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第1章
第24話 ドラグス王都へ
王宮から帰ると、ラースは地図でドラグス王都の場所を確認する。
「クレインさん、どのルート行くのがいいと思いますか?」
「そうですね。一番早いのはこのルートですけど、魔物や盗賊の危険が多いので、多少回り道には貼りますが、このルートで行くのはどうでしょう?」
クレインは地図を指差してルートを示してくれる。
「じゃあ、そのルートで行きましょう。ごめんなさいね、クレインさんにまで付き合ってもらっちゃって」
「いいんですよ。ラースさんをお守りするのは私の仕事って言いましたよね」
「ありがとうございます」
出発は明後日ということになっている。
ララの力を借りたら、ここから多く見積もって2日といった所だろうか。
ローラン王都とドラグス王都は、比較的近い位置関係にある。
「ラースさんは龍の治療はしたことあるんですか?」
「直接的には、ありません。でも、お祖父様が治療しているのを一度手伝ったことはあります」
龍の治療なんてものは、そう滅多にあるものではない。
並の獣医なら投げ出してしまうほどの案件である。
現に、ドラグス王国内では龍の治療ができる獣医師は見つからなかったということだろう。
「ラース、国王陛下から書簡が届いていたぞ」
父がラース宛の書簡を手にやって来た。
「ありがとうございます」
その封筒の中を確認すると、オーランドにラースが不在の間、派遣してくれる医師の詳細が書かれていた。
経歴的にみても問題無いようだったので、ラースは了承の手紙を書いた。
この短時間で派遣獣医師を見つけるとは、流石は国王陛下である。
「ラース、ドラグスに行くんだって?」
「ええ、龍の治療を陛下から頼まれました」
「そうか、あそこは観光地としても有名だからな。ついでに観光でもしてくるといいさ」
「わかりました」
ドラグス王国は龍と盟約を結んだ国として有名だ。
その珍しさもあり、世界中から観光客がやって来ているのだという。
「では、私は龍について調べるので、書斎にいますね」
「じゃあ、私は剣の稽古でもしていようかと」
「お、じゃあ、クレイン君、私と手合わせ願うよ」
ラースの父は自他共に認める剣術バカだ。
その腕は王宮騎士にも匹敵すると言われている。
「ナイゲール伯爵にお手合せしていただけるなんて、光栄です」
「道場はこっちだ。ついて来てくれ」
あまりの剣術好きにより、父は屋敷に道場まで作ってしまったのだ。
「あの二人、似てますね」
父のあんなに嬉しそうな顔を見たのは久しぶりだ。
息子ができたら剣術をやらせたいと、3億回は聞いた気がする。
息子ができたみたいで、嬉しいのだろう。
「さて、私もやりますか」
ラースは蔵書の中から、龍についての記載があるものと祖父が残した治療日記を読み漁った。
「クレインさん、どのルート行くのがいいと思いますか?」
「そうですね。一番早いのはこのルートですけど、魔物や盗賊の危険が多いので、多少回り道には貼りますが、このルートで行くのはどうでしょう?」
クレインは地図を指差してルートを示してくれる。
「じゃあ、そのルートで行きましょう。ごめんなさいね、クレインさんにまで付き合ってもらっちゃって」
「いいんですよ。ラースさんをお守りするのは私の仕事って言いましたよね」
「ありがとうございます」
出発は明後日ということになっている。
ララの力を借りたら、ここから多く見積もって2日といった所だろうか。
ローラン王都とドラグス王都は、比較的近い位置関係にある。
「ラースさんは龍の治療はしたことあるんですか?」
「直接的には、ありません。でも、お祖父様が治療しているのを一度手伝ったことはあります」
龍の治療なんてものは、そう滅多にあるものではない。
並の獣医なら投げ出してしまうほどの案件である。
現に、ドラグス王国内では龍の治療ができる獣医師は見つからなかったということだろう。
「ラース、国王陛下から書簡が届いていたぞ」
父がラース宛の書簡を手にやって来た。
「ありがとうございます」
その封筒の中を確認すると、オーランドにラースが不在の間、派遣してくれる医師の詳細が書かれていた。
経歴的にみても問題無いようだったので、ラースは了承の手紙を書いた。
この短時間で派遣獣医師を見つけるとは、流石は国王陛下である。
「ラース、ドラグスに行くんだって?」
「ええ、龍の治療を陛下から頼まれました」
「そうか、あそこは観光地としても有名だからな。ついでに観光でもしてくるといいさ」
「わかりました」
ドラグス王国は龍と盟約を結んだ国として有名だ。
その珍しさもあり、世界中から観光客がやって来ているのだという。
「では、私は龍について調べるので、書斎にいますね」
「じゃあ、私は剣の稽古でもしていようかと」
「お、じゃあ、クレイン君、私と手合わせ願うよ」
ラースの父は自他共に認める剣術バカだ。
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「ナイゲール伯爵にお手合せしていただけるなんて、光栄です」
「道場はこっちだ。ついて来てくれ」
あまりの剣術好きにより、父は屋敷に道場まで作ってしまったのだ。
「あの二人、似てますね」
父のあんなに嬉しそうな顔を見たのは久しぶりだ。
息子ができたら剣術をやらせたいと、3億回は聞いた気がする。
息子ができたみたいで、嬉しいのだろう。
「さて、私もやりますか」
ラースは蔵書の中から、龍についての記載があるものと祖父が残した治療日記を読み漁った。
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