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2話 転生自覚は100歳の時

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『記憶はいつ頃思い出しますか?』


「・・・・・・」
変哲のない日常その目覚めと同時に不思議な感覚に襲われることとなった。

俺は前世体験しなかった人生の走馬灯を突如見る事となり前世を思い出した。

そして、最近の出来事と俺の要望を言う場面が交互に脳裏に浮かんできた。

【「今朝の最新のニュースをお伝えします。増税反対の大規模デモが総理官邸前で行われました。」
「この映像は一時デモ隊と警察が衝突しそうになった緊迫とした場面です。」】

 『希望を言っていいってことですよね?生まれつき記憶を持つと言うのもその世界の常識が身につかなそうなので』

【「今回のテーマはこちら”医療費負担がついに5割になってしまうのか?”」
「ゲストを紹介いたします。医療のグレーゾンを指摘されている内科医の○○先生。経済学者の○○先生。です。」】

 『人生の分岐点』

「神風さん。お見合いなどにご興味ありませんか?」

 『それも最後のとかのギリギリじゃなくてもうちょっと前の段階。どうにか色んな事が修正できそうな時期。とかは可能ですか?』

 『分かりました。』

あー・・・・
おおーーー・・・・
あああぁーー・・・・・

大雑把で無茶ぶりな希望だったのに凄いな。
しかも分岐点が分かりやすく?示してくるとは驚いた。

〇社会不安
〇恋愛関係

要所は上の2つだよな。おそらく。

恋愛関係は単純に見合い断ったしこのままだと一生独身。
いや、違うな。

社会不安があるなら俺の、男の立ち位置が変化する可能性が十分あるという事だ。

突然だが、転生先は男女比が偏ってる世界だ。

人口に対して男がかなり少ない。
そのためか男は前世基準で大事にされている。

男の立ち位置に変化があるとしたら悪い方に転がるだけだ。

過保護が過ぎると今以上に自由が無くなる。
治安悪化による秩序崩壊だと、望まない身売りをしないと生きていけない未来があるかもしれない。

天使様?とその上司様が仕事が出来る方なら
それがどうにか修正出来る時期という事だよな?

にしても100歳で前世思い出すとは驚いた。

どう動くのが正解なのかのヒントとかも下さい。って欲張っとけば良かったかな?
いやいや、流石に上位存在?に対して欲張り過ぎだな。

処罰されなくて良かった。

そういう事にしておこう。
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