若社長は面倒くさがりやの彼女に恋をする

真矢すみれ

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17.

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 ピンポーン。
 ピンポーン。
 ピンポーン。

 ……ん? 呼び鈴? 誰?
 ふああっ。大きなあくびをしながら、ベッドの中で伸びをする。のっそりと起き上がると、もう外は真っ暗だった。
 よく寝た。今、何時だろう?
 ああそうだ。牧村さんが来るんだった。
 ぼんやり考えながら玄関に向かう。

「はい」

 ドアを開けるとそこにいたのはやっぱり牧村さん。

「こんばんは。すみません。寝てましたよね?」

「こん…ばんは」

 途中であくびを噛み殺しながら、挨拶を返し牧村さんを迎え入れる。

「二日ぶりですね。会いたかったです」

 玄関先で抱きしめられ、驚いて一気に目が覚めた。
 だけど何かしらの反応を返す前に、牧村さんはスッと腕をほどいた。

「大丈夫ですか?」

 ぼんやりしてると心配そうに顔を覗き込まれる。

「大丈夫、です」

 ふああぁっ。盛大にあくびをしながら返事を返す。

「すみません。今起きたとこで頭が働いてなくて」

「起こしちゃってすみませんでした」

「大丈夫ですよ。多分、寝過ぎなんで。……えーっと、今、何時でしょう?」

「七時前くらいです」

 もう、そんな時間か。
 ぶっ続けで十一時間ちょっとは寝た気がする。……寝過ぎだ。夜、眠れるだろうか?

「あ……どうぞ」

 ドアを手で支えて牧村さんを招き入れる。この数日で彼の存在にすっかり慣れてしまった。

「お邪魔します」

 牧村さんはそう言って小さく頭を下げ、玄関で綺麗に靴をそろえる。マメだなー。てか、女子力高っ。料理上手で面倒見が良くてお行儀まで良い。

 中に入りながら、

「疲れは取れました?」

 と聞かれて首を傾げる。そのまま首をぐるりと回すとボキボキ音がした。よく寝て身体が軽くなったというより寝過ぎた分だけあちこち凝ってるかも? ストレッチとかすれば良いんだろうけど、どうにも面倒でやる気になれない。
 んーっと両手を挙げて全身で伸びをしていると、牧村さんがクスッと笑った。

「お茶でも飲みますか? コーヒーのが良いですか?」

「あ、コーヒー飲みたい! ……デス」

 とって付けた丁寧語に、また牧村さんが笑った。

「タメ口で大丈夫ですよ」

「そう言うわけには」

 六つも年上の人だし。

「むしろ、気安く話して欲しいのですが」

「んー、それは、またいずれ」

 まだお試し期間だし。その先があるのかは分からないけど。
 そもそも、牧村さんのが年上なのに言葉が丁寧過ぎると思うんだけど、崩す気ないのかな。

「じゃあ、コーヒー入れますね。さすがに豆は持ってきていないので普通のドリップコーヒーですが」

「いえいえ十分です」

 ドリップコーヒーを持ってきてくれるってのが、十分すごいと思う。
 私がまたあくびをしている間に、牧村さんはキッチンで手を洗ってポットにお湯を汲んでいた。
 トイレに行って戻ってくると、小さな違和感。……なんだろう?

「あ、エプロンだ」

「ああ、そうなんですよ。さすがにスーツで料理はどうかと思ったので、せめてエプロンでもと思って」

 そっか。さっきまでスーツ姿だった。今は上着を脱いで、ワイシャツの上に黒いエプロン。……ヤバイ。カッコいいじゃないか。

「テレビでも見てくつろいでいてくださいね」

「はーい」

 反射的に答えてテレビを付けるとニュースが流れた。
 放火があったとか、花粉がいっぱい飛んでいるとか。そんなニュースを見るともなしに見ていると、トンと目の前にマグカップが置かれた。 

「お待たせしました」

 仰ぎ見ると、牧村さんの満面の笑顔。
 なんとなく気恥ずかしくなって下を向くと、ふわりと立ち上った湯気とともにかぐわしいコーヒーの匂いが漂ってきた。

「カフェオレだ」

「すみません。勝手にカフェオレにしてしまいました。大丈夫でした?」

「好きなんで嬉しいです」

 いそいそとマグカップを手に取り、まずは一口。うん。美味しい。

 寝起きのカフェオレ、それからもうすぐ出てくる夜ご飯。……どこの王侯貴族だ? と思ってから、奥さんがいるご家庭の諸先輩方のほとんどが、こういう生活をしているんだなぁということを思い出す。
 男の人って良いな。いや、今現在、私、女だけど同じようなことしてもらってるけど。

 牧村さんは相変わらず手際よく食材の処理をしている。タマネギを剥いて、ネギを洗って、リズムよく包丁で切る。あ、鶏肉だ。今日の夕飯はなんだろう?
 ホント、器用だなと思う。
 よく見ると動きにまったく無駄がない。きっと、この人、頭が良いのだろうなと思った。
 ぼんやり観察していると、不意にこちらを向いた牧村さんと目が合った。

「お待たせしてすみません。お腹空きました?」

 聞かれて、思わずお腹に手を当てる。
 昼ご飯も食べずに爆睡してしまったけど、今日は朝食は食べてきたから、まだ大丈夫だ。
 ああでも、昨日の夕飯は栄養ドリンク一本だったのを思い出す。昨日の昼は何か食べたんだっけ? なんだかんだでエネルギー不足なのに気がつき、自分の不摂生が少し嫌になる。
 そして、どうも、空腹状態がデフォルトになっているようで、これくらいならお腹が空いたと感じないらしい。……不健康だ。
 お腹に手を当てたまま考え込んでしまったようで、牧村さんが、

「急いで作るので、これでも食べて待っててください」

 と根菜の煮物を持ってきてくれた。

「え、もう作ったんですか!?」

 驚いてそう言うと、

「まさか」

 と笑われた。

「さすがに、この時間から煮物までは厳しいと思って、昨日の夜煮込んでおきました」

 はい、とお箸を渡されて、更にお茶もいれてきてくれると言う。
 至れり尽くせりとはこのことだ。

「あ、美味しい」

 レンコンを口に入れて、つぶやくと、じっとこっちを見ていたらしい牧村さんは嬉しそうに

「ありがとうございます」

 と言った。



 それから約三十分後に出てきたのは親子丼とお味噌汁。

「手抜きですみません」

「とんでもないです!」

 いや、ホント、手抜きって言葉の使い方を間違えてると思う。
 店の料理かと思うような立派な半熟卵にチラリと見え隠れするプリプリの鶏肉。
 今日も視覚からも嗅覚からも主張される。食べなくても分かる。絶対に美味しいやつだ、これ。

「どうぞ、召し上がれ」

「いただきます!」

 添えられた木製のスプーンも親子丼の入った木製の丼も家にないものなのは、もう気にもしない。きっと、牧村さんが家から持ってきたものだろうと普通に思う。
 スプーンですくった親子丼をまずは一口。……マジで美味しい。
 タマネギ、甘い。鶏肉、期待を裏切らないかみ応え。それからとろとろの半熟卵。何より、味付け! 甘辛い上品な味がたまらない。味噌汁は豆腐とえのきとネギ。こちらも一口。安定の美味しさだ。

「美味しいです!」

 そう言うと、

「それは良かった」

 と、また満面の笑顔の牧村さん。
 見ると、牧村さんの前にも私と同じ食器に入った親子丼とお味噌汁、それから私は先に食べてしまった煮物の小鉢。

「いただきます」

 と牧村さんも手を合わせる。その仕草がまた綺麗で思わず見とれる。

「どうしました?」

「あ、いえ、何でもないです!」

 慌てて食事に戻る。
 そのまま美味しい美味しいと思いながら、あっという間に食べ終わってしまった。早食いが身に染みついていて、どうにもゆっくり食べられない。ふと隣を見ると、牧村さんはしっかり味わって食べていた。

「ご馳走様でした。すごく美味しかったです」

「お粗末様でした」

「……絶対にお粗末じゃないと思います」

 そう言うと、牧村さんはクスクス笑う。

「うーん。定型文での受け答えだし、困りましたね」

「まあ、そうなんですけど」

「僕もなかなか美味しくできたと思ってますよ?」

「ですよね?」

 お互いに顔を見合わせてクスクス笑う。
 いつの間にかニュース番組が終わってバラエティらしきものが流れていた。

「牧村さんはテレビとか見るんですか?」

「ニュース番組とか特集くらいですかね? 新聞は読みますがテレビは見ない方です。響子さんは?」

「私もほぼ見ないです。すみません。新聞もろくに読まないです」

「でも、論文や専門誌は読む?」

「それは、もちろんです」

 そう言うと、牧村さんは笑う。

「勉強熱心ですね」

 その言葉にカチンと来て、

「……勉強しない医者に診て欲しいですか?」

 とつい言い返してしまうと、

「ただ、響子さんは素敵なお医者さんだなと思っただけですよ?」

 と微笑みかけられてしまった。
 そう言えば、お父さんが医者だって言ってたっけ……。
 まったく他意のないであろう牧村さんの言葉に申し訳ないと思うと同時に、なんで、『勉強熱心』にカチンと来たのかを思い出した。



「若園って美人だけど頭良すぎて無理」

「ちょっと頭が良いくらいならともかく、あいつ、普通じゃないもんな」

「せっかく綺麗な顔してるんだから、もっと可愛げがあると良いのにな」

「自分より勉強できるとか、それくらいは気にならないけどさ、あそこまでになると、劣等感刺激されてヤバイよな?」

「涼しい顔してるけど、実は家でムチャクチャ勉強してたりして」

「いや、何もしないであの成績だったらヤバイだろ」

 高校二年生の時かな。廊下の曲がり角で偶然聞いてしまった男子の会話。
 ムッとしただけで、だからどうというものでもなかったけど、お勉強に関しては昔からこんな感じで色々言われて、あまり良い想い出がない。相手に悪気はないとしても、仮に向こうが勝手に劣等感を刺激されて言っているだけだとしても、良い気分はしないのだ。



「響子さん?」

「……あ、すみません」

 気持ちが現実に戻りきれず、多分険しくなっているであろう表情を緩めるべく眉間をぐりぐり触っていると、牧村さんが心配そうに私の頭をそっとなでた。
 その大きな手とぬくもりを感じると、今度は一気に現実に引き戻される。そして急に照れくさくなって、思わず唐突に話題を変えてしまった。

「牧村さんは今日、仕事忙しかったですか?」

 ……あ、しまった。仕事の話はタブーだったんじゃ!?

「今日、ですか? そうですねー、いつも通りです。会議を三本、来客が二組、後は書類を読んだり決裁したり」

「……忙しそうですね」

「そうでもないですよ?」

 と言うか、牧村さん、本当は何してたんだろう? 私以外の女の人に会ってたのかな? 結婚詐欺師の人って、同時に何人にも声かけるんだよね? 会議が三本って言うことは三人? それとも、私がその内の一人?
 ……やだな。
 もう私専属で良くない?
 毎日、こんなご飯食べさせてもらえるなら、喜んで養わせてもらうんだけどなぁ。

 ぽつりぽつりと会話をしつつ、牧村さんが食べ終わるのを待つ。
 食後、さすがに何もしないのが申し訳なくなって、

「お皿くらい洗います」

 と言うと、

「大丈夫ですよ。……でも、もし良かったら洗ったものを拭いてもらえますか?」

 と笑いかけられた。
 牧村さんが手早く洗ったものを私が受け取って布巾で拭いて重ねていく。並んで作業するのが、何故かとても楽しかった。家事なんて大嫌いなはずなのに。

 全部洗い終わり吹き終わり、重なった食器を見て牧村さんが首を傾げた。

「響子さん、これ、ここに置いていっても大丈夫ですか?」

 今日の食器はどれも牧村家からやって来たものだ。

「良いですよ。どっか入りそうなところあったかな?」

「引き出しを少し整理すれば入ると思いますので、じゃあ、入れておきますね」

「お願いします」

 そう言えば、と炊飯器の中身を確認し、鍋の蓋を開けてみる。今日もご飯とお味噌汁が明日の朝の分くらい残っている。
 明日の朝、これを一人で食べるのか……。寂しいな。嫌だな。
 思わず、お鍋を覗き込んだまま動作が止まっていたらしい。牧村さんが

「響子さん?」

 と声をかけてきた。

「……牧村さん」

「はい」

「えっとですね」

 一瞬、ちゃんと話をしようと牧村さんの顔を見上げた。
 次の瞬間、でもなんて言えば良いのか分からなくなり、視線が下がる。
 そうしたら、牧村さんは一歩私の方にやって来たと思ったら、その場で抱きしめられた。

「嫌なことは嫌って言って良いんですよ?」

 頭を優しくなでられ、背中をゆっくりとさすられる。
 私、そんなに嫌そうな顔してたかな。

「……一人で、ご飯食べるの、嫌なんです」

 なんて言えば良いのか分からず、ただそう説明した。
 何故だとか、そういう細かい説明は省いてしまった。そんなこと口にしたら、泣けてくる気がして。

「そうでしたか。ごめんなさい。じゃあ、この前も」

「あ、いえ、美味しかったです!」

 慌てて顔を上げると牧村さんはにこっと笑う。

「ありがとうございます。でも美味しいのと、一人で食べるのが嫌なのとは違う話ですよ?」

「……まあ、そうですが」

 問題なのは味じゃなくてシチュエーション、かな。
 二人で食べるご飯は本当に美味しいし幸せだし。

「病院で食べるのなら大丈夫ですか?」

「はい。朝はほとんどそうしてます」

 医局に誰もいないこともある。けど、そもそも一人が嫌というよりかは、この部屋で一人で食べるのが嫌なだけだから、向こうで食べる分にはまったく気にならない。

「そうだな……じゃあ、おにぎり作るので持って行きます?」

「え?」

「ただのおにぎりだと、さすがに味が落ちる気がするので、焼きおにぎりとか」

「え、焼きおにぎり?」

「嫌いじゃなければ」

「好きだと思います」

 そんなに食べたことはないけど。

「じゃ、すぐ作るので待っててくださいね」

「え、でも……」

「響子さん、大丈夫です、これは餌付けなんで。一ヶ月後に正式にお付き合いしてもらえるように、頑張ってるだけだから、やらせてください」

 耳元でそうささやかれて、うわっと思いつつささやくように「はい」と答えてしまう。

 結局、その後作ってくれた焼きおにぎりはあまりに美味しそうすぎて、その場で残りのお味噌汁と一緒に二人で食べてしまった。香ばしい醤油の焦げた匂いがダメだった。あんなの「今食べるのが一番美味しい!」に決まってる。



「それじゃあ、また明日。おやすみなさい」

 帰り際、そう言われて、抱きしめられた。
 なんとなく、私も抱きしめ返してしまった。流されてるよなーと思いつつ、このまま流されよっかなーという思いが強くなっているのを感じて、少し焦った。焦りつつも、既に流されていると分かっている自分もいた。

 牧村さんはあまりにスルスルッと私の心に入り込んでくる。
 こんな状態で突然手を離されたらどうなってしまうんだろう? これまでとは別の不安が脳裏をよぎった。
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