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1章:旅人として
海辺にて ☆3☆
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焼きそばを食べ終えて、満足そうに笑みを浮かべるシュエを見て、リーズは焼きそばが乗っていた皿と使用済みの箸を回収して、「ここで待っていてください」と返却しにいく。シュエは白いテーブルの上に肘をつき、頬杖を死ながら海で遊ぶ人たちを眺める。
浮き輪を持って浮いている子どもや、競争をしているのか並行で泳いでいる人、日に焼けるのが目的なのか、露出が際どい男女。
一言で『水着』といっても、いろいろな種類があるのだと感心するほど、様々な水着を着ている人たちを眺めた。
そして、シュエのもとにリーズが近付いてくる。
「シュエも海に入りたいですか?」
「うーん、入ったといえば入ったけどのぅ……」
クラーケンを倒すときに海を落ちたことを思い出し、あの海のしょっぱさを思い出して顔をしかめた。
「泳げるようになりたいのでしたら、お付き合いしますよ」
「うーん……」
シュエは考える。付き合う、ということはリーズも水着姿になるということだろうが、これから水着を買って泳ぎの練習をするのもなぁとうだうだしていると、ちらちらとこちらを……いや、リーズを見ている女性たちの姿が彼女の視界に入る。
(女性たちの視線をかっさらうじゃろうなぁ)
水着姿のリーズを想像して、唇を尖らせる。女性たちに騒がれている様子を思い浮かべると、面白くはなかった。
「とりあえず、浜辺を歩いてみたい!」
「では、散歩しましょうか」
「うむ!」
差し出された手を取って、シュエはリーズと散歩を楽しむことにする。
砂浜を歩くことはなかなか新鮮で、海を見ながらリーズと歩くのも悪くないな、と考えていると、水着姿の女性たちがリーズに近付いてきた。
「あのぅ、お兄さん。よかったら、私たちと海を楽しみませんか?」
豊満な胸を強調するような仕草で近付いた女性に対し、リーズは緩やかに首を横に振り断りを入れる。それでも女性はしぶとかった。彼の腕に胸を押し付けるようにして誘惑をした……が、
「すみません、あなたに興味はありませんので」
と、ばっさりと切り捨てた。
自分の容姿と体型に自信があったのであろう彼女は、一瞬ぴしりと硬直し、わなわなと震え出す。
「ほらー、やっぱりあんたじゃダメだったじゃん」
「ねえ、お兄さん、うちらと遊ぼ?」
わらわらとリーズのもとに女性が集まる。シュエはその様子を眺めていたが、段々と彼の機嫌が急降下していくのがわかり、こほんと咳払いをした。
シュエに視線を落とすリーズの表情はまさに『無』そのものだった。人間に興味がないのは本当らしい。
浮き輪を持って浮いている子どもや、競争をしているのか並行で泳いでいる人、日に焼けるのが目的なのか、露出が際どい男女。
一言で『水着』といっても、いろいろな種類があるのだと感心するほど、様々な水着を着ている人たちを眺めた。
そして、シュエのもとにリーズが近付いてくる。
「シュエも海に入りたいですか?」
「うーん、入ったといえば入ったけどのぅ……」
クラーケンを倒すときに海を落ちたことを思い出し、あの海のしょっぱさを思い出して顔をしかめた。
「泳げるようになりたいのでしたら、お付き合いしますよ」
「うーん……」
シュエは考える。付き合う、ということはリーズも水着姿になるということだろうが、これから水着を買って泳ぎの練習をするのもなぁとうだうだしていると、ちらちらとこちらを……いや、リーズを見ている女性たちの姿が彼女の視界に入る。
(女性たちの視線をかっさらうじゃろうなぁ)
水着姿のリーズを想像して、唇を尖らせる。女性たちに騒がれている様子を思い浮かべると、面白くはなかった。
「とりあえず、浜辺を歩いてみたい!」
「では、散歩しましょうか」
「うむ!」
差し出された手を取って、シュエはリーズと散歩を楽しむことにする。
砂浜を歩くことはなかなか新鮮で、海を見ながらリーズと歩くのも悪くないな、と考えていると、水着姿の女性たちがリーズに近付いてきた。
「あのぅ、お兄さん。よかったら、私たちと海を楽しみませんか?」
豊満な胸を強調するような仕草で近付いた女性に対し、リーズは緩やかに首を横に振り断りを入れる。それでも女性はしぶとかった。彼の腕に胸を押し付けるようにして誘惑をした……が、
「すみません、あなたに興味はありませんので」
と、ばっさりと切り捨てた。
自分の容姿と体型に自信があったのであろう彼女は、一瞬ぴしりと硬直し、わなわなと震え出す。
「ほらー、やっぱりあんたじゃダメだったじゃん」
「ねえ、お兄さん、うちらと遊ぼ?」
わらわらとリーズのもとに女性が集まる。シュエはその様子を眺めていたが、段々と彼の機嫌が急降下していくのがわかり、こほんと咳払いをした。
シュエに視線を落とすリーズの表情はまさに『無』そのものだった。人間に興味がないのは本当らしい。
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