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ユニコーンと神殿
おい、ユニコーン
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馬が駆けてきた草原が海原に変わっていた。緑色だった空は俺のよく知る真っ青な空に変わっている。崩壊した神殿はそのままに、周りの景色がそっくりそのまま変わっていた。ちなみに馬車の姿はない。
「……どこだ? ここは?」
俺はそう呟き、あることに気付く。――そうだ。リダイアルをすればいい。修也の電話につながれば何か……。
「――」
そこで俺は心底後悔した。まさかこんなに菜摘に電話をするとは思っていなかったのだ。そしてこんな時に限って――電源が入らないとは。圏外というオチを通り越し、まさかここで電池切れになるとはっ!
――こうなりゃやけくそだ。
俺は倒れた柱をよいせとよじ上り、扉に近付く。後ろで「待て」という声が聞こえたが軽く無視。俺の仕事は神殿まで乗り込んで、ユニコーンと対面することなのだ。他の条件が変わろうと、俺の知ったことではない。菜摘がいようが、ミレイがいようがどうでもいい。ユニコーンに出会えればそれで話がまとまる。つーか、まとまらないと俺が困る。
俺は開くか知らない扉に手を置く。重そうな石造りの扉(やたらレリーフが施してあって派手なんだけど)は俺が触れただけで自動ドアみたいに軽く開く。まるで誘われているかのような感じ。俺はそう思いながらも一歩神殿に踏み出す。
半壊した神殿。扉の向こうも外につながっているような状態になっていた。天井は抜け落ち、その天井を支えていたのであろう柱の半分以上は折れるなり崩れるなりしていてひどく歩きづらい。俺が完全に中に入ったところで扉は勝手に閉まり、ついてこようとしていたレキを拒んだ。何かを叫んでいたように思えるのだが、不思議と中から外の声は聞こえなかった。こんなに外と中がつながったような空間になっているというのに。
真っ白な神殿の中はやはり真っ白で、埃っぽい匂い以外にこれといった匂いは感じられず、人間が下敷きになっている様子は全くない。人間がいた形跡すらないように思えた。
「おーい、ユニコーン! いるなら出てきてくれないか?」
物の下敷きにならないだろう場所を選んで立ち止まると、一応声を掛けてみる。人の気配はおろか、その他の動物の気配もないのだけども。
「せっかく衣装も揃えて来てやったんだ。何かしらの歓迎はして欲しいものなんだが?」
辺りをじっくりと観察するが何の反応もない。俺の声以外に音はない。
――ったく、仰々しい演出だけかよ。
小さく舌打ちをすると思いがけないところで反応があった。答えたのは俺の手の中にある物――そう、電源が切れていたはずのスマホだったのだ。
「お疲れさまです。御姉様」
震えたスマホの通話ボタンをタップして聞こえてきたのは、とても優しげで柔らかい声。
「……ユニコーンか」
そう、その声はユニコーン。俺のことを御姉様と呼ぶのは今のところそいつ以外に思い浮かばない。
俺の溜息混じりの台詞に、ユニコーンは残念そうな声で続ける。
「出てこいと言ったのはあなたですよ? もう少し怒りに満ちた声が聞けると思ったのですが」
確かに文句の一つも言いたい気持ちはあったのだが。
「いや、本人が姿を現すことを期待していたからな。そしたら思う存分ぶん殴れるだろう?」
「それにしては気分が沈んでいるようですが」
「俺の心配はどうでもいい。――そうだ。また新たに召喚された人間がいるようなんだが、何か知らないか?」
気分が沈んでいるのは菜摘の姿が見当たらないからだ。あの爆発に巻き込まれていたらと思うと気が気でない。
「あぁ」
ユニコーンは俺の気分とは対照的な悠長な声を出した。俺はカチンとくる。
「何だよ、その態度」
むっとした声にユニコーンはふむと頷いて続ける。
「いやはや効果覿面だったようですね。あれは狂言ですよ、私の」
「! 狂言だと!」
スマホに八つ当たりしたい気持ちは抑えたものの、声は明らかに怒気を含んでいる。涼しげにしれっと答えるユニコーンの姿(人間バージョン)を思い浮かべ、あの綺麗な顔を存分に殴れたらどれほどすかっとするかと考える。
「神殿が破壊される前にあなたをここに呼びたく、一芝居打ったのですが遅かったようですね。――ですから、新たに呼ばれた者はいないはずですよ」
安心させるように、諭すように言うユニコーンの台詞が俺を落ち着かせることはなく、まんまとしてやられたという怒りが心を支配していた。
「――電話越しじゃなくって姿を現したらどうだ? 今すぐてめえの顔を殴りたいんだが」
怒りで手が震えている。声は今までで一番低く、地に響く。
「えぇ、そうしたいところは山々なのですが、生憎力不足でして。その機械を通じて指示を出すだけで精一杯です」
「都合の良いことを……」
「本当のことですよ。――考えてみて下さい。私に力が戻ったのなら、あなたを呼びつけるのではなく直接迎えに行けばよいこと。実体はありますからね、私」
――確かにそうだが。
うーんとうなって考えるうちに落ち着いてきた。菜摘がこっちにいないならひとまず安心だ。それに実体があると言ったってことは、一発殴ることは充分に可能だということだろう。実体がなかったら殴り損だもんな。そうなると、聞きたいことは……。
「……わかった。で、俺の到着を早めるために連絡してきたにもかかわらず、神殿は半壊状態だ。これからどうするつもりだ?」
改めて辺りを見回し、天を見上げる。見慣れた色の空がそこにはあった。
「まずは私を解放してもらいませんと」
そりゃそうだ。あとにも先にもそれが最優先事項だよな。
「具体的にどうすりゃいいんだ?」
ここに人の気配はないし、犯人の姿はもちろんない。……まて、犯人って誰なんだ? それに、爆破した人物も気になる。
「犯人と戦ってもらいます」
「戦うって? ――そもそも、犯人って誰なんだよ。何の目的であんたを捕まえて、町の女の子をさらう必要があったんだ?」
「それは犯人に直接聞いて下さい」
ユニコーンのその声を合図として、青であった空がぐわんと歪み、みるみると緑色に変わっていく。
「期待していますよ、私の御姉様」
声が遠くなっていく。
「……どこだ? ここは?」
俺はそう呟き、あることに気付く。――そうだ。リダイアルをすればいい。修也の電話につながれば何か……。
「――」
そこで俺は心底後悔した。まさかこんなに菜摘に電話をするとは思っていなかったのだ。そしてこんな時に限って――電源が入らないとは。圏外というオチを通り越し、まさかここで電池切れになるとはっ!
――こうなりゃやけくそだ。
俺は倒れた柱をよいせとよじ上り、扉に近付く。後ろで「待て」という声が聞こえたが軽く無視。俺の仕事は神殿まで乗り込んで、ユニコーンと対面することなのだ。他の条件が変わろうと、俺の知ったことではない。菜摘がいようが、ミレイがいようがどうでもいい。ユニコーンに出会えればそれで話がまとまる。つーか、まとまらないと俺が困る。
俺は開くか知らない扉に手を置く。重そうな石造りの扉(やたらレリーフが施してあって派手なんだけど)は俺が触れただけで自動ドアみたいに軽く開く。まるで誘われているかのような感じ。俺はそう思いながらも一歩神殿に踏み出す。
半壊した神殿。扉の向こうも外につながっているような状態になっていた。天井は抜け落ち、その天井を支えていたのであろう柱の半分以上は折れるなり崩れるなりしていてひどく歩きづらい。俺が完全に中に入ったところで扉は勝手に閉まり、ついてこようとしていたレキを拒んだ。何かを叫んでいたように思えるのだが、不思議と中から外の声は聞こえなかった。こんなに外と中がつながったような空間になっているというのに。
真っ白な神殿の中はやはり真っ白で、埃っぽい匂い以外にこれといった匂いは感じられず、人間が下敷きになっている様子は全くない。人間がいた形跡すらないように思えた。
「おーい、ユニコーン! いるなら出てきてくれないか?」
物の下敷きにならないだろう場所を選んで立ち止まると、一応声を掛けてみる。人の気配はおろか、その他の動物の気配もないのだけども。
「せっかく衣装も揃えて来てやったんだ。何かしらの歓迎はして欲しいものなんだが?」
辺りをじっくりと観察するが何の反応もない。俺の声以外に音はない。
――ったく、仰々しい演出だけかよ。
小さく舌打ちをすると思いがけないところで反応があった。答えたのは俺の手の中にある物――そう、電源が切れていたはずのスマホだったのだ。
「お疲れさまです。御姉様」
震えたスマホの通話ボタンをタップして聞こえてきたのは、とても優しげで柔らかい声。
「……ユニコーンか」
そう、その声はユニコーン。俺のことを御姉様と呼ぶのは今のところそいつ以外に思い浮かばない。
俺の溜息混じりの台詞に、ユニコーンは残念そうな声で続ける。
「出てこいと言ったのはあなたですよ? もう少し怒りに満ちた声が聞けると思ったのですが」
確かに文句の一つも言いたい気持ちはあったのだが。
「いや、本人が姿を現すことを期待していたからな。そしたら思う存分ぶん殴れるだろう?」
「それにしては気分が沈んでいるようですが」
「俺の心配はどうでもいい。――そうだ。また新たに召喚された人間がいるようなんだが、何か知らないか?」
気分が沈んでいるのは菜摘の姿が見当たらないからだ。あの爆発に巻き込まれていたらと思うと気が気でない。
「あぁ」
ユニコーンは俺の気分とは対照的な悠長な声を出した。俺はカチンとくる。
「何だよ、その態度」
むっとした声にユニコーンはふむと頷いて続ける。
「いやはや効果覿面だったようですね。あれは狂言ですよ、私の」
「! 狂言だと!」
スマホに八つ当たりしたい気持ちは抑えたものの、声は明らかに怒気を含んでいる。涼しげにしれっと答えるユニコーンの姿(人間バージョン)を思い浮かべ、あの綺麗な顔を存分に殴れたらどれほどすかっとするかと考える。
「神殿が破壊される前にあなたをここに呼びたく、一芝居打ったのですが遅かったようですね。――ですから、新たに呼ばれた者はいないはずですよ」
安心させるように、諭すように言うユニコーンの台詞が俺を落ち着かせることはなく、まんまとしてやられたという怒りが心を支配していた。
「――電話越しじゃなくって姿を現したらどうだ? 今すぐてめえの顔を殴りたいんだが」
怒りで手が震えている。声は今までで一番低く、地に響く。
「えぇ、そうしたいところは山々なのですが、生憎力不足でして。その機械を通じて指示を出すだけで精一杯です」
「都合の良いことを……」
「本当のことですよ。――考えてみて下さい。私に力が戻ったのなら、あなたを呼びつけるのではなく直接迎えに行けばよいこと。実体はありますからね、私」
――確かにそうだが。
うーんとうなって考えるうちに落ち着いてきた。菜摘がこっちにいないならひとまず安心だ。それに実体があると言ったってことは、一発殴ることは充分に可能だということだろう。実体がなかったら殴り損だもんな。そうなると、聞きたいことは……。
「……わかった。で、俺の到着を早めるために連絡してきたにもかかわらず、神殿は半壊状態だ。これからどうするつもりだ?」
改めて辺りを見回し、天を見上げる。見慣れた色の空がそこにはあった。
「まずは私を解放してもらいませんと」
そりゃそうだ。あとにも先にもそれが最優先事項だよな。
「具体的にどうすりゃいいんだ?」
ここに人の気配はないし、犯人の姿はもちろんない。……まて、犯人って誰なんだ? それに、爆破した人物も気になる。
「犯人と戦ってもらいます」
「戦うって? ――そもそも、犯人って誰なんだよ。何の目的であんたを捕まえて、町の女の子をさらう必要があったんだ?」
「それは犯人に直接聞いて下さい」
ユニコーンのその声を合図として、青であった空がぐわんと歪み、みるみると緑色に変わっていく。
「期待していますよ、私の御姉様」
声が遠くなっていく。
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