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第一章
15.変化の兆し
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「おはようございます」
心なしか、いつもの数倍きらきらしい笑顔のフェリクスがやってきた。
玄関で迎えたジゼルは、少々後ろに下がりながら朝の挨拶を返す。
「お、おはよう。昨日はありがとうね。白葡萄酒煮、美味しかったよ」
「それは良かったです」
(う、目が潰れる!)
ぱあぁっと更に顔を輝かせるフェリクスに、ジゼルは右手を顔の前にかざした。
今日はいつものようにローブを着て、特製のフードをかぶっているので物理的に眩しいわけではない。
(何? どうしたの??)
昨日はジゼルが大人にあるまじき失態を見せた他は、特に何もなかったはずだ。
泣いた上に思わず歌劇愛好家として熱く語ったので、幻滅されることはあっても好感度が上がるような覚えはない。
相手を拒絶するための鉄壁の笑顔とは違う笑みに、ジゼルは混乱していた。
「お師匠様?」
「う、うん?」
「本日も魔力を練る修行からでよろしいですよね?」
「そうだね」
フェリクスの態度は別として、言っていることはいつも通りだ。
(私の思い違いかなぁ)
内心首を傾げながら、フェリクスと共に工房の庭へ移動した。
ジゼルはいつものようにベンチに座り、フェリクスの修行を見守る。
まずは、木剣での素振りや型稽古をしながらの魔力錬成からだ。
フェリクスが真剣な顔で木剣を構えた。
(ん?)
始まった素振りと魔力錬成が、いつもより鋭く力強いように視える。
(んん?)
実際、よくよく視ると一昨日より練られている魔力の量も質も上がっているようだ。
(昨日一日休んだだけで、こんなに変化がある?)
頭の中が疑問符だらけである。
続く木剣なしの魔力錬成も、とても滑らかで文句の付け所がない。
これなら、ジゼルの魔力の補助も必要ないだろう。
「なんか、今日は調子が良いみたいだね」
ジゼルが鍛錬を終えたフェリクスに声をかけると、彼は垂れがちな目を緩やかに細めた。
「はい。自覚し一晩悩みましたが、吹っ切れまして。今はとても晴れやかな気分です」
「自覚? 吹っ切れた?」
何のことを言っているのか分からず、ジゼルは眉根を寄せた。
「いえ、自分の心の問題ですので……」
照れたように、フェリクスが口ごもる。
「ふぅん。言いたくないことなら、無理には聞かないよ」
「あの、今はまだ言えないのですが……いつか、お師匠様には聞いて頂きたいと思っています」
そう言うフェリクスは、思いのほか真面目な顔をしていた。
綺麗な青い瞳には熱が揺らぎ、汗で額に一筋張り付いた金の髪が色っぽく、くらくらしそうだ。
(お、落ち着け。フェリクスはただの弟子。私はただの師匠。勘違いするんじゃない)
あまりに熱い視線に、ジゼルは目をそらして自分に言い聞かせた。
フェリクスほどの男が、ジゼルのような地味な年上女に師弟関係以上の好意を抱いていると考えるなど、自惚れか芝居の観過ぎだろう。
また勝手に思い込んで、一人落ち込むのはごめんだった。
直視しないように気をつけて、ジゼルは微笑む。
「私はフェリクスの師匠だもの。弟子が話したいと言うなら、いくらでも話を聞くよ」
「そう、ですね……」
返ってきた声は、どこか寂しげだった。
(本当にさ、そういう態度は女を勘違いさせるから止めた方がいいよ。今に後ろから刺されるよ……。 ん!?)
忠告が喉元まで出たが、嫌な予感がして言葉を飲み込んだ。
ぞわぞわと腕に鳥肌が立っている。
(なんだろ。特におかしい言葉ではなかったはず、なんだけど……)
魔術師はそういった勘を大事にする。
発達した魔術回路は、本人が頭で考える以上の情報を無意識のうちに処理するため、『勘』という形で現れることが多いからだ。
この場合、今の話題を深堀するのは危険、ということだろう。
意味は分からないが、こういう時の勘には従った方が良いことを、ジゼルは経験と知識で知っていた。
「まぁ、ともかく。今日の魔力錬成はとても良かったよ。だいぶ感覚を掴めたみたいだね。暴走阻止用に入れてた私の魔力も、もう必要ないかな」
修行のためにジゼルの魔力は一旦抜いたので、このまま再度入れなければそれで済む。
しかしフェリクスは首を横に振って、ベンチに座るジゼルの前に片膝をついた。
「出来れば、まだしばらくはお師匠様の魔力をお借りしたいです」
フェリクスが彼からは見えないはずのフードの奥を見透かすように、じっと見つめて言う。
「えぇっ? いや、大丈夫だって。それだけ制御出来たらそう暴走することはないものだから」
「いえ、不安ですので、お願い致します」
まったく不安そうに見えない顔で、フェリクスが主張する。
困惑するジゼルだが、弟子がそうまで言うならば拒否するのも躊躇われる。
これがもし修行を始めて一年も経っていれば、「甘ったれたことを言うな」とはね除けるところだが、まだ半年も経っていない。
確かにフェリクスの魔力は常人よりも多く、暴走すれば被害が甚大になる可能性があるのだ。
「そう、だね。もうしばらくは、保険をかけておこうか」
ジゼルがうなずくと、フェリクスは嬉しそうに手を差し出した。
「お願い致します」
「うん」
ジゼルはその大きな手をとり、自身の魔力をわずかに送り込む。
(前は意識してなかったけど、ちょっと恥ずかしいなこれ……)
感覚をつないでいないとはいえ、自分の一部がフェリクスの体内にあるのである。
ジゼルより高い体温のフェリクスの肌に触れているのも、変に意識してしまいそうだった。
「はい。終わり」
意地で動揺を表に出さないようにして、ジゼルはフェリクスの手を離した。
「ありがとうございます」
フェリクスが胸に手を当てて微笑む。
それだけで絵になるのだから、美丈夫というのは罪作りだ。
胸のときめきを誤魔化すように、ジゼルはやや早口になりながら言う。
「フェリクスは魔力錬成も慣れてきたし、魔術文字の習得も早いから、そろそろ魔術薬の修行も始めて良いかもね」
「本当ですか!」
ジゼルの言葉を聞いた途端、フェリクスがぱぁっと顔を輝かせて立ち上がった。
先ほどまでそこはかとなく漂っていた色っぽい空気は、完全に霧散している。
ジゼルはそのことに、内心ほっとしていた。
「えぇ。前から準備はしていたからね。今日からでも始められるけど、やる?」
答えは分かり切っていたが、ジゼルは悪戯っぽく尋ねた。
「はい! もちろんです!」
頬を紅潮させ興奮を隠しきれないフェリクスに苦笑を浮かべながら、ジゼルはベンチから立ち上がった。
「じゃあ、この後から始めましょう。冷やすといけないから、先に汗を拭いておいで」
「分かりました。身体を清めたらすぐに戻って参りますので」
言うが早いか、フェリクスが庭を出て行く。
いつものように借家に戻って、水を浴びてくるのだろう。
あの調子なら、宣言通りすぐに戻って来るはずだ。
「フェリクスは覚えが良くて手先が器用だし、調味料の分量もしっかり計る方だから、魔術薬作りも飲み込みが早いかな」
魔術馬鹿な弟子は、やはり可愛いものだ。
師匠として、そのやる気と才能を最大限伸ばしてあげたいと思う。
自身も工房内に戻りながら、ジゼルはふふと小さく笑った。
心なしか、いつもの数倍きらきらしい笑顔のフェリクスがやってきた。
玄関で迎えたジゼルは、少々後ろに下がりながら朝の挨拶を返す。
「お、おはよう。昨日はありがとうね。白葡萄酒煮、美味しかったよ」
「それは良かったです」
(う、目が潰れる!)
ぱあぁっと更に顔を輝かせるフェリクスに、ジゼルは右手を顔の前にかざした。
今日はいつものようにローブを着て、特製のフードをかぶっているので物理的に眩しいわけではない。
(何? どうしたの??)
昨日はジゼルが大人にあるまじき失態を見せた他は、特に何もなかったはずだ。
泣いた上に思わず歌劇愛好家として熱く語ったので、幻滅されることはあっても好感度が上がるような覚えはない。
相手を拒絶するための鉄壁の笑顔とは違う笑みに、ジゼルは混乱していた。
「お師匠様?」
「う、うん?」
「本日も魔力を練る修行からでよろしいですよね?」
「そうだね」
フェリクスの態度は別として、言っていることはいつも通りだ。
(私の思い違いかなぁ)
内心首を傾げながら、フェリクスと共に工房の庭へ移動した。
ジゼルはいつものようにベンチに座り、フェリクスの修行を見守る。
まずは、木剣での素振りや型稽古をしながらの魔力錬成からだ。
フェリクスが真剣な顔で木剣を構えた。
(ん?)
始まった素振りと魔力錬成が、いつもより鋭く力強いように視える。
(んん?)
実際、よくよく視ると一昨日より練られている魔力の量も質も上がっているようだ。
(昨日一日休んだだけで、こんなに変化がある?)
頭の中が疑問符だらけである。
続く木剣なしの魔力錬成も、とても滑らかで文句の付け所がない。
これなら、ジゼルの魔力の補助も必要ないだろう。
「なんか、今日は調子が良いみたいだね」
ジゼルが鍛錬を終えたフェリクスに声をかけると、彼は垂れがちな目を緩やかに細めた。
「はい。自覚し一晩悩みましたが、吹っ切れまして。今はとても晴れやかな気分です」
「自覚? 吹っ切れた?」
何のことを言っているのか分からず、ジゼルは眉根を寄せた。
「いえ、自分の心の問題ですので……」
照れたように、フェリクスが口ごもる。
「ふぅん。言いたくないことなら、無理には聞かないよ」
「あの、今はまだ言えないのですが……いつか、お師匠様には聞いて頂きたいと思っています」
そう言うフェリクスは、思いのほか真面目な顔をしていた。
綺麗な青い瞳には熱が揺らぎ、汗で額に一筋張り付いた金の髪が色っぽく、くらくらしそうだ。
(お、落ち着け。フェリクスはただの弟子。私はただの師匠。勘違いするんじゃない)
あまりに熱い視線に、ジゼルは目をそらして自分に言い聞かせた。
フェリクスほどの男が、ジゼルのような地味な年上女に師弟関係以上の好意を抱いていると考えるなど、自惚れか芝居の観過ぎだろう。
また勝手に思い込んで、一人落ち込むのはごめんだった。
直視しないように気をつけて、ジゼルは微笑む。
「私はフェリクスの師匠だもの。弟子が話したいと言うなら、いくらでも話を聞くよ」
「そう、ですね……」
返ってきた声は、どこか寂しげだった。
(本当にさ、そういう態度は女を勘違いさせるから止めた方がいいよ。今に後ろから刺されるよ……。 ん!?)
忠告が喉元まで出たが、嫌な予感がして言葉を飲み込んだ。
ぞわぞわと腕に鳥肌が立っている。
(なんだろ。特におかしい言葉ではなかったはず、なんだけど……)
魔術師はそういった勘を大事にする。
発達した魔術回路は、本人が頭で考える以上の情報を無意識のうちに処理するため、『勘』という形で現れることが多いからだ。
この場合、今の話題を深堀するのは危険、ということだろう。
意味は分からないが、こういう時の勘には従った方が良いことを、ジゼルは経験と知識で知っていた。
「まぁ、ともかく。今日の魔力錬成はとても良かったよ。だいぶ感覚を掴めたみたいだね。暴走阻止用に入れてた私の魔力も、もう必要ないかな」
修行のためにジゼルの魔力は一旦抜いたので、このまま再度入れなければそれで済む。
しかしフェリクスは首を横に振って、ベンチに座るジゼルの前に片膝をついた。
「出来れば、まだしばらくはお師匠様の魔力をお借りしたいです」
フェリクスが彼からは見えないはずのフードの奥を見透かすように、じっと見つめて言う。
「えぇっ? いや、大丈夫だって。それだけ制御出来たらそう暴走することはないものだから」
「いえ、不安ですので、お願い致します」
まったく不安そうに見えない顔で、フェリクスが主張する。
困惑するジゼルだが、弟子がそうまで言うならば拒否するのも躊躇われる。
これがもし修行を始めて一年も経っていれば、「甘ったれたことを言うな」とはね除けるところだが、まだ半年も経っていない。
確かにフェリクスの魔力は常人よりも多く、暴走すれば被害が甚大になる可能性があるのだ。
「そう、だね。もうしばらくは、保険をかけておこうか」
ジゼルがうなずくと、フェリクスは嬉しそうに手を差し出した。
「お願い致します」
「うん」
ジゼルはその大きな手をとり、自身の魔力をわずかに送り込む。
(前は意識してなかったけど、ちょっと恥ずかしいなこれ……)
感覚をつないでいないとはいえ、自分の一部がフェリクスの体内にあるのである。
ジゼルより高い体温のフェリクスの肌に触れているのも、変に意識してしまいそうだった。
「はい。終わり」
意地で動揺を表に出さないようにして、ジゼルはフェリクスの手を離した。
「ありがとうございます」
フェリクスが胸に手を当てて微笑む。
それだけで絵になるのだから、美丈夫というのは罪作りだ。
胸のときめきを誤魔化すように、ジゼルはやや早口になりながら言う。
「フェリクスは魔力錬成も慣れてきたし、魔術文字の習得も早いから、そろそろ魔術薬の修行も始めて良いかもね」
「本当ですか!」
ジゼルの言葉を聞いた途端、フェリクスがぱぁっと顔を輝かせて立ち上がった。
先ほどまでそこはかとなく漂っていた色っぽい空気は、完全に霧散している。
ジゼルはそのことに、内心ほっとしていた。
「えぇ。前から準備はしていたからね。今日からでも始められるけど、やる?」
答えは分かり切っていたが、ジゼルは悪戯っぽく尋ねた。
「はい! もちろんです!」
頬を紅潮させ興奮を隠しきれないフェリクスに苦笑を浮かべながら、ジゼルはベンチから立ち上がった。
「じゃあ、この後から始めましょう。冷やすといけないから、先に汗を拭いておいで」
「分かりました。身体を清めたらすぐに戻って参りますので」
言うが早いか、フェリクスが庭を出て行く。
いつものように借家に戻って、水を浴びてくるのだろう。
あの調子なら、宣言通りすぐに戻って来るはずだ。
「フェリクスは覚えが良くて手先が器用だし、調味料の分量もしっかり計る方だから、魔術薬作りも飲み込みが早いかな」
魔術馬鹿な弟子は、やはり可愛いものだ。
師匠として、そのやる気と才能を最大限伸ばしてあげたいと思う。
自身も工房内に戻りながら、ジゼルはふふと小さく笑った。
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