457 / 718
第十二章 協議
第十八話 ただ一つ確かなこと
しおりを挟む
「弁えろ?面白いことを言う。お前らがどんな関係かは知らぬが、我を前に図々しい物言いよな」
ロングマンは腰に下げた鞘に納刀しながら呆れ気味に応えた。
「貴様……何故剣を仕舞った?無抵抗の敵を殺す趣味はない」
「まぁ聞け。我はこの位置からお前を斬ることが出来る。遠距離武器を持つ者に眉間を狙われた状態ではおちおち話も出来まい。それにこの状態からでも振り遅れることはない。そうだな……譲歩しても五分、といったところか」
納刀した状態から五分。ゼアルはその言葉を反芻させる。ロングマンは居合術も習得している達人である。しかしゼアルは居合術を知らず、納刀状態から間に合う術を一つの可能性に絞り込む。
(魔剣……か。私のイビルスレイヤーと同系統の……)
前回の戦いで倒したジニオンが持っていた斧は灼熱の炎を発生させていた。他にもノーンという少女が使っていた槍は掠り傷でも地獄の苦しみを味合わせる呪いを付与する魔道具だった。ロングマンの武器が普通の武器とは考えられない。
ただ、ハッタリの可能性もないわけではない。どの道すぐに動けないように楔を打たれたのは間違いない。
「理解したか?賢い男よ。ならば理由を説明しよう。その男は疫病神に取り憑かれている。後々になって後悔せぬよう、ここで殺してやろうと思ってな」
「疫病神だって?」
ラルフはバッと立ち上がって手や尻についた砂を払う。
「サトリは命を助けてくれた。今も俺みたいな弱い男に力を貸してくれてる。いわば恩人……いや、恩神だ。疫病神なんかじゃない」
「知らんだけだろう弱き者よ。其奴はエルフどもを唆して我らをこの世界に呼び、対立させて掻き乱した元凶だぞ?藤堂 源之助が異世界の扉をこじ開けて魔族が押し寄せたのも、元はと言えば其奴のせいに他ならん」
「サトリが?」
ラルフは怪訝な顔で下を向いた。体の中に居るであろうサトリを見ようと自分の体を見る。見えるはずもないので、すぐに視線を戻す。
「性懲りも無く活動しているとは……よもやあの魔族とも関わりがあるとは言うまいな?」
「魔族……ミーシャのことか?ミーシャはサトリとは関係ない。何のつもりで言ったのかは知らねぇけど、侮辱するつもりなら容赦はしないぞ」
「ただの推測だ。それを侮辱と捉えるなら、お前にも思うところがあるということか?隠せぬものよな。酷い臭いというのは……」
これにはラルフだけでなくゼアルも頭にきた。「貴様言い過ぎだろう」と一歩踏み出したところでラルフが制する。
「……あんたはそんな良い名前を持っているのに、俺の尊敬する人とは全く違うな……まぁいい。俺はあんたを直接攻撃することは出来ない。ここにいる”魔断”ですら警戒している時点で、勝ち目なんてないことは百も承知だ。でも一つだけあんたに出来ることがある。これは誰でも出来ることだが、あんたに対してはきっと俺にしか出来ないことだ」
「ほう?大言壮語とはこのことよ。それで?我に出来ることとは何かな?弱き者よ」
「そりゃもちろん”嫌がらせ”だよ」
ロングマンは怪訝な顔をするが、ゼアルはニヤリと笑った。
「ふふっ……軽んじるなよロングマン。この男の嫌がらせは天下一だ。私が命を狙うのも何を隠そう、その嫌がらせが原因と言える」
「ほう?なるほど。ジニオンを屠る程の腕前を持つ者が、何故このようなチンケな男に執着するのか少しだけ理解出来た。それがどんな嫌がらせだったにせよ、屈辱を与えられたのはまず間違いないな」
「ああ、その通りだ。だから絶対に私の手で息の根を止める」
「やめろっ!何だよその擁護みたいな殺害予告!怖すぎるだろ!!」
せっかくの威勢も吹っ飛ぶ恐怖。ロングマンもフッと笑ってまた刀を抜いた。楽しい会話もここまでだという意思表示。
「……ならば不快に感じる前に殺しておいたほうが良さそうだな」
ユラッと風に揺れる柳のようにしなやかで言い知れぬ不安と恐怖を身にまとう。
それに対抗するようにゼアルは剣を横に倒して目線の高さまで持っていき、左足を前、右足を後ろに下げて腰を落とす。鎧に覆われた突きの構えは、しなやかさとは無縁の鉄球を思わせる。
「そう遠慮するな、味わっていけ。私が全力で手助けしよう」
*
ケルベロスと睨み合いの最中、思いもよらぬ攻防が繰り広げられていた。
「おいおい、何やってんだよロングマンは……」
テノスは遠目でその様子を見た。ロングマンらしからぬ不意打ちに驚きを隠せない。
同時に驚いたのはガノンである。ラルフに対し、何かに付けて恨みを抱いていたゼアルが身を挺して守ったという事実。他の者に殺されてほしくないという強い念を感じ取った。
「……野郎そんなにねちっこい奴だったか?」
双方の出した行動の不一致が困惑と混乱を誘ったが、一つだけ確かなことがある。
全員の武器を持つ手に力が入る。視線を戻したその時に目が合った人物。それが今この場の敵となることだ。
正確には白の騎士団とラルフ一行が八大地獄を相手取った戦いとなる。数の上では八大地獄より上でも、力の差はまだまだ届かない。魔王が参戦すればその心配は無いが、果たして古代種を前にこちらの加勢など出来るものだろうか?
ともかく白の騎士団と八大地獄の第二戦の鐘が鳴った。
ロングマンは腰に下げた鞘に納刀しながら呆れ気味に応えた。
「貴様……何故剣を仕舞った?無抵抗の敵を殺す趣味はない」
「まぁ聞け。我はこの位置からお前を斬ることが出来る。遠距離武器を持つ者に眉間を狙われた状態ではおちおち話も出来まい。それにこの状態からでも振り遅れることはない。そうだな……譲歩しても五分、といったところか」
納刀した状態から五分。ゼアルはその言葉を反芻させる。ロングマンは居合術も習得している達人である。しかしゼアルは居合術を知らず、納刀状態から間に合う術を一つの可能性に絞り込む。
(魔剣……か。私のイビルスレイヤーと同系統の……)
前回の戦いで倒したジニオンが持っていた斧は灼熱の炎を発生させていた。他にもノーンという少女が使っていた槍は掠り傷でも地獄の苦しみを味合わせる呪いを付与する魔道具だった。ロングマンの武器が普通の武器とは考えられない。
ただ、ハッタリの可能性もないわけではない。どの道すぐに動けないように楔を打たれたのは間違いない。
「理解したか?賢い男よ。ならば理由を説明しよう。その男は疫病神に取り憑かれている。後々になって後悔せぬよう、ここで殺してやろうと思ってな」
「疫病神だって?」
ラルフはバッと立ち上がって手や尻についた砂を払う。
「サトリは命を助けてくれた。今も俺みたいな弱い男に力を貸してくれてる。いわば恩人……いや、恩神だ。疫病神なんかじゃない」
「知らんだけだろう弱き者よ。其奴はエルフどもを唆して我らをこの世界に呼び、対立させて掻き乱した元凶だぞ?藤堂 源之助が異世界の扉をこじ開けて魔族が押し寄せたのも、元はと言えば其奴のせいに他ならん」
「サトリが?」
ラルフは怪訝な顔で下を向いた。体の中に居るであろうサトリを見ようと自分の体を見る。見えるはずもないので、すぐに視線を戻す。
「性懲りも無く活動しているとは……よもやあの魔族とも関わりがあるとは言うまいな?」
「魔族……ミーシャのことか?ミーシャはサトリとは関係ない。何のつもりで言ったのかは知らねぇけど、侮辱するつもりなら容赦はしないぞ」
「ただの推測だ。それを侮辱と捉えるなら、お前にも思うところがあるということか?隠せぬものよな。酷い臭いというのは……」
これにはラルフだけでなくゼアルも頭にきた。「貴様言い過ぎだろう」と一歩踏み出したところでラルフが制する。
「……あんたはそんな良い名前を持っているのに、俺の尊敬する人とは全く違うな……まぁいい。俺はあんたを直接攻撃することは出来ない。ここにいる”魔断”ですら警戒している時点で、勝ち目なんてないことは百も承知だ。でも一つだけあんたに出来ることがある。これは誰でも出来ることだが、あんたに対してはきっと俺にしか出来ないことだ」
「ほう?大言壮語とはこのことよ。それで?我に出来ることとは何かな?弱き者よ」
「そりゃもちろん”嫌がらせ”だよ」
ロングマンは怪訝な顔をするが、ゼアルはニヤリと笑った。
「ふふっ……軽んじるなよロングマン。この男の嫌がらせは天下一だ。私が命を狙うのも何を隠そう、その嫌がらせが原因と言える」
「ほう?なるほど。ジニオンを屠る程の腕前を持つ者が、何故このようなチンケな男に執着するのか少しだけ理解出来た。それがどんな嫌がらせだったにせよ、屈辱を与えられたのはまず間違いないな」
「ああ、その通りだ。だから絶対に私の手で息の根を止める」
「やめろっ!何だよその擁護みたいな殺害予告!怖すぎるだろ!!」
せっかくの威勢も吹っ飛ぶ恐怖。ロングマンもフッと笑ってまた刀を抜いた。楽しい会話もここまでだという意思表示。
「……ならば不快に感じる前に殺しておいたほうが良さそうだな」
ユラッと風に揺れる柳のようにしなやかで言い知れぬ不安と恐怖を身にまとう。
それに対抗するようにゼアルは剣を横に倒して目線の高さまで持っていき、左足を前、右足を後ろに下げて腰を落とす。鎧に覆われた突きの構えは、しなやかさとは無縁の鉄球を思わせる。
「そう遠慮するな、味わっていけ。私が全力で手助けしよう」
*
ケルベロスと睨み合いの最中、思いもよらぬ攻防が繰り広げられていた。
「おいおい、何やってんだよロングマンは……」
テノスは遠目でその様子を見た。ロングマンらしからぬ不意打ちに驚きを隠せない。
同時に驚いたのはガノンである。ラルフに対し、何かに付けて恨みを抱いていたゼアルが身を挺して守ったという事実。他の者に殺されてほしくないという強い念を感じ取った。
「……野郎そんなにねちっこい奴だったか?」
双方の出した行動の不一致が困惑と混乱を誘ったが、一つだけ確かなことがある。
全員の武器を持つ手に力が入る。視線を戻したその時に目が合った人物。それが今この場の敵となることだ。
正確には白の騎士団とラルフ一行が八大地獄を相手取った戦いとなる。数の上では八大地獄より上でも、力の差はまだまだ届かない。魔王が参戦すればその心配は無いが、果たして古代種を前にこちらの加勢など出来るものだろうか?
ともかく白の騎士団と八大地獄の第二戦の鐘が鳴った。
0
あなたにおすすめの小説
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
俺たちYOEEEEEEE?のに異世界転移したっぽい?
くまの香
ファンタジー
いつもの朝、だったはずが突然地球を襲う謎の現象。27歳引きニートと27歳サラリーマンが貰ったスキル。これ、チートじゃないよね?頑張りたくないニートとどうでもいいサラリーマンが流されながら生きていく話。現実って厳しいね。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる