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四話 最終試験で吹っ飛ばす
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とんとん拍子に第二試合、第三試合、準決勝と勝ち上がり、次はいよいよ決勝戦。
対戦相手は昨日のBリーグで準優勝した男――ディラン=ハンドラーという青髪に青い瞳を持つ大男だ。パートナーにも、同じくマッチョマンが選ばれている。
昨日私が総合リーグで戦った相手は、Bリーグの優勝者だった。つまりこの連中とも、今日初めて対戦する。
「うおおおおおお!!」
ディランは大声で叫ぶと、武器である訓練用の大斧を両手で振り回す。いかにも力自慢って感じの男だ。
「フン! 決勝の相手が女と子供とはな! 悪いことは言わん、武器を下ろして会場を立ち去れ」
「は?」
「女子供は戦場に出てくるべきではない! 男の後ろで、大人しく守られていればいいのだ!」
「……偉そうに言ってるけど、あんた昨日のBリーグでは準優勝だったんでしょ? 私はあんたを下した相手に勝っているんですけど」
「昨日は昼飯を食いすぎたせいで、調子が悪かったのだ。だが今日は違う! この俺が万全の体調で臨む以上、女子供の出る幕はない!」
その言い方にカチンときた私は、ムキになって言い返す。
「バカにするのもいい加減にしてよね! ルゥ、この男の戦法は!?」
「とにかく力押し。一撃でも食らったら相手は即アウトだったよ。さらに言うと、打たれ強いからダメージも通りにくい。君の怪力をもってしても、一撃で轟沈させるのは難しいかもしれないね。昨日Bリーグで準優勝だったのは、彼が言うように調子が悪かったみたいだよ」
「ふーん……じゃあ、どんな戦法で戦うのが有効なの?」
「被弾しないように回避しつつ、消耗は最小限に抑えて。重い攻撃の空振りが続けば相手は消耗する。消耗したタイミングを狙って攻撃するんだ」
「分かったよ!」
弱体化されているといっても、私には神様に与えられた頑丈な肉体がある。直撃を食らっても大丈夫だと思うけど、首席合格がかかっていることを考えると、無難に手堅く進める方がいい。
「何をコソコソと話しているんだ! 試合が始まるぞ!」
「今行くよ!」
決勝戦が始まる。
私はルゥの作戦通り相手を引き付けながら攻撃を避け、消耗を狙う。でも誤算があった。ディランの相棒がルゥを狙い始めたのだ!
「くっ……なんて卑怯な!」
いや、別に卑怯でも何でもないか。敵が二人組なら、弱い方を狙うのは定石だもんね。
でもまずい! ルゥは弱いから、あんなマッチョマンに狙われたらひとたまりもない!
「ルゥ!」
「私は大丈夫! アイリは自分のことに集中して!」
目を向けると、なんとルゥはすばしっこく回避を続けていた。
あれは……どこかで見たことがあるような気が……。
思い出した! 小学校のドッジボールで狙われやすい子が習得する回避能力!
ルゥの動きはあれに近い。なら大丈夫だろう。私は自分の戦いに集中しないと!
「くそっ! 逃げ回っていないで、お前も騎士見習いなら真正面から戦え!」
「バカ言わないでよ! あんたみたいに愚直な戦い方をして、負けたら意味がないじゃない!」
「抜かせ! 騎士は名誉を重んじねばならぬ! 俺はアルスター騎士団長を務めるハンドラー家の嫡子として、真正面から戦って勝たねばならん!」
そういえばアルスター騎士団の現団長の苗字は、確かハンドラーだったっけ。
なるほど。真っ直ぐな戦い方にも納得する。きっと幼い頃から、騎士の息子として正々堂々とした戦い方を仕込まれてきたんだろう。
「そっちにも譲れない信念があるのは分かったよ。でも、私にだって譲れない理由がある!」
ディランはこの試合で敗けたとしても、騎士学校に入学できないわけじゃない。
だけど私は、この試合で勝たなければダメなんだ!
「私は絶対に勝つ! 首席合格を果たして、騎士になってやるんだから!」
「ぐッ――!?」
ディランは大振りの攻撃が目立ち始める。雑な攻撃だ。避けるのに大した労力なんて必要なかった。
「そろそろ息があがってきたんじゃない? せいっ!」
「何のこれしき!」
「強がりがいつまで持つかな!」
挑発目的の攻撃を繰り出す。ディランは目に見えて消耗していた。
決定的な一撃を加える為にも、もう少し消耗させておきたい。軽い打撃を積み重ねることで、ディランはさらに消耗する。まずいと思った時には、もうおしまいだ。
「くらえ! 奥義その一――【一閃両断剣(いっせんりょうだんけん)】!!」
間合いを取った私は必殺技の構えを取ると、一気に踏み込んで模造刀を横薙ぎに払った。
「ごふぅッ!!」
一閃両断剣は私が得意とする一撃だ。文字の通り、相手を両断する必殺の技。今だって模擬戦用の模造刀、それも弱体魔法(デバフ)がかけられていなければ、ディランは上半身と下半身がサヨナラしていたと思う――たぶん。
でも模造刀だったおかげで脇腹強打と、吹っ飛ばされて闘技場の壁にぶち当たるだけで済んだ。
壁に激突したディランは沈黙する。続いて私は、ルゥを狙っているマッチョマンも倒した。
こっちは呆気に取られているところを殴りつけただけで、地面に崩れ落ちた。
「す、すごいよ、アイリ……!」
「ルゥも見事に逃げ切ったね!」
お互いを褒め称え合っていると教官が駆け寄ってきて、私たちの優勝を宣言する。
「第三試験の優勝者はオハラ・ジョンソンペアに決定した! ジョンソンは第一試験、オハラは第二試験の最優秀者だ! 今年の入学試験の首席合格者は、この二人のどちらかになるが――」
「ってことは、私とルゥが戦って、首席合格者を決めるんですか?」
「そうなるな」
「よし、行くよルゥ! ここからは容赦なしだよ! さあ、武器を構えて!」
「えぇ!? ちょ、ちょっと待って! 私は首席合格にこだわらないから……教官! アルスター騎士学校では、筆記よりも実技の方が優先的に評価されていると聞いています! よって首席合格は、アイリーン=オハラさんが相応しいのではないでしょうか!?」
「うむ、言われてみればその通りだな。よし、俺の方から責任者に伝えておこう」
「ほっ……」
「ってことは、私が首席合格者でいいんですね? 学費免除でいいんですね!? やったぁ!」
「良かったね、アイリ」
「うん!」
ルゥは自分のことのように喜んでくれる。なんていい子なんだろう。最初はどうなるかと思ったけど、結果的にルゥと組んで正解だったな。
対戦相手は昨日のBリーグで準優勝した男――ディラン=ハンドラーという青髪に青い瞳を持つ大男だ。パートナーにも、同じくマッチョマンが選ばれている。
昨日私が総合リーグで戦った相手は、Bリーグの優勝者だった。つまりこの連中とも、今日初めて対戦する。
「うおおおおおお!!」
ディランは大声で叫ぶと、武器である訓練用の大斧を両手で振り回す。いかにも力自慢って感じの男だ。
「フン! 決勝の相手が女と子供とはな! 悪いことは言わん、武器を下ろして会場を立ち去れ」
「は?」
「女子供は戦場に出てくるべきではない! 男の後ろで、大人しく守られていればいいのだ!」
「……偉そうに言ってるけど、あんた昨日のBリーグでは準優勝だったんでしょ? 私はあんたを下した相手に勝っているんですけど」
「昨日は昼飯を食いすぎたせいで、調子が悪かったのだ。だが今日は違う! この俺が万全の体調で臨む以上、女子供の出る幕はない!」
その言い方にカチンときた私は、ムキになって言い返す。
「バカにするのもいい加減にしてよね! ルゥ、この男の戦法は!?」
「とにかく力押し。一撃でも食らったら相手は即アウトだったよ。さらに言うと、打たれ強いからダメージも通りにくい。君の怪力をもってしても、一撃で轟沈させるのは難しいかもしれないね。昨日Bリーグで準優勝だったのは、彼が言うように調子が悪かったみたいだよ」
「ふーん……じゃあ、どんな戦法で戦うのが有効なの?」
「被弾しないように回避しつつ、消耗は最小限に抑えて。重い攻撃の空振りが続けば相手は消耗する。消耗したタイミングを狙って攻撃するんだ」
「分かったよ!」
弱体化されているといっても、私には神様に与えられた頑丈な肉体がある。直撃を食らっても大丈夫だと思うけど、首席合格がかかっていることを考えると、無難に手堅く進める方がいい。
「何をコソコソと話しているんだ! 試合が始まるぞ!」
「今行くよ!」
決勝戦が始まる。
私はルゥの作戦通り相手を引き付けながら攻撃を避け、消耗を狙う。でも誤算があった。ディランの相棒がルゥを狙い始めたのだ!
「くっ……なんて卑怯な!」
いや、別に卑怯でも何でもないか。敵が二人組なら、弱い方を狙うのは定石だもんね。
でもまずい! ルゥは弱いから、あんなマッチョマンに狙われたらひとたまりもない!
「ルゥ!」
「私は大丈夫! アイリは自分のことに集中して!」
目を向けると、なんとルゥはすばしっこく回避を続けていた。
あれは……どこかで見たことがあるような気が……。
思い出した! 小学校のドッジボールで狙われやすい子が習得する回避能力!
ルゥの動きはあれに近い。なら大丈夫だろう。私は自分の戦いに集中しないと!
「くそっ! 逃げ回っていないで、お前も騎士見習いなら真正面から戦え!」
「バカ言わないでよ! あんたみたいに愚直な戦い方をして、負けたら意味がないじゃない!」
「抜かせ! 騎士は名誉を重んじねばならぬ! 俺はアルスター騎士団長を務めるハンドラー家の嫡子として、真正面から戦って勝たねばならん!」
そういえばアルスター騎士団の現団長の苗字は、確かハンドラーだったっけ。
なるほど。真っ直ぐな戦い方にも納得する。きっと幼い頃から、騎士の息子として正々堂々とした戦い方を仕込まれてきたんだろう。
「そっちにも譲れない信念があるのは分かったよ。でも、私にだって譲れない理由がある!」
ディランはこの試合で敗けたとしても、騎士学校に入学できないわけじゃない。
だけど私は、この試合で勝たなければダメなんだ!
「私は絶対に勝つ! 首席合格を果たして、騎士になってやるんだから!」
「ぐッ――!?」
ディランは大振りの攻撃が目立ち始める。雑な攻撃だ。避けるのに大した労力なんて必要なかった。
「そろそろ息があがってきたんじゃない? せいっ!」
「何のこれしき!」
「強がりがいつまで持つかな!」
挑発目的の攻撃を繰り出す。ディランは目に見えて消耗していた。
決定的な一撃を加える為にも、もう少し消耗させておきたい。軽い打撃を積み重ねることで、ディランはさらに消耗する。まずいと思った時には、もうおしまいだ。
「くらえ! 奥義その一――【一閃両断剣(いっせんりょうだんけん)】!!」
間合いを取った私は必殺技の構えを取ると、一気に踏み込んで模造刀を横薙ぎに払った。
「ごふぅッ!!」
一閃両断剣は私が得意とする一撃だ。文字の通り、相手を両断する必殺の技。今だって模擬戦用の模造刀、それも弱体魔法(デバフ)がかけられていなければ、ディランは上半身と下半身がサヨナラしていたと思う――たぶん。
でも模造刀だったおかげで脇腹強打と、吹っ飛ばされて闘技場の壁にぶち当たるだけで済んだ。
壁に激突したディランは沈黙する。続いて私は、ルゥを狙っているマッチョマンも倒した。
こっちは呆気に取られているところを殴りつけただけで、地面に崩れ落ちた。
「す、すごいよ、アイリ……!」
「ルゥも見事に逃げ切ったね!」
お互いを褒め称え合っていると教官が駆け寄ってきて、私たちの優勝を宣言する。
「第三試験の優勝者はオハラ・ジョンソンペアに決定した! ジョンソンは第一試験、オハラは第二試験の最優秀者だ! 今年の入学試験の首席合格者は、この二人のどちらかになるが――」
「ってことは、私とルゥが戦って、首席合格者を決めるんですか?」
「そうなるな」
「よし、行くよルゥ! ここからは容赦なしだよ! さあ、武器を構えて!」
「えぇ!? ちょ、ちょっと待って! 私は首席合格にこだわらないから……教官! アルスター騎士学校では、筆記よりも実技の方が優先的に評価されていると聞いています! よって首席合格は、アイリーン=オハラさんが相応しいのではないでしょうか!?」
「うむ、言われてみればその通りだな。よし、俺の方から責任者に伝えておこう」
「ほっ……」
「ってことは、私が首席合格者でいいんですね? 学費免除でいいんですね!? やったぁ!」
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