9 / 151
12年目の恋物語
8.陽菜と羽鳥
しおりを挟む
六月。梅雨。
毎日の雨が鬱陶しい。こんな雨続きの日、わたしの体調は崩れやすくなる。
昔は無理をして調子の良い振りをして登校して、学校で体調を崩して早退する羽目になっていた。そんな時は、カナがせっせと世話を焼いてくれて……。けど、やっぱり申し訳なくて、中等部に上がった頃から、無理せず最初から休んでしまうようになった。
この一ヶ月ほど、気が張っていたのか、危ういながらも、毎日登校できていた。
だけど、今日は何となく胃が重い。昔、切った胸の傷跡もシクシクする。何となく息苦しくて身体が重い。そんな身体の中から警告をわたしは久しぶりに感じていた。でも、まだ大丈夫。
カナは最近、物問いたげにわたしを見つめてくる。
送り迎えはまだ続いている。
以前は色んな話をしながら歩いていた。
わたしがろくに話さなくなった後も、カナは一生懸命、わたしに話しかけてくれた。だけど、今は、カナもわたしも無言で歩く。
日課のように、
「送り迎えは、もういいよ」
と言う。カナもまるで決まり事のように、
「いや、オレがしたいから」
と答える。
そうして、さぞかし居心地が悪いと思うのに、それでもカナはやってくるのだ。これが責任感からじゃないなら何だというのだろう?
うつむいて歩きながら、たまに涙がこぼれそうになる。唇をきゅっと引き結んで、手をぎゅっと握りしめて、なんとかこらえる。
そんな毎日に、わたしはもう疲れ切っていた。
放課後、また、図書館を口実にカナを置いてきた。だけど、図書館で本を探す気にもなれず、そのまま裏手に回った。
羽鳥先輩に教えてもらった図書館裏のベンチに座り、しとしとと降りしきる雨を眺める。雨は降っているけど、ベンチは広い軒の下に置かれているから、今日のような静かな雨なら濡れることはない。
いつもなら綺麗な木漏れ日が見える時間。だけど今日は雨で、辺りは薄暗くて、まるで憂鬱なわたしの心を映しているかのよう。
「ハルちゃん」
名前を呼ばれて声のした方に目を向けると、羽鳥先輩が立っていた。
「羽鳥先輩」
先輩はいつものように、優しくにっこり笑う。暗かった辺りが急に明るくなったような気がして、肩の力がすうっと抜けた。
「ごめんね。邪魔しちゃったかな?」
「いえ!」
思わず、大きな声がでる。
「ぜんぜん邪魔じゃ、ありません」
自然とこぼれる言葉は紛れもない本心だった。先輩はくすりと笑った。
「ありがとう。じゃあ、お邪魔させてもらうお礼に、いいモノをあげよう」
そうして、ポケットに手を入れると、わたしの目の前に小さなお茶の缶を差し出した。
「え?」
「暖かいよ」
先輩は早く手を出しなさい、というように缶を軽く揺する。
「あの……」
「今日、梅雨冷えだよね。寒いから、ね」
優しい笑顔につられて受け取ったお茶は、とても暖かかった。両手でお茶を包み込むようにして持つ。
そうして、ようやく自分がこごえていたことに気が付いた。いつの間にか涙がこぼれ、先輩がわたしの頭を優しくなでた。
羽鳥先輩はずっと隣に座っていてくれた。何も言わず、ただ隣にいてくれた。
いつしか涙が止まっていた。それでも、わたしは、先輩にもらったお茶を手にしたまま空を見て、木々を見て、雨を見て、何も考えず、何もしゃべらず、ただ時が流れるのに身を任せた。
どれくらい経ったのだろう。もともと薄暗かった空が更に暗くなっていた。時計を見ると五時を指している。
「そろそろ、帰った方がいいかな?」
先輩も腕時計に目をやる。
「ごめんなさい。すっかり遅くなっちゃった」
先輩は、また優しく笑う。
「ボクのことは、気にしなくていいよ」
それより、と先輩は続けた。
「ハルちゃんはご家族が心配するんじゃない?」
「大丈夫です。……あの、図書館に寄るって電話したから」
カナと歩きたくなくて、言い訳のように図書館を使った。
「そうか。でも、そろそろ帰った方がいいよね」
「はい」
先輩の言葉に、小さくうなずく。
「家に電話する?」
「いえ。もう、迎え、来てると思うから」
そう言うと、先輩はすっと立ち上がった。
「車まで送ろうか」
瞬間、身体が固まった。
暖かかった空気が、急に冷え込み、現実世界に戻されたような、冷や水を浴びせかけられたような、そんな気持ちにおそわれた。
振り切るように置いてきたカナ。
置き去りにされたカナの傷ついたような目。わたしたちを包む重い空気。人通りの少ない裏口への廊下に、虚しく響く2つの足音。
何度となく繰り返される、カナから離れなくちゃ、カナを自由にしてあげなくちゃ、と言う想い。
こんなに好きなのに。
こんなに好きなのに。
こんなに好きなのに。
カナと離れなくちゃ、いけない。
がんばっても、がんばっても、届かない。
カナは優しいから。カナは責任感が強いから。今まで、わたしが、甘えすぎていたから……。
羽鳥先輩はわたしの言葉を待っていた。
でも、歩けない。カナ以外の人とは……。歩けない。
「……あの、」
わたしが絞り出すように声を出すと、先輩はいつものように優しく目を細めた。
「やっぱり、ハルちゃんの悩みは、その辺りかな?」
「え?」
「ごめんね。カマかけちゃった」
……羽鳥先輩?
先輩は、不意にわたしの頬に手をふれた。
「ハルちゃん、やせたよね」
「え?」
「食欲、ない?」
ここ一ヶ月、何を食べても味がしない。食欲もなくて体重も減ってしまった。
「ずっと、悩んでたでしょ?」
「……あの」
「いつでも、聞くよ?」
先輩は何かを探すようにポケットに手を入れた。それから、しゃがんで、まだベンチに座っていたわたしに目線を合わせた。膝の上で握りしめていた手を取られ、上を向けられ……。
「はい」
手のひらにコロンと載せられたのは、ミルキー三つ。
「これくらいなら、食べられるでしょう?」
「え?」
先輩は、うーん、どうしようかなとつぶやき、わたしの手のひらから、ミルキーを一つ取ると、きゅっと両端を引いた。
「口開けて」
思わず反射的に口を開けると、先輩はポンとわたしの口にミルキーを放置込む。次の瞬間、懐かしい甘い味が口の中にふわっと広がった。
羽鳥先輩は膝に手を当てて、よいしょ、と立ち上がり空を見た。
「行こうか?」
小さくうなずく。
「分かれ道まで、ね」
先輩はほほえみ、わたしの鞄を手に取った。
カナとしか歩けない。
だけど、裏口への道じゃなければ……。
「あの……ありがとうございます」
「どういたしまして」
先輩は嬉しそうに目を細めると、行こうか、とゆっくり歩き出した。
カナより細い先輩。顔つきもぜんぜん違うし、タイプもまるで違う。
だけど、背の高さがほとんどカナと同じだった。ゆっくりと、わたしに合わせて歩いてくれるのも。
先輩は何も言わない。だけど、さり気なく、わたしの歩く速さを気にかけてくれている気配を感じた。穏やかで優しい気遣いが心地よかった。
毎日の雨が鬱陶しい。こんな雨続きの日、わたしの体調は崩れやすくなる。
昔は無理をして調子の良い振りをして登校して、学校で体調を崩して早退する羽目になっていた。そんな時は、カナがせっせと世話を焼いてくれて……。けど、やっぱり申し訳なくて、中等部に上がった頃から、無理せず最初から休んでしまうようになった。
この一ヶ月ほど、気が張っていたのか、危ういながらも、毎日登校できていた。
だけど、今日は何となく胃が重い。昔、切った胸の傷跡もシクシクする。何となく息苦しくて身体が重い。そんな身体の中から警告をわたしは久しぶりに感じていた。でも、まだ大丈夫。
カナは最近、物問いたげにわたしを見つめてくる。
送り迎えはまだ続いている。
以前は色んな話をしながら歩いていた。
わたしがろくに話さなくなった後も、カナは一生懸命、わたしに話しかけてくれた。だけど、今は、カナもわたしも無言で歩く。
日課のように、
「送り迎えは、もういいよ」
と言う。カナもまるで決まり事のように、
「いや、オレがしたいから」
と答える。
そうして、さぞかし居心地が悪いと思うのに、それでもカナはやってくるのだ。これが責任感からじゃないなら何だというのだろう?
うつむいて歩きながら、たまに涙がこぼれそうになる。唇をきゅっと引き結んで、手をぎゅっと握りしめて、なんとかこらえる。
そんな毎日に、わたしはもう疲れ切っていた。
放課後、また、図書館を口実にカナを置いてきた。だけど、図書館で本を探す気にもなれず、そのまま裏手に回った。
羽鳥先輩に教えてもらった図書館裏のベンチに座り、しとしとと降りしきる雨を眺める。雨は降っているけど、ベンチは広い軒の下に置かれているから、今日のような静かな雨なら濡れることはない。
いつもなら綺麗な木漏れ日が見える時間。だけど今日は雨で、辺りは薄暗くて、まるで憂鬱なわたしの心を映しているかのよう。
「ハルちゃん」
名前を呼ばれて声のした方に目を向けると、羽鳥先輩が立っていた。
「羽鳥先輩」
先輩はいつものように、優しくにっこり笑う。暗かった辺りが急に明るくなったような気がして、肩の力がすうっと抜けた。
「ごめんね。邪魔しちゃったかな?」
「いえ!」
思わず、大きな声がでる。
「ぜんぜん邪魔じゃ、ありません」
自然とこぼれる言葉は紛れもない本心だった。先輩はくすりと笑った。
「ありがとう。じゃあ、お邪魔させてもらうお礼に、いいモノをあげよう」
そうして、ポケットに手を入れると、わたしの目の前に小さなお茶の缶を差し出した。
「え?」
「暖かいよ」
先輩は早く手を出しなさい、というように缶を軽く揺する。
「あの……」
「今日、梅雨冷えだよね。寒いから、ね」
優しい笑顔につられて受け取ったお茶は、とても暖かかった。両手でお茶を包み込むようにして持つ。
そうして、ようやく自分がこごえていたことに気が付いた。いつの間にか涙がこぼれ、先輩がわたしの頭を優しくなでた。
羽鳥先輩はずっと隣に座っていてくれた。何も言わず、ただ隣にいてくれた。
いつしか涙が止まっていた。それでも、わたしは、先輩にもらったお茶を手にしたまま空を見て、木々を見て、雨を見て、何も考えず、何もしゃべらず、ただ時が流れるのに身を任せた。
どれくらい経ったのだろう。もともと薄暗かった空が更に暗くなっていた。時計を見ると五時を指している。
「そろそろ、帰った方がいいかな?」
先輩も腕時計に目をやる。
「ごめんなさい。すっかり遅くなっちゃった」
先輩は、また優しく笑う。
「ボクのことは、気にしなくていいよ」
それより、と先輩は続けた。
「ハルちゃんはご家族が心配するんじゃない?」
「大丈夫です。……あの、図書館に寄るって電話したから」
カナと歩きたくなくて、言い訳のように図書館を使った。
「そうか。でも、そろそろ帰った方がいいよね」
「はい」
先輩の言葉に、小さくうなずく。
「家に電話する?」
「いえ。もう、迎え、来てると思うから」
そう言うと、先輩はすっと立ち上がった。
「車まで送ろうか」
瞬間、身体が固まった。
暖かかった空気が、急に冷え込み、現実世界に戻されたような、冷や水を浴びせかけられたような、そんな気持ちにおそわれた。
振り切るように置いてきたカナ。
置き去りにされたカナの傷ついたような目。わたしたちを包む重い空気。人通りの少ない裏口への廊下に、虚しく響く2つの足音。
何度となく繰り返される、カナから離れなくちゃ、カナを自由にしてあげなくちゃ、と言う想い。
こんなに好きなのに。
こんなに好きなのに。
こんなに好きなのに。
カナと離れなくちゃ、いけない。
がんばっても、がんばっても、届かない。
カナは優しいから。カナは責任感が強いから。今まで、わたしが、甘えすぎていたから……。
羽鳥先輩はわたしの言葉を待っていた。
でも、歩けない。カナ以外の人とは……。歩けない。
「……あの、」
わたしが絞り出すように声を出すと、先輩はいつものように優しく目を細めた。
「やっぱり、ハルちゃんの悩みは、その辺りかな?」
「え?」
「ごめんね。カマかけちゃった」
……羽鳥先輩?
先輩は、不意にわたしの頬に手をふれた。
「ハルちゃん、やせたよね」
「え?」
「食欲、ない?」
ここ一ヶ月、何を食べても味がしない。食欲もなくて体重も減ってしまった。
「ずっと、悩んでたでしょ?」
「……あの」
「いつでも、聞くよ?」
先輩は何かを探すようにポケットに手を入れた。それから、しゃがんで、まだベンチに座っていたわたしに目線を合わせた。膝の上で握りしめていた手を取られ、上を向けられ……。
「はい」
手のひらにコロンと載せられたのは、ミルキー三つ。
「これくらいなら、食べられるでしょう?」
「え?」
先輩は、うーん、どうしようかなとつぶやき、わたしの手のひらから、ミルキーを一つ取ると、きゅっと両端を引いた。
「口開けて」
思わず反射的に口を開けると、先輩はポンとわたしの口にミルキーを放置込む。次の瞬間、懐かしい甘い味が口の中にふわっと広がった。
羽鳥先輩は膝に手を当てて、よいしょ、と立ち上がり空を見た。
「行こうか?」
小さくうなずく。
「分かれ道まで、ね」
先輩はほほえみ、わたしの鞄を手に取った。
カナとしか歩けない。
だけど、裏口への道じゃなければ……。
「あの……ありがとうございます」
「どういたしまして」
先輩は嬉しそうに目を細めると、行こうか、とゆっくり歩き出した。
カナより細い先輩。顔つきもぜんぜん違うし、タイプもまるで違う。
だけど、背の高さがほとんどカナと同じだった。ゆっくりと、わたしに合わせて歩いてくれるのも。
先輩は何も言わない。だけど、さり気なく、わたしの歩く速さを気にかけてくれている気配を感じた。穏やかで優しい気遣いが心地よかった。
0
あなたにおすすめの小説
冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない
彩空百々花
恋愛
誰もが恐れ、羨み、その瞳に映ることだけを渇望するほどに高貴で気高い、今世紀最強の見目麗しき完璧な神様。
酔いしれるほどに麗しく美しい女たちの愛に溺れ続けていた神様は、ある日突然。
「今日からこの女がおれの最愛のひと、ね」
そんなことを、言い出した。
フッてくれてありがとう
nanahi
恋愛
【25th Anniversary CUP】にて、最終ランキング3位に入りました。投票してくださった皆様、読んでくださった皆様、ありがとうございました!
「子どもができたんだ」
ある冬の25日、突然、彼が私に告げた。
「誰の」
私の短い問いにあなたは、しばらく無言だった。
でも私は知っている。
大学生時代の元カノだ。
「じゃあ。元気で」
彼からは謝罪の一言さえなかった。
下を向き、私はひたすら涙を流した。
それから二年後、私は偶然、元彼と再会する。
過去とは全く変わった私と出会って、元彼はふたたび──
自信家CEOは花嫁を略奪する
朝陽ゆりね
恋愛
「あなたとは、一夜限りの関係です」
そのはずだったのに、
そう言ったはずなのに――
私には婚約者がいて、あなたと交際することはできない。
それにあなたは特定の女とはつきあわないのでしょ?
だったら、なぜ?
お願いだからもうかまわないで――
松坂和眞は特定の相手とは交際しないと宣言し、言い寄る女と一時を愉しむ男だ。
だが、経営者としての手腕は世間に広く知られている。
璃桜はそんな和眞に憧れて入社したが、親からもらった自由な時間は3年だった。
そしてその期間が来てしまった。
半年後、親が決めた相手と結婚する。
退職する前日、和眞を誘惑する決意をし、成功するが――
片想い婚〜今日、姉の婚約者と結婚します〜
橘しづき
恋愛
姉には幼い頃から婚約者がいた。両家が決めた相手だった。お互いの家の繁栄のための結婚だという。
私はその彼に、幼い頃からずっと恋心を抱いていた。叶わぬ恋に辟易し、秘めた想いは誰に言わず、二人の結婚式にのぞんだ。
だが当日、姉は結婚式に来なかった。 パニックに陥る両親たち、悲しげな愛しい人。そこで自分の口から声が出た。
「私が……蒼一さんと結婚します」
姉の身代わりに結婚した咲良。好きな人と夫婦になれるも、心も体も通じ合えない片想い。
32歳、恋愛未経験の私に彼氏ができました。お相手は次期社長で完璧王子なのに、なぜか可愛い。
さくしゃ
恋愛
32歳、恋愛未経験の私に彼氏ができました。お相手は次期社長で完璧王子なのに、なぜか可愛い。
「甘酒って甘くないんだ!」
ピュアで、
「さ、さお…ふしゅうう」
私の名前を呼ぼうとして呼べなくて。
だけど、
「し、しゅ…ふしゅうう」
それは私も同じで。
不器用な2人による優しい恋愛物語。
果たして私たちは
「さ…ふしゅぅぅ」
下の名前で呼び合えるのでしょうか?
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる