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エリートオメガ受佐美の苦悩
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しおりを挟む昼過ぎ。
受佐美がようやく自宅のドアを開けると、思わぬ光景が目に飛び込んだ。
「……攻田?」
リビングのソファに座り込む攻田が、冷たい目線を投げてきた。
「朝帰り……じゃないな、もう昼だけど。」
「お前には関係ないだろ。」
重たい腰を引きずるようにして部屋へ入る受佐美。
その視線を追うように、攻田がゆっくりと立ち上がる。
「抑制剤……。」
棚の上に置かれたボトルに目をやり、攻田が鼻で笑う。
「減りが遅いね。」
「……は?」
「最近、俺には全然ヤらせないくせにさ。まさか、抑制剤がいらないくらい発散できてるんじゃないだろうな?」
その言葉に、受佐美の表情がわずかに揺れる。
「……っ。」
「ムカつくな。アルファの味を覚えさせたのは、俺だと思ってたのに。」
攻田が歩み寄り、ぐっと顎を掴む。
「っ……やめろ。」
「ほら、もう……こんなに反応してる。」
「っ……離せ!」
受佐美が振り払おうとするが、攻田は容赦なく体を押し倒す。
「っ……っ!」
「國立のオフィスで何してんの?」
「は?」
「よく二人で籠もってるだろ?」
「馬鹿か。俺は仕事を……っ」
「へぇ、仕事ねぇ……よく言うよ。」
攻田は挑発的にネクタイを引き、手首を拘束するように巻き付ける。
「っ……攻田、やめろっ。」
「やだね。」
顎を強く掴み直し、持ってきた薬を無理やり口元に押し当てる。
「っ……!や……め……っ。」
「はは……ちゃんと飲め。俺のものだって、またその身体にしっかり覚えさせてやるから。」
必死に抗おうとする受佐美の瞳が潤む。
攻田はそんな表情を逃さず見つめ、唇の端を吊り上げた。
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