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腹癒せにドラゴン退治に行ってきます!
治療という名目でする範囲にも限界があるでしょうよ? 3
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「も、もういいでしょ⁉︎ 私に必要以上に触れないで」
「ふいに感じてしまったからって、そんな言い方をしなくてもいいだろ?」
「か、感じてなんて!」
「そうか? 胸の先も勃ってるし、濡れてきているんじゃないかとも思うんだが」
そんなバカなと思ったが、視界のギリギリに入る胸の先は紅く色づいて自己主張している。触れてほしい、咥えてほしいと言っているかのようだ。
「こ、これは部屋が肌寒いから、生理的な反応なのよ!」
「そういうなら、こっちで確認しようか」
彼の手が私の足の付け根に伸びる。逃げようにも間に合わなかった。
クチュ。
わざとらしく立てられた水音に、私は羞恥で肌を赤く染めた。言い逃れできない。
「ほら。怯えているように見えたから、どうかとも思ったんだが。こんなに濡れているじゃないか。ヌルヌルだぞ」
節くれだった指が割れ目をなぞる。その刺激に腰がわなないた。この身体は処女だが、前世では経験がある。これがよくない兆候であることくらい、察することができた。
「や、いや、触んないで……嘘をついたことは謝るから……」
このままでは身体を暴かれてしまう。初めて出会った名も知らぬ男に抱かれるのは嫌だ。
問題なのは感情面だけではない。
優しくしてくれそうな気配はあるけれど、この巨躯に標準的なアレがついているということは、まず、おそらく、ない。重傷を負って回復中の私の身体に収まるわけがないのだ。それこそ、昇天してしまう。
「ああっ、ね、ねえ、聞いてるの? そこは触らないで……はぁ……ああん、ねえってばぁ、んぅ」
「思った以上にいい声で啼くものだな」
「別に、はぁ、あなたを楽しませたくて、ああんっ、声を出してんじゃ、な、ひっ⁉︎」
私が一番感じる場所を探り当てたらしい。敏感な尖りを丁寧に擦られると、意識がそちらに集中してしまった。会話ができない。
「や、やぁっ、ああっ、ああんっ」
抗議の声が嬌声に変わる。甘ったるく快感を求める声が耳に届くと、余計に感じられて逃れられない。
「身体に負担をかけるかと思ったが、気持ちがいいならイクといい。不要な力が抜けるだろうからな」
「ああっ!」
雷撃魔法を喰らったような衝撃が全身を駆け抜け、背中がしなる。視界が真っ白に爆ぜ、汗が噴き出した。甘い痺れを感じながら、私の意識は遠のいていく。
的確すぎる刺激に、私は完全に落とされてしまったのだった。
「ふいに感じてしまったからって、そんな言い方をしなくてもいいだろ?」
「か、感じてなんて!」
「そうか? 胸の先も勃ってるし、濡れてきているんじゃないかとも思うんだが」
そんなバカなと思ったが、視界のギリギリに入る胸の先は紅く色づいて自己主張している。触れてほしい、咥えてほしいと言っているかのようだ。
「こ、これは部屋が肌寒いから、生理的な反応なのよ!」
「そういうなら、こっちで確認しようか」
彼の手が私の足の付け根に伸びる。逃げようにも間に合わなかった。
クチュ。
わざとらしく立てられた水音に、私は羞恥で肌を赤く染めた。言い逃れできない。
「ほら。怯えているように見えたから、どうかとも思ったんだが。こんなに濡れているじゃないか。ヌルヌルだぞ」
節くれだった指が割れ目をなぞる。その刺激に腰がわなないた。この身体は処女だが、前世では経験がある。これがよくない兆候であることくらい、察することができた。
「や、いや、触んないで……嘘をついたことは謝るから……」
このままでは身体を暴かれてしまう。初めて出会った名も知らぬ男に抱かれるのは嫌だ。
問題なのは感情面だけではない。
優しくしてくれそうな気配はあるけれど、この巨躯に標準的なアレがついているということは、まず、おそらく、ない。重傷を負って回復中の私の身体に収まるわけがないのだ。それこそ、昇天してしまう。
「ああっ、ね、ねえ、聞いてるの? そこは触らないで……はぁ……ああん、ねえってばぁ、んぅ」
「思った以上にいい声で啼くものだな」
「別に、はぁ、あなたを楽しませたくて、ああんっ、声を出してんじゃ、な、ひっ⁉︎」
私が一番感じる場所を探り当てたらしい。敏感な尖りを丁寧に擦られると、意識がそちらに集中してしまった。会話ができない。
「や、やぁっ、ああっ、ああんっ」
抗議の声が嬌声に変わる。甘ったるく快感を求める声が耳に届くと、余計に感じられて逃れられない。
「身体に負担をかけるかと思ったが、気持ちがいいならイクといい。不要な力が抜けるだろうからな」
「ああっ!」
雷撃魔法を喰らったような衝撃が全身を駆け抜け、背中がしなる。視界が真っ白に爆ぜ、汗が噴き出した。甘い痺れを感じながら、私の意識は遠のいていく。
的確すぎる刺激に、私は完全に落とされてしまったのだった。
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