5 / 12
飛んで火に入る夏のヒナ
5
しおりを挟む
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
とまあ、一人で致していたのだが、気持ちよくなったところで事件発生。ここが自分の部屋ではないことに思い至り、かつ本来の部屋の主が戻ってきたということに気づいて、体を隠す間もなく見つかってしまって今に至る。
いや、マジで終わった。
渋谷に対しては、まあ元カレではあるので裸を見られても困らない。オモチャが転がっている件についても、私がストレス発散目的に使用しているのを知っているわけで、そこまで問題にはならないだろう。しばらくからかわれるのが癪に障るだけの話だ。
気がかりなのは品川さんである。恋人になった暁には私の趣味はバレるので、その時はその時ではあるのだけど、このタイミングはマズい。意中の相手の前で、告白する前にこれは気まずいどころの騒ぎじゃない。
……名を呼んで致しているところに踏み込まれなかったのは僥倖だけど。
品川さんの名前を呼びながら気持ちよくなっていたと知ったら、幻滅するだろうな。そもそも、私は品川さんを業務上の都合でよく知っているが、彼からしたら私なんて完全にモブなのだ。気色悪いに決まっている。
状況次第では転職待ったなしだよね……渋谷と縁を切るいい機会かもしれないけど、給料すごくいいのにな、この会社!
審判が下るのを震えながら待っていると、足音が近づいてきてベッドが軋んだ。
「緋夏、顔を上げろって」
「黙っていてくれるなら、さっと着替えて出て行きますのでっ」
「そう言わずにゆっくりしていけって」
転がっていたバイブのスイッチを入れないでほしい。渋谷が私の持ち物をいじっているのがわかる。
「いえいえ。品川さんも驚いていらっしゃるでしょうし、言質さえ取れればおとなしく出ていきます」
「溜まってるんだろ、緋夏。相手するよ。元カレだし、今はフリーだから問題ないじゃん」
そう言いながら私に触れようとしてくる渋谷の手を私は払い除けた。
「溜まってるのはそっちじゃないのっ! 適当に女の子引っ掛けて部屋に連れ込んでパコパコすりゃいいじゃん! 私は部屋に帰る! カードキーも返せ!」
瞬時に立ち去らず交渉しないといけないのは、おそらくカードキーを持っているのが渋谷だからだ。私に渡されたのが渋谷と品川さんの部屋のものなのなら、私の鍵は彼らのどちらかが所有していることになる。返してもらわねば私は自分の部屋に入れない。
私がムキになって声を荒らげると、渋谷は隙ありとばかりに私をひっくり返した。
「ひゃっ」
「まあまあ、落ち着けって」
ベッドの上に仰向けに転がされて、私は唇を唇で塞がれた。
「んっ……」
久々のディープキス。体が疼くのは、渋谷に慣らされているからだろう。悔しいが抗えない。
「……素直だな」
「うるさい。ってか、品川さんの迷惑になるのは嫌。ヤルなら私の部屋に来なさいよ。同室の明希はしばらく戻らないし、こういうことするなら一言送っておけば気を利かせてくれるよ」
「…………」
渋谷は私を見つめたまま黙っている。
私はチラッと品川さんのほうを見やる。口元に手を当てて、こちらをじっと見ていた。部屋は明るいのだけど、少し距離があるから何を考えているのか表情からは読み取れない。
「ねえ、陽貴(はるたか)、聞いてる?」
「なるほどねえ」
声は呼びかけた渋谷からのものではなく、品川さんのものだった。
「ん?」
何がなるほど、なのだろう。
品川さんは私が押し倒されているベッドにゆっくりと近づいてきた。品定めをしているような視線を感じる。
「な、上手くいっただろ?」
渋谷が応じた。
品川さんはベッドに腰を下ろす。私の頭に近い位置に座ったかと思えば、私を見下ろした。
「鶯谷さんは可愛いよね」
職場で言われていたら、たぶん穏やかなオーラを纏っていて社交辞令だと思えただろう。意中の相手の言葉なら、社交辞令だとわかったうえで舞い上がっている自信がある。
だが、目の前にいる品川さんは私の知っているほんわか男子ではなく、獲物を狩る準備をしている獰猛な獣だった。
渋谷のほうが可愛く思えるくらい、品川さんが雄の気配を放っていて怖い。
「だろ? 緋夏は可愛く鳴くんだ」
「想像がつくよ」
「あの……なんの話を?」
状況が見えない。いや、襲われそうになっているのは流石にわかる。
元カレに口封じがてら美味しくいただかれるのはやぶさかではないのだけど、意中の相手であるはずの品川さんの豹変っぷりには思考がついていかない。
私が困惑していると、渋谷と品川さんは薄く笑った。
「陽貴がね、場を設けるから、乗ってくれって言ったんだ」
品川さんは私を見下ろしながらネクタイを緩めている。とても艶めいた仕草なのだが、私は恐怖的な方向で鼓動が速くなっている。助けを求めたい、逃げ出したい、今すぐに!
「……場を?」
「部屋に戻ったら面白いものが見られるぞって」
「……あ!」
つまり、実行委員をしてストレスが溜まっている私が、部屋で何をするのか渋谷にはわかっていたということだ。
「カードキー、わざとだったのっ!」
「神田には知らせてある。この部屋の鍵を緋夏に渡せって」
「ええ……」
「神田は俺たちが復縁するのも悪くないと思っていたみたいで、話は早かった」
私が渋谷をフったはずなのだが、悔しさで散々泣いたので、明希としては仲直りできるならそれがいいと思っていたのかもしれない。
それはそれとして、明希は私が最近品川さんを狙っているのも知っていたはずなんだけど。品川さんと私では釣り合わないとでも考えたのだろうか。
「ってか、私、見せ物じゃないし! 思ったとおりになってさぞかし愉快だったでしょうよ。陽貴とは最後までするから、ね、品川さんのいないところに行こうよ、ね?」
「……お前、嫌われてるの?」
渋谷は品川さんを見る。ジャケットとワイシャツを脱ぎ終えた品川さんはわからないと言った様子で肩をすくめた。
ってか、想像していたよりいい体をお持ちですね? 品川さん、着痩せするタイプか。
「俺、緋夏の心変わりの相手は冬馬(とうま)だとばかり」
渋谷が品川さんの名前を呼んで、鼓動が跳ねた。
私が好きなのは穏やかでほわほわした雰囲気の品川さんであって、ギラギラした品川さんではないのだけど。
「……も、もし、品川さんじゃなかったら」
「だとしたら、僕の片想いってことだね」
「片想い?」
品川さんの口から「僕の片想い」だなんて言葉が出てくるとは!
夢なんじゃなかろうか。それなら納得できる。
でも、夢だということにしてこのまま三人でコースに身を任せられるか? 夢のまま乗り切れるか?
私が聞き間違いを疑うと、品川さんはいつも見ていたような感じに笑った。
「初めて見たときから気になっていたんだよ。小さくてちょこまか動いている君を狙っていたんだけど、陽貴のカノジョだっていうからさ。でも、別れたって聞いて、チャンスだなって」
品川さんの言葉は俄に信じられなかったが、思い返せば品川さんはモブであるはずの私の苗字を鶯谷だと把握していた。渋谷は私を馴れ馴れしく緋夏と名前で呼ぶのだから、知っていなければ私を鶯谷と呼ぶことはないのだ。
「冬馬とは面識があったけれど、そんなに仲はよくなかったんだよな。部署は違うし、そもそも冬馬は俺らより代が上じゃん。だのに、緋夏と別れてから急に近づいてきて、なんか引っかかると思ったらそういうことだと明かされて」
「紹介するって約束してくれたよね?」
「それは……あのときは、別れたばっかりだし、こっちの言い分をちっとも聞き入れようとしない女には愛想が尽きていたっていうか」
品川さん、ずいぶんとフットワークが軽いな? 私と渋谷が別れてすぐに行動に移していたのか。
「ここにきて、独占欲? 鶯谷さんはフリーなんでしょ?」
「そのはずだが、面白くないもんは面白くないんだ。緋夏が冬馬に気があると察したときから、な!」
意外だった。渋谷がこの状況にヤキモチをやいている。可愛いところもあるじゃないか。浮気男だけど。
私としては品川さんに憧れを持っていたものの、どうもそれは性愛とは結びつかないものだったとこの状況で気がついてしまった。そういうことをするのは、渋谷――陽貴との方がいいらしい。
私も未練があったとは。
「そっか……。自分の気持ちに気づけたのはいいことだね」
穏やかな、いつも職場で聞く品川さんの声で告げるので、この話は丸くおさまるのだろうとどこかで安堵した。品川さんが席を外して、一晩限りの関係修復をして、陽貴も私もスッキリしてハッピーエンドだ。
が、そうは問屋が卸さない。
品川さんの手が私の頬に触れた。
「でも、僕は引き下がるつもりはないよ」
「なんで」
「鶯谷さんが決めることだからだよ」
おっと、私、逃がしてもらえない?
私は目を瞬かせる。
品川さんが私の顔を覗き込むようにして唇を動かした。
「ねえ、緋夏ちゃん。せっかくだし、僕も混ぜてよ。より気持ちよくなれた方と付き合うのはどうかな?」
あ、これ、拒否権ないやつだ。
営業成績トップの人間というやつは、狙った獲物を逃すような真似はしないのだろう。チャンスは絶対に逃さないし、逃さない自信を持っている。
「わ……わかり、ました?」
私は白旗を上げることしか許されなかった。
とまあ、一人で致していたのだが、気持ちよくなったところで事件発生。ここが自分の部屋ではないことに思い至り、かつ本来の部屋の主が戻ってきたということに気づいて、体を隠す間もなく見つかってしまって今に至る。
いや、マジで終わった。
渋谷に対しては、まあ元カレではあるので裸を見られても困らない。オモチャが転がっている件についても、私がストレス発散目的に使用しているのを知っているわけで、そこまで問題にはならないだろう。しばらくからかわれるのが癪に障るだけの話だ。
気がかりなのは品川さんである。恋人になった暁には私の趣味はバレるので、その時はその時ではあるのだけど、このタイミングはマズい。意中の相手の前で、告白する前にこれは気まずいどころの騒ぎじゃない。
……名を呼んで致しているところに踏み込まれなかったのは僥倖だけど。
品川さんの名前を呼びながら気持ちよくなっていたと知ったら、幻滅するだろうな。そもそも、私は品川さんを業務上の都合でよく知っているが、彼からしたら私なんて完全にモブなのだ。気色悪いに決まっている。
状況次第では転職待ったなしだよね……渋谷と縁を切るいい機会かもしれないけど、給料すごくいいのにな、この会社!
審判が下るのを震えながら待っていると、足音が近づいてきてベッドが軋んだ。
「緋夏、顔を上げろって」
「黙っていてくれるなら、さっと着替えて出て行きますのでっ」
「そう言わずにゆっくりしていけって」
転がっていたバイブのスイッチを入れないでほしい。渋谷が私の持ち物をいじっているのがわかる。
「いえいえ。品川さんも驚いていらっしゃるでしょうし、言質さえ取れればおとなしく出ていきます」
「溜まってるんだろ、緋夏。相手するよ。元カレだし、今はフリーだから問題ないじゃん」
そう言いながら私に触れようとしてくる渋谷の手を私は払い除けた。
「溜まってるのはそっちじゃないのっ! 適当に女の子引っ掛けて部屋に連れ込んでパコパコすりゃいいじゃん! 私は部屋に帰る! カードキーも返せ!」
瞬時に立ち去らず交渉しないといけないのは、おそらくカードキーを持っているのが渋谷だからだ。私に渡されたのが渋谷と品川さんの部屋のものなのなら、私の鍵は彼らのどちらかが所有していることになる。返してもらわねば私は自分の部屋に入れない。
私がムキになって声を荒らげると、渋谷は隙ありとばかりに私をひっくり返した。
「ひゃっ」
「まあまあ、落ち着けって」
ベッドの上に仰向けに転がされて、私は唇を唇で塞がれた。
「んっ……」
久々のディープキス。体が疼くのは、渋谷に慣らされているからだろう。悔しいが抗えない。
「……素直だな」
「うるさい。ってか、品川さんの迷惑になるのは嫌。ヤルなら私の部屋に来なさいよ。同室の明希はしばらく戻らないし、こういうことするなら一言送っておけば気を利かせてくれるよ」
「…………」
渋谷は私を見つめたまま黙っている。
私はチラッと品川さんのほうを見やる。口元に手を当てて、こちらをじっと見ていた。部屋は明るいのだけど、少し距離があるから何を考えているのか表情からは読み取れない。
「ねえ、陽貴(はるたか)、聞いてる?」
「なるほどねえ」
声は呼びかけた渋谷からのものではなく、品川さんのものだった。
「ん?」
何がなるほど、なのだろう。
品川さんは私が押し倒されているベッドにゆっくりと近づいてきた。品定めをしているような視線を感じる。
「な、上手くいっただろ?」
渋谷が応じた。
品川さんはベッドに腰を下ろす。私の頭に近い位置に座ったかと思えば、私を見下ろした。
「鶯谷さんは可愛いよね」
職場で言われていたら、たぶん穏やかなオーラを纏っていて社交辞令だと思えただろう。意中の相手の言葉なら、社交辞令だとわかったうえで舞い上がっている自信がある。
だが、目の前にいる品川さんは私の知っているほんわか男子ではなく、獲物を狩る準備をしている獰猛な獣だった。
渋谷のほうが可愛く思えるくらい、品川さんが雄の気配を放っていて怖い。
「だろ? 緋夏は可愛く鳴くんだ」
「想像がつくよ」
「あの……なんの話を?」
状況が見えない。いや、襲われそうになっているのは流石にわかる。
元カレに口封じがてら美味しくいただかれるのはやぶさかではないのだけど、意中の相手であるはずの品川さんの豹変っぷりには思考がついていかない。
私が困惑していると、渋谷と品川さんは薄く笑った。
「陽貴がね、場を設けるから、乗ってくれって言ったんだ」
品川さんは私を見下ろしながらネクタイを緩めている。とても艶めいた仕草なのだが、私は恐怖的な方向で鼓動が速くなっている。助けを求めたい、逃げ出したい、今すぐに!
「……場を?」
「部屋に戻ったら面白いものが見られるぞって」
「……あ!」
つまり、実行委員をしてストレスが溜まっている私が、部屋で何をするのか渋谷にはわかっていたということだ。
「カードキー、わざとだったのっ!」
「神田には知らせてある。この部屋の鍵を緋夏に渡せって」
「ええ……」
「神田は俺たちが復縁するのも悪くないと思っていたみたいで、話は早かった」
私が渋谷をフったはずなのだが、悔しさで散々泣いたので、明希としては仲直りできるならそれがいいと思っていたのかもしれない。
それはそれとして、明希は私が最近品川さんを狙っているのも知っていたはずなんだけど。品川さんと私では釣り合わないとでも考えたのだろうか。
「ってか、私、見せ物じゃないし! 思ったとおりになってさぞかし愉快だったでしょうよ。陽貴とは最後までするから、ね、品川さんのいないところに行こうよ、ね?」
「……お前、嫌われてるの?」
渋谷は品川さんを見る。ジャケットとワイシャツを脱ぎ終えた品川さんはわからないと言った様子で肩をすくめた。
ってか、想像していたよりいい体をお持ちですね? 品川さん、着痩せするタイプか。
「俺、緋夏の心変わりの相手は冬馬(とうま)だとばかり」
渋谷が品川さんの名前を呼んで、鼓動が跳ねた。
私が好きなのは穏やかでほわほわした雰囲気の品川さんであって、ギラギラした品川さんではないのだけど。
「……も、もし、品川さんじゃなかったら」
「だとしたら、僕の片想いってことだね」
「片想い?」
品川さんの口から「僕の片想い」だなんて言葉が出てくるとは!
夢なんじゃなかろうか。それなら納得できる。
でも、夢だということにしてこのまま三人でコースに身を任せられるか? 夢のまま乗り切れるか?
私が聞き間違いを疑うと、品川さんはいつも見ていたような感じに笑った。
「初めて見たときから気になっていたんだよ。小さくてちょこまか動いている君を狙っていたんだけど、陽貴のカノジョだっていうからさ。でも、別れたって聞いて、チャンスだなって」
品川さんの言葉は俄に信じられなかったが、思い返せば品川さんはモブであるはずの私の苗字を鶯谷だと把握していた。渋谷は私を馴れ馴れしく緋夏と名前で呼ぶのだから、知っていなければ私を鶯谷と呼ぶことはないのだ。
「冬馬とは面識があったけれど、そんなに仲はよくなかったんだよな。部署は違うし、そもそも冬馬は俺らより代が上じゃん。だのに、緋夏と別れてから急に近づいてきて、なんか引っかかると思ったらそういうことだと明かされて」
「紹介するって約束してくれたよね?」
「それは……あのときは、別れたばっかりだし、こっちの言い分をちっとも聞き入れようとしない女には愛想が尽きていたっていうか」
品川さん、ずいぶんとフットワークが軽いな? 私と渋谷が別れてすぐに行動に移していたのか。
「ここにきて、独占欲? 鶯谷さんはフリーなんでしょ?」
「そのはずだが、面白くないもんは面白くないんだ。緋夏が冬馬に気があると察したときから、な!」
意外だった。渋谷がこの状況にヤキモチをやいている。可愛いところもあるじゃないか。浮気男だけど。
私としては品川さんに憧れを持っていたものの、どうもそれは性愛とは結びつかないものだったとこの状況で気がついてしまった。そういうことをするのは、渋谷――陽貴との方がいいらしい。
私も未練があったとは。
「そっか……。自分の気持ちに気づけたのはいいことだね」
穏やかな、いつも職場で聞く品川さんの声で告げるので、この話は丸くおさまるのだろうとどこかで安堵した。品川さんが席を外して、一晩限りの関係修復をして、陽貴も私もスッキリしてハッピーエンドだ。
が、そうは問屋が卸さない。
品川さんの手が私の頬に触れた。
「でも、僕は引き下がるつもりはないよ」
「なんで」
「鶯谷さんが決めることだからだよ」
おっと、私、逃がしてもらえない?
私は目を瞬かせる。
品川さんが私の顔を覗き込むようにして唇を動かした。
「ねえ、緋夏ちゃん。せっかくだし、僕も混ぜてよ。より気持ちよくなれた方と付き合うのはどうかな?」
あ、これ、拒否権ないやつだ。
営業成績トップの人間というやつは、狙った獲物を逃すような真似はしないのだろう。チャンスは絶対に逃さないし、逃さない自信を持っている。
「わ……わかり、ました?」
私は白旗を上げることしか許されなかった。
2
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる