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第33話 何故か国王陛下から呼び出されました。
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「旦那様、王宮より書簡が届いております」
執事のロイクが書簡を手に御影の元にやって来た。
『明日、午前九時王宮へと来られたし』
書簡にはそれだけが書かれていた。
「午前九時って早すぎないか。せっかく明日は休みなのに」
このところ、魔道具の製作などに明け暮れていたため、ろくに寝ていなかったのである。
しかも、明日は御影の誕生日である。
こっちの世界にも誕生日をお祝いするという文化があるということは知っているが、御影は誕生日を誰にも教えていないはずである。
「仕方ないな。行くかぁ」
御影が一気に不機嫌な顔になったのに対して、ロイクはニコニコしている。
「旦那様もこのところ、お疲れでしょうから今日は早めにお休みになられてはいかかがですか?」
「そうだな。そうするよ」
御影は晩御飯を食べ終わると早々に眠りについた。
翌朝、御影はクラリスたちより早く起き、朝食を食べていた。
「おはようございます。御影さん。今日はお早いですね」
クラリスと杏、メレーヌが起きてきた。
「ああ、今日は国王陛下からお呼び出しを受けたからね」
御影はいつにもまして機嫌が悪かった。
「じゃあ、行ってくる。お昼くらいには帰れると思うから」
御影はいつものスーツに身を包み、王宮までの道を歩いていた。
「ここで、杏と出会ったんだよな。もう、三ヶ月も前か。ずいぶん懐かしく感じるな」
そんなことをぼんやり考えながら歩いていると王宮が見えてきた。
いつも通り、顔パスで中に入ると、メイドさんにより、応接間に通される。
しばらく待つと陛下が入って来た。
「今回は何のご用ですか?」
「まあまあ、そんなあからさまに不機嫌な顔をするでないよ」
「今、何時だと思ってるんですか。呼び出すならもう少し遅い時間にしてくださいよ」
「いやぁ、すまんな。ワシがこの時間しか空いてなくてな。最近どうだね? メイドカフェの方は?」
「お陰さまで繁栄してますけど」
「おお、それは良かった。ワシももう一度くらい行きたいぉ。また貸しきりにしてはくれんかね?」
「ええ、まあそれはいいですけど、まさか、そんなことを言うためにわざわざ呼び出したんじゃないですよね?」
「じゃあ、本題に入ろうか」
陛下が真剣な顔になった。
実は、ロイクさんに言われなくても御影を近々、呼び出すつもりだったらしい。
「また、秘密結社レギロンが動き出した。まだ目的は不明だが、このまま放っておくわけにもいかない。制圧部隊を出すのだが協力してはくれんか?」
秘密結社レギロンは、高度な暗殺部隊や魔術師連中をかき集めた反社会的組織である。
過去には国王の暗殺までを企てた危険な組織である。
「お断りします。うちに店に危害を加えるようなら話は別ですが、何もないなら、僕の出る幕ではありませんから」
「そうか、分かった。気が変わったら教えてくれ」
国王陛下はあっさりと引き下がった。
何だか逆に気持ちが悪い。
王宮を出るともう、お昼を回っていた。
「たっく、話が長いんだよな王様は」
愚痴をこぼしていると、御影の指輪が光った。
『旦那様、メイドカフェの方で何やらトラブルがあったようです』
うちの家令のロイクにも通信魔道具を渡していた。
仕事の邪魔にならないよう、ブレスレットの形にしたのだが。
「分かった。すぐ行く」
御影は通信を切り、メイドカフェへと走った。
執事のロイクが書簡を手に御影の元にやって来た。
『明日、午前九時王宮へと来られたし』
書簡にはそれだけが書かれていた。
「午前九時って早すぎないか。せっかく明日は休みなのに」
このところ、魔道具の製作などに明け暮れていたため、ろくに寝ていなかったのである。
しかも、明日は御影の誕生日である。
こっちの世界にも誕生日をお祝いするという文化があるということは知っているが、御影は誕生日を誰にも教えていないはずである。
「仕方ないな。行くかぁ」
御影が一気に不機嫌な顔になったのに対して、ロイクはニコニコしている。
「旦那様もこのところ、お疲れでしょうから今日は早めにお休みになられてはいかかがですか?」
「そうだな。そうするよ」
御影は晩御飯を食べ終わると早々に眠りについた。
翌朝、御影はクラリスたちより早く起き、朝食を食べていた。
「おはようございます。御影さん。今日はお早いですね」
クラリスと杏、メレーヌが起きてきた。
「ああ、今日は国王陛下からお呼び出しを受けたからね」
御影はいつにもまして機嫌が悪かった。
「じゃあ、行ってくる。お昼くらいには帰れると思うから」
御影はいつものスーツに身を包み、王宮までの道を歩いていた。
「ここで、杏と出会ったんだよな。もう、三ヶ月も前か。ずいぶん懐かしく感じるな」
そんなことをぼんやり考えながら歩いていると王宮が見えてきた。
いつも通り、顔パスで中に入ると、メイドさんにより、応接間に通される。
しばらく待つと陛下が入って来た。
「今回は何のご用ですか?」
「まあまあ、そんなあからさまに不機嫌な顔をするでないよ」
「今、何時だと思ってるんですか。呼び出すならもう少し遅い時間にしてくださいよ」
「いやぁ、すまんな。ワシがこの時間しか空いてなくてな。最近どうだね? メイドカフェの方は?」
「お陰さまで繁栄してますけど」
「おお、それは良かった。ワシももう一度くらい行きたいぉ。また貸しきりにしてはくれんかね?」
「ええ、まあそれはいいですけど、まさか、そんなことを言うためにわざわざ呼び出したんじゃないですよね?」
「じゃあ、本題に入ろうか」
陛下が真剣な顔になった。
実は、ロイクさんに言われなくても御影を近々、呼び出すつもりだったらしい。
「また、秘密結社レギロンが動き出した。まだ目的は不明だが、このまま放っておくわけにもいかない。制圧部隊を出すのだが協力してはくれんか?」
秘密結社レギロンは、高度な暗殺部隊や魔術師連中をかき集めた反社会的組織である。
過去には国王の暗殺までを企てた危険な組織である。
「お断りします。うちに店に危害を加えるようなら話は別ですが、何もないなら、僕の出る幕ではありませんから」
「そうか、分かった。気が変わったら教えてくれ」
国王陛下はあっさりと引き下がった。
何だか逆に気持ちが悪い。
王宮を出るともう、お昼を回っていた。
「たっく、話が長いんだよな王様は」
愚痴をこぼしていると、御影の指輪が光った。
『旦那様、メイドカフェの方で何やらトラブルがあったようです』
うちの家令のロイクにも通信魔道具を渡していた。
仕事の邪魔にならないよう、ブレスレットの形にしたのだが。
「分かった。すぐ行く」
御影は通信を切り、メイドカフェへと走った。
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