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第3章
第9話 女神の加護
「女神様の加護を受けてくださいますか?」
「それで、もっと沢山の命が救えるのなら受けます」
女神の加護を受けた者は治癒魔法の効果が高まると言われている。
それなら、女神の加護を受けてもっと多くの命を助けたい。
医者として、助けられるはずの命が助けらっれなかった時が一番辛い。
でも、そんな悔しさをバネに命を救うために奔走するのだと思う。
「ありがとうございます。ラース様ならそうおっしゃって頂けると思っておりました。では、早速行いましょう」
ラースは聖女アナスタシアと聖堂へと向かう。
そこで、女神の加護を授けてくれるのだという。
「こちらに、お立ちください」
「分かりました」
聖女に促され、ラースは女神像の前に立つ。
「では、参ります」
聖女がラースに手をかざす。
「聖女、アナスタシアの名を持って汝、ラース・ナイゲールに女神の加護を」
詠唱を終えると、ラースの体が白い光に包まれる。
なんとも言えない心地よい光だ。
「まさか、こんな適合率なんて……」
聖女アナスタシアが驚きの表情を浮かべていた。
そして、数分経って光は収まった。
「あなたに、女神様の加護が与えられました。こんなに適合した人を見たのは私も初めてです」
「え、そうなんですか?」
「はい、よほど女神様に認められたのだと思います」
ともあれ、ラースは無事に女神の加護を授かったのだ。
「ラース様は治癒魔法というより、変わった魔法を使われると聞きました」
「あ、医療魔法の事ですかね?」
医療魔法は珍しい魔法である。
使える者はベルベット亡き今、もうラースしかいないだろう。
「はい、きっとそれが関係しているのだと思います。これからも、その力を使って沢山の命をお救いください」
「頑張ります。ありがとうございます」
女神の加護を授かった事によって、ラースの医療魔法の効果が強化されているらしい。
そうして、ラースは教会を後にした。
「まさか、ラースさんが女神様の加護を授かってしまうなんて思いませんでしたよ」
クレインが隣を歩きながら言った。
「私もですよ。まさか女神様に認められるなんて」
「でも、それだけ誰かを助けたいって思いが強いって事ですもんね。私も見習わなくてはなりません」
「クレインさんも立派だと思いますけどね」
「いえいえ、ラースさんの隣を歩く男に相応しい人間になるために、まだまだ精進しなくては」
もう、十分なっているとは思いますけどね。
ラースはその言葉を飲み込んだ。
「これから、どうします?」
「一度、実家に帰ってから、オーランドに戻ろうかと」
「そうですね。そうしましょうか」
クレインと共に実家へと戻るのであった。
「それで、もっと沢山の命が救えるのなら受けます」
女神の加護を受けた者は治癒魔法の効果が高まると言われている。
それなら、女神の加護を受けてもっと多くの命を助けたい。
医者として、助けられるはずの命が助けらっれなかった時が一番辛い。
でも、そんな悔しさをバネに命を救うために奔走するのだと思う。
「ありがとうございます。ラース様ならそうおっしゃって頂けると思っておりました。では、早速行いましょう」
ラースは聖女アナスタシアと聖堂へと向かう。
そこで、女神の加護を授けてくれるのだという。
「こちらに、お立ちください」
「分かりました」
聖女に促され、ラースは女神像の前に立つ。
「では、参ります」
聖女がラースに手をかざす。
「聖女、アナスタシアの名を持って汝、ラース・ナイゲールに女神の加護を」
詠唱を終えると、ラースの体が白い光に包まれる。
なんとも言えない心地よい光だ。
「まさか、こんな適合率なんて……」
聖女アナスタシアが驚きの表情を浮かべていた。
そして、数分経って光は収まった。
「あなたに、女神様の加護が与えられました。こんなに適合した人を見たのは私も初めてです」
「え、そうなんですか?」
「はい、よほど女神様に認められたのだと思います」
ともあれ、ラースは無事に女神の加護を授かったのだ。
「ラース様は治癒魔法というより、変わった魔法を使われると聞きました」
「あ、医療魔法の事ですかね?」
医療魔法は珍しい魔法である。
使える者はベルベット亡き今、もうラースしかいないだろう。
「はい、きっとそれが関係しているのだと思います。これからも、その力を使って沢山の命をお救いください」
「頑張ります。ありがとうございます」
女神の加護を授かった事によって、ラースの医療魔法の効果が強化されているらしい。
そうして、ラースは教会を後にした。
「まさか、ラースさんが女神様の加護を授かってしまうなんて思いませんでしたよ」
クレインが隣を歩きながら言った。
「私もですよ。まさか女神様に認められるなんて」
「でも、それだけ誰かを助けたいって思いが強いって事ですもんね。私も見習わなくてはなりません」
「クレインさんも立派だと思いますけどね」
「いえいえ、ラースさんの隣を歩く男に相応しい人間になるために、まだまだ精進しなくては」
もう、十分なっているとは思いますけどね。
ラースはその言葉を飲み込んだ。
「これから、どうします?」
「一度、実家に帰ってから、オーランドに戻ろうかと」
「そうですね。そうしましょうか」
クレインと共に実家へと戻るのであった。
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