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一章 第二話
3.ウシとマットレスと私
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来た道を通り一度家路につく。結局、幕営地に居たのは一時間位だろうか。
日も登り、村の皆も働き始めているようで、さっき歩いていた時には人通りもまだ少なかったが、今は皆忙しそうにしている。朝の仕事初めとともに町も動き始める風景は、現世でもこの世界でも同じのようだ。
昨日村長に聞いたことによるとこの村は百姓、農奴階級の人が多く、村の農地は村長と何軒かの地主よって管理されているらしい。
その地主達の家はそれぞれ広場の近くにあるらしいので、西側に来たついでに近所の地主のお宅に挨拶に行き、今度はそのまま一度村長の家に帰ってきた。
「戻ったぞー」
村長が呼び掛けるが、居間にサクラさんの姿はない。
「裏かの?」と、村長と一緒にまた外に出て家の裏にまわる。すると村長の言うとおりサクラさんを見つけた。
どうやら洗濯をしているみたいである。大きな桶に洗濯物を入れて足で踏んでいるようだ。ワンピースとエプロンの裾を捲し上げているのでおみ足が膝の辺りまで見えている。
どこかでこの光景見たことあるな。
『となりのトトロ』のワンシーンだったっけ。
いや違うな、『ヴィーナスの誕生』だ。
気のせいか、祝福する妖精や女神達がみえる……気のせいだった。
煩悩に正直に蕩れていると、サクラさんが気付いたらしく、こちらに声をかける。
「あ、お帰りなさい! ごめんなさい、洗濯物してたから……」
俺はサクラさんがこちらに気付いたときに、然り気無くワンピースの裾を少し落とした瞬間の表情を決して見逃さなかった。
「いえいえ、自分の服までありがとうございます。それじゃあ、僕らはどうしましょうか」
「なら、先に藁を取って来るかの。ウシ飼いのやつらにも挨拶しよう」
「わかりました。それじゃあサクラさん、また行ってきます」
「はい。いってらっしゃい」
広場を抜け、今度はそのまま村の北へ向かった。
ヨアン村幕営地。
ギアード達はイナトと別れたあと、そのままアクアスと今後の方針について話し合っていた。
「じゃあ、当面のヨアン村周辺の警備と行方不明者捜索の巡回経路はこれで。昨日軽く話した通り、これからさらにイーシュとチャヌと連携して山を包囲するように警戒網を張る。チャヌの方には今朝出る前にエニムから伝令を出しておいたから、ここからもイーシュの方に誰か走らせてくれ」
「解りました。村長が言ってた炭焼き場の方への連絡もついでに行かせます」
「ああ。捜索についてはイーシュにも連絡しておいて。もしかしたら北側でも別のところに出るかもしれない」
「そうですね」
「とりあえず装備の関係上、一週間様子を見てもう一度判断しよう。……それまでに見つかればいいんだけど」
ギアードは机に両手をつき、地図を眺めるように顔を下ろす。
「やっぱり、今日だけでも探しに行った方が――」
「アクアス。さっきも言ったけど、不意打ちとはいえ大尉を倒す程の奴等だ。山の中に捜索に行くなら君や僕、他にも調査班の戦力を集中させなきゃならない。もしやられたら、残った部下はどうする? それで撤退が早まったら、村にまた被害が出るかもしれない」
アクアスの顔が少し曇る。
組織と部下の命を預かる立場としてギアードの判断は当然と言える。しかし優れた才能を持ち、類い稀な速度で出世してきたアクアスは現場での経験が浅かった。故に実戦で起こりうる事態に対して、騎士としての責務と自分の感情との葛藤に折り合いがつかないでいたのだ。
「それに、アクアスもよく知ってる通り大尉は強い人だ。そうそう簡単に死ぬような人じゃないよ」
「……解りました」
「じゃあ僕は戻るよ。チャヌとの連絡もあるし」
そう言ってギアードは天幕を出ると、昨夜と同じのようにまたエニムへ向けて馬を走らせた。
ヨアン村、北側の畜舎にて――。
(……なんじゃこの生き物)
数分前――。
自分達は挨拶がてらベッドに敷く用の藁を貰いに、村の北側にある畜舎にやって来た。
ヨアン村の北側はベイノック山の山裾が小さく張り出している所があり、普段はその一帯を利用し家畜の放牧を行っている。
故に牛飼いの家や畜舎もその近くにあり、先に自宅の方に行ったものの既に働きに出掛けた後だったので、畜舎の方に来たのであった。
畜舎に向かうとすぐ入り口のところに牛飼いのおじさん――アイオックさんがいた。力仕事の多さからか中年にしては非常に体格がよく、野良仕事で鍛え抜かれた肉体がカッコいい。中肉中背の自分の体型をからかわれたが意地悪な人では無さそうだ。
挨拶が終わると、牧場を案内してくれるというのでアイオックさんについて畜舎に入った。
自分にとっては幼い頃、祖父母が酪農をしていたこともあり、畜舎などはわりと身近なもので、少し懐かしさも感じる場所である。
実際、舎内に置かれている道具を見ても大きなシャベル(形状的には鋤だろうか)やフォークなど、多少形は違うものの現世の物とも大差ない光景であった。
アイオックさんが昨日生まれたばかりの子供を見せてくれると言う。そう言えば、昨日村長と出会ったときに仔牛の出産があったとか言ってたっけ。せっかくなので是非見せて貰うことにした。
――で、今に至る。
なんだこの生き物は。
全体のシルエットは乳牛。
体毛は茶褐色。そこまでは良い。
顔が体躯に見会った巨大なヤギなのだ。
頭には巨大な角が、左右対に大きく逆巻くように生えている。
現世ではウシとヤギは近縁種ではあるが、こんな生物は存在しない。
そうだ。ここは異世界。昨日山中ではあんなに未知の動物との遭遇を警戒してたのに……。
現世では自分は運の悪さに関して自他共に定評がある。その割には、この世界に来てから事件には巻き込まれてはいるものの、なんだかんだ実害無しに物事が良い方に(そもそも現世での死が最大の不幸なのだが)運んできた。だからつい、見知らぬ外国の田舎にホームステイしているみたいな感覚になってしまっていて、異世界の『未知』の部分、現世生まれの自分が想像しえない事態に対しての警戒が緩んでしまっていた。このままでは、いつか足元を救われ命取りになりかねない。
そう思った途端に、目の前にある自分の身長位の長さはあろうかという巨大な二本の角から目が離せなくなった。
それを見て、アイオックさんが自慢気に話しかけてくる。
「すげぇだろ。ここまで立派なのはそうそう出てこねぇぞ」
「え……えぇ、立派ですね。自分の国のやつは種類が違うのか、角があんなに大きいの自体見たことないです。……種類は何て言うんですか?」
「種類なんてあるのか。ウシヤギはどこも一緒かと思ってたぜ」
「西の国では角の形の違うのがおったのう」
「やっぱり気候や環境で変わってくるんですかねぇ」
とかなんとか適当に相槌を打ち、今の会話で得られた情報を整理する。
とりあえず、この動物は『ウシヤギ』という種類の動物でおそらくこの辺りでは広く一般に家畜として飼われているのだろう。
これからしばらくは、生活様式にかかる質問の仕方を考えないとな。
「へぇ。それよりも、うちの赤ん坊を撫でてやってくれねえか」
アイオックさんが小部屋の角の藁を分けると、赤ん坊のウシヤギがまだ人に馴れてないのかこちらを見ている。
「赤ちゃんに近づいても親は大丈夫なんですか」
「ああ、こいつも産まれたときからここにいるから、こういうもんだって解ってるよ。まぁ、余計なちょっかい出そうとしたりしたら、あの角でド突かれっちまうけどな」
わっはっは、と豪快に笑いながらおじさんが言った。
正直、笑い事ではない。
でも折角なんで頭を撫でてみた。角はまだ無く、柔らかい毛が気持ちいい。
「ムー!」とウシヤギの赤ちゃんも気持ち良さそうに鳴いている。大きさは既にヤギの成体近いが顔つきが幼く、頭を預けてくるのがかわいい。
すると、親の方がこちらを見て巨大な頭を近付けてくる。
一気に自分の中の緊張感が高まる。子供を守る親はすべからく恐ろしいものだ。いつでも身を守れるように身構えていると――。
長い舌で顔を舐められた。かなり情熱的に。
「ちょっ……待っ! のぺっ! ちょっ……!」
「はっはっはっ! 気に入られたみたいだな! 大切な仕事仲間だ。仲良くしてやってくれ」
「にゃっ……! たすっ! 」
アイオックさんと村長は呑気に笑っている。村長なんて笑いすぎて顔が真っ赤になっているようだ。
自分は藁にまみれながらなんとか這い出るように脱出してきた。顔中ヨダレでベトベトだ。しかも臭い。
おじさんが桶で水を用意してくれたのでそれで顔を洗った。
顔をぬぐい、全くエライ目にあったとため息をつく。
それを見ておじさんがまだ少しにやけて言った。
「気に入られたんだから良いじゃねえか。うちのガキなんてもう……」
ガキ。息子さんの話だろうか。
尋ね返そうとしたそのとき、不意に入り口扉が開いた。
日も登り、村の皆も働き始めているようで、さっき歩いていた時には人通りもまだ少なかったが、今は皆忙しそうにしている。朝の仕事初めとともに町も動き始める風景は、現世でもこの世界でも同じのようだ。
昨日村長に聞いたことによるとこの村は百姓、農奴階級の人が多く、村の農地は村長と何軒かの地主よって管理されているらしい。
その地主達の家はそれぞれ広場の近くにあるらしいので、西側に来たついでに近所の地主のお宅に挨拶に行き、今度はそのまま一度村長の家に帰ってきた。
「戻ったぞー」
村長が呼び掛けるが、居間にサクラさんの姿はない。
「裏かの?」と、村長と一緒にまた外に出て家の裏にまわる。すると村長の言うとおりサクラさんを見つけた。
どうやら洗濯をしているみたいである。大きな桶に洗濯物を入れて足で踏んでいるようだ。ワンピースとエプロンの裾を捲し上げているのでおみ足が膝の辺りまで見えている。
どこかでこの光景見たことあるな。
『となりのトトロ』のワンシーンだったっけ。
いや違うな、『ヴィーナスの誕生』だ。
気のせいか、祝福する妖精や女神達がみえる……気のせいだった。
煩悩に正直に蕩れていると、サクラさんが気付いたらしく、こちらに声をかける。
「あ、お帰りなさい! ごめんなさい、洗濯物してたから……」
俺はサクラさんがこちらに気付いたときに、然り気無くワンピースの裾を少し落とした瞬間の表情を決して見逃さなかった。
「いえいえ、自分の服までありがとうございます。それじゃあ、僕らはどうしましょうか」
「なら、先に藁を取って来るかの。ウシ飼いのやつらにも挨拶しよう」
「わかりました。それじゃあサクラさん、また行ってきます」
「はい。いってらっしゃい」
広場を抜け、今度はそのまま村の北へ向かった。
ヨアン村幕営地。
ギアード達はイナトと別れたあと、そのままアクアスと今後の方針について話し合っていた。
「じゃあ、当面のヨアン村周辺の警備と行方不明者捜索の巡回経路はこれで。昨日軽く話した通り、これからさらにイーシュとチャヌと連携して山を包囲するように警戒網を張る。チャヌの方には今朝出る前にエニムから伝令を出しておいたから、ここからもイーシュの方に誰か走らせてくれ」
「解りました。村長が言ってた炭焼き場の方への連絡もついでに行かせます」
「ああ。捜索についてはイーシュにも連絡しておいて。もしかしたら北側でも別のところに出るかもしれない」
「そうですね」
「とりあえず装備の関係上、一週間様子を見てもう一度判断しよう。……それまでに見つかればいいんだけど」
ギアードは机に両手をつき、地図を眺めるように顔を下ろす。
「やっぱり、今日だけでも探しに行った方が――」
「アクアス。さっきも言ったけど、不意打ちとはいえ大尉を倒す程の奴等だ。山の中に捜索に行くなら君や僕、他にも調査班の戦力を集中させなきゃならない。もしやられたら、残った部下はどうする? それで撤退が早まったら、村にまた被害が出るかもしれない」
アクアスの顔が少し曇る。
組織と部下の命を預かる立場としてギアードの判断は当然と言える。しかし優れた才能を持ち、類い稀な速度で出世してきたアクアスは現場での経験が浅かった。故に実戦で起こりうる事態に対して、騎士としての責務と自分の感情との葛藤に折り合いがつかないでいたのだ。
「それに、アクアスもよく知ってる通り大尉は強い人だ。そうそう簡単に死ぬような人じゃないよ」
「……解りました」
「じゃあ僕は戻るよ。チャヌとの連絡もあるし」
そう言ってギアードは天幕を出ると、昨夜と同じのようにまたエニムへ向けて馬を走らせた。
ヨアン村、北側の畜舎にて――。
(……なんじゃこの生き物)
数分前――。
自分達は挨拶がてらベッドに敷く用の藁を貰いに、村の北側にある畜舎にやって来た。
ヨアン村の北側はベイノック山の山裾が小さく張り出している所があり、普段はその一帯を利用し家畜の放牧を行っている。
故に牛飼いの家や畜舎もその近くにあり、先に自宅の方に行ったものの既に働きに出掛けた後だったので、畜舎の方に来たのであった。
畜舎に向かうとすぐ入り口のところに牛飼いのおじさん――アイオックさんがいた。力仕事の多さからか中年にしては非常に体格がよく、野良仕事で鍛え抜かれた肉体がカッコいい。中肉中背の自分の体型をからかわれたが意地悪な人では無さそうだ。
挨拶が終わると、牧場を案内してくれるというのでアイオックさんについて畜舎に入った。
自分にとっては幼い頃、祖父母が酪農をしていたこともあり、畜舎などはわりと身近なもので、少し懐かしさも感じる場所である。
実際、舎内に置かれている道具を見ても大きなシャベル(形状的には鋤だろうか)やフォークなど、多少形は違うものの現世の物とも大差ない光景であった。
アイオックさんが昨日生まれたばかりの子供を見せてくれると言う。そう言えば、昨日村長と出会ったときに仔牛の出産があったとか言ってたっけ。せっかくなので是非見せて貰うことにした。
――で、今に至る。
なんだこの生き物は。
全体のシルエットは乳牛。
体毛は茶褐色。そこまでは良い。
顔が体躯に見会った巨大なヤギなのだ。
頭には巨大な角が、左右対に大きく逆巻くように生えている。
現世ではウシとヤギは近縁種ではあるが、こんな生物は存在しない。
そうだ。ここは異世界。昨日山中ではあんなに未知の動物との遭遇を警戒してたのに……。
現世では自分は運の悪さに関して自他共に定評がある。その割には、この世界に来てから事件には巻き込まれてはいるものの、なんだかんだ実害無しに物事が良い方に(そもそも現世での死が最大の不幸なのだが)運んできた。だからつい、見知らぬ外国の田舎にホームステイしているみたいな感覚になってしまっていて、異世界の『未知』の部分、現世生まれの自分が想像しえない事態に対しての警戒が緩んでしまっていた。このままでは、いつか足元を救われ命取りになりかねない。
そう思った途端に、目の前にある自分の身長位の長さはあろうかという巨大な二本の角から目が離せなくなった。
それを見て、アイオックさんが自慢気に話しかけてくる。
「すげぇだろ。ここまで立派なのはそうそう出てこねぇぞ」
「え……えぇ、立派ですね。自分の国のやつは種類が違うのか、角があんなに大きいの自体見たことないです。……種類は何て言うんですか?」
「種類なんてあるのか。ウシヤギはどこも一緒かと思ってたぜ」
「西の国では角の形の違うのがおったのう」
「やっぱり気候や環境で変わってくるんですかねぇ」
とかなんとか適当に相槌を打ち、今の会話で得られた情報を整理する。
とりあえず、この動物は『ウシヤギ』という種類の動物でおそらくこの辺りでは広く一般に家畜として飼われているのだろう。
これからしばらくは、生活様式にかかる質問の仕方を考えないとな。
「へぇ。それよりも、うちの赤ん坊を撫でてやってくれねえか」
アイオックさんが小部屋の角の藁を分けると、赤ん坊のウシヤギがまだ人に馴れてないのかこちらを見ている。
「赤ちゃんに近づいても親は大丈夫なんですか」
「ああ、こいつも産まれたときからここにいるから、こういうもんだって解ってるよ。まぁ、余計なちょっかい出そうとしたりしたら、あの角でド突かれっちまうけどな」
わっはっは、と豪快に笑いながらおじさんが言った。
正直、笑い事ではない。
でも折角なんで頭を撫でてみた。角はまだ無く、柔らかい毛が気持ちいい。
「ムー!」とウシヤギの赤ちゃんも気持ち良さそうに鳴いている。大きさは既にヤギの成体近いが顔つきが幼く、頭を預けてくるのがかわいい。
すると、親の方がこちらを見て巨大な頭を近付けてくる。
一気に自分の中の緊張感が高まる。子供を守る親はすべからく恐ろしいものだ。いつでも身を守れるように身構えていると――。
長い舌で顔を舐められた。かなり情熱的に。
「ちょっ……待っ! のぺっ! ちょっ……!」
「はっはっはっ! 気に入られたみたいだな! 大切な仕事仲間だ。仲良くしてやってくれ」
「にゃっ……! たすっ! 」
アイオックさんと村長は呑気に笑っている。村長なんて笑いすぎて顔が真っ赤になっているようだ。
自分は藁にまみれながらなんとか這い出るように脱出してきた。顔中ヨダレでベトベトだ。しかも臭い。
おじさんが桶で水を用意してくれたのでそれで顔を洗った。
顔をぬぐい、全くエライ目にあったとため息をつく。
それを見ておじさんがまだ少しにやけて言った。
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