45 / 80
45 発展途上中の面白い宿
洋太は仕事があけるといつものように自転車でフラフラとしていた。今日は海岸線から旭駅方面へ行く予定だ。道の途中でキッと急ブレーキをかけてすれ違った二人に振り向いた。
「お前達、どこにいくんだ?」
大きめのリュックサックに手提げのビニール袋。ビニール袋にはいかにも食材が入っているのに、どう見ても地元民ではない。
いきなりの声かけに二人の青年は驚いてふりかえると、自転車にまたがる自分たちより歳下そうな少年にホッした。
「予約した宿に向かっているんだ」
「それってどこにあるんだ? どこから来たんだ? 何で歩いているんだ?」
矢継ぎ早の質問だが悪意は感じないし、いつの間にか自転車を押して隣に立っている。
「海の近くだからもう少し先かな。都内。タクシーがつかまらなかったんだ」
「まさか人間が駅から歩いて来たのか?」
「人間? えっとまあ、そうだけど」
「荷物持ってやる。乗せろ」
「え、でも……」
盗難を心配した二人は自転車のかごに荷物を乗せることはできなそうだ。
「なら、これに乗せてお前達が押せばいい。ビニール袋を持って歩くよりマシだ。交代で乗ってもいいぞ」
それからしばらく歩くとその宿は飯岡地区にあった。『あさひシーサイドコテージ』は海岸線道路に面した宿で独特な形態をしている。
入口近くには真っ黒に日焼けした壮年の男で宿主キヨが立っていた。
「いらっしゃい。予約の方かな?」
頷く二人にキヨはあたりをキョロキョロ見回すが、それらしき乗り物がない。
「何で来たの?」
「歩きで。タクシーがつかまらなくて。買い物も必要でしたし」
キャンプ初心者に優しいシステムの『あさひシーサイドコテージ』は食材だけでBBQが楽しめて、宿泊もできる。
「そりゃ、大変だったね。すぐに露天風呂を使って一汗流すといい。
あれ? 予約は二人だったよね?」
「俺はこの辺りの者だ。たまたまこいつらに会って面白そうだからついてきた。ここは何だ?」
「自由な宿。自由すぎてまだ制作中。ワッハッハ!」
キヨは説明しながら青年二人を露天風呂に案内する。確かに道路に近い建物らしき物の前には工具が並んでいた。
「はいよっ。ここが露天の船風呂。リアル湯船だ」
「「「ブッ!!」」」
キヨのくだらない冗談に吹き出す三人は素直だ。そこには甲板や操舵室が外された船があり、先端部分にお湯が張られ湯気が立ち、真ん中は洗い場、後部に備え付けられたウッドデッキでは青空の下真っ裸でごろ寝できるようになっていた。
「気のいい人から譲ってもらったんだ。これを欲しがるライバルはたくさんいたみたいだけど、元持ち主さんが俺たちの使い方に喜んでくれて選ばれた」
「船の第二の生き方としては奇抜で面白いもんな」
洋太も元持ち主に同意する。青年二人を船風呂に残してキヨと洋太はコテージの方へ戻った。
「これは何をやりたいんだ?」
グルリと見回した洋太だが船風呂をはじめとして不思議なスペースすぎて理解できない。
「俺たちは、三世代が楽しめて、障害があっても楽しめて、ペットがいても楽しめる場所を作りたいんだ」
キヨは宝物のように我が子のように自分たちが作っているものたちを見た。
「それはいい場所になりそうだな」
「子供たちにキャンプとか自然とかを感じで遊んでほしい。爺さん世代は孫が楽しむ姿を見たいが、キャンプで寝泊まりは難しい。ここなら、昼間は孫たちが走り回るのを見て、子供たちはテントで寝て、年寄りたちはコテージで寝れる」
キヨが案内してくれたコンテナで作られたゲストルームはバリヤフリーになっていてベッドも一つは介護ベッドであった。五人分のベッドにエアコン、さらにトイレは広く車椅子が可で、バスも別々。
「キヨは何者なんだ?」
「実は設備屋だ。こう見えてかなり資格を持っていて何でもできちゃうんだぞ。ワッハッハ!! 本職は本職でちゃんとやってる。時間を見つけてここをやってるから時間が足らん」
キヨは白い歯を見せて豪快に笑った。
「なら、キヨはいつ休むんだ?」
「仕事もこれも、ぜぇんぶ遊びみたいなもんだからなぁ。ハッハッハー」
外には他のコンテナルームもあり、少人数で泊まることもできるし、部屋の外にテントを張り楽しむこともできる。
「ここだけ柵付きなんだな」
コンテナルームの一つを指さした。唯一テント張りがしにくそうな仕切りになっている。
「そこはペット同伴の部屋だ。この前、旅行家族が予約したホテルがペット不可なのを知らなくて三人はホテルに泊まるけど、息子さんが車内泊するって話をたまたま聞いて、ここに泊まってもらったんだ。その時はまだ国の許可が下りてなかったからお金を取らずに使ってもらった」
「お人好しすぎだろ?」
「俺はさ、数千万円の借金も、離婚も、再婚も、大腸がんも経験して、だけど、こうして元気にやってるし、今の嫁さんは一目惚れしてナンパして結婚したから、ゆったりしたい人に貢献したいなぁと思ってるんだ」
「おいおいっ! 濃い濃い! いきなりのぶっ込んてきていい話なのか?」
「んー、いいんじゃないかなぁ。ワッハッハ!」
それから改装中のエアストリームハウスを見学して外に出る。
「あれは何だ?」
敷地の隅にコンビニ袋がいくつかあるのだが、どうにもここに似つかわしくない。
「あれは浜から拾ってきたゴミだ。サーフィンの帰りにはゴミ拾いすることにしているんだよ。近くのサーファーにも声かけするんだけど「おかしなオッサン」って思われているだろうな」
「まともなオッサンの間違いだろう?」
真顔で答える洋太にキヨは喜びと照れで破顔した。
「まともか。なら続けていくべきだな」
「もちろんだ」
二人は握手して、洋太はその場を離れることにした。
「あの白い部屋ができるのを楽しみにしてるぞ」
「ああ。また来てくれ。明日は宿泊客がいないから、彼らを飯岡灯台に連れて行ってやるつもりなんだ」
「それはいい! あそこは大変にとても絶対にいいところだ!」
「俺もそう思う。地球ってデカイなぁと感じられるところだ。人は年に一回はデカイ景色を見なきゃ縮んじまう。
若い時に大きな自然を見ておくと心は大きくなって、下手なことに負けないと信じてる」
キヨは遠い空を見上げた。
「キヨはいい事言うなぁ」
キヨに手を振った洋太は宿の敷地を突っ切るように裏手に向かって自転車を押して行く。
「お前達。またこの宿に、旭に来いよお!」
「おー!」「わかったぁ!」
船の露天風呂から明るい声が聞こえてくる。
『キヨの夢はでっかくて、ここはきっといつまでもいつまでも発展途上中なんだ。面白いなぁ』
洋太のニヤニヤは止まらなかった。
その後、あさひシーサイドコテージはエアストーム部屋が増えたり、面白い車が導入されたり、本格サウナが増えたり、外装壁ができたりと、どんどん発展している。
きっとまだまだこれからも。
☆☆☆
ご協力
あさひシーサイドコテージ様(インスタやフェイスブックで予約をご確認ください)
「お前達、どこにいくんだ?」
大きめのリュックサックに手提げのビニール袋。ビニール袋にはいかにも食材が入っているのに、どう見ても地元民ではない。
いきなりの声かけに二人の青年は驚いてふりかえると、自転車にまたがる自分たちより歳下そうな少年にホッした。
「予約した宿に向かっているんだ」
「それってどこにあるんだ? どこから来たんだ? 何で歩いているんだ?」
矢継ぎ早の質問だが悪意は感じないし、いつの間にか自転車を押して隣に立っている。
「海の近くだからもう少し先かな。都内。タクシーがつかまらなかったんだ」
「まさか人間が駅から歩いて来たのか?」
「人間? えっとまあ、そうだけど」
「荷物持ってやる。乗せろ」
「え、でも……」
盗難を心配した二人は自転車のかごに荷物を乗せることはできなそうだ。
「なら、これに乗せてお前達が押せばいい。ビニール袋を持って歩くよりマシだ。交代で乗ってもいいぞ」
それからしばらく歩くとその宿は飯岡地区にあった。『あさひシーサイドコテージ』は海岸線道路に面した宿で独特な形態をしている。
入口近くには真っ黒に日焼けした壮年の男で宿主キヨが立っていた。
「いらっしゃい。予約の方かな?」
頷く二人にキヨはあたりをキョロキョロ見回すが、それらしき乗り物がない。
「何で来たの?」
「歩きで。タクシーがつかまらなくて。買い物も必要でしたし」
キャンプ初心者に優しいシステムの『あさひシーサイドコテージ』は食材だけでBBQが楽しめて、宿泊もできる。
「そりゃ、大変だったね。すぐに露天風呂を使って一汗流すといい。
あれ? 予約は二人だったよね?」
「俺はこの辺りの者だ。たまたまこいつらに会って面白そうだからついてきた。ここは何だ?」
「自由な宿。自由すぎてまだ制作中。ワッハッハ!」
キヨは説明しながら青年二人を露天風呂に案内する。確かに道路に近い建物らしき物の前には工具が並んでいた。
「はいよっ。ここが露天の船風呂。リアル湯船だ」
「「「ブッ!!」」」
キヨのくだらない冗談に吹き出す三人は素直だ。そこには甲板や操舵室が外された船があり、先端部分にお湯が張られ湯気が立ち、真ん中は洗い場、後部に備え付けられたウッドデッキでは青空の下真っ裸でごろ寝できるようになっていた。
「気のいい人から譲ってもらったんだ。これを欲しがるライバルはたくさんいたみたいだけど、元持ち主さんが俺たちの使い方に喜んでくれて選ばれた」
「船の第二の生き方としては奇抜で面白いもんな」
洋太も元持ち主に同意する。青年二人を船風呂に残してキヨと洋太はコテージの方へ戻った。
「これは何をやりたいんだ?」
グルリと見回した洋太だが船風呂をはじめとして不思議なスペースすぎて理解できない。
「俺たちは、三世代が楽しめて、障害があっても楽しめて、ペットがいても楽しめる場所を作りたいんだ」
キヨは宝物のように我が子のように自分たちが作っているものたちを見た。
「それはいい場所になりそうだな」
「子供たちにキャンプとか自然とかを感じで遊んでほしい。爺さん世代は孫が楽しむ姿を見たいが、キャンプで寝泊まりは難しい。ここなら、昼間は孫たちが走り回るのを見て、子供たちはテントで寝て、年寄りたちはコテージで寝れる」
キヨが案内してくれたコンテナで作られたゲストルームはバリヤフリーになっていてベッドも一つは介護ベッドであった。五人分のベッドにエアコン、さらにトイレは広く車椅子が可で、バスも別々。
「キヨは何者なんだ?」
「実は設備屋だ。こう見えてかなり資格を持っていて何でもできちゃうんだぞ。ワッハッハ!! 本職は本職でちゃんとやってる。時間を見つけてここをやってるから時間が足らん」
キヨは白い歯を見せて豪快に笑った。
「なら、キヨはいつ休むんだ?」
「仕事もこれも、ぜぇんぶ遊びみたいなもんだからなぁ。ハッハッハー」
外には他のコンテナルームもあり、少人数で泊まることもできるし、部屋の外にテントを張り楽しむこともできる。
「ここだけ柵付きなんだな」
コンテナルームの一つを指さした。唯一テント張りがしにくそうな仕切りになっている。
「そこはペット同伴の部屋だ。この前、旅行家族が予約したホテルがペット不可なのを知らなくて三人はホテルに泊まるけど、息子さんが車内泊するって話をたまたま聞いて、ここに泊まってもらったんだ。その時はまだ国の許可が下りてなかったからお金を取らずに使ってもらった」
「お人好しすぎだろ?」
「俺はさ、数千万円の借金も、離婚も、再婚も、大腸がんも経験して、だけど、こうして元気にやってるし、今の嫁さんは一目惚れしてナンパして結婚したから、ゆったりしたい人に貢献したいなぁと思ってるんだ」
「おいおいっ! 濃い濃い! いきなりのぶっ込んてきていい話なのか?」
「んー、いいんじゃないかなぁ。ワッハッハ!」
それから改装中のエアストリームハウスを見学して外に出る。
「あれは何だ?」
敷地の隅にコンビニ袋がいくつかあるのだが、どうにもここに似つかわしくない。
「あれは浜から拾ってきたゴミだ。サーフィンの帰りにはゴミ拾いすることにしているんだよ。近くのサーファーにも声かけするんだけど「おかしなオッサン」って思われているだろうな」
「まともなオッサンの間違いだろう?」
真顔で答える洋太にキヨは喜びと照れで破顔した。
「まともか。なら続けていくべきだな」
「もちろんだ」
二人は握手して、洋太はその場を離れることにした。
「あの白い部屋ができるのを楽しみにしてるぞ」
「ああ。また来てくれ。明日は宿泊客がいないから、彼らを飯岡灯台に連れて行ってやるつもりなんだ」
「それはいい! あそこは大変にとても絶対にいいところだ!」
「俺もそう思う。地球ってデカイなぁと感じられるところだ。人は年に一回はデカイ景色を見なきゃ縮んじまう。
若い時に大きな自然を見ておくと心は大きくなって、下手なことに負けないと信じてる」
キヨは遠い空を見上げた。
「キヨはいい事言うなぁ」
キヨに手を振った洋太は宿の敷地を突っ切るように裏手に向かって自転車を押して行く。
「お前達。またこの宿に、旭に来いよお!」
「おー!」「わかったぁ!」
船の露天風呂から明るい声が聞こえてくる。
『キヨの夢はでっかくて、ここはきっといつまでもいつまでも発展途上中なんだ。面白いなぁ』
洋太のニヤニヤは止まらなかった。
その後、あさひシーサイドコテージはエアストーム部屋が増えたり、面白い車が導入されたり、本格サウナが増えたり、外装壁ができたりと、どんどん発展している。
きっとまだまだこれからも。
☆☆☆
ご協力
あさひシーサイドコテージ様(インスタやフェイスブックで予約をご確認ください)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
他サイトにも投稿しております。
※本作品をAIの学習教材として使用することを禁じます。
※無断著作物利用禁止
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
