SLAVE 屋敷の奥で〜百回いくまで逃げられない〜🔞

木偶舞屋🌷旧阿沙

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・before 回想編 “Day0”

0-5.

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「おお、きたきた。やっぱこうじゃなくちゃなぁ」
「楽しみにしてたぜ」
 途端に、青年に一斉放射されていた男たちの視線は、てんでまばらになる。ある者は赤い着物の青年へ、またある者は長髪の青年へ、と。彼らは彩りに飾られ、圧倒的な存在を放っていた。そんな彼らは途端に着物を脱ぎ捨てるとまばゆいばかりの白い肌を晒し、男どもにその肉体で奉仕を始める。交わり合う男の熱気に室内は満ちだした。
 どういうことだ。
 拘束された青年は声も出せないなか、繰り広げられる淫靡な光景に目は釘付けになった。
 ある者は男たちの肉茎にしゃぶりつき、ある者は男たちの欲望を後ろで受け止める。
 淫らな鳴き声と淫靡な臭気に満ちだして、その空気は青年の内側をどろりと熱した。
 出したい。
 青年の肉体は悦を求めて震え上がる。その強烈な本能に、彼の精神は焼ききれそうになる。
 出したい。
 出したい。
 しかし、根本に、食い込むリングがその奔流を阻害する。いきたくてもいけないもどかしさに積もる悦への葛藤。
 必死に受け流そうとして、身をよじれど抜け出せない苦しみ。
 ぽろぽろと涙がこぼれ、限界を迎える。いっそ死んでいまえたら――。脳裏にそんなことが浮かぶ。
「楽になりたいか」
 その声がやけに鮮明に聞こえた。屋敷の主たる藤滝がこちらを眺めていた。青年は、そのことばに全身が歓喜するのを感じた。吐き出したい、気持ちよくなりたい、楽になりたい。そんなふうに思ってしまう自分が、あさましく、いかにみじめなのかということも。
 男はそんな青年を見通して含み笑いを浮かべた。途端に彼はある事実を知る。それは、自分の全てはこの男の手中にあるのだということ。
「口を自由にしてやれ」
 男の指示に使用人は、素直だ。青年の口を封じていた布を素早く取り去る。唾液がとろりと唇の端から流れ出る。
 本当はとにかく罵詈雑言をやつに叩きつけるつもりだった。しかし、自由になった口元からは体内から登ってくるある声を抑えるのに必死になる。
「あっ……んんっ、んふぅ、くそぉ……」
 青年は下唇を噛んで耐えた。
「出したい……こ、れをッ……とれっ」
「それが主に対する口の聞き方か?」
 ローターの振動が強くなる。
「んひっ、んおおっ」
「可愛い声が漏れてるな」
「うっせ、これ、とってぇ、だしたいぃ」
 男は目を細める。
「いやぁ、も、むりぃ……いきたいぃぃ」
「ならば、どうする?」
 ぼきばきに容量を増したペニスに積もった快楽が痛みにすら変わる。脂汗が額に滲む。これ以上、やられたら、本当に、おかしくなる。死ぬかもしれない。
 弥助は、その瞬間、自分を手放した。ぷつりと頭の中である糸が途切れる。彼はあさましくもいやしい青年として、腰を振って願った。
「お願いいぃしますぅ、いかせてぇ、いかせてくださぃいぃっ」
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