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婦人活動
22.愚息の尻拭い?
しおりを挟む隣の領地でも歓待を受け、領内の様子や領民を見て回って、一月にも及ぶ行幸も終盤、国王は疲れを見せていた。
王妃と合流して侯爵家の領主館へ向かう国王を、街を一望できる丘でラサ=サウレと共に迎え、そのまま迎賓館へ案内する。
領主館の執務に関する本館と、侯爵家の居住区の城館と、穀倉や使用人達の住むパーパスビルドフラットタイプの建物などの更に奥に、庭園を眺める位置に立てられた迎賓館は、多くの侯爵家私設騎士や、国王を護る護衛騎士を多く配置してあり、国王の行列に配備されていた侍女や従僕、近衛騎士も含めると、ちょっとした村の住人よりも多くなる。
メンバーの幾人かは、侯爵家の使用人用フラットに泊めることになっていた。
国王と王妃、ラサ=サウレは賓客として、晩餐会で上座に着き、左右に、侯爵夫妻、兄達と姉、そして、本来一番下座に座るはずのローゼは、ラサ=サウレのたっての希望で、隣に座らされていた。
「ごちそうを前にこんな話をしては美味しくなくなってしまうかもしれんが、筋は通したい」
おもむろに、国王が立ち上がった。
「ローゼフラウ嬢。此度は、我が愚息が誠に申し訳なかった」
「頭をお上げくださいませ、陛下。ラサ=サウレ殿下にも申し上げましたが、ウィスコント殿下も、親に後始末を任せるような年齢の子供でもありません。婚姻を結び一城の主になっていてもおかしくない年齢。まして、民に、臣下に、殿下と呼ばれるお方。何が正しくて何がいけないのか、ご自身で判断出来るはずです。陛下の責任ではありませんわ。
国王陛下が、そんな簡単に家臣に頭を下げてはいけません」
ローゼは慌てて立ち上がり、きっぱりと謝罪を断った。
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