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一章
#2ー5:観測される側へ
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#2ー5:観測される側へ
✦✦✦《ノイズという名の覚醒》✦✦✦
短い模擬イベントが終わった直後、Kの前にランキング一覧のスクリーンが現れた。
そこには、先ほどまでKが接したNPC魔王たちの名前と、
「戦闘力」「信頼度」「影響力」などのスコアが整然と表示されている。
セリアがぽつりと呟くように言った。
「“この世界は数字でできてる”って、そう聞こえるでしょ。でも……それ、本当に正しいと思う?」
Kはスクリーンに視線を向けた。
ある魔王の信用スコアが「74.6」と表示されている。
彼に視線を集中した、その瞬間――。
ピクリと数値が“わずかに”揺れた。
74.6 → 74.3 → ……74.6
今……動いた?
誰も反応しない。セリアも見ていない。
Kは、目を凝らした。まるで、“自分の存在がデータに体温を与えている”かのように。
目を細めた瞬間――。
74.6 → ……たぶん、見間違いじゃなければ“?”って、一瞬だけ出たような……気がした。
……やっぱり、俺が……触ってるから?
指先がスコアに接した“とたん”、一部の魔王のランクが一瞬だけ白く光り、ノイズのように乱れる。
その後、すぐ元に戻る。
セリアの声が、やや低くなる。
「……ふふ、気づいちゃった? ……でも、たぶん“あなただけ”ってわけじゃないのよ。今は、ね」
Kは、目を細めた。
……なんだろうな。数字のほうが、こっちを覗いてるような……そんな感じ。
「これは……“俺の干渉”なのか?」
セリアは答えない。ただ、ほんの少しだけ口元を歪めた。
「あなたの“影”が、ようやく目を覚まし始めたのかもしれないわね」
そして、ランキング画面の上部に再び浮かぶKの名前――。
《未上場》《評価……できません》《ノイズ感知中/様子見?》
ノイズ――それは評価基準に混ざった“異物”という意味だ。
Kの存在が、この世界の“前提”にヒビを入れ始めているのかもしれない。
Kの名前だけ、ほのかに揺れていた。
✦✦✦《価格の神、崩れる》✦✦✦
ランキング上位に表示された魔王のひとり――。
《魔王グラド=ザイル》:戦闘力S、支配力S、信用スコア92.1
荘厳な鎧に身を包み、無数の魔物を従える圧倒的存在。
画面上でもホール内でも、取引の注目を一身に集めていた。
「グラド! ……やっぱ無敵だわ!」「間違いねえ、ガチの王」「もう一生グラドだけでいい」
市場の取引員たちが狂喜乱舞していた、そのとき。
スクリーンの右下に、小さな“速報”が点滅した。
《情報流出の噂?/契約ミス? ※真偽不明》
一瞬の静寂。
次の瞬間、暴落が始まった。
「売れ、今のうちだ!」「こいつ、終わったな……!」「ランキングから消えるぞ!」
取引ホールが爆発するように騒然とした。
グラド=ザイルのスコアが、みるみるうちに下がっていく。
92.1 → 78.4 → 61.0 → ……39.5
その中心にいたグラド本人が、目を見開いた。
「……昨日、俺……褒められてたよな? 何だったんだ、あれ……」
彼の鎧が崩れ、従者が消え、最後にはその姿そのものがホログラムのように揺れ――。
ランキング一覧から、名前ごと“削除”された。
ホール全体が、何もなかったように次の注目魔王の名を掲げ直す。
だがそのとき、誰かがぽつりと呟いた。
「……まあ、ゼグラント様がいる限り、市場の秩序は揺るがねえよ」
その名前に、周囲のざわめきが一瞬だけ引き締まった。
魔王市場の“絶対王”――いまだ一度も暴落したことのない、ただひとりの存在。
その圧倒的な安定性ゆえ、信仰に近い安心感すら市場に根付いている。
名前だけが、鉄壁のように市場を支配していた。
セリアの目が一瞬だけゼグラントの名に向いた。
「あの人だけは、いつも“完璧”に作られてるから。……壊れる余地すらないの。まるで“制度そのもの”みたいにね」
「壊れないって……それ、本当に“完成”か? ただの……閉じ込めじゃないのか」
Kは表情を変えずにつぶやいた。
《次の注目:魔王グルン=ベルテ/信用スコア89.4(急上昇)》
《取引予想レンジ:87~93》
Kは、その光景を見ていた。
冷静さを保とうとしていた心に、明確な“恐怖”が入り込む。
「評価、ね……。笑えるよな、これ」
Kは、吐き捨てるように言った。
「昨日まで“王”だったやつが、一行の速報でゴミ扱いかよ……。ふざけてる」
セリアの声が横から返る。
「この世界では、“信じられている間だけ”が、価値なのよ」
Kは、静かに拳を握る。
……こんな、シャボン玉みたいなやつ、俺には似合わねぇんだよ。
そのとき、スクリーン上のデータにまた“かすかな乱れ”が走った。
ほんの一瞬。Kの視線が触れただけで――。
✦✦✦《制度への宣戦布告》✦✦✦
市場の熱狂が背後でまだ続く中、Kは歩を止めた。
見てるだけだったはずの俺が、いつの間にか“この世界の一部”になってる。
……その事実が、喉の奥にじわっと苦い。
セリアが、背中越しに問いかける。
「……どうだった? “魔王市場”は」
Kは一度だけ目を閉じ、深く息を吐いた。
「……見せ方で決まるって……クソだな。中身なんか、誰も見やしねぇ。もう、とっくに」
「そう。つまり、“誰かの評価”に乗らなければ、あなたも消える運命よ」
「……もう、見せられるのも、見せるのも……飽きた」
「……正しさ、ね。……誰が決めたんだよ、それ。決めたやつ、もういないんじゃねえの……」
Kの声には、確かな芯が宿っていた。
セリアはゆっくりと振り返る。彼女の目には、少しだけ鋭い光が差す。
「……それ、つまり……喧嘩売ってるのよね。……制度? っていうか、全部よ。最初から最後まで、ぜんぶ」
セリアの声が、わずかに低くなる。
「あなたの“干渉”は、観測者たちの目に届いている。……もう、逃げ道はない」
Kは、その言葉にわずかに目を細めた。
「なら、その制度の“観測者”とやらが――俺の敵ってことか」
ただ、“市場”の中央スクリーン――その根幹の情報フレームに視線をやる。
まるで、“触れれば変えられる”と本能が言っているかのように。
影はまだ力にならない。だが、干渉は――始まりつつある。
セリアは、ふっと笑った。
感情が読めないその笑みの奥に、なぜかほんの一滴だけ“安堵”があった。
……最後まで残る影って、どんな顔してるんだろうな。……まあ、いいか。
Kの胸の奥に、そんな呟きが流れた。
それは祝福でも命令でもない。まるで、自分に言い聞かせるような響きだった。
セリアの声は静かだった。
……でも、その奥には――説明できない何かが引っかかっていた。
名残惜しさ、じゃない。もっと、言葉にできないもの。
セリアの瞳が、一瞬だけ揺れた気がした。
Kが市場の空間から離脱し、白の光に包まれて消えたあと――。
足元の魔法陣が静かに回転を始める。
白い光はKの足元から吹き上がるように立ちのぼり、その輪郭を少しずつ溶かしていく。
最後に残ったのは、仄かな残光と、数秒だけ浮かんだ“K”のイニシャル。
それもすぐに霧散した。
セリアは小さく息を吐いた。
「……似てる、けど……違う。これは、そうじゃない。違うって、思いたいだけかもしれないけど」
Kは何も言わなかった。
ただ――その背中には、もう“退く気配”がなかった。
光が消えたあとも、空間には微かな“揺らぎ”が残っていた。
それはまるで、彼の存在がこの場所に、何かを刻みつけていったかのように。
その瞬間、魔道専念樹の深層にて、記録面のひとつが微かに震えた。
気づいた者はまだいない。けれど、世界の底に張りめぐらされたその樹の根が――一瞬だけ、静かに軋んだ。
――答えはまだ出ていない。
だが、少なくともKはこう思っていた。
「“価値”は、他人に測られるためにあるものじゃない」――と。
✦✦✦
【次回予告 by セリア】
「――“力”って、便利よね。従わせるにも、売るにも、仕立て直すにも使えるから。
でも、“その中身”が誰の意志かまでは、誰も見てないの」
「“影魔力の移植”? ふふ、ようやく自分の体で“価値”を証明する気になったみたいね。
でもね……《変異する意志》、次回『影を喰らう者』。
力を持っただけじゃ駄目。“飲み込まれずに立つ”覚悟がなければ」
「セリアの小言? そうね……“道具”として強くなりたいなら、他人の手で完成されるのを待つことね。
でも、“定義する側”になりたいなら……その力、噛み砕いてでも自分で制御しなさい」
✦✦✦《ノイズという名の覚醒》✦✦✦
短い模擬イベントが終わった直後、Kの前にランキング一覧のスクリーンが現れた。
そこには、先ほどまでKが接したNPC魔王たちの名前と、
「戦闘力」「信頼度」「影響力」などのスコアが整然と表示されている。
セリアがぽつりと呟くように言った。
「“この世界は数字でできてる”って、そう聞こえるでしょ。でも……それ、本当に正しいと思う?」
Kはスクリーンに視線を向けた。
ある魔王の信用スコアが「74.6」と表示されている。
彼に視線を集中した、その瞬間――。
ピクリと数値が“わずかに”揺れた。
74.6 → 74.3 → ……74.6
今……動いた?
誰も反応しない。セリアも見ていない。
Kは、目を凝らした。まるで、“自分の存在がデータに体温を与えている”かのように。
目を細めた瞬間――。
74.6 → ……たぶん、見間違いじゃなければ“?”って、一瞬だけ出たような……気がした。
……やっぱり、俺が……触ってるから?
指先がスコアに接した“とたん”、一部の魔王のランクが一瞬だけ白く光り、ノイズのように乱れる。
その後、すぐ元に戻る。
セリアの声が、やや低くなる。
「……ふふ、気づいちゃった? ……でも、たぶん“あなただけ”ってわけじゃないのよ。今は、ね」
Kは、目を細めた。
……なんだろうな。数字のほうが、こっちを覗いてるような……そんな感じ。
「これは……“俺の干渉”なのか?」
セリアは答えない。ただ、ほんの少しだけ口元を歪めた。
「あなたの“影”が、ようやく目を覚まし始めたのかもしれないわね」
そして、ランキング画面の上部に再び浮かぶKの名前――。
《未上場》《評価……できません》《ノイズ感知中/様子見?》
ノイズ――それは評価基準に混ざった“異物”という意味だ。
Kの存在が、この世界の“前提”にヒビを入れ始めているのかもしれない。
Kの名前だけ、ほのかに揺れていた。
✦✦✦《価格の神、崩れる》✦✦✦
ランキング上位に表示された魔王のひとり――。
《魔王グラド=ザイル》:戦闘力S、支配力S、信用スコア92.1
荘厳な鎧に身を包み、無数の魔物を従える圧倒的存在。
画面上でもホール内でも、取引の注目を一身に集めていた。
「グラド! ……やっぱ無敵だわ!」「間違いねえ、ガチの王」「もう一生グラドだけでいい」
市場の取引員たちが狂喜乱舞していた、そのとき。
スクリーンの右下に、小さな“速報”が点滅した。
《情報流出の噂?/契約ミス? ※真偽不明》
一瞬の静寂。
次の瞬間、暴落が始まった。
「売れ、今のうちだ!」「こいつ、終わったな……!」「ランキングから消えるぞ!」
取引ホールが爆発するように騒然とした。
グラド=ザイルのスコアが、みるみるうちに下がっていく。
92.1 → 78.4 → 61.0 → ……39.5
その中心にいたグラド本人が、目を見開いた。
「……昨日、俺……褒められてたよな? 何だったんだ、あれ……」
彼の鎧が崩れ、従者が消え、最後にはその姿そのものがホログラムのように揺れ――。
ランキング一覧から、名前ごと“削除”された。
ホール全体が、何もなかったように次の注目魔王の名を掲げ直す。
だがそのとき、誰かがぽつりと呟いた。
「……まあ、ゼグラント様がいる限り、市場の秩序は揺るがねえよ」
その名前に、周囲のざわめきが一瞬だけ引き締まった。
魔王市場の“絶対王”――いまだ一度も暴落したことのない、ただひとりの存在。
その圧倒的な安定性ゆえ、信仰に近い安心感すら市場に根付いている。
名前だけが、鉄壁のように市場を支配していた。
セリアの目が一瞬だけゼグラントの名に向いた。
「あの人だけは、いつも“完璧”に作られてるから。……壊れる余地すらないの。まるで“制度そのもの”みたいにね」
「壊れないって……それ、本当に“完成”か? ただの……閉じ込めじゃないのか」
Kは表情を変えずにつぶやいた。
《次の注目:魔王グルン=ベルテ/信用スコア89.4(急上昇)》
《取引予想レンジ:87~93》
Kは、その光景を見ていた。
冷静さを保とうとしていた心に、明確な“恐怖”が入り込む。
「評価、ね……。笑えるよな、これ」
Kは、吐き捨てるように言った。
「昨日まで“王”だったやつが、一行の速報でゴミ扱いかよ……。ふざけてる」
セリアの声が横から返る。
「この世界では、“信じられている間だけ”が、価値なのよ」
Kは、静かに拳を握る。
……こんな、シャボン玉みたいなやつ、俺には似合わねぇんだよ。
そのとき、スクリーン上のデータにまた“かすかな乱れ”が走った。
ほんの一瞬。Kの視線が触れただけで――。
✦✦✦《制度への宣戦布告》✦✦✦
市場の熱狂が背後でまだ続く中、Kは歩を止めた。
見てるだけだったはずの俺が、いつの間にか“この世界の一部”になってる。
……その事実が、喉の奥にじわっと苦い。
セリアが、背中越しに問いかける。
「……どうだった? “魔王市場”は」
Kは一度だけ目を閉じ、深く息を吐いた。
「……見せ方で決まるって……クソだな。中身なんか、誰も見やしねぇ。もう、とっくに」
「そう。つまり、“誰かの評価”に乗らなければ、あなたも消える運命よ」
「……もう、見せられるのも、見せるのも……飽きた」
「……正しさ、ね。……誰が決めたんだよ、それ。決めたやつ、もういないんじゃねえの……」
Kの声には、確かな芯が宿っていた。
セリアはゆっくりと振り返る。彼女の目には、少しだけ鋭い光が差す。
「……それ、つまり……喧嘩売ってるのよね。……制度? っていうか、全部よ。最初から最後まで、ぜんぶ」
セリアの声が、わずかに低くなる。
「あなたの“干渉”は、観測者たちの目に届いている。……もう、逃げ道はない」
Kは、その言葉にわずかに目を細めた。
「なら、その制度の“観測者”とやらが――俺の敵ってことか」
ただ、“市場”の中央スクリーン――その根幹の情報フレームに視線をやる。
まるで、“触れれば変えられる”と本能が言っているかのように。
影はまだ力にならない。だが、干渉は――始まりつつある。
セリアは、ふっと笑った。
感情が読めないその笑みの奥に、なぜかほんの一滴だけ“安堵”があった。
……最後まで残る影って、どんな顔してるんだろうな。……まあ、いいか。
Kの胸の奥に、そんな呟きが流れた。
それは祝福でも命令でもない。まるで、自分に言い聞かせるような響きだった。
セリアの声は静かだった。
……でも、その奥には――説明できない何かが引っかかっていた。
名残惜しさ、じゃない。もっと、言葉にできないもの。
セリアの瞳が、一瞬だけ揺れた気がした。
Kが市場の空間から離脱し、白の光に包まれて消えたあと――。
足元の魔法陣が静かに回転を始める。
白い光はKの足元から吹き上がるように立ちのぼり、その輪郭を少しずつ溶かしていく。
最後に残ったのは、仄かな残光と、数秒だけ浮かんだ“K”のイニシャル。
それもすぐに霧散した。
セリアは小さく息を吐いた。
「……似てる、けど……違う。これは、そうじゃない。違うって、思いたいだけかもしれないけど」
Kは何も言わなかった。
ただ――その背中には、もう“退く気配”がなかった。
光が消えたあとも、空間には微かな“揺らぎ”が残っていた。
それはまるで、彼の存在がこの場所に、何かを刻みつけていったかのように。
その瞬間、魔道専念樹の深層にて、記録面のひとつが微かに震えた。
気づいた者はまだいない。けれど、世界の底に張りめぐらされたその樹の根が――一瞬だけ、静かに軋んだ。
――答えはまだ出ていない。
だが、少なくともKはこう思っていた。
「“価値”は、他人に測られるためにあるものじゃない」――と。
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【次回予告 by セリア】
「――“力”って、便利よね。従わせるにも、売るにも、仕立て直すにも使えるから。
でも、“その中身”が誰の意志かまでは、誰も見てないの」
「“影魔力の移植”? ふふ、ようやく自分の体で“価値”を証明する気になったみたいね。
でもね……《変異する意志》、次回『影を喰らう者』。
力を持っただけじゃ駄目。“飲み込まれずに立つ”覚悟がなければ」
「セリアの小言? そうね……“道具”として強くなりたいなら、他人の手で完成されるのを待つことね。
でも、“定義する側”になりたいなら……その力、噛み砕いてでも自分で制御しなさい」
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