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飛んで火に入る夏のヒナ
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▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
私はテーブルに置いてもらった未開封のミネラルウォーターを開けて飲んだ。湯上がりに冷えた水はしみる。美味しい。
「そこ、座ったら?」
品川さんに勧められて、さっきまで陽貴が座っていた席に腰を下ろした。この部屋の椅子は二脚しかない。
「ビール、お好きなんですか?」
黙ったまま見つめ合っているのも気まずいので、無難な質問をぶつける。
品川さんはやんわりと微笑んだ。
「まあ、そうだね。日本酒や焼酎、ウィスキーやブランデーと比べたら、ビールが好きかな。ワインも、詳しくはないけど好きだね」
「お酒はよく飲まれるんですか?」
「付き合いでしか飲まないよ」
「じゃあ、このビールも付き合いで?」
陽貴はノンアルコールビールを飲んでいたようだ。空になった缶が置かれたままになっている。
「陽貴はアルコールが入っていないのを選んだけど、僕は無粋だと思うよ」
「真面目なんですよ、彼」
「知ってる」
品川さんと陽貴がどのくらいの付き合いなのかよくわからない。陽貴と破局してから、品川さんと一緒にいるところをよく見るようになったとは思っている。というのも、二人が並ぶと人集りができるのですぐわかるのだ。
品川さんに恋人がいないってのは有名だもんな。そりゃ、出世株を狙う人は多いわけで。お近づきになろうと頑張る人はそれなりにいる。
「でも今はね、君に酔わされているから、お酒はいらなかったかもって考えているよ」
「口説くの反則じゃないですか?」
「ここで口説かなかったら機会損失じゃないかな」
熱っぽい視線を向けられると体がほてる。私はミネラルウォーターをぐびぐび飲んだ。
「ねえ、緋夏ちゃん。僕か陽貴か選ぼうよ。欲張ってもいいんだよ? 緋夏ちゃんが気持ちよくなれるように努めるから」
あまり見つめないでほしい。からかっているだけだろうに、本気になってしまいそうだから。
私は視線を外す。
「私のどこがいいんですか?」
「教えたら、僕を選ぶかい?」
「検討材料にしますよ」
私が返せば、品川さんはふむと唸った。
「そうだね……。一目惚れだったから、見た目は好きなんだろうね。小柄で、ちょろちょろ走り回ってるのを見てると庇護欲を掻き立てられるかな。守ってあげたいなって」
「小動物扱い……」
「あはは。そういうつもりじゃなかったんだけどな。それに、守りたい思いが強かったなら、抱きたいとは考えない気がするし」
そういうものなのだろうか。
私は品川さんを見る。思考も感情も読み取れない。よくわからなくて首を傾げる。
「手に入れたくなったんだよね。でも、僕が君を意識しはじめた時はもう陽貴のカノジョだったから、諦めようかと考えた。緋夏ちゃんを落とせる自信はあったけど、陽貴に恨まれたくないし。いずれは経理部長になるって言われている男を敵に回すのは得策じゃないでしょ」
そう答えて、缶ビールをあおった。喉仏が動くのを見てるとドキドキする。
「出世欲はあるんですね」
「あるよ。上を目指しているからね」
「偉くなって、なにをするんですか?」
「世界を動かせるくらいのことをしたい。この会社なら、きっとできると思うから」
営業部成績トップは伊達じゃないのだろう。野望があるからこその成績に違いない。
「僕についてくるなら、面白い景色を見せてあげられると思うよ」
「私は普通の人生で充分です」
「君は普通の人生で満たされるような女性じゃないよ」
そう評価されるとは思わなかった。驚きである。
でも、普通の人生を望んでいないと思われてもおかしくはない活動をしているのは間違いないかもしれない。
会社のイベント実行委員に自ら立候補して、新入社員の頃からあれこれと企画をまわしている。実行委員のリストに私の名前は常に載っているし、裏でも表でも走り回っている姿はよく見られていることだろう。
イベントごとが好きな人だと思われるのは自然で、それ故に落ち着いた生活を望まない人だと考えてもおかしくはない。
私は苦笑した。
「今は若いから、なんでも経験しておこうって気になるけど、十年二十年って経ったら落ち着いた環境に身を置きたくなるんじゃないですかね」
「その相手は僕じゃなくて、陽貴ってこと?」
「どうでしょう。たぶん、どちらでもないかと」
ミネラルウォーターが空になってしまった。
品川さんは私に未開封のビールを差し出した。
「通過点でしかないのかあ」
「未来はわからないってことです。ここで決めたくないっていうか」
「ふうん……。でもさ、僕は君たちの当て馬で終わるつもりはないんだよね」
私がビールを取らなかったからか、品川さんはプルタブを引っ掛けて開けるなりぐびっとあおる。そして彼の手が私の頬に伸びた。
「ん!」
彼の企みに思い至らなかった。唇が重なり、顎を持ち上げられたと思ったら彼が口に含んでいたビールを流し込まれた。
温いけれど、炭酸の弾ける刺激が口に広がる。咄嗟にビールを飲み込んで、離れようとしたら舌に絡め取られた。
「んんん……」
口の中を丁寧にこそげるようにされると体の力が抜けてくる。さっきも思ったが、品川さんはキスが上手い。
「緋夏!」
名を呼ばれてハッとした。視線だけ声の主に向ければ、陽貴が濡れた体そのままに近づいてくるところだった。
「おっと」
品川さんは両手を胸より高い位置に上げて私から離れた。
「手は出さないんじゃなかったのか?」
「そろそろ戻ってくると思って、摘み食いをしてたところさ」
「お前……」
あっけらかんと言われてしまい、陽貴は反応できなかったようだ。生真面目な陽貴には、品川の言動は読み切れないのだろう。
「入浴も終えたところだし、続きをしようじゃないか。緋夏ちゃんは、心は決まったかな?」
いい加減に寝ましょうよ……
部屋に帰りたいと思っているのだが、まだ自分の部屋のカードキーは取り戻せていない。明希は私が陽貴のいる部屋でイチャイチャしていると思っているだろうから、気を利かせて放っといてくれることだろう。察しろという方が無茶な話だろうし、割り込んで来るのは野暮というものだ。
私が陽貴に目を向けると、彼はため息をついていた。
「緋夏、ここは俺を選んで、俺と同じベッドで休もうぜ。明日も仕事なんだから」
「それはそうなんだけど」
「惜しいのか?」
「いや、私、なんで部屋に帰してもらえないんだろうかなって」
そう。別に私はこの部屋で寝る必要はない。カードキーさえ返してもらえれば、自分の部屋で寝られるのだ。
私が思ったとおりのことを伝えれば、陽貴が私の肩をポンポンと叩いた。
「ん?」
「そういう選択肢は確かにあるな」
「でしょ?」
「でもさ」
今度は品川さんが私の反対側の肩を優しく叩く。
「はい?」
「このまま終われるわけがないと思うんだよ」
「気に食わないが、俺も同感だ」
「落ち着こう? お二人とも」
嫌な予感がする。冷や汗が流れ出した。
「どちらかを選ぶまでは、部屋から出さないよ」
「そうだな。決着しないことには、スッキリしないし」
変なところで共闘しないでほしい。
「じゃあ、三人でシようか」
品川さんの提案を陽貴が蹴ることを期待したのに、残念ながらそうはならなかった。
私は陽貴に担がれる。
「待って、拒否権を行使させて!」
「選べばいいんだ、俺か冬馬かを」
「ちょっと無理!」
「なら、選べるように仕向けないとね」
品川さんの声がものすごく乗り気だ。
ベッドに下ろされて、私は陽貴から口づけされる。呼吸困難になりそうなくらい熱烈なもので、私は飲まされたビールの影響もあって意識がふわふわしてくる。
「だ、だめ……」
「ゴムはつけるから、気持ちよくなろうね」
「身を任せてしまえ、緋夏。すぐに俺を選ばなかったを後悔させてやる」
バスタオルが剥ぎ取られた。
あ、これ、どうにもならないやつ……
抵抗なんて、できるわけがない。
私はテーブルに置いてもらった未開封のミネラルウォーターを開けて飲んだ。湯上がりに冷えた水はしみる。美味しい。
「そこ、座ったら?」
品川さんに勧められて、さっきまで陽貴が座っていた席に腰を下ろした。この部屋の椅子は二脚しかない。
「ビール、お好きなんですか?」
黙ったまま見つめ合っているのも気まずいので、無難な質問をぶつける。
品川さんはやんわりと微笑んだ。
「まあ、そうだね。日本酒や焼酎、ウィスキーやブランデーと比べたら、ビールが好きかな。ワインも、詳しくはないけど好きだね」
「お酒はよく飲まれるんですか?」
「付き合いでしか飲まないよ」
「じゃあ、このビールも付き合いで?」
陽貴はノンアルコールビールを飲んでいたようだ。空になった缶が置かれたままになっている。
「陽貴はアルコールが入っていないのを選んだけど、僕は無粋だと思うよ」
「真面目なんですよ、彼」
「知ってる」
品川さんと陽貴がどのくらいの付き合いなのかよくわからない。陽貴と破局してから、品川さんと一緒にいるところをよく見るようになったとは思っている。というのも、二人が並ぶと人集りができるのですぐわかるのだ。
品川さんに恋人がいないってのは有名だもんな。そりゃ、出世株を狙う人は多いわけで。お近づきになろうと頑張る人はそれなりにいる。
「でも今はね、君に酔わされているから、お酒はいらなかったかもって考えているよ」
「口説くの反則じゃないですか?」
「ここで口説かなかったら機会損失じゃないかな」
熱っぽい視線を向けられると体がほてる。私はミネラルウォーターをぐびぐび飲んだ。
「ねえ、緋夏ちゃん。僕か陽貴か選ぼうよ。欲張ってもいいんだよ? 緋夏ちゃんが気持ちよくなれるように努めるから」
あまり見つめないでほしい。からかっているだけだろうに、本気になってしまいそうだから。
私は視線を外す。
「私のどこがいいんですか?」
「教えたら、僕を選ぶかい?」
「検討材料にしますよ」
私が返せば、品川さんはふむと唸った。
「そうだね……。一目惚れだったから、見た目は好きなんだろうね。小柄で、ちょろちょろ走り回ってるのを見てると庇護欲を掻き立てられるかな。守ってあげたいなって」
「小動物扱い……」
「あはは。そういうつもりじゃなかったんだけどな。それに、守りたい思いが強かったなら、抱きたいとは考えない気がするし」
そういうものなのだろうか。
私は品川さんを見る。思考も感情も読み取れない。よくわからなくて首を傾げる。
「手に入れたくなったんだよね。でも、僕が君を意識しはじめた時はもう陽貴のカノジョだったから、諦めようかと考えた。緋夏ちゃんを落とせる自信はあったけど、陽貴に恨まれたくないし。いずれは経理部長になるって言われている男を敵に回すのは得策じゃないでしょ」
そう答えて、缶ビールをあおった。喉仏が動くのを見てるとドキドキする。
「出世欲はあるんですね」
「あるよ。上を目指しているからね」
「偉くなって、なにをするんですか?」
「世界を動かせるくらいのことをしたい。この会社なら、きっとできると思うから」
営業部成績トップは伊達じゃないのだろう。野望があるからこその成績に違いない。
「僕についてくるなら、面白い景色を見せてあげられると思うよ」
「私は普通の人生で充分です」
「君は普通の人生で満たされるような女性じゃないよ」
そう評価されるとは思わなかった。驚きである。
でも、普通の人生を望んでいないと思われてもおかしくはない活動をしているのは間違いないかもしれない。
会社のイベント実行委員に自ら立候補して、新入社員の頃からあれこれと企画をまわしている。実行委員のリストに私の名前は常に載っているし、裏でも表でも走り回っている姿はよく見られていることだろう。
イベントごとが好きな人だと思われるのは自然で、それ故に落ち着いた生活を望まない人だと考えてもおかしくはない。
私は苦笑した。
「今は若いから、なんでも経験しておこうって気になるけど、十年二十年って経ったら落ち着いた環境に身を置きたくなるんじゃないですかね」
「その相手は僕じゃなくて、陽貴ってこと?」
「どうでしょう。たぶん、どちらでもないかと」
ミネラルウォーターが空になってしまった。
品川さんは私に未開封のビールを差し出した。
「通過点でしかないのかあ」
「未来はわからないってことです。ここで決めたくないっていうか」
「ふうん……。でもさ、僕は君たちの当て馬で終わるつもりはないんだよね」
私がビールを取らなかったからか、品川さんはプルタブを引っ掛けて開けるなりぐびっとあおる。そして彼の手が私の頬に伸びた。
「ん!」
彼の企みに思い至らなかった。唇が重なり、顎を持ち上げられたと思ったら彼が口に含んでいたビールを流し込まれた。
温いけれど、炭酸の弾ける刺激が口に広がる。咄嗟にビールを飲み込んで、離れようとしたら舌に絡め取られた。
「んんん……」
口の中を丁寧にこそげるようにされると体の力が抜けてくる。さっきも思ったが、品川さんはキスが上手い。
「緋夏!」
名を呼ばれてハッとした。視線だけ声の主に向ければ、陽貴が濡れた体そのままに近づいてくるところだった。
「おっと」
品川さんは両手を胸より高い位置に上げて私から離れた。
「手は出さないんじゃなかったのか?」
「そろそろ戻ってくると思って、摘み食いをしてたところさ」
「お前……」
あっけらかんと言われてしまい、陽貴は反応できなかったようだ。生真面目な陽貴には、品川の言動は読み切れないのだろう。
「入浴も終えたところだし、続きをしようじゃないか。緋夏ちゃんは、心は決まったかな?」
いい加減に寝ましょうよ……
部屋に帰りたいと思っているのだが、まだ自分の部屋のカードキーは取り戻せていない。明希は私が陽貴のいる部屋でイチャイチャしていると思っているだろうから、気を利かせて放っといてくれることだろう。察しろという方が無茶な話だろうし、割り込んで来るのは野暮というものだ。
私が陽貴に目を向けると、彼はため息をついていた。
「緋夏、ここは俺を選んで、俺と同じベッドで休もうぜ。明日も仕事なんだから」
「それはそうなんだけど」
「惜しいのか?」
「いや、私、なんで部屋に帰してもらえないんだろうかなって」
そう。別に私はこの部屋で寝る必要はない。カードキーさえ返してもらえれば、自分の部屋で寝られるのだ。
私が思ったとおりのことを伝えれば、陽貴が私の肩をポンポンと叩いた。
「ん?」
「そういう選択肢は確かにあるな」
「でしょ?」
「でもさ」
今度は品川さんが私の反対側の肩を優しく叩く。
「はい?」
「このまま終われるわけがないと思うんだよ」
「気に食わないが、俺も同感だ」
「落ち着こう? お二人とも」
嫌な予感がする。冷や汗が流れ出した。
「どちらかを選ぶまでは、部屋から出さないよ」
「そうだな。決着しないことには、スッキリしないし」
変なところで共闘しないでほしい。
「じゃあ、三人でシようか」
品川さんの提案を陽貴が蹴ることを期待したのに、残念ながらそうはならなかった。
私は陽貴に担がれる。
「待って、拒否権を行使させて!」
「選べばいいんだ、俺か冬馬かを」
「ちょっと無理!」
「なら、選べるように仕向けないとね」
品川さんの声がものすごく乗り気だ。
ベッドに下ろされて、私は陽貴から口づけされる。呼吸困難になりそうなくらい熱烈なもので、私は飲まされたビールの影響もあって意識がふわふわしてくる。
「だ、だめ……」
「ゴムはつけるから、気持ちよくなろうね」
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