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婦人活動
26.
しおりを挟む「姫さま、あの方が気になるようでしたら、お調べ致しましょうか?」
ローゼの婦人活動に、侍女を伴っていても、女だけの屋外行動がとれるはずもなく、護衛騎士の他にも、領地管理に詳しい執事と執事候補の従僕がついている。
ローゼが気にしているので、本人も気になるのだろう。
「いえ、いいわ。礼は言えたのだし、自己紹介をしてくださらないのは事情がおありなのよ。詮索はよくないわ」
ここに来ればたまに会える、髪も目も名の通り淡い配色の綺麗な男性。
それだけのこと。
ローゼは興味本位で探ることはせず、子供達やシスターに挨拶をして侯爵邸に戻った。
マナーハウスでは、国王夫妻の去った後の片付けに、本館と迎賓館とを使用人達が行き来して忙しそうだった。
「ローゼお帰りなさい。婦人会と子供達はうまくいったの?」
「はい、お母さま。おかげさまで、どちらも盛況の内に、完売で、婦人会のレース編みや刺繍には、予約が入っているのよ」
子供達の方も、定期的に販売する手はずを整えてあげれば、施設の運営費も助かるだろうし、子供達の将来にも役立つだろう。
商工会や労働組合などに申請したり、定期的に提供できる場を用意したり、忙しくなりそうであったが、嫌なことやつらいことを考えなくて済むのは、ローゼとしては助かっていた。
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