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「むぐっ」
苦しそうに眉根をひそめる松宮の唇の端からだらだらと飲み込めない唾液が滴り落ちていく。門倉は容赦なく突っ込んだ親指で口腔を嬲った。上部をえぐると松宮の腰が切なげに揺れ、下に移動させ舌を顎を押し付けるようにすれば肩を小刻みに震わせて耐える。下半身を見れば、彼の興奮が高まっていることが目に見える。
辛くなってきたのか、門倉が自身のそれに両手を伸ばした。先端をちゅくちゅくといじりながらもう片方の手のひらで幹を握り込んで上下に擦る。
目の前の男のそれより先に自分をよくしようと腰を震わせて必死に自慰に走る様をまざまざと見せつけられて、門倉の瞳は急に冷めだした。しかし彼の体内の脈動だけは激しく、熱く、燃え盛り、たまらなくなって、門倉は彼をめちゃくちゃにしたい欲望に負けた。
「お前、ひとりでいいことしようとしてるだろ」
門倉は自身の声が霞んでいることに気がつくも、そのまま彼の口元から足を離した。ぷはっと音を立てて空気を吸い込む松宮を見下ろしながら、門倉は腹の底がぎゅっと引き締まるような感覚に陥った。
「いいぜ、お前がそういうつもりなら」
「か、門倉さん……」
松宮は荒い呼吸を落ち着けようと深く息をする合間に、彼の名を呼ぶ。その声の調子は不安げに揺れていたが門倉は止まらなかった。
「あっ、んやぁっ!」
門倉は松宮の唾液でベタベタになった足先で彼の手がそれを持ったままの陰茎を踏み潰した。
「んくぅ……ひ、あ、あ」
ぐりぐりと圧を加えるように彼の中心を踏むと、松宮の額から玉のように汗が吹き出してくる。ヒイヒイと短い呼吸を繰り返す松宮の胸が激しく上下する。
「どうした?」
「い、いたい」
「聞こえねぇぞ」
「アアア! ん、くぅぅ」
体重を少しかけてやると、バタバタと四肢をうごめかせながら松宮がぼろぼろと涙をこぼす。
「い、いたい、門倉さ……」
「だから何だよ、言いたいことがあるならちゃんと言えよ」
「痛いです、ここ」
「あ? 何、どこが」
「ここ、もう、踏まないで……」
「どこだよ」
「ちんこ、俺のちんこ、痛い!」
門倉はゆっくりと足をあげた。足裏にべったりと張り付いた液体が空気に触れ、冷たく感じる。松宮は、張り詰めていた痛みが遠のき、長く息を吐いて肩の力を抜いた。
「おい、手をどけろ」
松宮は門倉に言われるままに、股間を握っていた両手をゆっくりと持ち上げて小さくバンザイをするような姿勢を取る。門倉に踏みつけられて圧がかかっていたため、手のひらが赤く染まっていた。
苦しそうに眉根をひそめる松宮の唇の端からだらだらと飲み込めない唾液が滴り落ちていく。門倉は容赦なく突っ込んだ親指で口腔を嬲った。上部をえぐると松宮の腰が切なげに揺れ、下に移動させ舌を顎を押し付けるようにすれば肩を小刻みに震わせて耐える。下半身を見れば、彼の興奮が高まっていることが目に見える。
辛くなってきたのか、門倉が自身のそれに両手を伸ばした。先端をちゅくちゅくといじりながらもう片方の手のひらで幹を握り込んで上下に擦る。
目の前の男のそれより先に自分をよくしようと腰を震わせて必死に自慰に走る様をまざまざと見せつけられて、門倉の瞳は急に冷めだした。しかし彼の体内の脈動だけは激しく、熱く、燃え盛り、たまらなくなって、門倉は彼をめちゃくちゃにしたい欲望に負けた。
「お前、ひとりでいいことしようとしてるだろ」
門倉は自身の声が霞んでいることに気がつくも、そのまま彼の口元から足を離した。ぷはっと音を立てて空気を吸い込む松宮を見下ろしながら、門倉は腹の底がぎゅっと引き締まるような感覚に陥った。
「いいぜ、お前がそういうつもりなら」
「か、門倉さん……」
松宮は荒い呼吸を落ち着けようと深く息をする合間に、彼の名を呼ぶ。その声の調子は不安げに揺れていたが門倉は止まらなかった。
「あっ、んやぁっ!」
門倉は松宮の唾液でベタベタになった足先で彼の手がそれを持ったままの陰茎を踏み潰した。
「んくぅ……ひ、あ、あ」
ぐりぐりと圧を加えるように彼の中心を踏むと、松宮の額から玉のように汗が吹き出してくる。ヒイヒイと短い呼吸を繰り返す松宮の胸が激しく上下する。
「どうした?」
「い、いたい」
「聞こえねぇぞ」
「アアア! ん、くぅぅ」
体重を少しかけてやると、バタバタと四肢をうごめかせながら松宮がぼろぼろと涙をこぼす。
「い、いたい、門倉さ……」
「だから何だよ、言いたいことがあるならちゃんと言えよ」
「痛いです、ここ」
「あ? 何、どこが」
「ここ、もう、踏まないで……」
「どこだよ」
「ちんこ、俺のちんこ、痛い!」
門倉はゆっくりと足をあげた。足裏にべったりと張り付いた液体が空気に触れ、冷たく感じる。松宮は、張り詰めていた痛みが遠のき、長く息を吐いて肩の力を抜いた。
「おい、手をどけろ」
松宮は門倉に言われるままに、股間を握っていた両手をゆっくりと持ち上げて小さくバンザイをするような姿勢を取る。門倉に踏みつけられて圧がかかっていたため、手のひらが赤く染まっていた。
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