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【囚勇01】幼い少年が、盗賊の青年に身も心も囚われるお話 -7~10歳
代理と準備*
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盗賊のお頭さんは、ボサボサの茶色がかった黒髪に、肩から何かの動物の毛皮をかけていて、体格の良い、いかにもそれっぽい雰囲気の人だった。
大きな椅子に腰掛けて、足を片方組んで、頬杖でもつくような感じで僕達を見下ろしていた。
ただ、僕はもっとガハハと笑う感じをイメージしていたけど、その人はクックックと喉の奥で笑う人だった。
カースが、僕達を拾って来たこと、ここに置くことを伝えると「お前の好きにすりゃいいんじゃねぇの」と口端を上げたたまま答えた。
「……ただ、その分お前はもっと俺の言うことを聞けよ?」
じろりと、舐めるような視線を、お頭と呼ばれた男がカースに向ける。
「……分かっています」とだけ、目を合わせずにカースが答えた。
「そんじゃ、あいつらに喰われる前に、まずは俺が味見しとくか」
お頭が立ち上がる。
「ひっ」と隣から小さな悲鳴が聞こえて、姉が真っ青なことに気付いた。
お頭は、そんな姉をどこか楽しそうに見ている。
「お姉ちゃ……姉に、痛い事をするんですか?」
「ん? まあ……、そうだな」
「そのお仕事、僕が代わりにできませんか?」
ぶはっと、お頭がふき出した。
そのままお腹を抱えてしばらくクックックと笑っていたお頭が、目尻に溜まった涙を甲で擦りながら答えた。
「ああ、いいぜ? その代わり、お前、俺が満足するまで付き合えよ?」
「お頭……」
楽しそうなお頭に、カースが咎めるような声を出す。
「いいじゃねぇか、姉ちゃんを守りたいっつーやつだろ。俺ぁ嫌いじゃないぜ?」
不意に、お頭がずっと浮かべていた笑いを消した。
「その結果がどうなるのか、俺がその体にきっちり教えてやるよ」
カースが、心底嫌そうな顔で眉をしかめて僕を見る。
僕は、お姉ちゃんを守れたみたいで誇らしくて、その意味まではよく分からなかった。
「カース、準備ができたら連れてこいよ」
「…………はい」
カースが渋々答える。
「嫌そうにすんなよ、本人の希望じゃねぇか。お前、色々教えてやれよ」
「……」
お頭は、返事をしないカースの側まで来ると、お頭と目を合わせないようにしていたカースの顎を手で引き寄せた。
「なんだ、妬いてんのか?」
「っそんなわけ……っ!」
カースは、バッとお頭の手を振り払うと「行くぞ」とだけ僕達に告げて部屋を出て行った。
カースの後を慌てて追いかける僕達の後に、お頭のクックックという笑い声だけが残った。
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盗賊達のテントからそう遠くないところに川はあった。
川の水は澄んでいて、ちょっと冷たそうだった。
カースはまだ不機嫌そうだったけど、川に入ると僕を呼んだ。
「お前も下を脱いで入ってこい」
「え?」
「準備が要るんだよ……」
僕は良くわからないけど言われた通りにする。
カースは僕の肩を掴むと、そこにもたれるように屈んで僕の後ろに腕を回した。
長い指が、何かを探るように僕のお尻を伝う。
「な、何の準備……?」
「お前な……これから何されんのか分かってないだろ」
ため息混じりのカースの声が、耳元で聞こえて、なんだかくすぐったい。
「しゃーねぇな。おい、俺を見ろ」
「え?」
見れば、カースの空色の瞳が淡く輝き始める。
空色は滲むように揺れるとその姿を輝く宝石のような紫色に変えてゆく。
「すごい……きれい……」
僕の呟きにカースはほんのちょっと苦笑を浮かべて、言った。
「そのまま、この紫色だけ見とけよ」
「うん……」
『これからお前がされる事は、痛い事じゃない。気持ち良い事だ』
「うん……」
紫色が、じわりと揺れて、澄んだ空色に戻っていく。
「もういいぞ」
「え、あ、うん。……うん?」
戸惑う僕の様子に、カースはわずかに苦笑を滲ませて言った。
「俺の……とっておきだ」
「えっと……よく分からないけど、とっても綺麗だった」
僕がにっこり笑うと、カースが、ほんの少しだけ照れたみたいだった。
「いいか……力抜いとけよ」
カースが、僕を前から抱きかかえるようにして、またボクのお尻に手を回した。
「う? うん……」
カースの長い指が、じわりと僕の中に侵入する。
「え、え!?」
「いいから、力抜いとけ」
「う、ん……」
「水入れるぞ」
「え、ひゃ、ぅ……っ」
何かヒヤリとしたものが当てられて、そこから水が入ってくるのがわかる。
冷たいものが直接お腹に入ってきて、骨まで凍えて震えそうになる。
「な、に、してるの……?」
自分の声が、震えているのに気付く。
「下準備」
カースは短くそれだけ答えた。
盗賊のお頭さんは、ボサボサの茶色がかった黒髪に、肩から何かの動物の毛皮をかけていて、体格の良い、いかにもそれっぽい雰囲気の人だった。
大きな椅子に腰掛けて、足を片方組んで、頬杖でもつくような感じで僕達を見下ろしていた。
ただ、僕はもっとガハハと笑う感じをイメージしていたけど、その人はクックックと喉の奥で笑う人だった。
カースが、僕達を拾って来たこと、ここに置くことを伝えると「お前の好きにすりゃいいんじゃねぇの」と口端を上げたたまま答えた。
「……ただ、その分お前はもっと俺の言うことを聞けよ?」
じろりと、舐めるような視線を、お頭と呼ばれた男がカースに向ける。
「……分かっています」とだけ、目を合わせずにカースが答えた。
「そんじゃ、あいつらに喰われる前に、まずは俺が味見しとくか」
お頭が立ち上がる。
「ひっ」と隣から小さな悲鳴が聞こえて、姉が真っ青なことに気付いた。
お頭は、そんな姉をどこか楽しそうに見ている。
「お姉ちゃ……姉に、痛い事をするんですか?」
「ん? まあ……、そうだな」
「そのお仕事、僕が代わりにできませんか?」
ぶはっと、お頭がふき出した。
そのままお腹を抱えてしばらくクックックと笑っていたお頭が、目尻に溜まった涙を甲で擦りながら答えた。
「ああ、いいぜ? その代わり、お前、俺が満足するまで付き合えよ?」
「お頭……」
楽しそうなお頭に、カースが咎めるような声を出す。
「いいじゃねぇか、姉ちゃんを守りたいっつーやつだろ。俺ぁ嫌いじゃないぜ?」
不意に、お頭がずっと浮かべていた笑いを消した。
「その結果がどうなるのか、俺がその体にきっちり教えてやるよ」
カースが、心底嫌そうな顔で眉をしかめて僕を見る。
僕は、お姉ちゃんを守れたみたいで誇らしくて、その意味まではよく分からなかった。
「カース、準備ができたら連れてこいよ」
「…………はい」
カースが渋々答える。
「嫌そうにすんなよ、本人の希望じゃねぇか。お前、色々教えてやれよ」
「……」
お頭は、返事をしないカースの側まで来ると、お頭と目を合わせないようにしていたカースの顎を手で引き寄せた。
「なんだ、妬いてんのか?」
「っそんなわけ……っ!」
カースは、バッとお頭の手を振り払うと「行くぞ」とだけ僕達に告げて部屋を出て行った。
カースの後を慌てて追いかける僕達の後に、お頭のクックックという笑い声だけが残った。
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川の水は澄んでいて、ちょっと冷たそうだった。
カースはまだ不機嫌そうだったけど、川に入ると僕を呼んだ。
「お前も下を脱いで入ってこい」
「え?」
「準備が要るんだよ……」
僕は良くわからないけど言われた通りにする。
カースは僕の肩を掴むと、そこにもたれるように屈んで僕の後ろに腕を回した。
長い指が、何かを探るように僕のお尻を伝う。
「な、何の準備……?」
「お前な……これから何されんのか分かってないだろ」
ため息混じりのカースの声が、耳元で聞こえて、なんだかくすぐったい。
「しゃーねぇな。おい、俺を見ろ」
「え?」
見れば、カースの空色の瞳が淡く輝き始める。
空色は滲むように揺れるとその姿を輝く宝石のような紫色に変えてゆく。
「すごい……きれい……」
僕の呟きにカースはほんのちょっと苦笑を浮かべて、言った。
「そのまま、この紫色だけ見とけよ」
「うん……」
『これからお前がされる事は、痛い事じゃない。気持ち良い事だ』
「うん……」
紫色が、じわりと揺れて、澄んだ空色に戻っていく。
「もういいぞ」
「え、あ、うん。……うん?」
戸惑う僕の様子に、カースはわずかに苦笑を滲ませて言った。
「俺の……とっておきだ」
「えっと……よく分からないけど、とっても綺麗だった」
僕がにっこり笑うと、カースが、ほんの少しだけ照れたみたいだった。
「いいか……力抜いとけよ」
カースが、僕を前から抱きかかえるようにして、またボクのお尻に手を回した。
「う? うん……」
カースの長い指が、じわりと僕の中に侵入する。
「え、え!?」
「いいから、力抜いとけ」
「う、ん……」
「水入れるぞ」
「え、ひゃ、ぅ……っ」
何かヒヤリとしたものが当てられて、そこから水が入ってくるのがわかる。
冷たいものが直接お腹に入ってきて、骨まで凍えて震えそうになる。
「な、に、してるの……?」
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