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魔導大会四日目
命を繋いだ少女たち
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(痛ェよ……何でおれがこんな目に遭わなくちゃいけないんだ)
絶え間なく与えられた衝撃でアルムの意識は遠のいていく。
左手に生成し続ける盾は彼の意思を介在しておらず、防衛本能で近い何かだった。
(痛いし、辛いし、もう疲れた……早く終わってくれ――――)
現実逃避に走ろうとするアルム。
しかし結晶の防御を越えてベレスの拳が顔面を捉えた。
「――――うおおおおおおおおおオオオオオオォォ‼」
強引に意識が引き戻された彼の怒りは頂点に達する。
怒号を上げ、自身の周囲に大規模の黒棘を展開。
ベレスはやっと反撃かと心を躍らせながら後退した。
自傷の可能性を考慮していたが吹っ切れた彼に危険性を顧みる事はない。
「はァ! はァ! はァ……!」
そして肘打ちと百発を超える殴打によりアルムの右目の機能を失う。
右腕欠損、内臓損傷、側頭部および顎骨の骨折、呼吸器系の火傷――――など。
常人では戦うことはおろか意識を保つことすら困難な状態であるにもかかわらず、彼の激情は憤怒となり鋭い眼光でベレスを睨みつける。
「煩ェな、どいつもこいつも……」
辛うじて観客たちの聞き取れた。
『降参しろ』『よく戦った』『頑張らなくていい』『手遅れになるぞ』
「外野がゴチャゴチャと出しゃばんじゃねェ!」
しかし今の彼の心にまでその言葉は届かない。
「そうだよなぁアルム。この戦いはどちらか死ぬまで終わらねェよなァ⁉」
出血多量により瞳に精力を感じられず虚ろに揺れる視線。
だが彼も高揚は殺人衝動となりギリギリのところで意識を保つ。
「死ぬ? そうだよ、死ねばいい。死にさえすれば、お前もこの雑音も全て綺麗になくなる」
なにを血迷ったか嬉々とした様子で長剣を生成し、自然な動きで自分の首元に近付ける。
「アルム選手、何をするつもりですか⁉」
「次はなにを魅せてくれるんだァ、アルムっ!」
「ちょっと様子が変じゃないか……?」「誰か止めさせろ!」「嘘でしょ……⁉」
正気を疑う審判、期待に胸を膨らませろベレス、奇行に怯える観客たち。
「レイゼン理事長、あれは……あれ?」
流石に看過できずに声を掛けるバリウス。
しかし先程まで座っていたレイゼンの姿は跡形もなかった。
「早まってはいけません!」
普段は大人の余裕を見せるレイゼンにかつてない緊張を走らせる。
しかしフィールドに足を運んでいなかった彼は入り口付近に転移するしかなかった。
目の前のクソ野郎共を殺すのに思考も痛みも感情も全て必要ない
ただ己の心臓を貫けば、首を掻っ切れば……全て片が付く
黒い刀身はアルムの首皮に触れ、細い赤線が浮かび上がった。
「恐れもいらない、躊躇もいらない。『俺を殺す』――――ただそれだけで……」
「お兄ちゃんをイジメるなァ! ワルモノオオオオォ‼」
直後、会場一帯に幼い少女の声が響き渡る。
「ッ……⁉ マイン……!」
「アルム! 今日を楽しい思い出にできるのっ⁉」
次の瞬間には大声で尋ねる少女の声が響き渡った。
『この大会が学園のみんなで力を合わせた楽しい思い出になってほしい』
「……ラビス!」
アルムの脳裏にいつかの言葉が蘇り、掴んでいた剣を地面に落とす。
(俺はかけがえのないこの場所すら壊そうとしたのか……!)
彼は糸が切れたように力が抜け、ポロポロと涙を零した。
「ごめん、ごめんね……みんなぁ……!」
沸き上がった憤怒の反動のように彼の戦意は急速に失われていった。
「よく分からないけど、なにも無くて良かったわ……」
「本当に肝を冷やしたよ」
ホッと胸を撫で下ろすレイナたち。
「たくさん泣いて、反省してっ! そしたら塗り替えるくらい楽しい思い出をたくさん作ろうね!」
ラビスも安堵の表情を浮かべるとともに罪悪感に蝕まれた彼を励ます。
「ありがとうっ、ラビス!」
彼女の優しさに絆され、アルムは曇りのない笑顔を浮かべた。
「おいっ! なに女と話してんだァ! 俺との殺し合いに集中しろ!」
張り詰めた緊張が解けただけでなく、自分の存在を無視された事に腹を立てる。
「……ベレス、お前は俺が戦った誰よりも強い。死を覚悟させられた程にな」
「俺だって死を覚悟している、いやお前なら殺されても良いと受け入れられた! だから続きを――――」
「だからもうお前と戦うことはできないっ!」
はっきりと言い切る彼にベレスは大きく口を開け、アルムは左腕を限界まで挙げた。
「降参しますっ! 自分の負けです!」
アルムは自ら敗北を宣言する。
『…………三連覇を成し遂げた王者ベレスと全種目上位入賞を成し遂げた最強の挑戦者アルムの長きに渡る闘争の末、第三回戦第四試合を制したのは――――ベレス=ダーヴィネータ選手っ! 王者としての意地を見せ付けたあああァァ‼』
普段の調子で勝者を宣言するサイベル。
しかし誰一人として歓喜の声を上げようとはしない。
「……っざけんなよ」
その原因は一人の対戦者に他ならなかった。
「ざっけんなよォ、アルムっ!」
手中抹消を両手に駆け出すベレスに微動だにせず彼の登場を待った。
「聞こえなかったんですか? 貴方の勝ちで試合は終わりです」
「失せろっ! お前に用はない!」
彼らの間に入り諭そうとするレイゼンだが彼の勢いが衰える事はない。
「仕方ない――――【空間転移】」
流れるような身のこなしでベレスの懐に入り込むと彼の脇腹に手を添える。
直後、浮遊感とともに目の前の景色がガラリと変わりベレスは地面に強打。
予期せぬ攻撃に受け身すら間に合わず仰向けで横たわった。
「がッ……⁉」
「普段の貴方ならこの程度の魔法を食らうことも無いでしょう」
レイゼンは見下ろし、白い長髪がさらりと垂れ落ちる。
「考えなしに暴れれば手に入れた勝利も水の泡。最悪、来年の魔導大会の出場資格すら失うことになりかねません。そうなれば彼と戦うことも出来なくなるでしょう」
「……⁉」
「そのやり切れない気持ちは次の戦いまで取って置きなさい」
鋭く見据える金眼にベレスの怒りも収まり始め、彼は一気に立ち上がった。
「あんたの口車に乗らされるのは不服だが今日だけは乗せられてやるよ」
ベレスは彼の背後のアルムに視線を向けた。
「アルム、戦いから身を引いたお前を許さん。だから来年の魔導大会はさらに強くなって戻って来い、そうじゃねえと承知しねェからな」
「……分かった、死を覚悟する必要もない圧倒的な試合を楽しみにしていろ」
「はっ! その言葉、忘れんじゃねェ、ぞ……」
言葉を交わし終えた彼はふらつき始め、意識が途切れたように再び倒れる。
「ベレス選手ッ! 早く救護班を呼んで来い!」
出血多量、内臓損傷、腹部二箇所に裂傷、左半身に火傷、右太腿に貫通穴など。
アルムに負けず劣らずの深刻な損傷を負っていた。
「あと少し粘っていればアルムが勝っていたんじゃねぇか?」
「なに馬鹿なこと言ってんだ、あれは戦いの糸が切れたから気を失ったんだよ!」
「まあ死人が出なくて良かったじゃないか!」
歓喜のタイミングを逃した代わりに会場中から拍手の嵐が巻き起こる。
「一時はどうなるのかと思いましたがとても素晴らしい戦いでした」
膝を屈し、アルムと同じ目線で称えるレイゼン。
「ははっ、こんな戦いは一年に一回ぐらいで十分だけどな……」
アルムは苦笑しながらも彼らの拍手喝采を快く受け取った。
(こんな結果を得られたのはあのとき、彼女たちの言葉で踏ん張れたお陰だ)
「でもこれで俺の魔導大会も……終わりだなぁ……」
戦いの糸が切れたのは彼も例外ではなく思考が途切れ、体の力が抜けていく。
「こっちにも担架を持ってこいっ!」
「大丈夫ですか⁉ ――――――――」
視界が暗くなり、アルムの意識も闇の中にふっと消えた。
絶え間なく与えられた衝撃でアルムの意識は遠のいていく。
左手に生成し続ける盾は彼の意思を介在しておらず、防衛本能で近い何かだった。
(痛いし、辛いし、もう疲れた……早く終わってくれ――――)
現実逃避に走ろうとするアルム。
しかし結晶の防御を越えてベレスの拳が顔面を捉えた。
「――――うおおおおおおおおおオオオオオオォォ‼」
強引に意識が引き戻された彼の怒りは頂点に達する。
怒号を上げ、自身の周囲に大規模の黒棘を展開。
ベレスはやっと反撃かと心を躍らせながら後退した。
自傷の可能性を考慮していたが吹っ切れた彼に危険性を顧みる事はない。
「はァ! はァ! はァ……!」
そして肘打ちと百発を超える殴打によりアルムの右目の機能を失う。
右腕欠損、内臓損傷、側頭部および顎骨の骨折、呼吸器系の火傷――――など。
常人では戦うことはおろか意識を保つことすら困難な状態であるにもかかわらず、彼の激情は憤怒となり鋭い眼光でベレスを睨みつける。
「煩ェな、どいつもこいつも……」
辛うじて観客たちの聞き取れた。
『降参しろ』『よく戦った』『頑張らなくていい』『手遅れになるぞ』
「外野がゴチャゴチャと出しゃばんじゃねェ!」
しかし今の彼の心にまでその言葉は届かない。
「そうだよなぁアルム。この戦いはどちらか死ぬまで終わらねェよなァ⁉」
出血多量により瞳に精力を感じられず虚ろに揺れる視線。
だが彼も高揚は殺人衝動となりギリギリのところで意識を保つ。
「死ぬ? そうだよ、死ねばいい。死にさえすれば、お前もこの雑音も全て綺麗になくなる」
なにを血迷ったか嬉々とした様子で長剣を生成し、自然な動きで自分の首元に近付ける。
「アルム選手、何をするつもりですか⁉」
「次はなにを魅せてくれるんだァ、アルムっ!」
「ちょっと様子が変じゃないか……?」「誰か止めさせろ!」「嘘でしょ……⁉」
正気を疑う審判、期待に胸を膨らませろベレス、奇行に怯える観客たち。
「レイゼン理事長、あれは……あれ?」
流石に看過できずに声を掛けるバリウス。
しかし先程まで座っていたレイゼンの姿は跡形もなかった。
「早まってはいけません!」
普段は大人の余裕を見せるレイゼンにかつてない緊張を走らせる。
しかしフィールドに足を運んでいなかった彼は入り口付近に転移するしかなかった。
目の前のクソ野郎共を殺すのに思考も痛みも感情も全て必要ない
ただ己の心臓を貫けば、首を掻っ切れば……全て片が付く
黒い刀身はアルムの首皮に触れ、細い赤線が浮かび上がった。
「恐れもいらない、躊躇もいらない。『俺を殺す』――――ただそれだけで……」
「お兄ちゃんをイジメるなァ! ワルモノオオオオォ‼」
直後、会場一帯に幼い少女の声が響き渡る。
「ッ……⁉ マイン……!」
「アルム! 今日を楽しい思い出にできるのっ⁉」
次の瞬間には大声で尋ねる少女の声が響き渡った。
『この大会が学園のみんなで力を合わせた楽しい思い出になってほしい』
「……ラビス!」
アルムの脳裏にいつかの言葉が蘇り、掴んでいた剣を地面に落とす。
(俺はかけがえのないこの場所すら壊そうとしたのか……!)
彼は糸が切れたように力が抜け、ポロポロと涙を零した。
「ごめん、ごめんね……みんなぁ……!」
沸き上がった憤怒の反動のように彼の戦意は急速に失われていった。
「よく分からないけど、なにも無くて良かったわ……」
「本当に肝を冷やしたよ」
ホッと胸を撫で下ろすレイナたち。
「たくさん泣いて、反省してっ! そしたら塗り替えるくらい楽しい思い出をたくさん作ろうね!」
ラビスも安堵の表情を浮かべるとともに罪悪感に蝕まれた彼を励ます。
「ありがとうっ、ラビス!」
彼女の優しさに絆され、アルムは曇りのない笑顔を浮かべた。
「おいっ! なに女と話してんだァ! 俺との殺し合いに集中しろ!」
張り詰めた緊張が解けただけでなく、自分の存在を無視された事に腹を立てる。
「……ベレス、お前は俺が戦った誰よりも強い。死を覚悟させられた程にな」
「俺だって死を覚悟している、いやお前なら殺されても良いと受け入れられた! だから続きを――――」
「だからもうお前と戦うことはできないっ!」
はっきりと言い切る彼にベレスは大きく口を開け、アルムは左腕を限界まで挙げた。
「降参しますっ! 自分の負けです!」
アルムは自ら敗北を宣言する。
『…………三連覇を成し遂げた王者ベレスと全種目上位入賞を成し遂げた最強の挑戦者アルムの長きに渡る闘争の末、第三回戦第四試合を制したのは――――ベレス=ダーヴィネータ選手っ! 王者としての意地を見せ付けたあああァァ‼』
普段の調子で勝者を宣言するサイベル。
しかし誰一人として歓喜の声を上げようとはしない。
「……っざけんなよ」
その原因は一人の対戦者に他ならなかった。
「ざっけんなよォ、アルムっ!」
手中抹消を両手に駆け出すベレスに微動だにせず彼の登場を待った。
「聞こえなかったんですか? 貴方の勝ちで試合は終わりです」
「失せろっ! お前に用はない!」
彼らの間に入り諭そうとするレイゼンだが彼の勢いが衰える事はない。
「仕方ない――――【空間転移】」
流れるような身のこなしでベレスの懐に入り込むと彼の脇腹に手を添える。
直後、浮遊感とともに目の前の景色がガラリと変わりベレスは地面に強打。
予期せぬ攻撃に受け身すら間に合わず仰向けで横たわった。
「がッ……⁉」
「普段の貴方ならこの程度の魔法を食らうことも無いでしょう」
レイゼンは見下ろし、白い長髪がさらりと垂れ落ちる。
「考えなしに暴れれば手に入れた勝利も水の泡。最悪、来年の魔導大会の出場資格すら失うことになりかねません。そうなれば彼と戦うことも出来なくなるでしょう」
「……⁉」
「そのやり切れない気持ちは次の戦いまで取って置きなさい」
鋭く見据える金眼にベレスの怒りも収まり始め、彼は一気に立ち上がった。
「あんたの口車に乗らされるのは不服だが今日だけは乗せられてやるよ」
ベレスは彼の背後のアルムに視線を向けた。
「アルム、戦いから身を引いたお前を許さん。だから来年の魔導大会はさらに強くなって戻って来い、そうじゃねえと承知しねェからな」
「……分かった、死を覚悟する必要もない圧倒的な試合を楽しみにしていろ」
「はっ! その言葉、忘れんじゃねェ、ぞ……」
言葉を交わし終えた彼はふらつき始め、意識が途切れたように再び倒れる。
「ベレス選手ッ! 早く救護班を呼んで来い!」
出血多量、内臓損傷、腹部二箇所に裂傷、左半身に火傷、右太腿に貫通穴など。
アルムに負けず劣らずの深刻な損傷を負っていた。
「あと少し粘っていればアルムが勝っていたんじゃねぇか?」
「なに馬鹿なこと言ってんだ、あれは戦いの糸が切れたから気を失ったんだよ!」
「まあ死人が出なくて良かったじゃないか!」
歓喜のタイミングを逃した代わりに会場中から拍手の嵐が巻き起こる。
「一時はどうなるのかと思いましたがとても素晴らしい戦いでした」
膝を屈し、アルムと同じ目線で称えるレイゼン。
「ははっ、こんな戦いは一年に一回ぐらいで十分だけどな……」
アルムは苦笑しながらも彼らの拍手喝采を快く受け取った。
(こんな結果を得られたのはあのとき、彼女たちの言葉で踏ん張れたお陰だ)
「でもこれで俺の魔導大会も……終わりだなぁ……」
戦いの糸が切れたのは彼も例外ではなく思考が途切れ、体の力が抜けていく。
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