように。
それでも、少しだけ胸の奥がちくりと痛んだ。先程見た両親の笑顔が今日失われることを、家族のうち、私だけが知っていた。
過去の違う世界で、両親にそれを打ち明けたことがある。けれど、一笑に付されただけで、まったく信じようとはしてくれなかった。
それもそのはずだ。だって、いまだに私自身信じられずにいるのだ。世界が今日失われるなんて今も信じられない。
何度も何度も経験してきたというのに、何回経験しても慣れることはない。悲しいとか、つらいとか、そんな感情はとうに尽きて、今はただなぜという疑問だけが胸のうちにある。
なぜ私たちはここにいるのか。なぜ私たちは、世界が終わる前の三日間を繰り返すのか。そこになにか意味はあるのか。それともなにもないのか。
いつまでこれが続くのか。
いつか終わりがくるのか。
この結末は変わることはないのだろうか。
ただ考える。
私がこの世界に生まれた意味を。
この世界で私はちゃんと生きただろうか。なにかを私は世界に残せただろうか。世界を愛すことができただろうかと。
いつもと同じように学校で過ごしたあと、他のみなには見つからないように私はある場所に向かっていた。
歩いて向かうところは、いつも同じだった。通い慣れたその道程を、大切に踏みしめるようにして歩いていく。もうそのころにはすでに、辺りは茜色に染まりかけていた。
学校の屋上にたどり着くと、すでにそこにはいつもの二人の姿があった。
「もうすぐまた世界が終わるね」
学校の屋上からは、私たちの住む街が一望できた。遠くには海が広がっている。西の空は鮮やかな茜色に染まり、東の空から群青色が迫っていた。
「何回見ても、世界がこのまま終わりを迎えるなんて信じられないくらい綺麗な景色だよな」
朔がフェンスにもたれたまま、夕日を見つめている。少し色素の薄い髪が、夕焼け色に染まって輝いていた。
「本当に。もったいないくらいに綺麗な景色だ」
京も私の横に立って、そうつぶやく。
秋の風がひょうと私たちの間を通り抜け、背後に去っていった。
あと数分後。
あの太陽が山の峰に沈んだとき、この世界は消える。
なんの前触れもなく、ただ突然に。
ふいに胸が熱くなり、目頭に涙が溢れた。どうしようもなく切ないような、いとしいような気持ちになり、私は私自身を抱き締めた。
「時間が止まればいいのに」
私はつぶやく。
「世界がこのまま終わるなんて、やっぱり嫌だ」
何度も何度もこの瞬間に、私は同じ思いを抱いていた。世界を救うとか、世界を再生させるなんて、だいそれたことはできるわけがないし、できるとも思えない。
だけど、私は叶わないとわかっていながらも、祈らずにはいられなかった。
「この三人で過ごしたこの世界のことを、その最後の瞬間まで見届けよう」
私が言うと、朔と京は私に笑顔を見せたままうなずいた。
大好き。
この世界に伝えたい言葉。
大好き。
この世界で出会ったみんな。
大好き。
かけがえのない想い出たち。
朔。
京。
また次、時間を遡れるかどうかわからないから言っておくね。
「みんな大好きだよ」
太陽は、茜色の光を次第に小さくし、その姿を私たちの目の前から消した。
それとともに、ゆっくりと世界からすべてが消えてなくなっていった。
(了)
街中の雑踏のなかで、朔(さく)が言う。
爽やかな秋空の広がる、気持ちのいい陽気だった。
「まあ、世界の終わりなんて、結局そんなもんなんじゃないかな? 誰も予想できない事態が起こって、世界は失われるんだ」
眼鏡を片手でくいっとあげながら、京(きょう)が真面目に返す。そんな二人を、私は相変わらずだなと思いながら、彼らと同じように、街を急ぐ人々の姿を眺めていた。
「なんで私たちだけなんだろうね」
私は、誰に向けるというわけでもなくつぶやく。
「どうしてこの三日間を、私たちはずっと繰り返すんだろう」
繰り返し繰り返し、世界の終わりを眺めながら、私たちは滅びゆく。そしてまた、ここに戻ってくるのだ。
世界が終わる三日前。
記憶をすべて残したままで。
正確に言えば、私たちは昨日の夕方、陽が沈んだあとに戻ってきていた。
今日はその翌日。世界が終わる二日前に当たる。
「世界を救えっていう神様の思し召しなんじゃねえの? よくアメリカの映画であるじゃん。世界が滅びそうになるのを、ヒーローが救うみたいな」
「馬鹿か。なんの特技も資格も持たないただの高校生である僕らが、どうやって世界を救うっていうんだ。だいたい三日しかないのに」
「そうよね。私たちに、あの世界の崩壊がどうにかできるわけがない。ううん。私たちじゃなくて、もっと偉い人とかにも絶対無理だわ」
「そうだな。俺たちにできることといったら、神様に祈るくらいのことか?」
「随分信心深くなったもんだな。朔は」
「ホントホント。こうなる前は、神社でも賽銭投げない罰当たり人間だったのに」
「な……っ。んなことねーよ。ちゃんと前から神様信じてたんだからな。これでも」
「えー! そうなの? 意外ー!」
私たちは声をあげて笑った。悲壮感など、そこには微塵もない。終わりゆく世界のなかで、ただ今この一瞬を楽しむ。私たちは幸せだと思いながら。
「じゃ、恒例の世界最後にやりたいこと、やりに行こうか」
私がそう言うと、朔も京も、呆れたようにこちらに目を向けた。
「またそれやんの? 飽きないよね。茜(あかね)も」
「まあ、いいんじゃないのか? 茜がやりたいっていうんなら」
「そうそう。やっぱり京は話がわかるな~。じゃ、最初はなにから行こうかな」
私は腰かけていたベンチから立ち上がると、二人に向き直って微笑んだ。
遊園地で遊んで、カラオケで歌いまくって、ケーキバイキングに行った。
それから、会いたい人に会えるだけあって、会えない人には電話をしたり、メールやLINEとかでメッセージを送った。
こうして一日は瞬く間に過ぎていった。
ザザーン。
次の日、私たちは海に来ていた。
「きゃははは!」
波打ち際で裸足になり、打ち寄せる波に足を浸して遊ぶ。寄せては返す波は絶え間なく動き続け、海が生きていることを実感する。
「おー、冷たい! 足が持ってかれそう」
朔も裸足になって、私のあとをついてきていた。
「おーい、服が濡れるぞ」
少し離れた場所で、京が私たちを見ている。
「京も来ればいいのに」
「駄目駄目。あいつ、自分が金づちだからって絶対海に近寄らねーんだ。こんな浅いところで溺れるわけないってのに」
「ね。だったらさ、朔……」
私はこしょこしょと朔に耳打ちした。朔はそれを聞いて目を大きく見開くと、うんうんとうなずいた。
私たちは波打ち際から離れると、そっと京に近づいていく。
よそ見をしていた京は、私たちがすぐ近くまで近づいてきたことに気づくのが一瞬遅れた。そのため、私たちに両腕をあっさり捕まえられることになった。
「のわっ! ななななんだ! やめろ! 離せ!」
「やだー。離さないー!」
「いいからお前も来いって」
朔と私に無理やり連行される京。抵抗するも、私たちの勢いは止まらなかった。
ザブーン!
思いきり海に突き落とされた京は、さらに盛大に波をかぶっていた。そんな姿を、私と朔は大笑いして眺めている。
「くっ……。おのれ。よくもやってくれたな! お前ら!」
京は眉間に深い皺を寄せて、眼光鋭くこちらを睨み付ける。そして、私たちに向けて勢いよく水をかけてきた。
「きゃあ!」
「うわっぷ!」
顔に思いきり海水を浴びると同時に、口のなかに塩味が広がった。朔もペッペッと辺りに唾を吐いている。
「しょっぺ! やりやがったな、京!」
すぐさま朔がやり返すと、京もまた負けじと水の掛け合いを始めた。私ももちろん参加する。
すっかりずぶ濡れとなりながらも、私は最高に楽しかった。三人でこうしていられるこの時間がいつまでも続くことを、私は笑い声をあげながら祈っていた。
そうして、世界が終わる前日の一日は過ぎていった。
その日は、世界最後の日だった。いつもと同じように朝が来て、いつもと同じように人々は動き出していた。お父さんやお母さんに挨拶を交わし、家を出る。できるだけ普通に。できるだけいつもと変わらないように。
それでも、少しだけ胸の奥がちくりと痛んだ。先程見た両親の笑顔が今日失われることを、家族のうち、私だけが知っていた。
過去の違う世界で、両親にそれを打ち明けたことがある。けれど、一笑に付されただけで、まったく信じようとはしてくれなかった。
それもそのはずだ。だって、いまだに私自身信じられずにいるのだ。世界が今日失われるなんて今も信じられない。
何度も何度も経験してきたというのに、何回経験しても慣れることはない。悲しいとか、つらいとか、そんな感情はとうに尽きて、今はただなぜという疑問だけが胸のうちにある。
なぜ私たちはここにいるのか。なぜ私たちは、世界が終わる前の三日間を繰り返すのか。そこになにか意味はあるのか。それともなにもないのか。
いつまでこれが続くのか。
いつか終わりがくるのか。
この結末は変わることはないのだろうか。
ただ考える。
私がこの世界に生まれた意味を。
この世界で私はちゃんと生きただろうか。なにかを私は世界に残せただろうか。世界を愛すことができただろうかと。
いつもと同じように学校で過ごしたあと、他のみなには見つからないように私はある場所に向かっていた。
歩いて向かうところは、いつも同じだった。通い慣れたその道程を、大切に踏みしめるようにして歩いていく。もうそのころにはすでに、辺りは茜色に染まりかけていた。
学校の屋上にたどり着くと、すでにそこにはいつもの二人の姿があった。
「もうすぐまた世界が終わるね」
学校の屋上からは、私たちの住む街が一望できた。遠くには海が広がっている。西の空は鮮やかな茜色に染まり、東の空から群青色が迫っていた。
「何回見ても、世界がこのまま終わりを迎えるなんて信じられないくらい綺麗な景色だよな」
朔がフェンスにもたれたまま、夕日を見つめている。少し色素の薄い髪が、夕焼け色に染まって輝いていた。
「本当に。もったいないくらいに綺麗な景色だ」
京も私の横に立って、そうつぶやく。
秋の風がひょうと私たちの間を通り抜け、背後に去っていった。
あと数分後。
あの太陽が山の峰に沈んだとき、この世界は消える。
なんの前触れもなく、ただ突然に。
ふいに胸が熱くなり、目頭に涙が溢れた。どうしようもなく切ないような、いとしいような気持ちになり、私は私自身を抱き締めた。
「時間が止まればいいのに」
私はつぶやく。
「世界がこのまま終わるなんて、やっぱり嫌だ」
何度も何度もこの瞬間に、私は同じ思いを抱いていた。世界を救うとか、世界を再生させるなんて、だいそれたことはできるわけがないし、できるとも思えない。
だけど、私は叶わないとわかっていながらも、祈らずにはいられなかった。
「この三人で過ごしたこの世界のことを、その最後の瞬間まで見届けよう」
私が言うと、朔と京は私に笑顔を見せたままうなずいた。
大好き。
この世界に伝えたい言葉。
大好き。
この世界で出会ったみんな。
大好き。
かけがえのない想い出たち。
朔。
京。
また次、時間を遡れるかどうかわからないから言っておくね。
「みんな大好きだよ」
太陽は、茜色の光を次第に小さくし、その姿を私たちの目の前から消した。
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