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第一章 目覚めた記憶
第75話 逆ハーレムルート!
しおりを挟むフフフッ、片方だけ選ばなくってもいいんだ。
もっと言えば二人に絞る必要とかもないから。
だって逆ハーレムOKなんだよ!? 主要攻略対象五人全員選んでもいいってことでしょっ。
まあ、さすがにこのルートは難しすぎて、クリアしたことなかったんだけど。
条件、厳しいんだもん。うんと頑張って、ヒロイン自身の努力で学力や魔力、各種能力値やパーソナルレベルをカンストまで総上げして『光の乙女』っていうのにならないといけないから、相当大変なんだ……。
その上、試練として妖精王の出す課題をクリアしないといけない。妖精王って一人だけじゃないしね……火・水・風・土・光・闇の六属性に一人ずついるから課題も六人分っていう……もう、ね。お察しくださいって感じ? でも、クリアして祝福をもらわないとなれないから……。
この『光の乙女』ってポジションがこの世界にとっては重要で、絶対に失えない人類の至宝みたいな人なの。
だから、彼女を守るために複数の守護騎士が必要で、そこで逆ハーが形成可能になるって設定です。
タイプの違うイケメンを侍らせてみたい、情熱的に愛されてみたいっ、それも総愛されでイケメン達がヒロインのために争ったり、協力して守ってくれたりするっていう、女の子の夢を叶えてくれるルートです!
折角、乙女ゲームの世界に転生したんだし、やっぱり再挑戦してみたいなぁ。
もし主要攻略対象の五人がダメだったとしても、ワンコキャラとか弟キャラ、癒しキャラとかお助けキャラとかイケメン揃いのおいしい脇役キャもいるし。
それにモブでさえ、キラキラしているのはさっき見たからね!?
ここは芸能クラスかってくらい。もう、みんな素敵過ぎて目移りしちゃいそうだよ!
大好きな乙女ゲームの誰からも愛されるヒロインキャラに生まれ変わったわけだし、この立場を目一杯利用して楽しまなきゃ。
単独攻略も捨てがたいけど、やっぱり色々と美味しい思いが出来る同時攻略、逆ハールートを目指すのがいいよね、うん!
目指す方向性が固まったところで残りの二人、ハロルド様とロイド様。
学年が違うから、偶然にヒロインと出会うことになるんだけど、出会いイベントの回数も少なめだから失敗は許されない。
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