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18章 龍球王国 後編
348、優勢
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──ドサァッ
「ぎゃあっ!!」
サコンの部下が無様に転がった。
痛がって起き上がれないチンピラに目もくれず、モミジは凄まじい速度で走り回る。
大の男を転がしたのはモミジである。体重差はゆうに2倍。
暴力によって生成された筋肉を物ともせずに投げ飛ばせたのはモミジの習う体術のおかげだ。
リクゴウ家の剣術流派『紫天一流』。
小太刀二刀流で戦う特殊な剣術であり、他の剣術流派と同じく修めるべき術理は多いが、特に力を入れているのは特殊な足運びと柔術である。
足の使い方、特に速さに重きを置いており、消えたと誤認する縮地からの連続攻撃を得意とする。
相手の反射神経を超える稲妻の如き縮地法だけでなく、陰陽道の複雑な術式と氣の操作により雷光の速度を再現するのがこの術理の神髄である。
「──ふっ!!」
モミジは鋭く細く息を吐き、前方の男たちの左足を一本拳でそれぞれ一発ずつ突く。その手には氣によって生成された雷を纏っていた。
「──鳴雷っ」
──バチバチィッ
「があぁぁっ!?」
攻撃を受けた男たちは感電したように体を震わせながらその場に立ち尽くす。
紫天一流・柔術『雷身』。
氣の力を雷の性質に変え、さらにその雷に八つの効果を付与する技。
全身を雷のオーラで包むことで、自身の身体能力と動体視力、反射神経を強化する。
そして八つの点穴を突くことで相手を制圧、破壊する技でもある。
その一つ、『鳴雷』は左足の点穴を突くことで効果を発揮する。八つの技の中で一番攻撃の速度が速く、避けることが最も難しい。威力は低いが打ち込まれると体内の神経を通る生体電流を狂わされてしまい、一定時間まともに動けなくなる効果を持つ。
つまり無防備な敵を如何様にも料理出来るということ。
「……あんたたちじゃあたしの相手になんないよ」
モミジがふふんっと得意げに鼻を鳴らした直後、モミジのすぐ背後で突風が吹き抜けた。
──バスッ
生け垣のように育った囲いにまた一つ穴が開いた。飛んできた方向を見るとレッドが鞘付きの剣を振っていた。ゴルフの打ちっぱなしのような振り方で目を細めて止まっている。
「テメェっ!! 調子乗ってんなよゴラァっ!!」
レッドの格好にイラついたチンピラが武器を振りかぶって突っかかる。
鉈による振り下ろし攻撃で脳天をかち割ろうと迫るまでは良かったが、チンピラは所詮チンピラ。ホウヨクほどの力もなければ、コジュウロウほどの速さもない。
スルッとレッドの鞘付きの剣が男の脇に差し込まれ、グイッと押される感覚と共にそのまま足が浮く。
瞬間、男の脳内にあるイメージが浮かぶ。それは弓の弦に矢を番えるような、投石機の上に丁度良い石を乗っけたような、それが当然かのように飛ぶことに抗えないイメージ。
──バスッ
次に視界に飛び込んできたのは生垣のように育った植物の外。レッドに投げ飛ばされたサコンの部下たちが伸びているのをその目で見た。
──ゴッ
投げ飛ばされた男は受け身を取ることを知らず、そのまま後頭部を強かに打ち付けて意識が飛んだ。
疲れ一つ見せずにふざけているようにすら見えるレッドにモミジは戦々恐々とし、一筋の汗を流しながらもフッと微笑む。
「さすが……」
龍球最強と謳われるホウヨク=オオトリに勝利し、忍者の頭領であるコジュウロウを手玉に取る圧倒的で超常的な身体能力。普段の振る舞いで忘れがちだが、レッドは誰よりも強い。
「クソッ! あいつらに構うなっ!」
まだ立っている男たちはレッドとモミジに勝てないと踏んでオディウムを直接狙う。自分は大丈夫と高を括っていたオディウムは突然の襲撃に憤慨する。
「このカスどもがぁっ!! この俺様を誰だと思っていやがるっ!!」
ビキビキと音を立てて体が急激に大きくなり、オディウムは3mの巨人へと変化する。襲いかかった男たちは一気に大きくなったオディウムに押し返されて宙を舞った。
「魔神オディウムとは俺様のことだぁっ!!!」
膨張させた筋肉に血管を浮き上がらせながら咆哮する。
音波による空気への振動が斥力のような反発を生み、大の男たちをゴロゴロと転がした。
急な怪物の登場には戦っているサコンやトガノジョウも例外なく目を奪われる。
「な、なんだありゃ……っ!?」
サコンは対峙しているモリシゲに目もくれず、オディウムに釘付けとなった。モリシゲがその隙を見逃すはずがない。
──ヒュルッ
風を巻き込むような音が鳴り、『蛇行』と呼ばれる緩急をつけた歩法でサコンに一気に詰め寄る。目の端に捉えたモリシゲの姿にサコンは反射的に刀を振り回すが、全く手応えなく空振りに終わる。
確かに捉えたと考えていた矢先、後頭部と首筋の付け根にガッと殴られたような鈍い痛みが走る。その瞬間にサコンの体は電流が走ったかのように痺れ、何かも分からない内に視界が暗くなり、サコンは前のめりに倒れた。
モリシゲは移動の最中に納刀し、背後に回り込んだ後に鞘の部分でサコンを殴り倒した。
「……十蛇流……十の奥義の一つ『蛇毒・痺』」
神経伝達の中枢を殴って行動不能とする高等技。全身を麻痺させることはもちろん、一部のみを痺れさせることも可能。『蛇毒』には他に『血染め』という動脈を徹底的に狙う斬撃技と、『凝固』と呼ばれる心臓を刺突または打撲で停止させる二つの技があり、人体の構造を知り尽くすことにより初めて使用可能となる奥義。
「チッ!」
トガノジョウはサコンが気絶したことで踵を返して屋敷の中に走る。
「待てっ!!」
それをナガヨシが追おうとしかけて足を止めた。
「モリシゲっここを頼むっ! モミジっ! 亀鎧を呼べっ!!」
それだけ言い残して屋敷に入っていった。
「ぎゃあっ!!」
サコンの部下が無様に転がった。
痛がって起き上がれないチンピラに目もくれず、モミジは凄まじい速度で走り回る。
大の男を転がしたのはモミジである。体重差はゆうに2倍。
暴力によって生成された筋肉を物ともせずに投げ飛ばせたのはモミジの習う体術のおかげだ。
リクゴウ家の剣術流派『紫天一流』。
小太刀二刀流で戦う特殊な剣術であり、他の剣術流派と同じく修めるべき術理は多いが、特に力を入れているのは特殊な足運びと柔術である。
足の使い方、特に速さに重きを置いており、消えたと誤認する縮地からの連続攻撃を得意とする。
相手の反射神経を超える稲妻の如き縮地法だけでなく、陰陽道の複雑な術式と氣の操作により雷光の速度を再現するのがこの術理の神髄である。
「──ふっ!!」
モミジは鋭く細く息を吐き、前方の男たちの左足を一本拳でそれぞれ一発ずつ突く。その手には氣によって生成された雷を纏っていた。
「──鳴雷っ」
──バチバチィッ
「があぁぁっ!?」
攻撃を受けた男たちは感電したように体を震わせながらその場に立ち尽くす。
紫天一流・柔術『雷身』。
氣の力を雷の性質に変え、さらにその雷に八つの効果を付与する技。
全身を雷のオーラで包むことで、自身の身体能力と動体視力、反射神経を強化する。
そして八つの点穴を突くことで相手を制圧、破壊する技でもある。
その一つ、『鳴雷』は左足の点穴を突くことで効果を発揮する。八つの技の中で一番攻撃の速度が速く、避けることが最も難しい。威力は低いが打ち込まれると体内の神経を通る生体電流を狂わされてしまい、一定時間まともに動けなくなる効果を持つ。
つまり無防備な敵を如何様にも料理出来るということ。
「……あんたたちじゃあたしの相手になんないよ」
モミジがふふんっと得意げに鼻を鳴らした直後、モミジのすぐ背後で突風が吹き抜けた。
──バスッ
生け垣のように育った囲いにまた一つ穴が開いた。飛んできた方向を見るとレッドが鞘付きの剣を振っていた。ゴルフの打ちっぱなしのような振り方で目を細めて止まっている。
「テメェっ!! 調子乗ってんなよゴラァっ!!」
レッドの格好にイラついたチンピラが武器を振りかぶって突っかかる。
鉈による振り下ろし攻撃で脳天をかち割ろうと迫るまでは良かったが、チンピラは所詮チンピラ。ホウヨクほどの力もなければ、コジュウロウほどの速さもない。
スルッとレッドの鞘付きの剣が男の脇に差し込まれ、グイッと押される感覚と共にそのまま足が浮く。
瞬間、男の脳内にあるイメージが浮かぶ。それは弓の弦に矢を番えるような、投石機の上に丁度良い石を乗っけたような、それが当然かのように飛ぶことに抗えないイメージ。
──バスッ
次に視界に飛び込んできたのは生垣のように育った植物の外。レッドに投げ飛ばされたサコンの部下たちが伸びているのをその目で見た。
──ゴッ
投げ飛ばされた男は受け身を取ることを知らず、そのまま後頭部を強かに打ち付けて意識が飛んだ。
疲れ一つ見せずにふざけているようにすら見えるレッドにモミジは戦々恐々とし、一筋の汗を流しながらもフッと微笑む。
「さすが……」
龍球最強と謳われるホウヨク=オオトリに勝利し、忍者の頭領であるコジュウロウを手玉に取る圧倒的で超常的な身体能力。普段の振る舞いで忘れがちだが、レッドは誰よりも強い。
「クソッ! あいつらに構うなっ!」
まだ立っている男たちはレッドとモミジに勝てないと踏んでオディウムを直接狙う。自分は大丈夫と高を括っていたオディウムは突然の襲撃に憤慨する。
「このカスどもがぁっ!! この俺様を誰だと思っていやがるっ!!」
ビキビキと音を立てて体が急激に大きくなり、オディウムは3mの巨人へと変化する。襲いかかった男たちは一気に大きくなったオディウムに押し返されて宙を舞った。
「魔神オディウムとは俺様のことだぁっ!!!」
膨張させた筋肉に血管を浮き上がらせながら咆哮する。
音波による空気への振動が斥力のような反発を生み、大の男たちをゴロゴロと転がした。
急な怪物の登場には戦っているサコンやトガノジョウも例外なく目を奪われる。
「な、なんだありゃ……っ!?」
サコンは対峙しているモリシゲに目もくれず、オディウムに釘付けとなった。モリシゲがその隙を見逃すはずがない。
──ヒュルッ
風を巻き込むような音が鳴り、『蛇行』と呼ばれる緩急をつけた歩法でサコンに一気に詰め寄る。目の端に捉えたモリシゲの姿にサコンは反射的に刀を振り回すが、全く手応えなく空振りに終わる。
確かに捉えたと考えていた矢先、後頭部と首筋の付け根にガッと殴られたような鈍い痛みが走る。その瞬間にサコンの体は電流が走ったかのように痺れ、何かも分からない内に視界が暗くなり、サコンは前のめりに倒れた。
モリシゲは移動の最中に納刀し、背後に回り込んだ後に鞘の部分でサコンを殴り倒した。
「……十蛇流……十の奥義の一つ『蛇毒・痺』」
神経伝達の中枢を殴って行動不能とする高等技。全身を麻痺させることはもちろん、一部のみを痺れさせることも可能。『蛇毒』には他に『血染め』という動脈を徹底的に狙う斬撃技と、『凝固』と呼ばれる心臓を刺突または打撲で停止させる二つの技があり、人体の構造を知り尽くすことにより初めて使用可能となる奥義。
「チッ!」
トガノジョウはサコンが気絶したことで踵を返して屋敷の中に走る。
「待てっ!!」
それをナガヨシが追おうとしかけて足を止めた。
「モリシゲっここを頼むっ! モミジっ! 亀鎧を呼べっ!!」
それだけ言い残して屋敷に入っていった。
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